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Tue 18 Sep 2007

GO! SHRIKER OSAKA!

 愛媛戦、コンコースは招待されたお子様で一杯だったわけですが…。

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 その一角に見慣れぬのぼりが。近寄ってみると9月23日から始まるフットサルFリーグシュライカー大阪西野宏太郎選手と瀬戸彬仁選手が来ていました。

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 チームの中核を担う選手に、長居まで足を運んで頂いたのはありがたいですね。ホーム開幕は10月7日、場所は舞洲アリーナです。この舞洲アリーナ、綺麗なんですが交通アクセスがちと悪い。それでも行くだけの価値は十分あると思いますよ。

 ところでこのシュライカー大阪、ホームページがすごく綺麗なのです。シンプルだし観やすいし、いろんなイベントの申し込みもここから出来ます。便利。

 そしてこのページ上では現在マスコットキャラクターの名前を募集しています。

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 シュライカーとは大阪府の鳥、モズの英名シュライク(shrike)と、ストライカーを組み合わせた造語。マスコットもモズをモチーフにしたもののようです。是非応募下さい。

 Jリーグってのは他のスポーツを蹴落としてまでサッカーだけを発展させようなんて考えてない、むしろ共存できるスポーツとはしっかりリンクしたいと思っているはずなんで、このFリーグ、是非盛り上げて生きましょうぜ。

posted by 西中島南方 at 11:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Fri 03 Nov 2006

倒れても観る。

 昨日記事を書いた後くらいから気分が悪くなって、結局早退するくらいまで症状悪化、帰宅後激しい悪寒と格闘する羽目になってしまった。熱は38度を超えないくらいなのに、やたらと寒気がしてろくに動けないし、食事を摂ろうにも吐き気が酷くてうまくいかない。

 それでも一晩眠っているとある程度回復するもので、今もこうして記事が書ける程度までは何とかなっている。という事はとりもなおさず仕事が出切るという事だ(w 職場の先輩方にはいろいろとお世話になっているし、社会人の常識というよりは、先輩方との義の為に出社したい。


 元気になったのにはいろいろと理由があったろうと思うけれど、フラフラながらに観たナビスコカップの決勝もその一つだと思う。やっぱりサッカーはいい、好きなチームがいなくても、その様子を観ているとワクワクする。ナビスコ決勝はただひたすら点が入らない試合になっていたのだけれど、今年はきっちり90分間で決着がついた。2点ともファインゴール、連覇という偉業に、素直に拍手。

 そんないい試合を観た後に眠っていたら、セレッソが天皇杯をとる夢を見てしまった。正夢だったらいいのだけれど。


 それから、その天皇杯、明日の試合では西澤、ゼ・カルロス、名波が欠場濃厚だとか。名波の欠場は痛いものの、いよいよ昨日の記事の様な布陣が観られるのかと、期待と不安を半分ずつ持っている。出来れば明日の試合がよりよい流れを生んでくれるように。さて、早めに寝ますわ。
posted by 西中島南方 at 20:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Wed 13 Sep 2006

審判にも賞罰の明文化を。

 ええ、家本さんのことですよ。

朝日新聞

「判定に一貫性ない」

サッカーの家本主審、1カ月研修へ


2006年09月12日19時03分
 日本サッカー協会の審判委員会は12日、判定に一貫性がないとして、家本政明主審(33)に1カ月の研修期間を与え、Jリーグの審判を割り当てないことを決めた。同協会によると、競技規則の適用ミスで同様の措置をとったことはあるが、判定を理由にするのは異例という。


 正直あの人のジャッジを見た人なら、「やっとやってくれたか」「遅かった」って意見が殆どだと思う。だって



 これだぜ?



 これだぜ?

