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Sun 17 Jul 2011

2011 J1 第5節 神戸4VS1C大阪 楽天大儲け。

前半2分 松岡 亮輔(神戸)
後半9分 ポポ(神戸)
後半12分 朴 康造(神戸)
後半22分 キム ボギョン(C大阪)
後半44分 大久保 嘉人(神戸) PK


サポーターは神戸まで楽天にお金を渡すために来たわけではなくて、前節で不甲斐ない試合をしてしまったセレッソを、少しでも元気づけようと思って来たわけで、そのメッセージに対してこういう返答をしてはいけないだろうと、そう感じるのです。人として、それは駄目だろうと思うのです。

セレッソの選手の皆さん、今日のサポーターはいけてなかったでしょうか?声が小さかったでしょうか?至らぬところがあったでしょうか?
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とりあえず試合を振り返ろう。スタメンとベンチ。マルチネスは怪我が癒えず、中後は戻ったものの上本が出場停止。代わって入ったのは藤本。ベンチには杉本が初めて入る。

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神戸は前半立ち上がりに賭けていたフシがある。とにかくDFラインに対して、明らかにオーバーペースと思えるプレッシングをかけて、ショートカウンターに持っていこうとしていた。

それにセレッソが引っかかった。簡単に、呆気無く。丸橋がいきなりパスミスして、上がっていたので左サイドはがら空き、クロスを入れられて、ドン。開始僅か2分。


今日のセレッソはとにかくボランチから後ろの安定感が無くて、組織的に守るとかいう言葉とは真逆を行っていた。プレスが激しいのは分かるけれど、いちいち丁寧に相手にミスパスする必要は無いはず。

特に藤本と丸橋のところは徹底的に狙われて、青息吐息。
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やっとボールを奪っても、ボランチのところでうまくボールをさばけないし、保持もできないから攻撃の形が作れない。前4人は仕事ができなかったし、両SBも上がって後ろに危険なスペースを作ってしまうだけで、まるでいいところがなかった。本当に何もいい材料が無いから、書きようがない。前半を1-0で終われて良かったね、と付け足すぐらいで。


ハーフタイム、恐らくレヴィーの雷が落ちて、選手交代。中後を下げて小松を入れ、倉田を一列落として4-2-2-2。

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後半開始時


普通に考えれば本職のボランチを一人も入れないなんて采配は狂気じみている。けれど、それくらいセレッソの攻撃はお粗末だった。前に行こうという気持ちが必要だった。
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倉田がDFラインに入ってボールを持って上がるところまでは形ができたけれど、今度はそこからの展開が狭い。とにかく中央突破に固執していて、神戸が作っているブロックに自ら突っ込んでいく。サイドにふって相手を揺さぶるとか、ミドルを撃って釣り出すなんてことはせず、ひたすら突っ込んではミスで奪われ、カウンターを食らうというのを後半開始から続けていた。例えて言うなら定置網にかかる魚のようで、習性を利用された感じ。誰もマズいから方法を変えようなんてコトを考えていなかった。
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キム・ポギョンがゴールした時には大勢が決していた。


この試合だけで言えば、ボランチに入った選手の展開力の無さ、ボール保持力の無さが致命的だった。マルチネスの存在はやはり大きい。いないなりの戦い方ができないことも、それはそれで悲しいもの。


後半29分の交代も不思議なもので、ここでようやく本職ボランチの山口を入れる、播戸も同時投入で、倉田は再び2列目に。

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後半29分


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神戸サポーターのブーイングを受けた播戸も活躍無し


この時点でレヴィーの賭けは失敗だった。後はどれだけ小さく負けるかという段階。開き直ってピッコリ監督時代の福岡のようにひきこもるなんて選択肢もあったが、それでもセレッソは攻め続けてくれた。一サポーターとしては、最期のプライドを守ってくれたように感じていたが、トドメのPKを嘉人に決められたのにはさすがに心が折れた。
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今日のメンバーで頑張りましたと言われて、そうだねと答えられるのは2度もポジションチェンジを要求され、それなりに走りまわってくれた倉田くらい。
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2試合で7失点、自慢の守備はボロボロで、見る影もない。選手を入れ替えようにもケガ人ばかり。恐らく今季最大の危機を、どう乗り切ろうか?サポーターは声を出すだけ、応援をするだけしかできない。あとはチームが、選手個々人がどう感じてくれたか、悔しいと思ってくれたか。清水戦で結果が出なければ、しばらく残留争いから抜け出ることはできないだろう。C
posted by 西中島南方 at 00:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Wed 13 Jul 2011

2011 J1 第4節 C大阪2VS3磐田 ホームで敗れるということ。

後半4分 キム ボギョン(C大阪)
後半18分 金園 英学(磐田)
後半29分 丸橋 祐介(C大阪)
後半32分 駒野 友一(磐田)
後半35分 山田 大記(磐田)


チームはチームとして仕事をしてくれなかったけれど、オレはオレの仕事を最後までやりたい。


セレッソ大阪というグループは、選手だけで出来上がっているわけじゃない。足を棒にしてスポンサー探しをしている営業さんもいれば、少しでもメディアに露出できるように頑張っている広報さんもいるし、練習場やスタジアムでは少しでも心地良く練習、試合をしてくれるようにと、たくさんのスタッフが待機している。

スタンドには、それは決して多くはないかも知れないけれど、サポーターが必死に応援しているし、彼らが食べているサロンやスタジアムグルメの食事は、お店のスタッフさんが額に汗して作ったものだ。

試合前のスタンドにはたくさんのダンマクがはられていて、試合後までスタジアムを桜色に染めている。試合後に出るゴミはボランティアの人達が、一つ一つ拾い上げている。バイトの子達も、学芸高校のボランティアの子達も、仕事をしている。

ホームで負けるということは、そんなたくさんの人達の気持ちを無駄にしてしまうことなのだと、知ってほしい。どれほどの選手が、それを感じてくれていただろう。
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茂庭や高橋大輔のように、2年前地獄を見てきた選手達は、本当に悔しそうにピッチを一周してくれたけれど、他の選手達はどうだったろう?たった5年前に起こった事を繰り返したくないなら、そういう選手がもっとたくさんいたっていいと、オレは思う。


スタメンとベンチ、ダブルボランチは予想通りキム・ポギョンと山口螢。ベンチには高橋祐太郎と扇原の名前が、尾亦はケガとのこと。

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前半は悪くなかった。磐田が引いていたのと、セレッソの急造中盤がそれなりに機能していたことで、相手陣内でのプレーが多かった。ただ前田や駒野に収まると磐田に主導権がサッと移ってしまって、攻守の交代が激しいなとは感じていた。いつもより走っていたか、いつもどおりの運動量だったか、少なくともゆっくりできた時間はごく僅かだった。マルチネスのようなタメを作れる存在がいなかったのも悔やまれるところ。
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キム・ポギョンはゴールで貢献したが…

今の磐田のサッカーは、黄金時代のような美しさはなくなっていたけれど、現実的で、限られた素材でそれなりのチームを仕上げる柳下監督らしいサッカーだったのだと、今になって思う。本当に丁寧に、ひたすら同じことを続ける、いい意味での愚直さが、今の磐田のチームカラーなんだろう。0-0ではあったけれど、後半への伏線はあったということ。


後半に入ってすぐに、セレッソが先制する。キム・ポギョンが固い川口の壁を崩した。中盤のパス交換からのきれいなゴールで、これがいい方向に向かってくれればと考えていた。
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ただ、ここから前半走らされてきたツケがボディブローのように効いてきて、セレッソの運動量が少なくなってきた。後手を踏む守備、動かない前線、咬み合わないパス、悪い時のセレッソが、ヌックと黒い頭をもたげて、キンチョウスタジアムのピッチに現れてしまった。

1失点目については、防ぎようがなかったか、まだ嘆く余地がある。右サイドを突かれた時のケア、山口が抜かれてからのケア、至近弾を食らった時のケア、どれかが効いていれば防げたけれど、そのどれもがなかった。できたのにしなかったのか、できない状態だったのか、今となってはわからないけれど。
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この失点で、何もかもが決定的に狂った。螢は自信を無くしたプレーが目立ったし、キム・ポギョンも悪癖の判断の遅さが出てきた。無駄走りが過ぎた3シャドーも運動量がガタ落ちして、存在感を薄くしていく。

そんな中でも踏ん張って、丸橋のゴールまで持っていけたのは、立派だった。粘って粘って、力技でもぎ取ったゴールは、泥臭かったけれど、いいものだった。修正するならここだったはず。

けれど、あまりに守備が酷すぎた。レヴィーが逃げきるために小松と藤本を用意している間に自陣ゴール前で混戦になり、駒野をフリーにした。丸橋のゴールから僅か3分後の出来事。レヴィーに何ができた!

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後半32分


ここで後手を踏んだことで、狂った歯車はもとに戻らなくなってしまった。中盤の機能は停止し、DFラインも振り回されて青息吐息、嫌になるくらいアッサリと、磐田にリードを許してしまった。

もう切るカードは播戸しか残っていない。なけなしの金で万馬券を買うような博打で、ポスト直撃のヘディング(誰のプレーだったか?)があったものの、やはり不発に終わった。
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後半39分


もう一度書く。ホームで負けるということは、関わった全ての人間の努力を無駄にする行為だということを。必死にやっていないとは言わない、力いっぱいだったのかも知れない、ただ次にホームのピッチに立った時に、もう一度思い出してほしい、そこに到るまでに会ったスタッフやサポーター達のことを、彼らが選手達のために、どれほどの努力をしているかを。オレのそれなんて微々たるもの。試合を本当に楽しみにしている人、心の支えにしている人のために、戦って、勝ってくれ。
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posted by 西中島南方 at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mon 11 Jul 2011

2011 J1 第3節 広島1VS3C大阪 壊れた笛が全てを壊す。

前半2分 李 忠成(広島)
前半33分 倉田 秋(C大阪)
後半4分 清武 弘嗣(C大阪)
後半6分 小松 塁(C大阪)



個人的に仕事が立て込んでてあまり時間がないのと、この試合の立ち位置の微妙さから、雑感を少しだけ書くことにする。


両チームがJ2にいた2008年にはそれぞれ今のチームの原型が出来ていて、広島は対戦が楽しみなチームの一つだった。J2時代には1チームだけ別次元の強さで、このチームを何とかすればJ1に上がっても絶対に上の方で勝負できると感じていた。けれど、セレッソはその頃は打ち合い上等の攻撃サッカーで、守備に不安があり、毎度毎度そこを突かれては、完成度の高い広島のサッカーの前に敗れ去っていた。


その頃の印象はずっと変わらない。お互い1トップ3シャドーと変則3バックという、ここにしかないオリジナルなシステムを持って、選手の長所を引き出すサッカーをしているし、監督はチームを自分の家族のように愛している、共通項がとても多い双子のようなチーム。そんなチームどうしの対戦に、胸踊らせないほうがおかしい。