 これでよくも今まで笛吹けてきたなって感じかな。まだ他チーム同士の試合なんで、それ程「来ない」けれど、もしセレッソの試合なら、なんかやってるかも知れない。幸いと言うべきか、今年は一度もセレッソの試合を裁いていないけれども。


 記事では「異例」と言う事だったけれど、これを異例にしてしまうのはどうかな、という気がしている。

 例えば年末のJリーグアウォーズでは選手、監督は勿論の事、裏方さんや審判も評価を受ける。しかし審判以外の全員が、同時に罰を受けるリスクも背負っている。

 裏方が怠惰であればサポーターから突き上げが来るし、球団が契約を破棄する可能性だってある。選手だって何時どんな境遇になるかわからないし、監督も成績不振なら、容易く首が吹っ飛ぶ。でも、審判だけが、これくらいの事をしないと罰が無いというのは、ちょっとアンバランスに感じないだろうか。審判に対する審判も必要ではなかろうか。


 個人的には、第三者による審判のジャッジの評価機関を設けてはと思っている。有識者(フリーのコーチ資格を持つ者etc)が試合毎に審判も採点し、アベレージの低い審判、傑出してカードの枚数が多い審判は、シーズン後、今回のような教習を受けさせる。採点はリーグ終盤の「帳尻あわせ」を防ぐ為に、最後まで防いでおく。これだけでも随分と抑止力足りえるのでは。


 ざっくり言うなら、この件で「家本家本くそったれ!」って言っても前に進まんので、どうしたら第二、第三の家本氏が出ないようになるのかも考えませんか?ってことですよ。
posted by 西中島南方 at 11:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Fri 11 Aug 2006

胡散臭い世の中になったのか、今までもそうだったのか。

 今日はまず昨日の記事とデモの動画を見た家内の話から。前置きしておきますが、家内はサッカーのファンでもサポーターでもありません、ただ私のそばにいる為にサッカーに関する雑学というか、細かい事はよく知っています。

 そんな家内が抱いた印象は「みんなノリがいいし、プラカードとかおもろい」でした。まず

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 というプラカードがヒット。さらに

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 が「クリティカル・ヒット(本人談)」しました。それから「カワブチ!カワブチ!くそったれ!!」のコールを聞いて。


「ああ、クソッタレっていっちゃったねぇ」



 とポツリ。これには私がクリティカルヒットしました。そうそう、別に「いっちゃったねぇ」ですましちゃえばいいんですよ、ハハハ。



 冗談はここまでにして、真面目な話をしましょうか。

 最近2ちゃんとかROMっていてつとに感じるんですが、時々ニュース系の板のスレがよく「変質」していってませんか?


 例えばボクシング、あの疑惑の世界戦について。

 最初は試合そのもの、そしてそのバックにいる黒い何かについて、つまり本質的な部分についての議論がなされていました。しかし今はビットクルーのスタッフをあぶりだす事に焦点が集まっています。「ビットクルースタッフの自爆」が引き金だそうですが、それによって本来議論すべき部分に与えられる力と時間が大幅に減ってしまいました。


 今回のデモについても、議論を「変質」させようという意思が介在している気配がします。例えばデモにかかわる事が、格好悪い、ナンセンスな行為であるという書き込みがやたら多い。そしてデモの効果に関する疑問、というか否定、罵倒の量もどうもおかしい。

 こういうアンチ的な書き込みに反応しているだけで、スレッドはあっという間に消化されてしまい、スレッドが進む程に推進力や切れ味を失っていきます。そうしてその運動自体が失速してしまう。


 このパターンにはまらない為には、批判の選別が必要だと考えます。自らとイデオロギーの違うすべての意見をシャットダウンするのも考え物ですが、プラスになる議論とそうでないものを並列化するのは危険です。

 批判する側も単にディティールを非難するのではなく、「こうすればもっと良くなる」といった建設的で、次に繋がるコメントをすべきでしょう。「サッカーなんか無くなってしまえ」と思っている人や、協会に組する人は別ですが。


 子供の頃は「そういう事」なんて無いと思っていましたし、多感な高校生の時でさえ「そんな話妄想癖の人が言っているだけさ」と信じていましたけれど、どうもそうではないようです。くれぐれもご注意を。
posted by 西中島南方 at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Thu 10 Aug 2006