今日の広島も実にいいポテンシャルだった。李は以前に比べてチームにフィットしていて、本当に(いい意味で)いやな選手だし、佐藤寿人のおかげでDFラインは苦労していたはず。こちらの持ち味であるパスワークも激しいプレッシングの前に四苦八苦していた。セレッソは去年から後半勝負のチームだったから、前半30分までの時点でこのチーム相手に1-0は厳しいなと思っていた。

倉田の同点ゴールに関しては、正当なゴールだったと思う、小松がよく追っていた。判定は微妙かもしれないが、それを今どうこう言ってもなにも変わらない、現実を受け入れて欲しい。


ただ、森崎和幸の退場に関しては少し違和感ある。確かにハンドと言われても仕方がないプレーではあったし、すでにカードを貰っていた選手にしては不用意だったし、見方によっては自分の責任と言えなくもないけれど。

今日の主審飯田氏は、両チームの選手から信用を得られないでいた。特に広島の選手がフラストレーションをためているのはテレビからも強く伝わってきた。その上での退場であるから、納得行かないのも無理はない。


こういうレフェリングで、いい試合になる可能性のあるゲームが壊れるのは、リーグとしても損失ではないだろうか?レベルの高い、観ていてワクワクするような試合を続けていかなければ、スタジアムに人は来ない。そういうジャッジも含めて楽しめる"マニア"でなければ味わえないリーグではいけない。

勝利は、それは欲しい、得点も1点でも多いほうがいいに決まっている。ただそれと同時に、ACLの大阪ダービーのような、血沸き肉踊る試合を観たいという気持ちも持っている。


いい試合で、お互い性も根も尽き果てるような熱い試合で、勝ちたい。その場に居合わせたい。それは不純な気持ちなんだろうか?
posted by 西中島南方 at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sun 03 Jul 2011

2011 J1 第2節 C大阪5VS0柏 レヴィーの賭け。

前半18分 乾 貴士(C大阪)
前半24分 ホドリゴ ピンパォン(C大阪)
後半23分 マルチネス(C大阪)
後半39分 播戸 竜二(C大阪)
後半45分+1 倉田 秋(C大阪)




レヴィーは年に一度くらい、こういう「博打」をする。今までになかったアプローチ、相手の良さを潰す仕掛け、味方も驚くような采配。そしてこの監督の老獪なところは、部の悪い博打はしないということ。かならず勝ち目のある仕掛けをやってくる。今日の2-0あたりまでの流れは、この人間の予想したとおりだったと思う。残りの3点については柏の自滅というか、リスクを負ったところで悪い目が出てしまった(出させたのはセレッソの選手たちであるけれども)ところではあるが。
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まず、この布陣を見てほしい。普通にサポーターをしている人間なら違和感を覚えるはずだ。

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試合開始時


結果が出なかった4-2-2-2を4-2-3-1に戻したのは分かるが、それにしてはベンチの攻撃要員が少ない。恐らく今までの流れなら山口螢のところに永井か小松が入っているはず。でなければピンパォンがガス欠した瞬間に2トップというオプションが消えてしまうのだから。先発がキープ力に長けたキム・ポギョンではなく、運動量豊富な倉田なのも面白い。レヴィーはこの判断をしたのだ。


何を狙っているのかはすぐに分かった。ポイントは、柏の守備システム。

今まで対戦してきたチームで4-4-2のシステムを採用していたところは、軒並み4人のラインを二つ作って、その間をコンパクトにすることで守備を機能させてきた。ところが柏は攻撃のポイントを下がらせたくないからか、サイドバックの力を信じているのか、4-2-2-2と攻撃的な選手を下がらせない。なのでセレッソのシャドーはボランチの2人だけで応対することになる。そこにセレッソはいつもより1枚多い3シャドーをぶつけた。
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倉田は90分間休むこと無く走り続けた


3シャドーのうち2枚が同一サイドに寄って起点を作り、1トップのピンパォンと残った1枚のシャドーが開いているスペースで仕事をする。至ってシンプルな作戦ではあるが、柏には茂庭のようなスピードのあるセンターバックも、大海のような1対1に強いハードマーカーも、キム・ジンヒョンのような身体能力で難を乗り切るキーパーもいないのだから、効果は絶大だった。

柏が地上戦速いパス回しとフリーランに弱いのはガンバ戦で明らかだったこと。レヴィーはいつものように自分たちの持ち味を出すことに固執せず、相手の良さを完璧に消すことで、試合の主導権を奪う腹づもりだったわけだ。1点目の乾のゴールの前にもいいチャンスは2度ほどあった。そこで修正できなかった柏の油断も、その後の焦りも、全てがセレッソに有利にはたらいた。
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2点目は、ピンパォンを褒めないわけにいかない。試合の大勢を早々に決める得点を、勤勉なチェイシングから生み出したのだから。できれば、チームスタッフはファミレスよりもいいお店で、ご馳走を食べさせてほしい。
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謎のダンスで喜びを表現


これで柏の苛立ちが顕著になり始めた。攻撃の核となるべきレアンドロ・ドミンゲスが前半26分と僅か2分後の28分に悪質なファウルを続けてイエロー2枚を食らい退場。柏のチーム力を大きく下げる結果になった。
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明暗がわかれたブラジル人司令塔


これで全体的にも数的優位を作ったセレッソは、去年夏場に連勝を重ねた頃と同じように、じっくりと相手を弱らせていった。とにかくポゼッションし、ボールを回し、相手を走らせ、弱らせていく。心身ともに疲れたところで無理をしてくれば仕留めればいいし、相手がついてこないならそのままタイムアップすればいい。前半はやりたい事を全てできた上で、柏の自滅も重なり、100点以上の出来だった。


後半柏も博打を打つ、4-4-1を3-4-2に変更、守備時には中盤の誰かが空いたスペースを埋める変則4バックになるよう指示を出していた。

ただそうなると、10人の上にさんざっぱら走らされているチームが、さらに運動量を求められる戦術をとったことになる。部の悪い賭けだし、実際出た目は最悪だった。
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数少ないピンチも茂庭、上本、ジンヒョンが摘み取っていく


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後半27分播戸登場!