川淵解任要求について。

 昨日のトリニダート・トバゴ戦の後、「川淵会長にレッドカードを!」実行委員会が主催した日本サッカー協会川淵会長解任要求デモの様子が早くもYou Tubeにアップされています。普通のシュプレヒコールじゃなくてチャントにあわせているのが「らしい」です。各チームのチャントが入ることで、各々のチームのサポがいるのだという意思表示にもなるし、一石二鳥。



観れない方はこちら



 それから試合会場でもダンマクを出していたようで、その様子もアップされています。ゴール裏のど真ん中であれだけのダンマクが張れるって事はコアサポは容認していたのかな。



同じく観れない方はこちら


 僅か1分ばかりで警備員と思わしき人間がすっ飛んできた(通路左側から白い服の人間が来て撤収するよう呼びかけているように見える)のには苦笑したというか、がっかりしたというか…。揉め事の時はいつまでたっても来ないのにね。いつもそれくらいの気持ちで警備しろよと。


 後出しになりますが、私このデモ、賛成でも反対でもありません。したい人はすればいいし、それを止めたいとも思わない。でもこうした動きをしっかり形に残せた「川淵会長にレッドカードを!」実行委員会の皆さんは偉いと思いますよ。

 主義主張が人によってまちまちなのは当たり前で、その主張を通すためのアクションだってバラバラ、それを一つにまとめるのがどれだけ大変か。

 その面倒を引き受け、一部の人間のバッシングの中に有っても、このデモを成功させようと尽力した。それだけでこの人達の気持ちの強さがわかるというものです。


 これからの事は判りません、デモが日本サッカー協会にどれだけの危機意識を持たせたか疑問でもありますし、そもそもこの行為がミスリードになっているのかも知れないし。それでもやっぱり「行動した」ことに関して、純粋に素晴らしいと感じてしまうんですよね。

 0と1と2の間ってそれぞれ1つずつしかあいていないんですが、0と1の間の1と、1と2の間の1とは、重みが全然違います。1から2への1は、単なる量の増加ですが、0と1の間の1は存在しているか否かという、大切な1なんです。

 デモをする事で、0が1に変わった。ここから変化が始まるはずです。その変化がよいものである事を願います。
posted by 西中島南方 at 12:41 | Comment(3) | TrackBack(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Tue 18 Jul 2006

「裏街道」?

 テレビのサッカー番組ではワールドカップのプレー集なんぞやっとるわけですが、部門ごとにピックアップしているのも多いですよね。パス、シュート、ドリブルetc…。

 そんな中でとある番組が新しい用語を持ち出しておりました。いわゆる

「裏街道」


 とゆうやつです。ザックリ定義づけると、相手を抜く時にボールと選手が別々のサイドから抜けていくプレーのことらしいです。

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 でもなんか「裏街道」ってどうよ?と思って「サッカー、裏街道」でググッてみました。うん、やっぱりというか案の定というか、苦労人の話が上のほうに…。でも一部の方は使い始めているようですねぇ。


 もう少し調べてみたんですが、この技、もともとビッグブリッジという名前ちゃんとあるんだそうです。そこらへんはワールドサッカー観戦記さんのサッカー用語集スーパーテクニック編に詳しく載っています。


 確かに「ビッグブリッジ!」より「裏街道!」の方がインパクト強いですけれど、なんかしっくり来ませんね。正しい(何をもって正しいとなすかは別にして、認知度の高い方の)用語を使ったほうがいいような…。
posted by 西中島南方 at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sat 15 Jul 2006

正解なんて無い。中田特番。

 ピッチを去る人間がピッチに残る人間に助言をする。それはいい事だと思う。でも誰だって神様じゃないんだから、語る事全てが正しいわけじゃない。以前中田は「語り合う」大切さを自ら論じていたけれど、今日の番組での提言は、中田の一方的なメッセージばかりで、少し首を捻った。あれでは中田浩二とジーコ以外は全員間違っていると捉えられても仕方が無いじゃないか。

 勿論中田一人が悪いわけではない。そもそもあの番組をこういう作りにしようという誰かの意思が有り、それを守ろうとするスタッフがいて、ああいう番組が出来上がったわけだから。そして彼等にとって最も大切なのは、将来の日本サッカーの発展ではなく、今日この時の視聴率の為に、いかに刺激的なコンテンツを配信するかなのだから。そういう意味では、中田も被害者なのかも知れない。


 よく中田をクールだと感じる人がいるけれど、同世代の人間から見れば、あれは一つのパフォーマンスであり、ポーズなのだという事が判る時がある。彼は彼なりに想う所が有り、わざとあのように立ち振る舞っている。でも今の世界は中田のイメージよりも、多分まだ大きくて、複雑だから、そうしてメディア利用しているつもりでも、利用されている時が、多々有る。今日のこれだってそうだ。

 こういう形で中田が利用されているのを見るのは、あまり気分がいいものではない。ただただ気分の悪い時間だった。
posted by 西中島南方 at 21:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Fri 14 Jul 2006

オールスターは普通につまらないよ。

 今日はというか、今日もというか、とにかく熱いですねぇ。今朝の通勤途中で2件も事故現場を見てしまいました。ドライバーが注意力散漫になっていたり、イライラしていたりってのもあるんじゃないでしょうか。

 私もね、イライラしていますよ。そんな凄く腹が立ってるわけじゃないんですけれど、ちょっとした事でも熱さでボリュームが増えてしまうんですよ。


 で、今回は明日開催されるオールスターにそのイライラをぶつけてしまうという理不尽な話。

 どのスポーツでもそうなんですけれど、こういうお祭りってぶっちゃけつまらなくないですか?確かにメンツ見ると、「おお、凄いメンバーが揃っているな」という気分になるんですが、いざ試合になるとこれがねぇ…、どうしても打ち合いになっちゃう。

 確かに攻撃って見ていて楽しいですよ。ゴールシーンが沢山あったほうが華がある。でもそれがサッカーの魅力の全てじゃない。よく鍛えられた守備とか、指揮官の采配なんてのも重要なエレメントでしょ。ワールドカップでマケレレとヴィエラ、カンナバーロなんかを観たりしたら、ディフェンスだってとても面白いってのに気がつく。

 だから、あえて1-0とか、そんな試合も観てみたいんですよ。ダラダラやっての1-0じゃなくて、行き詰まる緊迫感の中での1-0。最後の最後に泥臭いゴールで決着、なんてのを1度でいいから観てみたい。


 その為には何かニンジンがあったほうがいいですかね。メジャーリーグのオールスターなんかは勝ったリーグの優勝チームの方が、ワールドシリーズでのホーム開催を4試合にしてもらえるらしいですけれど、賞金や商品じゃなくて、そういう公式戦に直接響くものの方が真剣になっていいんじゃないですか。勝ったほうの全チームに勝ち点1足すとか、得失点差を+2くらいするとかでも、俄然真剣になるでしょう。どうかな。
posted by 西中島南方 at 12:57 | Comment(4) | TrackBack(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mon 10 Jul 2006

さようならワールドカップ。さようならジダン。

 ジダンとの別れが、こんな形で来るなんて、誰も予想していなかったろうし、誰も望んでいなかった。でも、これが現実なのだな。


 そう、決勝戦。両国とも守備が堅いし、絶対に先制点はやらないという立ち上がりになるかと思ったのに、前半15分で1-1は意外だった。特にフランスのセットプレー時の守備がもろい。3度もドンピシャであわせられている。流れの中ではボランチが相変らずよく効いている分、その弱点がとりわけ際立った。

 でもそれからは、いつものフランス、いつものイタリアだった。フランスはマケレレ、ヴィエラが固い、イタリアはバイタルエリアに入るまでが一苦労という感じ。

 一方のイタリアも、押されてはいたけれど、カンナバーロ、ガットゥーゾがギリギリのところで止める。僅かなピンチもブッフォンが抑える。


 後半に入ってからは、フランスペース。ジダンのタクトでアンリ、リベリー、マルーダが躍る。左サイドに橋頭堡を築くと、集中砲火。

 イタリアは選手交代でパッチ。早め早めの選手交代で修正を図るも、攻めにまで繋がらない。そこでバランスを崩したり、ミスをしないのがイタリアらしさかな。


 延長戦に入るといよいよ両者とも引いて守る。ゴール前の密集でシュートコースさえ見つからない。チャンスらしいチャンスは左サイドからリベリーが切り込んだシーンくらい。それもブッフォンが軽くセーブ。