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後半27分


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後半30分


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後半33分


残りの得点。播戸、マルチネス、そして倉田のゴールについては、本当にハンティングのようだった。無駄走りで心身を困窮させた相手を確実に仕留めていく。シュートは新潟戦よりずっと少ない14本だったが、それぞれが危険な香りの漂う素晴らしいシュートだった。
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ユニフォームが脱げずにラッキー!カードを喰らわずにすんだ


こういう試合はそうない。今日長居につめかけたセレッソサポーターはいい夜をすごせているだろう。これが次節以降続けば文句はないけれど、毎試合5-0なんてチームは無いし、気は緩めずに、一つ一つ…。
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posted by 西中島南方 at 01:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sat 25 Jun 2011

2011 J1 第18節 新潟1VS1C大阪 「勝てた」とみんなが言ったろう。

後半31分 ブルーノ ロペス(新潟)
後半45分+3 酒本 憲幸(C大阪)


ビックスワンを後にするすべてのサポーターに「今日は勝てたよね?」と聞いてみよう。オレンジのユニフォームを着たサポーターも、ピンクのユニフォームを着たサポーターも、皆が皆「勝てた試合だったよ」と口を揃えるに違いない。

色眼鏡で見ればセレッソがほぼ全ての時間で試合をコントロールできていた。マルチネスもキム・ポギョンもいない中盤が、見事に新潟を封じていた。放ったシュート、実に26本。これはやはり評価するべきだ。

それでも、数少ないながら、新潟のカウンターの質、迫力は見事としか言えないものだった、それも事実。パスの出し手であるミシェウ、受け手のブルーノ・ロペスともに素晴らしいプレーを披露していた。両者ともポスト直撃のシュートを一つずつ放っている。これが決まっていればセレッソは無残に敗れていたのだ。

そしてこの混戦を演出していたのは、間違いなく新潟GK、初先発となった小澤の働きによるものだ。ホドリゴ・ピンパォンのシュートを右腕一本で掻き出し、バーを直撃した中後のFKでも、そのすぐ下に小澤の手があった。

両チームのサポーターにすれば耐える時間、外したシュートを恨めしく数える時間が長く、フラストレーションのたまる試合ではあったが、トータルで見ればいい試合だったと思う。


スタメン+ベンチ。乾がいよいよスタメン復帰、マルチネス、キム・ポギョンのいない中盤でタクトを振るう。ボランチにはフィジカルの強い黒木、中後にすればよりやりやすい相方ではなかったか?ベンチでは村田、高橋祐太郎が入り、清武、山口、扇原の五輪組は選ばれなかった。

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前半は一度あったカウンター(ミシェウのパスからブルーノ・ロペスのポスト直撃に繋がったもの)以外は、ほぼセレッソのペースで試合が進んだ。乾は休養十分だからか、意気込みが違うのか、いい動きをしていた。ドリブル、パス、フリーラン、守備でも手を抜くこと無く頑張っていた。そのおかげもあって、急増の中盤でも新潟を制圧し、ゴール前に押し込むことに成功していた。

気がかりはボールロストのポジションくらいだった。やはりマルチネスのような絶対的存在が底にいないので、奪われるとゴールまでは中後、茂庭、藤本の3人しかおらず、両サイドに危険なエリアが発生するシーンが多々。結局そこがポイントになってしまったけれど、あれを危惧していてはセレッソのサッカーができないから、致し方ない。

シュートは、夏のスコールのように、45分間絶え間なく放っていた。永井が前線で頑張って、ピンパォン、乾、倉田が絡む関係性も前節より密になっていた。永井自身も「ゴール以外は」いいプレーをしていた、本当にあとはゴールだけ。

あとはゴールだけ、それはチーム全員の課題なので、永井だけを責めるわけにはいけない。枠外にふかすもの、キーパーの正面に飛ぶもの、オフサイドなどなど、およそ決まらないシュートの見本市のようだった。前半だけでシュート12本、13本?オンターゲットも半分はあった。


監督としてはこういう時が一番困るのだろう、いい流れはできているのだから下手に手を入れて流れを切ることもためらわれる。ハーフタイムの指示でも「あとはゴールに流しこむだけ」と(字面的には)穏やかに選手を送り出している。


後半もセレッソの優位は変わらなかったが、ボールを奪われた時に食らうカウンターが、時折鋭く守備を突いてくるようになった。茂庭とブルーノ・ロペスのマッチアップは見ごたえがあったものの、セレッソサポーターにすれば心地が悪い。

セレッソの最初の交代は、キーパーまで外して作った決定機を決めきれず、動揺のあった永井に変え、ゴールハンターのベテラン播戸。

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後半19分


ただ播戸は「劇薬」のような気がする。永井は前線のあらゆる場所でフィジカルを生かしてプレーをするが、播戸の仕事場は相手DFライン。全体の動きが鈍化し始める後半に投入するのは、個人的には疑問だった。

この交代の前後あたりから中盤が間延びして、セレッソ、新潟ともにシュートまで持っていくシーンがよく見られるようになる。セレッソは前4人にボランチ2枚、両サイドバックまで上がって攻めダルマ、新潟は少し下がって起点になったミシェウ、フィニッシャーのブルーノ・ロペス、川又が脅威。


さて、失点のシーンを書こう。やはりサイドバックの裏のスペースにシンプルに入れられて、高橋大輔とブルーノ・ロペスのマッチアップ。折り返しを気にした高橋、キム・ジンヒョンの選択は間違っていなかったと思う。あの速さであの精度のシュートを放たれて、どれだけのキーパーが防げるだろうか?わかってはいる、わかってはいるが、悔しいものだ。1-0。

直後の小松投入、もし0-0のままだったら下がっていたのはピンパォンだったはず。しかしリードされてプランが狂う。黒木を外して倉田、ピンパォンを一列ずつ下げる攻撃的なポジションチェンジ。

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後半33分


しかしリードされている気負いからか、ボールが繋がっていくセレッソのサッカーが少しずつ瓦解し始めていた。パスはズレ、選択ミスが増え、新潟にイニシアチブを明渡していく。明らかに負けゲームの流れ、歯がゆく、辛い。

最後のカードは酒本。投入は試合終了直前、望み薄の状態だった。

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後半42分


ロスタイムもどんどんと減っていく。細かなプレーで新潟が時間を使うのが面映い。そんな中でなぜ酒本はあのシュートを撃てたのだろう?今まで鉄のカーテンで閉じられていたかのようだった新潟のゴールに、右足アウトサイドにかけたシュートが吸い込まれていった。93分、同点。


この1点、勝ち点1、得失点差1がどれほどの意味を持つのかは、秋も終りになるまでわからないだろう。焼け石に水だった、ではなく、ああ、このゴールがあったればこそなのだなで終われるように、やるしかない。
posted by 西中島南方 at 22:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sat 18 Jun 2011

2011 J1 第16節 甲府0VS2C大阪 18人サッカー。

後半40分 小松 塁(C大阪)
後半45分+4 播戸 竜二(C大阪)




今のセレッソ、攻撃陣に絶対的な存在はいない、圧倒的な点取り屋も試合をコントロールする代表レギュラークラスのプレイヤーもいない。茂庭を中心としたDF陣とキム・ジンヒョンの頑張りで試合は壊れること無く進んではいるが、逆に相手を破壊することもできず、ドローゲームばかりが続いていた。

これを一朝一夕に解決するのは無理だ、しばらくはベンチ入りした7人も加えた18人全員が一体となったサッカーをしなければ勝てないだろう。ただ点をとったからと次の試合、その選手をスタメンに使ったとしても結果が出ないだろうことは、セレッソサポーターならご理解いただけると思う。


その18人、上本が前節退場の為出場停止、清武、山口、扇原が世代別代表に招集されたため、苦しい布陣。藤本が先発し茂庭とラインを作る。トップは永井、ピンパォンの2枚。ベンチには高橋大輔の実弟、高橋祐太郎がシーズン初のベンチ入り。

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前半の立ち上がりは、うまく試合に入れた。やはりハーフナー・マイクがいないのは大きい。全体がコンパクトで中盤でのポゼッションが高く、ほぼやりたいことがやれていた。ピンチを招いたのは前半20分頃右サイドを突破されたのが最初で、シュートを食らうこと自体2、3度という感じ。また前半15分の時点でMFダニエルが負傷しピッチを去ったのもセレッソにとってはプラスに働いた(こういうプラスはあまりいい気持ちにはならないが)

「ほぼ」とつけたのは前線でのキープやフィニッシュに難があったため。永井とピンパォン、個々人ではいい選手なのだけれど、うまく馴染めないまま時間を過ごしてしまった。ピンパォンはボールタッチが多くて開幕からはずいぶん良くなったけれど、まだまだ。永井はいい所に顔を出すのだけれど、ワンタッチ目が少し荒くて、マークがついているとキープができない。キム・ポギョンが右サイドを突破して(右足で!)クロスを上げた時、上手く入り込んだのが一番の見せ場だったけれど、それ以外では無駄走りが多かったように覚えている。

ただし、この無駄走りが全く意味がなかったわけではない。前線のプレーヤーが小気味良く走りまわり、甲府の守備陣(FWも含めたフィールドプレーヤーの全員)から心身のスタミナを奪っていたのが、後半の伏線になった。前半終わってシュート数は2対10くらい。


後半立ち上がりも流れに変わりはなく、三浦監督の代名詞でもある2ラインを綺麗につくる規律正しい守備と、レヴィー・クルピが手塩にかけた自由闊達なセレッソ攻撃陣の対峙、という構図は揺るがない。

しかし今日の天気は曇り空、ピッチには試合開始前まで降っていた雨の影響があり、湿度も90%と高い。小瀬はさながら蒸し風呂のような状態だったろう、モニターを通じても選手の肌やユニフォームがグッショリと濡れているのがよくわかった。さらに前節からは二日しか空いていない連戦中の身だ、疲弊しないのがおかしい。

こういうコンディションで集中力を維持したり、運動量をキープするのが難しいとなれば、ベンチワークの重要度は高くなる。実際甲府MF柏が投入され、攻撃にアクセントが入ると、セレッソは時おり危険なシーンを招くようになる。その殆どはイージーなミスからのボールロストから、マルチネスでさえ持ち過ぎてプレスを食らい、ボールを奪われてしまう状態。


最初の交代は前半15分の播戸投入、あのシチュエーションを考えれば決して早くはない。

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ただ永井に比べると播戸のプレーエリアはゴール前に限定されているので、全体的な運動量の維持にはつながらず、徐々に甲府に主導権を明け渡す時間帯が増えていく。コーナーキックからピンパォンがゴールと思えばファウルがあったと取り消され、不快指数が跳ね上がる。

そこを我慢して後半37分に小松投入。これが効いた。

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本当によくあるパターンで、小松が入ると相手チームは皆「ターゲットマンが入った!ロングフィードに注意だ!」となって身構えてしまう。そうすると小松はスルスルとサイドに流れて足元いい位置にボールを持てる。他のプレーヤーも相手DFがハイボールを警戒するのでサイドの突破が楽になる。こういう試合がもう何度あったろう!この試合もそうだった。マルチネスがボールを受けてがら空きの左サイドに、丸橋はどフリーでボールを受け、小気味良くボールを中に折り返すと、一人ストライドが違う小松が詰める。試合終了5分前に大きな大きな先制点。


去年ならこのスコアのままでも逃げ切れる自信があったのだけれど、今年はどうにも不安で、チームはどちらかと言えば2点目を獲りにいくように動いていた。播戸は例のごとくラインにへばりついてボールをよこせと無言の圧力(? をかけている。甲府もホームで無抵抗のまま敗戦は許されないので同点を狙いにプレーエリアを前に前にと動かしていた。

かくてロスタイムに入る頃には播戸が決めていれば!というシーンが2度もあった。もし冷静に決めていたら0-4だったかというとそうではないだろうけれど、兎にも角にもバタバタした終盤。3度目の正直でキレイに決めて、試合も終了、無事0-2での勝利となった。


本当に歯がゆいけれど、大ナタを振るわない限り(チームが大枚はたいて点取り屋をとってくるとか)、しばらくこんな試合が続くと肝に銘じたほうがいい。絶対的な存在がいない以上、チームとしてどう動くか、誰がどんな仕事をするべきかをはっきりさせて、それをしっかり努めていく全員サッカーをやるしかない。今日だって上本、清武、山口、扇原、そして乾がいない(使わない)中で勝ち点3を奪ったのだ、爆発的な勝利は今しばらく我慢して、コツコツと頑張っていこう。
posted by 西中島南方 at 21:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sat 11 Jun 2011

2011 J1 第14節 福岡0VS3C大阪 勝った!

前半9分 ホドリゴ ピンパォン(C大阪)
前半44分 倉田 秋(C大阪)
後半30分 清武 弘嗣(C大阪)




まあ、短めに。

やって欲しいことを全部してもらえたので満足している。立ち上がりからイニシアチブを奪って先制。守備も固く、ポゼッションも高い。後半はカードを貰った茂庭を下げたり、相手のシステム変更に柔軟に対応したり、0-3というスコア以上にいい内容だった。

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試合開始時


得点を奪ったのもピンパォン、倉田、清武と結果を出してほしかった選手ばかりだったので嬉しい。得点こそなかったがキム・ポギョンもいい動きをしていたし、丸橋、高橋もよく動き、いいクロスを上げていた。
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特に2点目、相手のコーナーキックから一気にカウンターに持ち込んだ倉田のゴールなどは、チームとしてこの試合にいい準備をしてきたのだとわかるもので、こういうプレーを続けていけば、上位相手でもある程度戦えるのではと自信を持てた。
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レヴィーにしても特徴ある豊富なタレントをうまく使ってくれた。後半28分の4-2-3-1から4-1-2-3へのシステム変更と、その後の清武のゴールは白眉。山口をいれた3ボランチもしっかり機能していた。丸橋に先を行かれたけれど、山口も確実に使える選手に成長している。

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後半21分


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後半28分


それは、開幕から勝ち点がないチーム相手ではあるけれど、これだけやりたい放題できれば、次節に向けても勢いがつく。これは水曜日までに仕事をまとめておかないと…。
posted by 西中島南方 at 23:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Wed 25 May 2011

ACL ROUND OF 16 Gamba Osaka 0vs1 Cerezo Osaka

Takahashi Daisuke (Cerezo Osaka) 88'


昨日の夜録画を見て、魂が震えたきりで、胃が動かなくて今でも吐きそうなので、言葉だけでも吐いておきたい。少しだけ。

ガンバはずっと中盤で圧倒して、自分たちのリズムを作って、相手を疲弊させてナンボのチームを作ってきたので、ボランチから後ろの位置に対してプレッシャーをかければどこかで破綻するのはわかっていた、けれど今までずっとパスサッカーにこだわってこれができないでいた。ロングボールを当てるようになると藤ヶ谷が案の定ミスをしてくれた。

小松と中後、中盤の底とトップにパスを出すところと受けるところができて屋台骨が構築できたのと、ガンバご自慢の中盤が、パスを出すべき前線の運動量低下で手詰まりになってボール離れが悪くなったのが、細かいところでは勝因になるんだろう。


ただ、それ以前にチームから勝ちたい、歴史を変えたいという強い意志が伝わってきたことが、俺の心を掴んで離さない。ベンチにいる選手も、スタンドにいた選手も、スタッフもサポーターも必死に戦っていたからこその勝利。

ACLで大阪ダービー、ひょっとしたらこれからの歴史の中で二度と来ないかもしれないプレミアなダービーで、それも万博で、流れをこっちに引き寄せられたことに満足せずにはいられない。


最後にガンバサポーターに言いたい。これは勝ってからしか言えなかったから、本当に長い間温めていたんだけれど、ダービーと言って熱くなって、勝った負けたでずっとずっと喜んだり悔しがったりできる、それが許されているのはごく一部のチームのサポーターしかいない。その中で真のダービーは大阪ダービーだと確信している。ガンバ大阪という資金も人材も潤沢な部類に入る、数々のタイトルをとってきた素晴らしいチームにぶち当たれる喜びは、ガンバとそれを支えるサポーターがいてこそなのだ、だから今は素直にありがとうと言える。

8月、また馬鹿騒ぎしよう、勝った負けたで騒ごう、これぞダービー、本物のダービーという試合ができるよう、セレッソも努力していくよ。


この勝利で、多分セレッソの歴史は変わった。次からはその歴史を強固なものにしていく努力をしよう。それがガンバに対する礼儀だ。
posted by 西中島南方 at 18:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sun 15 May 2011

2011 J1 第11節 浦和1vs1C大阪 先生わかりません。

前半8分 原口 元気(浦和)
前半35分 清武 弘嗣(C大阪)


「勝っているチームはいじらない」

万国共通の常識だと思っていた。接戦だったのなら、明らかな弱点があったのなら理解できるが、中国を代表するチームを相手に4-0で勝っていた、そのメンバーをいじる必要がどこにあったのか。これで結果が出ていればこんな話は無かったろうけれど、前半が終わった時点でのチーム状態は明らかに前回の試合より悪かったのだから、愚痴の一つも出てくる。


スタメン。システムは4-2-3-1に戻し、3シャドーは乾、清武、倉田。ボランチは中後が外れてキム・ボギョン、マルチネスとレフティー二人が並ぶ。

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立ち上がりのセレッソは明らかに硬かったし、機能不全を起こしていた。ボランチ2枚のところでボールを保持する意図があったにもかかわらず、そこにプレッシャーがかかって思ったようにボールが回せない。前が1枚なのでどうしても中に中にプレーヤーが密集して、マズイボールロストが増える。なんとかしのいでも起点が少なく最初のパスがカットされると、まるでいいところ無しだった。失点のシーンも6、7人のプレーヤーがゴール前を固めていたが、逆に受け渡しがうまくいかずに簡単に決められている。3連敗、その間得点僅かに1という浦和相手にこれなのだ。

たしかに1トップ3シャドーは開幕の頃から比べると整理されている。ピンパォンは以前よりよく動いてボールを受けるようになったし、そのスペースから乾、清武が抜け出すという連携もよく出るようになった。それでも、ACL山東戦を観た後だとキレや迫力に物足りなさを感じてしまう。攻めのスピードが全く違うし、相手の守備が崩せていないのだ。小松が何故ベンチを温めているか、その意味がわからない。自ら生み出した決定機は倉田と乾のパス交換からの1度きりで、シュートは枠外。前半35分の同点のシーンにしても、清武の頑張りと鈴木啓太の不注意が呼んだもので、前半45分を通して枠内シュートはこの一度きりだった。


後半になると、両軍少しずつ中盤のスペースが空いて、特に浦和のアンカー両サイドにシャドーが生きる空間と時間ができてきた。そこを3シャドーがイヤというほど突いて、度々好機が生まれる。乾、マルチネス、丸橋、ピンパォン、誰かが決めていれば相手は瓦解していたのに!

攻撃の流れはつかめたので交代カードは守備陣に対してが2枚。14分に2度程突破を許していた高橋大輔を下げて酒本を入れる、酒本は春も終わりのこの時期にしてはいい動き、活躍はもっぱら攻撃のシーンではあったけれど。

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後半14分


カウンターを何度か食らうようになると、ボギョン、マルチネスのダブルボランチを放棄、中後を入れてボギョンを一列上げる。下がったのは清武。

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後半19分


それぞれの交代の効果は劇的ではなかったけれど、意図はわかったし、事実として相手の攻撃の手数は少なくなっていた。ただ引き換えとして最後のツメ、勝ち越し点を奪う匂いも霧散してしまった。小松を入れたのは後半42分で、攻撃の要のはずの乾も清武もいなくなっていた。どうやってボールを送り込めばいい?どうやって相手をかき乱す?そうして、両軍サポーターの欲求不満がたまった、長い長い90分間は終わった。

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後半42分


浦和にしてみれば、幸先良く先取点を奪ったにも関わらずミスで自滅と気分のいいものではなかったろうし、セレッソにしても後半の攻めている時間帯で、どれか1本決めていればというもやもやが残っている。試合の入り方を間違えてどの試合でも先制を許し、同点までは持っていくもののその先の点が取れず、勝てない。

そもそも駒不足で決定機が作れないとか、チームの形が見えないで攻撃力が無いなら、悔しいけれども諦めがつく、守備を固めるチームを作って、コツコツ頑張っていけばいい。しかし直近でうまくいった試合があり、そこからどのメンバーも欠けていないのだ、その方が余程悔しいではないか!次節は金曜日、同じACL組の鹿島を屠った川崎で、今日の浦和よりも確実に調子のいいチームだ。そこから勝ちを奪うために何が必要なのか、レヴィーの決断を待っている。
posted by 西中島南方 at 18:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Tue 10 May 2011

ACL#6 Cerezo Osaka 4vs0 Shandong Luneng

Rodrigo Pimpao(Cerezo Osaka) 39'
Hiroshi Kiyotake(Cerezo Osaka) 46'
Takashi Inui(Cerezo Osaka) 72'
Shu Kurata(Cerezo Osaka) 81'



高い目線で見れば歴史的な勝利であるし、近視眼的に見れば今季のベストゲームであるし、小松、倉田、ボギョンなど、ここまでくすぶっていた選手達の力と、チームを引っ張っていた乾、清武、茂庭らの力がしっかりとかみ合ったという側面もあり…。つまり何が言いたいかといえば、山東のプレイヤー達が見せた下劣極まりないカンフーキック以外は、全てがセレッソの期待通りにすすんだ試合だった、ということだ。


この歴史的な試合、スターティングラインナップは前節、Jリーグ第10節と大きく変わっていた。マルチネスが出場停止のためキム・ボギョンがボランチに、さらに好調をキープしている小松の勢いを買ってピンパォンとの2トップ。4-2-3-1を捨て、4-2-2-2を選択した。ベンチには藤本が入り、スタメン落ちした倉田、若手の山口、永井らも見える。

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結論から言うと、このフォーメーションのテコ入れが全てだったように思う。今季初めて、ピッチ上の11人が個々にしっかりと役割を果たしてくれた。特に2トップと2列目の4人の連携、これにボギョン、丸橋を加えた攻撃の精度、迫力が素晴らしい。

小松がよく動き、相手DFを引きつけるので、ボールを持ってからのプレーに魅力があるピンパォンが生きる。下がっても守備が詰めてこないので乾、清武と自由にボール交換ができた。山東はアウェーであることを差し引いても鈍重で、このスピード感ある攻撃陣に対して常に後手を踏んでいた。まだ後手を踏むだけならばいいが、セレッソの選手達の足まで踏んでほしくはなかった…。目の覚めるような攻撃と、目を覆うラフプレーが何度も何度も交錯した。

アウェー山東戦では9番Peng Hanにロングボールを当てて起点を作る攻撃を防ぎきれなかった守備陣だが、前が奮闘して球際を厳しくつめるので正確なボールが来ず、茂庭、上本、高橋らが体を当ててしっかりと潰せていた。立ち上がりは何度か厳しい流れになったが、それも15分までだった。

さあ、セレッソの攻撃だ。乾、清武、ピンパォン、そして小松が相手守備を引っ掻き回すので、後ろから上がってくる選手に対するマークは緩い。高橋が、丸橋が、果敢にシュートを放つ、Cheng Yangは雨で濡れたボールを冷静に処理する能力に欠けていて、とにかく弾きだすのが手一杯だった。それもどこに弾くかはボール任せ。山東の出鼻をくじいたピンパォンのゴールにしても、ピンパォンのミドルを弾き、丸橋の第2波にやっとのことで反応した挙句に、ゴール前をがら空きにしたものだ。これで山東はアウェー、残り50分間で2得点をとらなければいけなくなった。


後半、前線の選手を増やした山東の選択は、自らをより苦しい立場に立たせた。守備、中盤が劣勢であるにもかかわらず、ボールがこないFWの人数を増やしたのだから、ボールポゼッションも、攻撃の質も、完全にセレッソ優位。後半1分、小松との素晴らしい連携と個人技が生きた清武のゴールで山東のモチベーションを完全に破壊した。白と青のアウェイユニフォームを着た選手に残っている仕事といえば、自尊心を保つために暴言を吐き、セレッソのプレイヤー達に悪質なタックルをしながら、この屈辱を受け入れる準備をするくらい。ボールではなく、中後、ボギョンらの足首に向かってスパイクの歯を向けたYongpo Wangは帰国後にルールブックを読み返せばいい、もう今年のACLは終わったのだから、そのための時間はたっぷりあるだろう。

ラフプレーへの報復は、クリーンなゴールで。乾がらしからぬ泥臭いゴールが決まり3-0になると、Peng Cuiが2枚目のイエローで退場。もう試合は試合としての体を崩し始めていた。

それでも手綱を緩めないレヴィーは、機能不全の山東中盤を制圧するため、お役御免となったピンパォン、小松を下げ永井、倉田を投入、4-2-3-1にシフト。

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後半29分


こういう日は何をしてもうまくいく。倉田が強引に突破からそのままゴールを決め、4-0。アウェーアレマ戦の4-0も意味深いものだが、それぞれが役割を果たしたこの4-0もこれから続くACLやリーグ戦に向けて収穫の多いものだ。小松や永井のように動きまわる選手を前線に入れて守備の間隔を押し広げれば、乾、清武、そしてピンパォンがイキイキとプレーし始める。ボランチも前がこれだけ動いてくれればパスコースが複数生まれ、球離れがよくなる。今年の形はこれで決まりだろう。

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後半31分、負傷した中後→山口。大事をとってのもの


クラブ歴史上初のACLで、これまた初のグループリーグ突破。これはチームにとっていい流れだ。ラウンド16にカード累積で茂庭が出られないのは痛いが、それをどうこう考えられる我々は、今までより遥かに幸せな悩みを抱えているのだと自覚しよう。これからは何もかもがクラブ初になる、歴史に名を刻みたい選手達は今のうちにツメを、キバを研いでおくことだ。
posted by 西中島南方 at 23:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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