 そこから先の事は、あまり書きたくないというか、書けないというか…。多分それまで100分以上、ジダンとマテラッツィの間で様々な駆け引きが有ったのは間違い無いと思う。そしてそれはフィジカルコンタクトだけではなく、精神面にも及んでいたんだろうというのも想像がつく。

 だけど、だからといってあんな事をしていいという道理は無い。世界最高のプレーヤーの幕引きがあれだなんて、あまりにもあんまりだ。後世ジダンは、それまでの活躍よりも、あの一瞬の当事者として語られるだろう。それは長い間彼のプレーを見てきた者には、辛い事だ。


 ずっとイニシアチブをとっていたフランスは、将軍を失い、PK戦に持ち込むだけで精一杯だった。イタリアはワールドカップで3度あったPK戦で何れも敗れていたけれど、流れを考えれば比較的リラックスしてそれに臨めただろう。

 結果を見れば、攻守に多くのタレントを配し、チームとしての一体感も申し分無いイタリアが順当に優勝した。流れからの失点が0というのは本当に素晴らしい成績だし、攻撃も勘所では厚みが有った。若いプレーヤーとベテランのバランスもいいし、次の南アフリカ大会でも要注意のチームになるのは間違いない。


 ああ、ワールドカップが終わった。早寝早起きで夜明けまでサッカーを観るなんて生活とも、しばしお別れ。でも、嬉しさよりも寂しさの方が勝ってしまう。次の試合まで4年も待つなんて、耐えられるだろうか…。
posted by 西中島南方 at 06:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sun 09 Jul 2006

三位決定戦って意外と面白いよ。

 三位決定戦、好き嫌いが分かれると思います。トーナメントで負けたもの同士の対戦ですから、何処か大味な試合になってしまいますし、緊張感も希薄ですし。私は、どっちかと言うと好きなんですけれどもね。


 緊迫した試合だと、どうしても勝つ事を第一に求められる。勿論三位決定戦でもそれは同じなわけですが、トーナメントに比べればプライオリティは低い。

 となると、自然とそのチームの素顔が見えてくる。今までは見られなかった大胆なプレーが観られるのは、楽しいですよ。

 ドイツの場合、それは勇猛さになって現れ、ポルトガルは美しい個人技に変化しました。


 世界のトップクラスと比べると、正直今回のドイツはそれ程素晴らしい選手が集まったチームではないです。個人技が見劣りする事も有りますし、流れを見ていても焦っているのが判ったり、まだまだ「若い」チームです。

 それでも勝ち続けてきたのは、当然ホストカントリーという側面もありますが、それに加えて「チャレンジする勇敢さ」があったからだと、私は考えます。大胆でも強引でも、とにかくやってみる。2点目のシーンは、もしシュバインスタイガーがもっと凡庸なスピードのボールを蹴っていれば生まれなかったでしょう。少し不器用だけれど、それぞれが与えられた職務に全力で取り組むドイツらしさ。


 ポルトガルはその果敢さに押されてしまいましたけれど、十分に魅力的なチームです。チャンスを演出する方法を、彼等は知っている。残念ながら素晴らしいストライカーがいないので、それが帰結するまでにはいたらないのですが。

 イングランドとの一件でかなりダーティーなイメージがついたCロナウドですが、いい選手である事に変わりは有りません。ポルトガルの縦への推進力として最も機能していました。鮮やかなドリブルも素晴らしいですし、フリーキックもいい。あの無回転のボールはバルテズもカーンも苦労していましたね。デコの組み立て、フィーゴの熟練の技、マニシェのパワフルな運動量。ここに「決める人」がいたなら、ひょっとしたら今日の試合に出ていたかも…。


 今回の三位決定戦も、チーム同士の持ち味が堪能できた良い試合でした。さあ、残す葉は決勝のみです。
posted by 西中島南方 at 11:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする