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さくらのきのしたでブログ

06/07/09

おめでとう!早くして!

うい、こんなゆるい気持ちで最終予選を観たのはコレが始めてのような感じです。

日本に対する愛国心が無くなったのも理由なんですが、昔の代表に対する報道って、サッカーが本当に好きな人、愛する人の目線で番組作ってくれてたじゃないですか。でも今は違う、視聴率をとる為のコンテンツの一つになっちゃってる。だからなんか感情が入らないんですよね。

でもこれが日本サッカーにとって良い事であるのに何ら変わりはない、それはめでたい。


そうだ、岡ちゃん。無事一つ目のミッションをクリア出来たんだから、クラブチームをくびるのは止めて、早くウチのシンジを帰して下さいな。困ってんのよ、これが。

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posted by 西中島南方 at 01:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

02/12/09

芽吹かないね。

昨日仕事が早く終わったので近くのスーパーに寄ると、もう菜の花が並んでいました。私は好物なんですが、他に食べてくれるのが家内しかいなくて一把食べるのも一苦労だったりね。朝食でオムレツ、昼食でパスタにして食べましたよ。

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夜は久しぶりに代表を観た。オージーの高さに日本のスピードを合わせるのは間違ってないと思うけれど、運動量が少なく感じたのは私だけ?観ていてワクワク感が少なかったな。

例えばいい感じでクロスを入れる体勢になっても、中に入るのは一人だし(特に後半。ばててたんだろうけれど)落としを狙うやつもいないし。ドリブルで仕掛けるのも少ないような…。パスアンドゴーが無いからよく囲まれちゃうし。特に中村あたりは狙われていたね。

勝てた試合、勝てた試合と言うけれど、スコアレスは妥当な結果だったんじゃなかろうか…。点をとるんだったらもっと動かなきゃ!

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posted by 西中島南方 at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

02/04/09

シンジのゴール見たかった…。

 シンジが華麗に(多分)フィンランドゴールを奪っていた頃、私はとある部屋で何故か人の写真の鼻毛を消していた。作業をしていた時はそんなビッグニュースが起こっているなんて知らなかったから何も思わなかったけれど、今知って猛烈に切ない気持ちに襲われている。

 わかるか!鼻毛のせいでシンジのゴールを見損ねたんだ!

 頭髪でもひげでもなく鼻毛!は!な!げ!

 くわ〜。へこむわぁ…。昨日家内の作った恵方巻食べたばっかしなのになー…。

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posted by 西中島南方 at 23:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

10/15/08

ウズベク戦。

ええい、他の代表はいいほかの代表は!

香川を映せ香川を!

ようし、いいぞ!ヒャハー!

ニッポンバンザーイ!


うわっ!

ドンガラコンガラ…(アパートの階段を転げ落ちる音)


 とまあ、冗談は程々に。酸素は欠乏してないですから、酸素は。

 普通に観てたけれど、少し浮いてたね。折角いい動きしていても周りとあわなかったりね。ニアに飛び出しから胸トラップ、シュートって流れは良かったんだけれど。

 でもまあ少しずついい感じに馴染んできてるし、このまま経験値を貯めてもらいましょう。香川の未来の為に、セレッソの未来の為に。
posted by 西中島南方 at 22:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

08/11/08

プロだから。

 日本五輪代表が負けた。世界との実力差、アウェイの空気、不慣れなピッチ、負けた原因は沢山有る。でもそれを言ってはいけない、みんなプロなんだから。求められるのは自己保身ではなく、ただ勝利のみなんだから。

 香川にとってはとても辛い体験になったと思う。自分に与えられた仕事がまるで仕事が出来なかった。深い荒れた芝といつもと違う相手のリーチに最後まで順応出来なかった。タフなスケジュールもプレーのキレを奪ってしまった。でも、例え19歳だとしても、彼もプロのである以上、それを自ら言ってしまうのは無しだ。

 今はただ前を向き、次のチャンスを掴み、成功する為に全力を尽くす事。それがトレーニングなのか、適度な休養なのかは判らないけれど。


 いくら頑張っても結果が全てというのは、正直厳しいと思う。でもそれで生きていくと決めたのなら、この現実を受け止めないといけない。いつもは飲み屋でクダ巻いてるサラリーマンのおっさんでも、しょっぱい技術しか持ち合わせていないWeb屋でも、心を削って文を綴っているエッセイストでも、多かれ少なかれこの現実を受け入れているんだもの。


 過度に批判非難をする連中は放っておけばいい、実力がつけは黙ってしまうような連中さ。胸張って帰ってこいよ。まだしなくちゃいけないミッションは山積みなんだ。

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posted by 西中島南方 at 00:34 | Comment(2) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

05/25/08

ドゥンビアが出ても嬉しかった件。

 香川が出るかもしれんということで、久しぶりに代表戦をセッセと観ておりましたよ。久しぶりなんで少し客観的に観ることが出来たんですが、代表戦を盛り上げよう(=視聴率とろう)というテレビの涙ぐましい努力がそこかしこに見られて別の意味で面白かったなと。

 それでも香川が出てくると嬉しいもので、しかも岡田監督が示唆していたサイドバックではなく、キチンと前目で出られたということで、それもまた良かった。ボールはあまり回ってきませんでしたが、一度嘉人にいいクロスを上げられた、デビュー戦はこんな感じでいいのではないでしょうか。あんまり呼ばれてこっちが大変になるのもあれだし、もう少しフィジカルができて、チームが上にあがってからで十分でしょ。


 あと、これは自分でもビックリしたんですが、ドゥンビアが出てきた時も、本当に素直に「おし!頑張れよ!」という気持ちになった。ゴリや江添が手を焼いたスピードを見せ付けたれと。J2でもすごいヤツはすごいぞというのを見て欲しかったのかな。だから終了間際のバー直撃も、もし決まっていたら多分喜んでましたよ。

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 J1はJ1で厳しいリーグです。ただJ2も牧歌的な下部リーグというわけではないんです。例えばウチなんか今年上がれなかったら香川と古橋、それからあと何人かは出ていってしまうかもしれない、財政的にも厳しいものになるでしょう、あと何年かは這いずり回る日々になることは間違いないです。そういう状態なんです。

 他にもそういうチームはゴロゴロあって、その全てが昇格できるわけではない。そういうギリギリのところで、胃を痛めるような思いをして、選手もカツカツのローテーションで踏ん張ってるリーグなわけです。そういうところから香川やドゥンビアが出てきてくれたのは、これは奇跡に近いもので、だから二人が出てきた時、素直に二人とも同じように喜べたのです。厳しい条件の中、よくぞ育ってくれたと。


 そういう意味ではJ2他クラブは全てライバルでありながら、また全てが同志であるわけです。福岡の話をすれば、やっぱり暗いし、どうにかならんのかと考えることもあるんです。広島を見れば、コノヤロウと思う反面、寿人があれだけ頑張っているんだからなかなか追いつけんわなとも思う。勿論、文章読んでいただければ判ることですが、J1に対するルサンチマンは多分にあります。ただここにいるおかげでいろんな事を勉強させてもらっているなと感じることも多々あります。昨日の二人を観ていて、改めてそれを痛感させられた次第です。
posted by 西中島南方 at 10:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

03/27/08

他サポが香川香川とうるさい。

セレッソ大阪(400)@カレカに花を咲かせましょう

288 :U-名無しさん :2008/03/27(木) 20:43:04 ID:+uNMGMNl0
香川くるよ〜〜〜


289 :U-名無しさん :2008/03/27(木) 20:43:25 ID:L916zi2yO
香川くるぞ


290 :U-名無しさん :2008/03/27(木) 20:43:28 ID:BDXa7Zku0
香川キタ――(゚∀゚)――!!


291 :U-名無しさん :2008/03/27(木) 20:43:37 ID:3ecG6Udz0
しんちゃん キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!



292 :U-名無しさん :2008/03/27(木) 20:43:57 ID:vye/r3Le0
シンジキタ━(゚∀・)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(_゚_)━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!!
以下試合後のセレスレ
posted by 西中島南方 at 23:12 | Comment(1) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

02/24/08

なでしこオメ!毎日放送ダメ!

 なでしこジャパン東アジア選手権全勝優勝おめでとう!

 ということで完勝した中国戦なのですが、まだ観ていません、というか観られません。TBS系列は夜中0時50分から録画放送という事で期待していたんですが、ここは関西サッカー弾圧の地、なのでその録画中継も無しですわ。発作かー!

 仕方が無いのでエンコ職人さんが作った動画をニコ動で観ています。これ生放送だったらもっと興奮したんだろうなぁ…。くやちい。

posted by 西中島南方 at 23:52 | Comment(1) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

08/08/06

U-21中国戦雑感。

 所用で90分間しっかり観ていたわけではないので、雑感ということでお願いします。相手の中国U-21の選手も殆ど知らないんでマッチアップした時の力関係もあまり判りませんでしたし。


 まず前半。まず守備ありき、というコンセプトがあったにせよ、むしろあったればこそ、しっかりと組織だってプレーしてほしかったなと。守備を固めているなら、ボールポゼッションが悪くても被シュート本数を増やしてはいけない。攻めているけれど打てない、というのがベストの守備。

 個人的には左サイドの本田圭をもっと上げてもよかったと思う。攻撃に非凡な選手なのだから、彼を守備に忙殺させてはいけない。相手が3トップ気味だった事も有るだろうけれど梶山、増田あたりがカバーしてずれてもよかった。

 反対側右サイドの中村は馬力が有って、前後半ともにいい仕事をしていた。守備にしてもボールが自陣から離れていくのはいいことだし、サイド攻撃は貴重な選択肢の一つだし。


 しかしこの試合で一番素晴らしい働きをしたのはキーパーの西川で異論ないと思う。判断力の速さ、正確さがいい。もし前半1点でも取られていれば流れが傾いていただろうから、本当にいいプレーをしてくれた。どんな練習をすればあんないいキーパーが出てくるんだろう。


 後半になると、日本は攻めにシフトチェンジ、サイドをうまくついていい時間に2点を連取出来た。やっぱり日本の特徴って長短のパスが作るリズムだったり、一瞬の瞬発力だったり、そういうものなんだと思う。それが上手く表現できている時は、綺麗に点が取れる。長いパス一本、強引な単独突破は同レベルのチームではあまり通用しない。オシムイズムがはやり言葉になっているけれど、提唱されているクイックネスやちょっとした機転を生かしたサッカーが後半開始から2、30分間は出来ていた。これが90分間続けばすごいチームになれるのだろうけれど、まだそれはキツイ。

 ただ、こういうコンセプトで、こういうサッカーをするんだ、という強い意思を感じたり、試合展開をコントロールしようという試みがある程度(本当にある程度なのだけれど)成功していたのは、この年代では久しぶりの収穫だった。まだ一試合しか観ていないけれども、僅かながらオシムフレーバーを楽しめた。


 さて最後に、1トップで出場した我らが苔口について。前半に関してはとにかく張ってウラをとりたがっていたけれど、呼吸があわなかったり、ロングボールの精度が悪かったり、孤立無援だったりと、かわいそうな45分間だった。

 後半カレンや本田圭が前線に顔を出すようになって、少しずついいプレーが出るようになったけれど、それでもまだまだ彼のポテンシャルが100%出ていたとは思わない。次回に期待というところ。それでも左サイドで窮屈にしているいつもの苔口を観ている者としては、かなりいい感じだと思ったのだけれど、贔屓目かな。
posted by 西中島南方 at 12:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

08/07/06

Road to Beijing.

 ここ一二年くらい、「代表」にご縁が無かったものですから、U-21とはいえ、3人もセレッソから選出されている事に喜びを感じますよ。デカシなんかは平山と競合しますから厳しいでしょうけれど、是非残ってもらいたい。

 私は特に、その快足を持て余し気味の苔口に、何かを掴んでほしい。最初は家長とバッティングするのではと思っていましたが、反町さんは、ああ、反町監督か、ともかく反町さん(w はトップ、しかも1トップで起用したいようで、今日の中国戦のスタートは3-6-1で始めるらしいです。ここで本職のFWとしての才能を発揮できれば、セレッソとしてもうれしいですよね。

 そう、代表とか、他のチームで練習をしたり、試合で組んだりってのは、とても大事な経験ですよね。いつもと違う雰囲気、メニュー、システム、ポジション、それを体験する事で、クラブチームでは得られない、特別な何かを持って帰ってくれるのではと期待しているんですよ。それが今までずっと無かった、いわば鎖国状態だったわけですから…。他のチームとの差ってのはそういうところからも生まれているかも知れないですしね。


 セレッソって良い意味でも悪い意味でも家族的なところが有って、選手もサポも油断しているとすぐになえてしまうというか、だれてしまうというか、そういうグダグダな空間に身を置いてしまいがちなんで、こういう常に競争という空間に身を置いてもらった選手には、いい刺激を持って帰ってきてほしい。いろいろと注文は多いですが、とにかく全力で頑張って下さい!
posted by 西中島南方 at 12:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

06/30/06

正しい協会の追い込み方。

 以前の記事で「静観しておこう」なんて言っておきながらまたジェフネタなんですが、なんでしつこく記事にするかと言うと、やっぱり協会のJ軽視が許せないってのとオシム氏自身に迷いがあるのが判ったからです。

 私がスタジアムに行くのは、そこに夢が有るからで、別に協会さまと電通さんにお布施をしているわけじゃないんですね。「みんなで応援しよう!」なんて言いながら、実際には応援のおの字もしなかった連中を肥え太らすのはあまり夢のある話じゃないし。

 それから、私は人に嫌がられる事を実に本能的に、ピンポイントで行える能力が有るようで、それも生かしてみたいなぁと。こういう事に使えばちょっとは役に立つかなぁと。


 まず「敵を知り己を知れば百戦また危うからずや」ということで、協会及びそのバックにおつきの皆様がジェフにこれだけ辛く当たる理由を考えてみましょう。

 川淵キャプテンの目的は、多分自己保身だけでしょう。会長選を控えているらしいですね。そうなると早くバッシングの渦から逃れたい。それ故に田嶋氏を休暇中のオーストリアまでよこして、クラブの頭越しにオシム氏と話をさせようとしたんでしょうよ。

 わざわざその後ブッフバルト氏との話し合いの席も設けようなんてとこまで行ってるのは、彼自身に残された時間が短い現れ。オシム氏、ブッフバルト氏などサポーターに対するネームバリューのある監督を招聘したがっているのも、それによるサポーターのストレス解消効果を狙っての事。


 時間が無いのは電通さんも同じ、多額の収益が見込める代表戦がワールドカップ明けから早速組まれている。そこに不完全な状態の代表が出て来て、話題性に欠けるのはまずい。一気に押し切って、「オシムジャパン始動!走って走って走りぬけ!」なんて右脳がとろけそうなコピーとともに(うわべだけでも)魅力的な代表という「商品」を用意したい。


 だったら打開策は簡単、「耐え切って、時間切れを待つ」ただそれだけ。

 それで代表オンリーのサポーターからジェフサポへのバッシングが長期化する事は、まず考えにくいと思いますよ。そんな状態では溜まった鬱屈を川淵キャプテンや電通がひっかぶるかも知れないわけですからね。どこかでタイムリミットを設定して、次の策を繰り出し、イメージ戦略を切り替えるはずです。深追いすればするほど不味くなる。そういう意味で昨日の保留とジェフオフィシャルのコメントはいい仕事をしたと思います。
 
 オシム氏に対しては、こういう経緯が有って、こういう理由で貴方にオファーが来たのだと説明すれば、理解してもらえるかも知れませんね(推定なのは自分より頭のいい人の思考を類推する事が出来ないからです)、能力も買われたのは事実だけれど、真の理由は会長の責任逃れと、広告塔がほしいというスポンサーからの意向が有ったからだ、というのはウソでもなんでもないでしょ?酷い方法かもしれないですけれど、非道には非道ですよ。
 

 これも繰り返しになりますが、ぶっちゃけて言うと、私だってオシムジャパン観たいですよ。観たいけれど、その前に協会をガラス張りにしないと。悪知恵がご入用の時は、こちらまで。そういうのはすぐ閃きますんで。


 
posted by 西中島南方 at 07:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

06/27/06

三顧の礼を尽くしなさい。

 わざわざオフのオシム氏に取材をする為に、オーストリアの自宅前まで20人の報道陣と、一人の代表サポと、一人のお笑い芸人が詰め掛けたらしい。まだ協会とも接触がないというのに…。

 そんでもって4年契約を2年にしてくれ、と言ったというコメントに対して毎朝テレビに出てくるバカコメンテーターが「どうせお金目的でしょ〜?」と言ったとか言わないとか。お前その言葉フクアリのゴール裏で言ってみろ。今度はユニばっかりじゃなくてヅラまでとられるから、フツーに。


 現地の取材陣は本当はかわいそうな人達なのかも知らないけれどもね。ドイツで取材してても視聴率(=お金)に繋がりそうなネタが無いところに、どこかの誰かさんが口すべらせたものだから、隣国まで遠征とあいなったわけだから。

 でもね、やっぱり、どうにもこうにも腹の虫が治まらないんだ。心無い言動は私だけでいいんじゃないの?せめて何百万人が観ているテレビ番組の出演者だったら、取り上げる人物の人となりくらい調べられないか?ひょっとしたらこれからの日本サッカー界の、現場のトップになるかも知れないその人物に、興味くらい湧かないか?


 おまけに現地入りした田嶋技術委員長までこんな事を言ったらしい。

ZAKZAK

代表次期監督問題で、日本協会・田嶋幸三技術委員長がJ1千葉、イビチャ・オシム監督に正式要請するためドイツ経由で27日、現地入り。 同委員長を直撃すると、「最悪の事態も考えている」と発言。オシム監督との交渉後、ドイツで合宿中の浦和レッズ、ブッフバルト監督と会談することも明らかになった。(後略)


 これはオシム氏にもブッフバルト氏にも失礼じゃないのか?こんな事しか言えないのか?相手が相手なんだから、諸葛孔明を迎える劉備くらいの心持じゃないと、蹴っ飛ばされてしまっても文句は言えないよ。


 ワールドカップから日本が去った事も寂しいけれど、日本サッカーを取り巻く環境を顧みると、一際辛い気持ちになる。別に選民思想家でも悲観主義者でもないけれど、いくらなんでもあんまりだよ。


 
posted by 西中島南方 at 19:49 | Comment(6) | TrackBack(1) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

06/26/06

発つ神跡を濁す。

 連日時期代表監督問題の記事が躍っている。オシム氏は意外なほどスムースにこのオファーを受けそうな勢いだ。しかし協会側が4年契約を望んでいるところを「結果に満足されない場合も有るでしょう」と2年契約に変えさせようとするあたりは、やっぱりらしいなと思う。スポーツ紙の中には「2年間はオシム監督、その後は愛弟子のストイコビッチ氏か!?」なんて飛ばしているものまで出てきたけれど、きっちりとサインが済むまでは静観しておこう。


 そんな過熱気味の報道の裏で、今日ひっそりとジーコ前代表監督の退任記者会見が行われた。本来ならこれが行われてから次の監督選びが表層化すべきなのだけれど、今回は川淵氏がしたたかだった。

 本来有るべき順序で行くと、今頃ジーコ前監督の責任問題が噴出していたはずだ。不可解な選手選定や起用法、いたるところに疑問符の付く4年間だったから、さぞ熱のこもった会見になったろう。

 そしてジーコ前監督の責任は、彼を(一説には独断で)起用した川淵キャプテン自身の責任でもある。事と次第によっては進退問題に発展しかねない「爆弾」だ。

 しかし川淵キャプテンは、オシム氏の名を「うっかり」口走った事で、この爆弾をこっそりと処分する事に成功してしまった。本当に気の効くうっかりだ。


 そして今日の肝であるジーコ氏の会見。ニュースサイトでは要点しか書かれていなかったので、改めて知っている限り一番長いJ's GOALで確認したのだけれど、実に潔くない会見のように映った。それがブラジル人の、勝利を渇望し続ける人間のありようなのだと言ってしまえばそうなのかもしれないし、地球の裏側から来た人間に日本的な潔白を求める事自体ナンセンスなのかもしれないが、読んでいて去り行く者への別れの悲しみなど消えうせてしまった。

 特に注視したいのは、やはり日本人の体格が脆弱だと述べた部分だろう。

(前略)ワールドカップでもアジア予選でも、最初は相手も足下でボールをキープしてくるが、最後になると上背を生かして中盤を省略したロングボールを多用してくる。特にヨーロッパでは190cm近いセンターFWを揃えている国が多い。そういう相手と真剣勝負をする時、勝点3を賭けて戦う時、日本の選手は90分間持ちこたえることができない。(後略)


 この後一応ブラジルの例を引き合いに出して、その差は埋められるものだとフォローしていたけれど、最初からこんなハンディが有ったのだという自論を、私は全て肯定できない。


 今回の代表23人は、決して皆身体能力が高い選手達ではない。例えば宮本や、(大会前に帰国してしまったが)田中誠等はカバーリングやコーチングに秀でた選手であるし、柳沢、玉田、大黒といったFW陣も一瞬のスピードが持ち味の選手で、相手DFを背にしてゴリゴリと前線を押し上げていくタイプではない。そんな選手をチョイスしておいて身体能力の差を嘆くのはお門違いではないのか。

 もし相手と競り勝つDFを欲していたなら、頭を下げても松田を呼ぶべきだったし、それがイヤなら闘莉王を育ててもよかった。単に1対1に勝つ事のみを基準にすれば、もっと沢山の選手がいた。若手からベテランまで、私の稚拙な知識でも少なくとも5人は言える。FWはもう少し苦しくはなるが、そろえられない事も無い。


 しかしそんな選手を選んでも、日本サッカーの持ち味が消えてしまうだけという判断があったからこそ、ジーコはあの23人を選んだのではないのか?上背が無くても(勿論あるにこしたことはないけれど)サッカーは出来るのだと考えていたのではないのか?それを今際の際になって話題に出すのは、いくらなんでも利己的だ。

 本当はお疲れ様の一言も書きたかった。この4年間でジーコは明らかに疲弊していたし、アジアカップ連覇、3大会連続ワールドカップ出場の功績は、間違いなく日本サッカー史に残る偉業であるから。でも、今はそんな気も失せてしまった。さよならジーコ。さようなら神様。


 
posted by 西中島南方 at 21:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

06/25/06

オシムさん、断ってくれ。

 私はセレサポのクセにオシム老が好きだ。以前一度「オシムと西野では監督としての能力もさることながら人間性に決定的な違いが有る」などと酷い記事を書いて、予想通りガンバサポから凄まじいメール攻撃を食らったけれど、それでも好きだ。

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 オシムがジェフで実践している運動量と判断力、そして組織力をベースにしたサッカーも大好きだ。ナビスコカップの準々決勝ではえらい目に会ったけれど、それでも、というかそれだからこそと言うべきか、相変らずその気持ちは変らない。日本人が他のサッカー大国と勝負するなら、オシム監督が持っているフィロソフィーをしっかり分析するべきだとさえ思っている。


 しかし、あえて言いたい。オシムは代表監督になるべきではない。


 オシムジャパンは、今の代表よりも強くなれる可能性を多分に秘めている。トゥーリオ、今野、阿部、松井、大久保、田中達也、藤本淳吾、本田圭佑、平山、家長、前田俊介。今は小粒かもしれないけれど、スタミナと、テクニックと、経験を糧に出来る熱いハートを持った選手は沢山いる。彼等がオシムイズムを吸収していけば、日本代表は今私達が予想しているよりもずっといいチームになるかもしれない。観てみたいという欲求は当然ある。


 それでも反対するのは、日本サッカーは4年後だけを見ていてはいけないという想いが有るから。2010年には69歳になるオシムを担ぎ出した協会に、深い信念とか広い視野を感じないから。


 もしここでオシムがアイロニーというスパイスをたっぷり振りかけた辞退のコメントを発表すれば、協会は冷や水だの泥だのを浴びるだろう。そして混乱と再構築が始まる筈だ。その間代表は弱体化するだろうけれど、その先には地に足の着いた環境が待っている。8年かけて築かれた拝金主義のヒエラルキーを崩す為には、それくらいの荒療治が必要じゃないだろうか。


 もう一つの理由は、もしこの動きがスムースになれば、よりクラブチームの価値が下がってしまうのではという危惧だ。例え素晴らしいチームを作っても、「代表の為」という錦の御旗の下に簡単に人材を奪われるのではたまったものではない。

 ジェフサポは今回の騒動をどう思っているのだろう。チェ・ヨンスを奪われ、茶野を奪われ、村井を奪われ、今度は頭脳とも言うべきオシムを奪われようとしている。私が同じ立場ならとっくにキレてるけれども。


 そうだ、反論を書くなら対案を出さねばならない。あまり海外サッカーに詳しくないので名案は浮かばないのだけれど、選手、監督としての経験が有り、日本を熟知し、野心的で若い指導者というのならリトバルスキーなどどうなんだろう?やっぱり素人っぽい考えになってしまった…。


 
posted by 西中島南方 at 01:18 | Comment(8) | TrackBack(1) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

06/22/06

今日まで?明日から?

 タイトルに何か感じた人は40才前後かな?「私は今日まで生きてみました。時には誰かの力を借りて、時には誰かにしがみついて、私は今日まで生きてみました。」という事で、クロアチア対オーストラリアの結果にしがみつかないと、予選突破も叶わない。


 今ポルトガル対メキシコを観ているけれど、ポルトガルは予選通過が決定しているし、メキシコも余程下手を打たない限り予選突破が決まるというのに、とんでもなく激しい試合を繰り広げている。まして日本対ブラジルは日本にとって「死闘」になる事が殆ど決まっているような試合。そしてそれを制する事が大前提の上での他力本願。とんでもない条件が揃っている。


 勿論予選突破してほしい気持ちは偽り無いのだけれど、苦しい事は覚悟しておかなくては。アジアカップやワールドベースボールクラシックでの奇跡的勝ち上がりを論じて「諦めるのは早い」という人もいるが、日本は神風がふいたり、大国と戦争をして何とか勝ったりで慢心した挙句に、アメリカにけちょんけちょんにされるまで戦争を続けた国でもある、弱気も敵だが慢心も等しく戒める必要が有る。

 ジーコもここに来て子飼いの選手を批判するなど、かなりテンパっている様子。これが采配をぶれさせなければいいけれど。

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 多分先発はこんな感じだろうと思う。大黒はジーコ・ヒエラルキーの中では「スーパーサブ」の域を出ないだろうから(本当は玉田-大黒、もっと本音を言うなら佐藤-大黒が観たかった!)。

 んで、後半点がとりたい時に、例の3トップに移行というのがスジだろう。さすがに日頃練習も満足にしていないであろう3トップをいきなり使うほど冷静さを欠いてはいないだろうから。

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 ジーコジャパンが「今日まで」になるのか、それとも命を永らえられるのか、答えは日の出とともにやってくる。


 
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06/19/06

諦めない?諦める?

 グループリーグ第2戦が終わって、日本はグループ最下位に甘んじている。まだリーグ突破の可能性は残されているものの、ブラジルに2点差以上で勝利した上で、クロアチア対オーストラリアの結果待ちという、殆ど不可能な条件がついた。


 ここに来て、サポーター(殆どはサポートのサの字もしていないのだけれど)の中では「もうさすがにだめだろ!」とか「最後まで諦めんぞ!」とかいろんな分派が進んでいる。

 別に四分五裂しようが知った事では無いのだけれど、互いの主張を押し付けあうのはなんとかならないかなぁ、と思っている。


 例えばここで「もう可能性は無いようなものだし、ブラジル戦はいい戦いをしてくれればいいよ」と書くとする。すると「最後まで望みを捨てずに頑張ろうという気はないのか!」なんてバッシングが飛んでくる。逆に「ブラジル選手の一人や二人削ってもいい、とにかく勝て!」なんて書いても「状況判断が出来ないんですか!」なんてお言葉を頂くのだ。そんなコメントを頂いたところで何の効果も無いんだけれど。


 それから有名どころとかは立場的に本心を書けない、なんてケースもあるんじゃなかろうか。例えばどこかのサポグループのリーダーとか。「もうダメじゃん」なんて書くと士気に関わるし。とりあえず建前を書いておくなんて、ブログとしてはあまりいいことでは無いけれど、そういう人も、そういう考え方も否定しない。そういうのって辛いけれど、つかなくてはいけないウソだと思うし。


 私個人としては、別にセレッソから誰かが出てるわけでもないから「ウチの選手出せよ!」なんて話も無いし、ジーコ監督に心酔しているわけでも憎しみを持っている訳でもないですから、普通に「苦しい立場」だと判っているし、「それでも代表である以上ベストを尽くしてほしい」と願っている。その結果として敗退したとしても誰も責めないし、そんな暇有ったら新しい代表がどうなるのかを見ていたい。勿論勝ち上がれれば、それはそれで嬉しいけれど、すぐ次の試合に集中するべきと考えている。そしてこの考えはだれにも押し付けない。


 とにかく今はサポーターもチームも第3戦に集中、それだけでしょう。


 
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06/18/06

去り行く者。

 ワールドカップというのは、なんて贅沢なイベントなのだろう。いろんな地域の、いろんなスタイルのチームが、連日素晴らしい試合を展開するなんて!睡眠不足もハイテンションになる要因にしかならない。


 特にこの大会は、いろんなスター候補生達が参加していて、キッチリ結果を出している。メッシ、テベス、ロッペン、フェルナンド・トーレス…。ひょっとしたらこれから先、この大会は86年、58年のような、一際特別な大会になるのかも知れない。


 しかしそれだけ輝く選手がいるという事は、逆側から見ればそんな選手にやられたチームが有ったという事でもある。セルビア・モンテネグロ、コスタリカ、コートジボアール…。

 とりわけ最終予選を争ったイランの連敗はショックだった。アジアでは傑出した個の力で相手を粉砕してきたイラン、そのイランが防戦一方で、「弱者のサッカー」しかさせてもらえない。カリミやマハダビキアがあっという間にボールを奪われる、守備陣はゴール前に釘付け。いくら相手がメキシコ、ポルトガルとはいえ、あまりに差が激しすぎる。


 どの国の代表も(もちろん日本だって!)プライドと国を代表しているという責任感を背負ってプレーしている。手抜きなんて一切出来ないし、しようとも思っていない筈なのに、空回りしているのか力が出し切れないで、失点を重ねてしまう。日頃Jで同じような試合を繰り返して観ているからか、そんなチームを見ると妙なシンパシーを感じてしまう。


 これからどんどん予選敗退するチームが増えてくる。いろんなチームを観ていたいと思っている私としては、少し寂しい。日本はもう少し見ていたい、というか、最後までピッチにいて欲しいんで、とりあえず明日は必らず勝って、望みを繋いでほしい。不利なのは判っているけれど、諦めは悪いほうなので。


 
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06/14/06

アテネ経由ドイツ行き帰国不可。

 4年前の韓国戦の時は生野に有るコリアタウンではささやかなPVが行われていて、在日コリアンの人達があまりささやかではない声援を送っていた。

 昨日の夜今回はどうなのだろうとその会場になった公園に行ってみたのだけれど、子供達が花火をしているだけで、それは静かだった。もしPVが有ればその様子でもレポートしようと思ったけれど、仕方なく韓国対トーゴはTV観戦になった。


 試合自体は、面白かった。退場者は今回に限っては妥当だったし、トーゴもよく戦ったし、パク・チソンはやはりいい選手。アン・ジョンファンで流れが変わったのを見ると、日本はどうして同じフランスリーグでより結果を残している松井を呼ばなかったのか、改めて疑問に感じた。


 しかしこの試合の実況は本当に酷いメンツだった。現地の解説が山本昌邦氏、日本のスタジオには加茂氏と、NHKで考えうる限り最悪の組み合わせ。色眼鏡で見るのは良くないのだけれど、山本氏の解説は時々酷く耳障りだった。


 例えば後半、韓国が3-4-3から4-5-1にシフトした時、彼は試合そっちのけでうわ言のように「4-2-3-1ですね」「4-2-3-1」と連呼していた。いや、あなたが好きなシステムというのはちょっとJ観た人なら知ってるから、そんな連呼しなくていいから。試合の解説して下さい。

 まあそんなのは序の口で、細かく突っつけばもっといろいろ出たんですが、一番腹が立った解説は、なんと言っても韓国のスタメンを見てのアナウンサーとのやり取り。

ア「韓国は3バックで来ましたね。前線には若い3人が並んでいます」

山「そうですね。イ・チョンス、チョ・ジェジン、パク・チソン、アテネ世代が育って来ました


 ちょっと待て、その時日本のオリンピック代表を率いていたのは誰だよ。

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 テンパった采配をして嘉人や、平山や、高松や、松井や、田中達や、今野や、闘莉王や、もっとたくさんの若い個性を潰して、ジュビロのチーム力をガタガタにした上で職場放棄して、次の日にはドイツ行きの飛行機に乗って、勝手にアテネ経由ドイツ行きを実現したのはどこのどいつだよ!

yamamoto02.jpg


 失敗の無い人間なんていない。上手くいかない時もある。プロだってそうだろうから、たまたまオリンピック代表とジュビロでうまくいかなかっただけかもしれない。ドイツに行って、いい試合をたくさん観て、指導者としてのスキルを上げるのも悪くない。

 ただそういう「前科」がついているのに、ほとぼりも冷めぬうちにテレビにでて、いけしゃあしゃあとそんな事を言える感覚が、お電波全開の私でも理解できない。あれが世界基準ってやつなんだろうか。その神経が山本氏のストロングポイントなんだろうか。15秒も経たずに私の怒りは沸点に達してしまった。


「こういう非常に残念な中継でしたが、相手のストロングポイントを押さえきれなかったのですが、その辺を修正しきれずに、次につなげる場面もなかった訳で、光り輝く日本になるためには、やはり世界基準の指導者を置かなければいけないのが判って、それを修正できればいいなと思いました」


 
posted by 西中島南方 at 09:59 | Comment(0) | TrackBack(1) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

06/10/06

ドイツらしい開会式。ドイツらしからぬ開幕戦。

 テレビを通して観ても、素晴らしい開会式でした。現地にいたらどれほど感動したでしょうか、そんな金も暇も無いのが悲しいし悔しい!アリアンツアレナは綺麗だし、セレモニーもその器に負けない、はちきれんばかりのスケールだし。とりわけスタンドで打ち振られる6万6千本のフラッグは綺麗でした、長居でもあんなの出来ないかな、無理か。マラドーナが出てこなかったのは、まあ、なんか有ったんでしょう(笑

 しかしよくよく考えればワールドカップはオリンピックより熱いイベントなんだから、毎回これくらいデカいオープニングが有ってもいいですよね。今までなかったのが不思議なくらい。こういうところはしっかりお金と手間をかけましょう、生きたお金の使い方ですよ。

 この開会式、そして開幕戦が行われたアリアンツアレナには、しっかり日本語版のホームページが有ったりします。特にギャラリーはすさまじく綺麗なんで是非見てみて下さい。


 さて、きらびやかな式典の後は開幕戦、ドイツ対コスタリカ。まずセレモニーとゲームの間のインターバルの短さに感動。何であんなに早く撤収できるんでしょうか、ここらへんがいかにもドイツらしい。

 それから会場をぎっしり埋めた観衆の立ち振る舞いというか、観戦するスタイルも、いかにもって感じでしたね。自分流の楽しみ方を知っているから、無駄にうるさくないし、かといってクールなわけでもない。ちゃんと声を出すところとか、勘所が判ってる。最高のスタジアムに、最高のサポーター。


 しかし環境が整っていても、肝心のゲームがベストになる保証はない訳で、ピッチに登場したドイツ代表は、決して今まで世界中がイメージしていた、華やかさはないけれど堅実、というイメージとはかけ離れたものでした。途中何度もサポーターに助けられていたような気がします。4点目の素晴らしいミドルが決まるまでは何が起きるか判らなかった。


 確かに攻撃陣はいい。両サイドは「とりあえずサイド上がっとけ」という訳ではなく、的確な上下動をしていたし、時には果敢にえぐってコスタリカDFを混乱させていました。そして中にいるクローゼも4年前より確実にレベルアップしている。何だかんだいっても4点取れるってのは凄いですよ。これでバラックが加わったらどうなるのか。楽しみです。

 その反面守備、特に中の二枚は不安定でした。いくらワンチョぺの飛び出しが上手いといったってアレだけ裏取られるのはダメでしょ。ボールホルダーが前を向いている時に二人が同時に飛び込むから、サイドバックとの差分でギャップが生まれて、危険な状態になる。1点目なんてまさにそう。親善試合での高原の1点目も二人同時にボールホルダーに釣られていたのが決定打だったし、ここは修正しにくいのかな。

 攻撃に厚みを持たせる為には、ラインを高く上げなければいけない。そこまでは間違っていないけれど、クリンスマン監督のバランス感覚と選手の質がズレてるから失点するのかも。あんまり他国代表をずっと追いかけたりしていないんで、ズバッとは言い切れないんですが。
 

 何はともあれ、世界最大のお祭りが始まりました。「今の代表?ケッ!」ってスタイルの私でも、高揚感のようなものを感じています。セレッソに対する「仕掛け」でバタバタしますが、出来る限り楽しみたい。暫くは寝不足確定ですね。


 
posted by 西中島南方 at 12:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

05/31/06

はてさてドイツ戦。

 勝てた試合かもしれないし、負けていたかもしれない、なんとも言えない試合でしたが、負傷者が出た事を除けば、満足出来る試合でしたよ。というのも、この試合における日本代表の最重要ミッションが、相手より1点でも多くとることではなく、ワールドカップ本大会に出場する「本気モード」の強豪国相手に、どこが通用して、どこが通用しなかったかを確認することだったからです。


 まず、通用したところ。早いリズムでのパス回し。ドイツの守備が高い位置まで上がっているのにズブいという状態だったのも手伝ってはいましたが、ワンタッチのパスを繋げると、このレベルでも後手を踏む。これが判っただけで自信になる。サイドに流れて相手をつり出してから中の選手に、という形もいいチャンスを作れてた。

 それから不安視されていたFW陣が案外いけていたのも、大きな収穫。高原は勿論良かったんですが、柳沢の親和性というか、そういう部分が良く出ていたように思います。どのタイプのFWと組んでも相手の長所を引き出せる、改めてその稀有な能力を確認できました。

 大黒だって二度有った決定機を決めきれなかったものの、少なくとも裏への飛び出し、一瞬の瞬発力が有効なのは掴めました。二つ目、中田英の折り返しを流し込もうとして相手DFに潰されたシーンはレフェリーによればPKかもしれないですしね。玉田に関しては、まあ次(マルタ戦)に期待という事で。


 反面フィジカル勝負になるとキツイなというのは、もうどうしようもないですね。私が宮本を批難すると必ずガンバサポから反応があるんであんまり書かないようにしているんですが、やはり何か書きたくなる出来でした。もし中澤が好調ならカバーも出来るんでしょうが、単純な1対1の競り合いは辛い。

 まあだからといって空中戦に強いDFばかりを並べろなんて事は言いません。宮本にしたって求められているものは別の部分、チームをまとめる能力や試合の流れを読む力だったりするわけですから。中田英だって、ああやってがなるのは宮本が「打てば響く」存在だからなわけですし。今のチームは宮本のチームですよ。


 そして最後に、何よりまだまだと感じたのは、チームも外野も「善戦」で満足しているところ。書き始めと矛盾するかもしれませんが、2点リードを追いつかれのドローなんですから、浮かれるより前に、まず何がいけなかったのかを検証するのが先でしょう。そして次に負傷者の穴をどう埋めるかを考える。「いい試合だったよね」と言うのは、それからでしょう。三都主がコンフェデのブラジル戦を振り返って「(同点に追いつかれて)慌てるセレソンを見れて面白かった」なんて言っていましたけれど、「面白い」なんて言えるのはリードしてからじゃないですか。


 次のマルタ戦は、いわば勝利する為のメンタリティーを確立する試合。ドイツ戦とは毛色が違う試合です。この試合は必ず勝って、心身ともに万全の体制で本戦に臨んで頂きたいです。


 
posted by 西中島南方 at 23:56 | Comment(1) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

予想より悪い。

 ドイツが一軍半の選手を起用するという話が有ったのと、夜中なのにディレイ中継だった事に脱力してしまって、ドイツ戦はまだ観てません。今日の夜には記事を書けるかな。


 ところでその代表なんですが、不動の右サイドだった加地がドイツ戦で負傷退場。田中誠も怪我が思わしくなく茂庭が緊急召集と、今になってかなりバタバタしていますね。田中誠の代役は過去の実績や経験から松田しかいないように感じるのですが、チーム力の維持よりジーコの意地の方が大事なんでしょうか?いや、そんな事は無いでしょう。チームの和を考えての茂庭召集だと思いましょう。きっとそうだ。

 しかし今回の件で今の代表の編成に欠点が有る事がはっきりしましたね。

 攻撃的なプレーヤーには複数のポジションがこなせる選手がたくさんいます。例えば中田英なら、トップ下とボランチ、小野ならそれプラス左サイドが出来る。柳沢もイタリアでは右サイドだったと聞きます。

 その反面守備陣は融通の利く選手が少ないんですね。中田浩と福西くらい。福西はボランチだろうがリベロだろうがセンターフォワードだろうが出来ますが、今のチーム事情を考えると中田とのダブルボランチを解消するわけにはいかない。

 そうなってくると3バックの中央は宮本しかいない。万一の事が有ると代替がいないというのは、かなりアンバランスです。


 その原因はユーティリティープレーヤーよりもスペシャリストを重用するジーコの考え方です。一つのポジションに二人ずつ、という考え方自体そんなに悪い事だとは思わないんですが、今回は出目が悪すぎました。


 もし加地までダメと言うのなら、追加召集する選手はレッズの山田のような、複数のポジションがこなせるプレーヤーがいいと思います。何が起こるか判らないワールドカップ、不測の事態に備える事も大事ですよ。


 
posted by 西中島南方 at 12:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

05/15/06

勝手にB代表を作ってみた。

 どこのブログも代表決定の話題なんで、わたしゃわたしなりの記事を…。


 選ばれた選手達は、これから「国家、国民の代表」というとんでもないプレッシャーの中、闘いに向わなくてはいけない。それは大変なものだと思う。私がそんな立場ならトンズラこくだろうね。

 でも、もう一方で、彼等と匹敵、若しくは凌駕する実力を持ちながら、チーム編成や監督の考えから、代表に選ばれなかった選手も数多くいるわけです。若い選手なら「次の大会には絶対…。」と、それを糧にする事が出来るかも知れませんが、今が絶頂期の選手達はどうでしょうか…。


 という気持ちも込めつつ、選ばれなかった選手達で勝手に「日本B代表」を組んでみました。

GK(3)

曽ケ端 準(鹿島)
櫛野 亮(千葉)
下田 崇(広島)


DF(5)

岩政 大樹(鹿島)
田中 マルクス闘莉王(浦和)
箕輪 義信(川崎)
茂庭 照幸(F東京)
松田 直樹(横浜FM)


MF(10)

長谷部 誠(浦和)
小林 大悟(大宮)
阿部 勇樹(千葉)
佐藤 勇人(千葉)
坂本 將貴(千葉)
今野 泰幸(F東京)
田中 隼磨(横浜FM)
鈴木 慎吾(新潟)
藤本 淳吾(清水)
松井 大輔(仏 ル・マン)


FW(5)

永井 雄一郎(浦和)
我那覇 和樹(川崎)
佐藤 寿人(広島)
大久保 嘉人(西 マジョルカ)
平山 相太(蘭 ヘラクレス)


 サイドバックの人材は枯渇しているんで3バックで固定、一芸の有る人、可能性の有る人、見ていて楽しいプレーをしてくれる人優先で選びました。スタメンはこんな感じかな。

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 しかしDFは情熱的な選手が多いなぁ。カードはたくさん出るでしょうね。

 このチーム、どう思います?「このチームの方が強いぜ」という方はドシドシ異論反論をぶつけて下さいな。


 
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05/10/06

うろ覚えのブルガリア戦。

 同じ温度で熱せられた鉄は、上手く打てば強い鋼になる。強い鋼は強い刀になり、侍の力を存分に引き出す。

 だがもし、鉄の温度がバラバラならどうなるか。いくら打っても強い鋼にはならない。見栄えがする刀になったとしても、ちょっとした衝撃にも耐えられない脆い鈍になるだけだ。


 今の代表は、ひょっとしたらそんな風に作られた鈍刀なのかもしれない。中澤から強いボディコンタクトを抜けばどうなるか、川口からコンセントレーションを抜けばどういうことになるか。

 しかしそんなプレーを、私は単純に否定する事は出来ない。四年に一度のワールドカップ、その直前に怪我をすれば今までの苦労が水の泡になる。ひょっとしたら最初で最後の晴れ舞台になる、そういう選手も少なくないだろう。弛んでいるとか、怠けているとか、そういうものとは異質の気持ちが、彼等を萎縮させたのだと思う。本戦ではきっとそれなりにやってくれるだろう。そうしてもらわなくては困る。

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 その一方で、当落線上の選手は必死にアピールしていた。こちらは純粋に喜んでいいところだと思う。巻の"ラボーナもどき"は多分たまたまだったろうけれど、強いゴールへの意思が生んだプレー。玉田も昨日はよくボールに絡んでいた。寿人は
寿人でらしい飛び出しを見せていたし、長谷部もいいシュートを一本放っている。もし仮に「何か」が起きても、層はそれなりに厚い(けしてどんぐりの背比べと言う無かれ)。

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 長居で観戦された方たちには悪いかもしれないけれど、この凡戦は多分に予想されたものだった。多分次の試合もこんな感じだろう。きっちりと本戦に調子を合わせてくれるならそれでいい。どの試合もムチを振るっていたら、肝心の直線に入る、その前の4コーナーで刺されてしまう。今は別に「ちゃんとサッカーをする」必要は無い。本戦があれなら呆然とするだろうけれど、とりあえず信じよう。


 ところで…。
posted by 西中島南方 at 11:40 | Comment(0) | TrackBack(1) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

02/13/06

今さらながらアメリカ戦。

 得失点シーンのダイジェスト映像しか観ていないから、たいしたことは言えないのだけれど、失点の映像をみていて大体何がどうなって負けたのか察しがついた。

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 ボールをもらった3番(ダニバント)は小野が見ているのだけれど、とりあえず様子見という感じで、そんなに激しく行っている訳ではない。

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 ボールホルダーにこれだけの時間と空間を与えれば、たとえバックラインといえども何かしら仕掛ける事が出来る。


 これは別に小野が悪いわけではない。3-6-1の2列目というポジションがしなくてはいけない仕事と、小野ができる仕事が全く別だっただけ。シェフがウェイターをするようなものなんだと思う。「使う」選手が「使われる」位置にいて仕事ができるだろうか。


 ところで3-6-1といえば去年のセレッソやガンバがとっていたシステム。

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 西澤、森島、古橋のセレッソと大黒、アラウージョ、フェルナンジーニョのガンバ、性格の違うメンツではあるけれど、豊富な運動量とボールキープ力を持っている事が共通点になっている。この二つを欠くと後ろのプレーヤーはかなり厳しい。前線とバックラインが間延びして攻撃にも守備にも苦しくなる。丁度アメリカ戦の前半のように。

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 久保、小野、小笠原の3枚に運動量を要求するのはどうだろう?もし3-6-1に固執するならメンバーを代えたほうがいい。別にセレッソから誰か呼べとは、もう言わないから。

 今の代表メンバーでも3-6-1にマッチするプレーヤーは沢山いる。大黒、柳沢、巻、佐藤寿人。動きの質、量ともに申し分ない。3-6-1はサイドが脆いという人がいるけれど、2列目のチェイシングがしっかりしていれば、ある程度カバーできると思う。そんなに大きな穴とは感じない。


 久保の色をもっと強く出したいなら3-5-2なり4-4-2がいい。一瞬の爆発力を最大限に引き出すなら、それなりのバックアップがいる。少なくとも今の1トップでは良さが生きない。


 とにかく酷評が続くアメリカ戦ではあるけれど、失敗もまた貴重な経験。ドイツでそれが生かせるのなら、それはそれでいい。もちろんそういうフィードバックが出来るなら、というのが前提だけれど。


 
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11/16/05

アンゴラ戦はハンデ戦?

 なにか久しぶりに代表のエントリーを書く気がする。自分のところのチームから誰も選ばれていないからだろうか。


 「とりあえず」テレビ中継は見ると思う。でも多分退屈だと感じるだろうな。

 小笠原や加地や茂庭が怪我していても強行召集。来たところで怪我しているから何も出来ない。それでも追加召集しない。素人目にも「?」と写る。これほど今まで試せなかったプレーヤーを招集するチャンスはないと言うのに。

 センターバック、サイドバック、サイドハーフ。もう少し層が厚ければなと感じる所が有るのだから、こういう機会に試すのは悪い事じゃない。別にセレッソから誰か選べとは言わない、失敗してもテストマッチだしまだ許せる。でも、こんなところで消極的になっている姿勢は、あまり甘受できない。


 ところでこの試合、いつハンディキャップマッチになったのだろう。

ハンデ戦.jpg


 何度数えても10人なんだけれど…。視力裸眼で0.01だと数を数えるのも難しい。



posted by 西中島南方 at 12:47 | Comment(2) | TrackBack(1) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

10/13/05

東欧遠征まとめ。

 最近の代表の国内戦はどうも興業的な色が濃くなって、ショーを見ているような感覚に襲われる事がある。そこにいるのは調整不足のまま乗り込んできた欧州組と、彼ら有名選手見たさに足を運んだ「観客」だけ。そこに熱い熱気をほとばしらせる「サポーター」の姿は少ない。試合の内容も、そんなぬるま湯のような空気に流されてしまうのか、あまり良いとはいえない。

 ただアウェーの地で行われる試合は、例え相手が格落ちであっても、観客が少なくても、そして協会に落ちてくるお金が少なくても、価値があるものだと思っている。結果としては物足りないというか、消化不良の二試合であったけれど、それなりに収穫はあったと思う。


 中盤では松井が「黄金の中盤」にひけをとらない働きをした。彼の動きは他のどのMFよりも独特で、アクセントとしてだけでなくスターターとしても十二分に働けるということをアピールした。サイドに流れる動きやちょっとしたリズムの「転調」で相手を切り裂く姿を見ていると、アテネ世代も捨てたものではないと思わせた。

 また中田、中村を中心とした今までの中盤もかなり成熟してきている。攻撃もさることながら守備においても献身的な動きを見せた。今回の二試合は共にダイヤモンド型を採用していたが、今の中盤であるならばどのタイプの組み合わせでもある程度機能するだろう。ラトビア戦で見せたほころびを修正すべくバックラインと密にコミュニケーションをとる中田の姿を見て、少し安心した自分がいた。


 「通用しない」のが確認できた。というのもやや悪い表現かも知れないが、収穫には違いない。4バックにすると、やはり両サイドのバランスが悪い。特に三都主のところを狙われると辛い。ウクライナ戦では相手の攻撃の基点が右サイドバックだった事も有って、それがより顕著に現れた。では4バックの左サイドは誰が適任なのか、と聞かれてもなかなか答えに窮するのだけれど、やはり左から崩されると怖い。


 嘉人は、この2試合で「不合格」の烙印を押されてしまったのだろうか。ラトビア戦はともかく、ロスタイムに放り込まれたウクライナ戦は評価のしようが無い。せめて45分は見られないものなのだろうか。他のFW陣と比べて、あまりにも時間が短すぎた。


 最後に今回一番の収穫を。やはり「審判」に触れずにはいられないだろう。あからさまに悪意の有った(日本人なら普通にそう感じられるだろう)ウクライナ戦の審判でも、主審は主審であり、ピッチ上での裁定は絶対なのだ。中田浩二の退場、箕輪のPK等は「不可抗力」と言えなくも無いが、頭の片隅にでも審判の傾向を置いていれば、もう少し前の段階で悲劇を防げたかも知れない。そういう試合がW杯でも有るという可能性は、02年の韓国の「怪」進撃で証明済みなわけだから、そこまでケアが出来るチームを06年までに仕上げていってほしい。



posted by 西中島南方 at 12:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

10/12/05

本当にラストだよ!!

 オールスターは見てないです、丁度娘の運動会だったので。終わって帰宅したのが丁度後半開始直後だったのですが、「森島に代わって…」というアナウンスを聞いてテレビ消しました。絶対後半から出てくると思っていたのに…。


 ラトビア戦は、しっかり見ました。最後の方は見たくなかったですが。見たかったモリシが見れなくて、見たくないお粗末な失点シーンだけ見てしまうのは日頃の行いが悪いからなのか?どうなんだ?

 もしロスタイムの中田浩二のバックパスが無かったら、なんて仮定はしない方がいいかなというのが個人的感想。もし精神状態、肉体の疲労度、メンバーが同じなら何度やっても中田浩二は同じパスをするでしょう(それにしても中田浩二は時々凄い事するなぁ)。

 改善しなければいけないのはメンタリティなんだと思いますよ。あの時に冷静さを保つようお互いが意思疎通していれば、せめてそれが率先して出来るプレーヤーが守備陣の中にいれば、ボールホルダーはしっかりキープ、周りは少なくとも二つパスコースを作る為に動く、なんてごく基本的な事が出来ないなんて状況にはならなかった。そういう意味では宮本の存在は大きいのかな。


 攻撃に関しては嘉人に期待していたのですが、空回りしていましたね。飛び出しで一つ良い所が有りましたけれど(結局ハンドの判定になりましたが)それ以外はちょっと辛いシーンが多かった。

 例えば入ってきた時のシチュエーションを考えれば、嘉人に与えられた役割は運動量の落ちた中盤のカバーとドリブル突破や飛び出しによる相手守備陣の撹乱、押し下げだったはずで、もう少し下がってみたり、サイドでポイントを作ったり、プレスに参加してもよかった。でも結果を求めるあまり前に前に行ってしまい、ボールを貰う機会が激減した。共に遠征に参加している松井が中盤に新しいバリエーションを加えたのとは対照的でした。


 それだけに、今日のウクライナ戦には期待しています。ラトビアよりも格上だけに、もう少し押し込まれる時間が増えるでしょうが、それはつまり相手の背後にスペースが生まれる可能性が有るという事。嘉人も心に期すものが有るでしょうし、このままで終わってほしくないですからね。


追記

 あと個人的には解説と実況にももう少し頑張ってほしいですね。お義父さん(サッカーはあまり興味なし)が「ウワーとかばっかりで全然様子がわからんがな」と申しておりました。



posted by 西中島南方 at 12:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

06/23/05

コンフェデ総括。

 本当は決勝戦の後に総括したかったけれど、これだけ沢山の収穫が有ったわけだし、脳が完全に眠ってしまう前にまとめましょう。あと湯浅さんの記事読むと当てられちゃうし、早いうちがいい。


 まず最初の収穫は福西、中田英、小笠原、中村というチームの核が固定された事。W杯アジア最終予選の時に偶発的に生まれたこの中盤、正直な話最初は機能するのかどうか疑問だった。予選突破しても、まだ半信半疑。

 でもコンフェデの3試合でかなり洗練されてきた。何より良かったのは3-6-1でも4-4-2でもこの核さえしっかりしていればアレンジがきくのが判った事。またこの四人のコンディションや消耗度に合わせて遠藤、中田浩を投入したり、それぞれの位置関係を変化させても破綻しなかった。イラン戦での4-4-2とギリシャ戦、ブラジル戦の4-4-2では格段に違っていた。


 それから加地のプレーが試合をする度に良くなっていた。ジーコの見る目がいいのか、育成方法がいいのか、本人が何か掴んだのか…。理由は判らないけれど、以前は攻撃の時はお世辞にもいい動きをしていたとは思えなかった右サイドが、今や代表に無くてはならないものになっている。


 セレサポとしては嫌なんだけれど、大黒も評価しないわけにはいかない。有言実行でブラジル戦でもゴールしたし。次のダービーはどうやって止めようか頭が痛い。

 いつもちょっと緊張感の無いインタビューの受け答えをしているけれど、よくよく聞くと相手GKの様子をしっかり見て次のプレーを決めている。そういう冷静なFWってしばらくぶりな気がする。そういう選手がもう一人いれば日本の得点力はグッと上がるのにな。

 玉田のプレーは批難されるレベルではないけれど、やはり落ち着きに欠けるし、鈴木は今スランプ状態。高原と久保は怪我の具合によるだろうし、こういう時に代表でゴールが有れば、迷わず大久保を推せるのだけれど、ジーコのファミリーの中にまだ嘉人が残っているかどうか。



 最後が一番の収穫だと思うのだけれど、ミスを次のプレー、次の試合にキチンとフィードバックしていた。

 例えばメキシコ戦の同点にされたゴールは相手に対する寄せの甘さが原因の一つだった。でもギリシャ戦ではそういうところがきっちり修正されていたし、ブラジル戦ではスペースに入り込んだ中村が逆にいいミドルシュートを決めている。

 そういう微調整が瞬時に、少なくとも次の試合では出来ているというのは、有り難い進歩だと思う。ユースを観ていて腹が立ったのがこのフィードバックの無さだった。本当は逆だろうという感じだけれど。



 残念な点と言えばサイドの選手層が相変わらず薄い事(ブラジルに勝ってたらどうなってたんだろう)と、中澤にこの貴重な3試合を体験してもらえなかった事。中澤は怪我だったから仕方ないし、加地の出来を見たら代えられないのも判るけれど、三都主はどうにかならなかったかな。


 以上、総括でございました。御清聴感謝。



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06/22/05

ビデオ見るの辛いわ。

 さすがに夜中3時20分からの中継を生で見るとフラフラになりそうだったので、ビデオ予約→早寝→早起き→ビデオを朝に見る。という線でいく事にしていました。延長PKまで行ったら6時まで延長と有りましたが、さすがにそれは無かろうと5時半頃に目を覚まして、うつらうつらしながらテレビをつけてみました。



半泣きの大熊監督が映ってました。



だいたい察しがついたのでもう少し寝る事にしました。



 今チラッとネットをうろついていたんですが、かなり荒れてますね。だいたい決勝点を後半47分にとられるってだけでもかなり頭に来るでしょうよ。


 さらに追い討ちをかけたのは、バックパスをカットされたのが失点の起点だったということ、これはかばいようが無い。

 そもそも大熊監督は後半の最後の方は延長戦狙いだったわけで(ソースはこちら、森本を延長頭から使う予定だったそうです)途中交代の兵頭にもその意図は伝わっていたはず(伝わっていなければチームとして論外)ロスタイムは当然セーフティーファーストで行くべきだった。もちろんセーフティーである事とバックパスの多用はイコールではありませんよ。


 何かこの大会でユース年代の評価がガクッと落ちてしまいましたね。ウチの苔口はもちろん梶山なんかも本当はいい選手なんですよ。株が上がったのって水野と前田と家長ぐらいなんじゃあ…。

 
 ともかく協会は一勝も上げられなかった原因を冷静に分析し、二の轍を踏まぬよう最大限の努力をしなければいけないでしょう。「たまたま選手の調子が悪かった」とか、そんなレベルの話じゃ無いように思えるんですが。ゲームの細かいところはまた夜に確認してみます。



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06/19/05

WY日本1VS1オーストラリア 若き窓際族の意地。

 前田にしても水野にしても、

「どうして俺がベンチなんだ?」

 という気持ちが有ったと思う。特に水野はこれまでの2得点全てに絡んでいる、酷いパフォーマンスなわけではないはず。

 キーパー西川の今までの活躍からは信じられないようなミスにより0-1となった時点で、大熊監督はなりふり構わず点を取る必要が出てきた。

 その中で選ばれたカードが前述の前田、水野、そして森本だった。変わって下がったのは今まで重用されていた兵藤、増島。この交代の意味するものは何か?



 今日の日本は、しっかりと中盤を経由した攻撃をしていた。特にオージーの足が止まった後半はそれなりのペースでボールを保持していた。

 オーストラリアも運動量の落ちた選手を変えてきたが、得点後は特に虎の子を守ろうと引いてきた事もあって、左サイドの前田、中央の水野、右にまわったカレンがぐいぐいと全体を押し上げていた。

 カレンはとんでもない運動量で守備にも貢献し、決まったかと思われたオーストラリアのシュートをブロックしている。


 そうした中での前田の同点ゴール。タイムアップギリギリで生まれた得点は、日本を決勝トーナメントに滑り込ませる値千金の1点。泥臭くゴールに迫り続けた男の意地。大会初出場というのが信じられない。



 それにしても得た勝ち点は僅かに2。1強3弱のグループの中にあってこそ有り得た薄氷のグループリーグ突破。前評判もあまり高いものではなかったが、それにしてもこの有様はどうなのだろう。

 しっかり繋げない、きっちりと守れない、決めきれない(平山は足でのシュート練習をしているのか?)このチームが未来の日本だというのなら、残念ながら今の時点での未来は暗い。

 この暗闇に光を差し込ませる為には、かつてのユースチームのように、彼等もまた自らの力で勝ち続け、結果を残していくしか無い。



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06/18/05

コケ微妙なのか?

 怪我の事とか、立場的に今のユースに苔口がいて何かメリットって有るのかなと、ふと思いました。


 同じポジションで家長がそれなりの結果を出した。ロングフィード一辺倒のユースサッカーに有って、家長の左サイドでのキープや突破はかなり貴重な存在。それはいくらガンバの選手といえどはっきり評価しなくちなゃいけない。


 セレサポだからといった贔屓目も有るかも知れないけれど、苔口が個の力で劣っているとは思わない。ただ使い方が不味すぎる。平山の衛星役や、先発起用は正直やめておいた方がいいと感じてる。

 もし使うのであれば、相手が間延びしてきた時、足が止まった時、ポジションは左の高い位置がいい。

 調子が良ければもう少し柔軟なプレーが出来るだろうけれど、今の苔口の状態を考えるならこれくらい限定しないと生きてこない。


 確かに年代別とはいえ代表に選ばれるのは誇らしい事。でもだからといって無理をさせられたり、無為無策な起用の犠牲になるのを見るのは辛い。みんな必死にやっているのだろうから我侭なのは判るけれど。


 チームメイトの殆どはグアムで汗を流し、同時にリフレッシュもしている。そんな中日の丸を背負って怪我、相手選手、ライバル達と戦い続けている苔口を見るのは、ちょっとキツイ。



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06/16/05

ベナン戦観戦→爆睡。

 生まれてこの方

 知らないうちに寝てた

 と

 酔って記憶が無い

 という経験が無かったのですが(酔う方は下戸なんで当たり前なんだけれど)昨日のベナン戦を観ていて、最後15分くらい覚えて無くて、そのまま朝まで寝てました。

 なんて言うか、オランダ戦の時はユース世代なんだからここまでフィジカル強い相手と戦ったら辛いよ。もっとテクニックとチーム戦術が浸透していけば何とかなるんじゃない?とか楽観視していたんですが、ベナン戦は何か観ているのが辛い試合でした。


 だってせっかく奪ったボールをしっかりキープしないで、すぐにロングフィードで平山の頭にポンポン放り込んでくるんだもん。時々平山がしっかりマークつかれているのにフィードする時が有ったりして、ちょっと不憫でしたよ。

 画面にベナンの選手が6、7人いるのにこっちは平山一人。こんなのどうすればいいの?攻めが形になる時はサイドが空いた時か、平山の周りにカレンとかがしっかりサポートに入った時、あと水野がゴール前で絡んだ時。しかもそれも数えるほどとくれば、そりゃ流れから点とれないのも当たり前。


 今のユースの指導法が早くトップに当てるか、それが無理ならサイドから。出来るだけ早く相手ゴール前にボールを運ぶ事を第一義としているらしい(詳しくはこっち)

 でもそれだと日本が今まで築いてきた中盤中心のパスサッカーは全否定される事になる。確かに細かいパスをつなげていくスタイルにはデメリットも有るけれど、日本人はスタミナやフィジカル、スピードで他の国を圧倒するなんて出来ない。森本なんて出てきたけれど、平山と同じでどんなにいいFWでも、供給されるボールの質が悪ければ「窒息」してしまう。悪いところも承知の上で、中盤中心のチーム作りをしていくしかないように思えるのだけれど…。


 この世代は北京五輪、南アW杯の時には中心になる世代なんだけれど、今から何とかしなくちゃ、こんなサッカーしていたら本戦出場も心配になって来た。これって大熊監督とか田嶋さんの辺りだけが悪いのかな。それともこの指導方針を継続してきた日本サッカー協会全体の問題なのかな。眠い頭では判りません。



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06/08/05

情報錯綜しまくり。

 いやね、昨日の時点では4-5-1って記事が有ったんですよ。ホント。

スポニチアネックス

北朝鮮 とにかく勝利しかない

 狙うは勝ち点3だけだ。日本代表と戦う北朝鮮が超攻撃的布陣で臨むことが確実になった。バンコク市郊外で行った最終調整。フォーメーションは2月の日本戦と同じ3―5―2だったが、ホン・ヨンジョ、チェ・チョルマンの2トップの下に飛び出しを武器にするチョン・チョルが入った。1次、最終予選を通じて、3日のイラン戦が初出場の19歳。2月の日本戦でもコンビを組んだ2人にチョン・チョルを加え、破壊力のある攻撃を目指す。





 でも3-5-2で、しかも前がかりになる。というのは嬉しい話。前回の対戦ではドロー狙いの北朝鮮に守りを固められてなかなか得点出来ませんでしたけれど、今回は試合が始まる前からアドバンテージが有りますからね。得点機が増えそう。

 しかもこちらは鹿島組の前3人以外は幸か不幸か守備優先の布陣になっている。殆どの選手が180cm以下なんでスペースさえ消せばロングボールも使えないだろうし、余程の事(例えばスコールでピッチ状態が不安定になるとか)がない限り何とかなるんじゃないかな。

 と、思っていたらこのニュース。

スポニチアネックス

中沢欠場濃厚 代役は坪井

 バーレーン戦で相手選手と接触して右ひざを強打した中沢の代わりに快足ストッパー坪井が先発することが濃厚となった。坪井は「(中沢)佑二さんの状態は分からないが、W杯が決まるときにピッチにいられるのは幸せ。出場を決めたい」と気合をみなぎらせた。






 中澤がいるといないとでは安定感が違うけれど、しっかり枚数キープしていれば大丈夫、多分。

 この試合はイラン対バーレーンの試合会場になるアサディスタジアムでも生放送されるらしい。イランって以外に親日派なのか?ともかく、ライバルの前でおしゃれプレーはしないように。


 さて、仕事片付けていつものパブに行ってきます。パブでは3試合全て勝ってるんで(去年の最終節新潟1-2C大阪、最終予選日本2-1北朝鮮、日本1-0バーレーン)今度も勝ってくれるでしょう。そんじゃ。



posted by 西中島南方 at 13:11 | Comment(0) | TrackBack(3) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

06/07/05

北朝鮮戦予想。

「なあなあ」

 ふと家内が問いかける。

「北朝鮮て朝鮮民主主義人民共和国がホントの名前やんなあ?」

「そうやけれど?」

「なんで民主主義でも共和国でもないのにそんな名前なん?」

「知らんがな」

 北朝鮮、謎の国。どこかの機関が勝手にやってた「国別マスコミの自由度ランキング」で中国と並んでブッチギリ最下位の国。

 そんな国の代表が非公開練習なんぞした日には「予想なんか出来るか!!」というのが本音。正直フォーメーションすら怪しいのだけれど、断片的に聞こえてくる情報を繋ぎ合わせると、前回の3-5-2から4-5-1に布陣を変えてくるらしい(ついでに言うとキーパーも代わっているらしい)。情報が本当ならこんな感じ。

Field-vs-DPRK-05.gif


 3-5-2に対して4-5-1が持つ優位性はサイドの厚さ。日本の両サイドを数的優位を使って封じるのが狙いか。

 イ・ハンジェが「飛び出しが良くなってきた」というコメントを残しているので相手のトップ下だとか2列目には注意。中澤が出られたとしても万全ではないのが痛い。


 攻撃に関していうなら「鹿島組」の小笠原、鈴木、柳沢でどれだけ相手を揺さぶれるか。鹿島は割りとトップがサイドに流れて、出来たスペースに2列目以降が飛び出すというパターンを好んで使うので、いよいよ小笠原にかかる負担は大きい。


 と、いろいろ気を揉む文章を書いてみたが、ここまで3勝1敗の国と4連敗の国の闘い。最悪でも引き分けでいい状況を考えると、いかに中田、中村、小野、高原抜きとはいえ日本の優位は変わらない。しっかりといつものプレーが出来れば、ドイツ一番乗りが出来るはずだ。



posted by 西中島南方 at 21:34 | Comment(2) | TrackBack(5) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

06/06/05

絶対に負けなければいい戦い。

 バンコクについた代表が早速練習を開始。スコールの中、ピッチ状態などをチェックしながらの初練習。そこで中田英、三都主の代役に抜擢されたのは、稲本と中田浩二だった。

スポニチアネックス

中田浩&稲本の先発確実 経験十分


 中田浩、稲本の25歳コンビが先発出場することが確実になった。5日のフォーメーション練習で、中田浩は三都主の左サイド、稲本は中田の抜けたボランチでプレー。ジーコ監督はW杯出場を決める大事な試合を2人に託す。

 「スタメン?まだ決まったわけではないけど、出られるなら、とにかく勝ち点3を優先する」。フォア・ザ・チームを強調する稲本にとって、昨年12月16日のドイツ戦以来となる先発のチャンス。中田浩の先発も、昨年11月17日のシンガポール戦が最後で「三都主とは違うので、僕は僕のやり方で守備から入っていく」とイメージを膨らませた。ジーコジャパンでは先発機会が少なくても、実績と経験は十分。累積警告で開いた中盤の穴は、この2人によって修復される。

 布陣とすればこうなるか。中盤はパサー不足なので2トップへの変更が有力。

Field-vs-n.korea-3-5-2.gif


 図に起こしてしげしげと見つめていると、何となくジーコが考えている事が判ってくる。何故中田浩二なのか、何故稲本なのか。


 まず2トップ、トップ下、左サイドの4人は鹿島、ないしは鹿島でプレーした事のある選手で固めている。一瞬「鹿島枠?」などと考えたのだけれど、これはこれで利点が有る。

 これだけ大量に選手が入れ替わると、チームのバランスはどうしても崩れる。個々人の能力で言えば違う選手起用になるのだろうが、鹿島勢でそろえればチームバランスはそうそう破綻はしない。中村、三都主が個の力で左サイドを構築したところをチームプレーで補う。代役候補に強烈なタレントがいない以上、無難な判断だと思う。


 それから左サイドが、同じ鹿島枠でも本山ではなく中田浩二なのにも理屈が有る。

 両者とも左サイドの経験が有るが、どちらかと言えば本山の方がオーソドックスな左サイド、普通の試合であるならば本山か三浦淳かという選択になる。

 ただ北朝鮮戦は普通の戦いではない、「負けなければ勝ち」という試合なのだ。極論を言うなら0-0でもいい。そう考えると守備に一日の長がある中田浩二の方が試合が安定する。


 そしてもう一つ、中田英の代役として稲本を起用する事も一因。小笠原が前節でゴールを決め上り調子とはいえ、単独でボールの散らし役をこなすのは辛いというのは前回の北朝鮮戦で判っている事。どうしても中田のように後ろからのビルドアップが出来る人間が欲しい。

 それが出来るのは現状稲本か遠藤だろうが(その中でジーコは経験豊富でフィジカルの強い稲本を選んだ)、どちらにせよボランチの選手が攻撃参加で前に行くのにはリスクが伴う。そこをカバーする選手にはボランチとしての能力も必要になる。だから中田浩二なのだ。


 臆病な選択かもしれないし、磐石の構えと言えなくも無いし、今の時点でこの判断が良いのか悪いのかは判断し辛い。ただ傍目に見てキチンと理屈の判る起用なのは確か。今まで「どうして?」という用兵を見てきた者にとっては、それだけでもいくらかの安心が出来る。



posted by 西中島南方 at 12:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

06/03/05

拝金主義か、国粋主義か。

 バーレーン戦では日本からバーレーンに、実に1200人ものサポーターが乗り込むのだそうだ。中東に在住している邦人800人がこれに加わり、スタジアムでは2000人のサポーターが日本を後押しする。

 さいたまスタジアム2002のような6万人クラスの巨大スタジアムなら小さなものだが、3万人程度しか収容できないバーレーンの国立競技場では2000人というのは侮りがたい規模。平日に休みをとり、大枚をはたいて中東までやって来た筋金入りのサポーターのコールは腹に響く事だろう。


 大抵アウェーでは相手チームやそのサポーターに少なからず「アウェーの洗礼」を浴びせるものであるが、今回は少し様子が違うようだ。

スポニチアネックス

盛り上がるバーレーン

(前略)

 バーレーン側にとっては、アラビア湾に浮かぶ小さな島国をアピールするめったにないチャンス。さまざまな催しで日本人を歓迎する予定だ。試合会場ゴール裏のスペースを日本人だけに開放し、民族衣装やバーレーン料理などの出店を並べる。試合中に日本語の場内アナウンスも行う方針。スポーツ青年省スポーツ施設局長のアブドゥル・ラフマン氏は「(日本人が)試合だけ見て帰るというのでは残念。バーレーンを知ってもらいたい」と催しの趣旨を説明した。

 3月25日のイラン―日本(テヘラン)戦で、日本人ファンがものを投げられて負傷したことを踏まえ、約六百人以上の警備体制を敷く。日本人とバーレーン人の観客を隔てる柵も新設した。

(後略)

 バーレーンの人口は世田谷区のそれとほぼ同じくらいの約40万人。本島の面積は奄美大島程度の小さな島国。この試合を日本人に対する格好のプレゼンテーションと捉えている人々もいるようだ。強かな商魂が伺える。


 日本でもこの試合に向けていろいろな動きがある。日頃阪神と競馬しか一面にこない関西のスポーツ紙が、こぞって深夜に行われるこの試合の速報版を販売するという。webで確認しただけでもニッカンスポーツスポーツニッポンの関西版の二誌が準備を進めている。


 今までこういう事が有ると、「いつもはサッカー記事なんてほんの片隅に追いやっているくせに」と思っていたが、この頃はここまでエスカレートするという事は、それだけ代表に注目が集まっているのだと考えるようにしている。それが例え歪んだ思想によるものであったとしても、結果として日本のサッカーが発展するのであれば、あまりこだわらないようにしている。何が有っても勝ってくれれば問題ない。


posted by 西中島南方 at 12:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

06/02/05

小野の怪我で崩れ始めた新システム。

スポニチアネックス

小野、右足甲を骨折

 W杯アジア最終予選第4戦でバーレーンと対戦する日本代表は1日、マナマ(バーレーン)の国立競技場サブグラウンドで初練習を行ったが、主力の小野(フェイエノールト)が紅白戦形式の練習中に右足を痛めて、病院で治療を受けた。フェイエノールトは足の甲を骨折したと公式ホームページで発表した。

 フェイエノールトは「6月中旬から始まるコンフェデレーションズカップには出場することができないだろう」としており、3日のバーレーン戦ばかりでなく、8日の北朝鮮戦も含め、長期離脱の見通しとなった。日本代表側は検査結果について現地の2日午前(日本時間同日午後)に発表するとしている。


 確かに小野は怪我の多い選手ではあるけれど、これは痛い。この小野の離脱は、ジーコに大きなプラン変更を迫らせた。

 小野の代わりに中田がボランチまで下がり、トップ下には小笠原という形で、再度3-4-2-1をテストしているようだ。


 この本来小野がやっている役割、同じシステムを組んでいるセレッソとガンバではそれぞれ下村と遠藤というフィードの上手い選手が入っている。そして、ここの選手に精彩が無かったり、強烈なプレッシャーがかかると3-4-2-1の前3枚が孤立してしまう、とても重要なポジションだと言える。

 ジーコもそれを理解し、彼が最も信頼している中田をこの位置に「パッチ」した。だがそれでは「中田の決定力を生かす為に前で起用できるシステム」という理由で採用された3-4-2-1自体の存在理由が無くなってしまう。


 私は練習で小笠原がやっているポジション(つまり本来中田がいるべき位置)に大黒を試してほしいと思っている。またどうしても中田を前で使うのなら、ボランチに遠藤という手も有る。ともに3-4-2-1を知っている選手であり、それぞれ本職の位置である。あまり無茶な意見ではないと思うのだけれど、どうだろう?

 また素直に3-5-2にして大黒か玉田を下がり目にひたすら動いてもらうという方法も無いわけではない。こちらなら全員慣れたシステムであるし、ストレスも少ないはずだ。


 泣いても笑ってもあと2日。悔いの無い試合をする為に、最善を尽くして頂きたい。



posted by 西中島南方 at 13:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

06/01/05

不安のリフレイン。

 バーレーンと同じ湾岸諸国であるUAEにキャンプを張る代表。バーレーン戦に向けて3-4-2-1の布陣をテストしているらしい。

デイリースポーツ 紅白戦でトップ下にヒデと俊輔

スポニチアネックス 日本代表 1トップの布陣試す

 図にするとこんな感じかな?

Field-3-4-2-1.gif


 などと思っていたのだけれど、どうやら1トップには柳沢という形も試しているらしい。

スポーツナビ 攻撃の突破口を開くか 柳沢、1トップで先発も

 となるとこう?

Field-3-4-2-1-yana.gif


 J1で3-4-2-1をベースにやっているのはセレッソとガンバ。ガンバはどちらかというと3-4-3に近くて、前線の3人が細かくポジションチェンジする「ガンバオリジナル」とでも言うべき布陣。セレッソもかなり独自の形。

 セレッソもガンバもそれぞれ別の理由でこのフォーメーションを選択しているけれど、ジーコが求めるものが「堅守速攻」であるのならば、セレッソが敷いている3-4-2-1に近いチームを目指しているのか。


 セレッソの場合はラインの高さは拘らずセーフティーファーストでボールを奪い、そのボールが西澤か左に張り出しているゼ・カルロスに入る。彼等がキープしている間に相手のスペースを森島、古橋の2シャドーが突く、というのがベース。

 これは西澤という名ポストプレーヤーと、運動量が売りの森島、古橋、米山らがいることで可能になった形なのだけれど、鈴木はともかく、中田、中村は決して運動量が傑出した選手ではない。

 それを埋めるのは二人のパスやドリブルの精度と、後ろの8人の個々の能力という事になるのか。幸いバーレーンの前線に高さを持ち味にしている選手がいないから、スペースをきっちり埋めれば怖いのはミドルと、1対1で突破されてバランスが崩れた時だけにはなる。守備が崩れる可能性は薄い。


 それにしても不安は募る。セレッソにしろガンバにしろ今の形になるまで様々な試行錯誤が有ったし、未だにセレッソは得点力、ガンバは守備にそれぞれ不安を抱えている、つまり「完成形」では無い。例えチームに適正が有っても、それが形になるまでにはどうしても時間と経験が必要なのだ。どの布陣であれそれに違いは無いだろうけれど。


 もう一つ不安なのは、イラン戦で失敗した「アウェー戦で本来のシステムを崩す」というギャンブルに再び挑戦するところ。不慣れな場所での闘いで、無為に不安定な要素を増やす事が得策なのかどうか。



 いろいろと愚痴めいた事を書いたけれども、所詮神様の考えは下々の者には判らないというところなんだろうか。北朝鮮戦後に「何をバカな事を書いていたんだ」と笑われても一向に構わないので、その力をどうか余すところなく示してほしい。



posted by 西中島南方 at 20:17 | Comment(0) | TrackBack(6) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

05/27/05

これが私達の選んだ道だから。

 日本0-1ペルー、日本0-1UAE。この二試合ではずみをつけてバーレーンに向かうはずだったジーコジャパンの算段は完全に狂ってしまった。二連敗。しかも無得点。おまけに両試合とも課題に挙げていたカウンターからの失点。ここまで何もかも裏目に出ると言葉も出ない。


 大黒には本当に感謝しなくてはいけない。柳の下といってもそうそうドジョウは隠れていないという事を身を持って教えてくれた。

 動き出しのうまさ、速さは特筆すべきものが有ったが、プレーの精度が悪く、ゴールの匂いを感じたシーンは後半の一度きりだった。シンデレラボーイも時計の針が回ってしまえば魔法がとけてしまうのだろうか。


 コンビを組んだ鈴木はボールに絡めずあまり見せ場が無かった。途中交代の玉田や本山はスピードで突破を図ったが打開策にはならず、高原に至っては怪我でベンチにも入れない。FWは壊滅状態といっていい。

 だからと言って怪我明けの久保をいきなり使うなんて事はあまりお奨めできないし、ましてマジョルカに情けを請う電話を入れるなんてのもみっともない話だと思うが、さてどうするのか。


 DFも不安定。坪井の不振が目立つが、それに至るまでの守備の連携が不味いから最終ラインにシワ寄せがいくのであって、こちらについては個人のバッシングはしない方がいい。小野が攻撃でいい動きをしている分バランスの悪さに目をつぶらざるを得なかった部分も有った。

 それにしても、ペルー戦ではテストした三浦淳のウラを使われ、今回も小野のウラを突かれている。これは偶然だろうか。私は多分必然だと感じているのだけれど。


 今の日本代表は、音楽でいうとジャズに近い。決まった譜面が無く、お互いの即興で生まれる意外性だとか、個々のテクニックがキーになる。小野が入っただけでリズムが良くなったというコメントが聞かれた事、中澤が抜けただけで守備があれだけバタバタするようになった事が何よりの証明だと思っている。

 これを解決するには、きっちりとした「日本代表」という曲の譜面を監督が用意するか、素晴らしいセッションが出来るだけのメンバーを揃えるか。ただ譜面を用意する時間などもう残ってはいない。メンバーを揃え、軽い音合わせをするのが精一杯だろう。


 この状況を批難したり、怒ったり、ましてブーイングをするなんて辞めておいたほうがいい。代表をこの状態にしたのはジーコや代表のスタッフ達かも知れないが、それを黙認したのは私達なのだから。

 北朝鮮戦を見ても結果オーライで大黒をヒーロー扱い。バーレーン戦ではオウンゴールの1点に歓喜した。そのツケが今になってやって来ただけの話。サポーターに残されたことと言ったら、それこそ祈るぐらいのことだろう。



posted by 西中島南方 at 22:05 | Comment(2) | TrackBack(4) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

05/22/05

日本0vs1ペルー 激しく不安。

 あえて観戦記にカテゴライズしなかった。なんとなく観るに耐えない試合であったから。一番胸踊ったのが松木安太郎の出演したソニー生命のCMだったのはどういうわけか。おまけに松木さん死んでるし。

 収穫が有るとすれば三浦の右サイドが使えた事ぐらいか。ともかくやる事なす事上手く行かない。小笠原も大黒もリーグでみせていたパフォーマンスよりも明かに劣化していたし、チームとしての連携も酷かったし。単純な部分の小さなミスが堆積していった結果が0-1という結果を呼んだんだろう。順当といえば順当なスコア。


 何よりガックリしたのはスタジアムの雰囲気。緩慢で抑揚の無い、いかにも日曜日の午後ですという気だるい空気。恐らく「代表の勝利」を期待して傍観を決め込んでいた観客が多かったのではなかろうか、チームをサポートするという意思が希薄なように感じられた。これならアルビレックスのサポーターの方が断然いい。蒼く染まったビッグスワンはどこか居心地が悪そうな様子だった。散髪したてのジーコにも、新潟の風はさぞ寒く感じられただろう。


 これが本番でなくて良かった、というのは素人考えなのかもしれないけれど、予行演習さえ上手く行かないチームが本番でどれだけできるというのか。とにかくこんな試合は二度と見たくない。マナマではこんな失態を演じないように。



posted by 西中島南方 at 16:09 | Comment(2) | TrackBack(2) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

05/10/05

バンコク開催どっちに有利?

ニッカンスポーツ

北朝鮮上訴せず!バンコク開催が決定

 FIFA(国際サッカー連盟)は9日、W杯アジア最終予選の北朝鮮−日本を第3国での無観客試合とするとの規律委員会の処分について、期限内に北朝鮮サッカー協会が上訴しなかったことで処分が確定し、この試合を6月8日にバンコクで行うと正式に発表した。

 FIFAはこれまで、上訴期限は通告文書受領の翌日から3日間と説明。9日に北朝鮮協会の受領を確認したため、12日まで異議申し立てができるとみられていた。しかし、FIFAの広報担当者は9日、この説明が誤りだったことを認め、上訴期限は既に締め切られたと訂正した。

 日本は同予選で6月3日にバーレーンと敵地マナマで対戦。8日の北朝鮮戦は午後5時35分(日本時間同7時35分)に開始予定で、会場はラチャマンカラー国立競技場となる見通し。


 タイにも国立競技場が有ったのかと思って調べもの、こんなページを発見しました。98年に作られた近代的スタジアムで総工費11億7千7百12万タイバーツ!高いのかどうなのかわからん(笑

 1バーツは約2.6円ということですから30億6千万くらいみたいです、物価水準がわからないのでどうなのかよくわからないですが、6万人入るスタジアムで30億円って安くないかな。というか


6万人入るスタジアムで無観客試合ってどうよ。


 タイのサッカー協会力はいりすぎ。むしろ小さ目のスタジアムのほうが警備もしやすいと思うんですが。


 正式決定する前に情報が漏れ出していましたけれど、きっと北を牽制する狙いが有ったんでしょうね。日本はマレーシア、北朝鮮は中国を希望していましたが、日本の希望も却下したんだし妥協しろってことでしょ。

 タイは北朝鮮と国交を持つ数少ない国の一つでも有りますから、何もかも北朝鮮に不利になるようにしつらえたわけではないという形になりましたし、何より情報がリークされた時点で「タイでやるのはイヤ」なんて言ったらタイとの関係も悪くなってしまう。ここらへんはFIFAのうまさというかずるさというか…。


 何はともあれ正式決定したんですから、対策を練らなくてはね。日本はその前にマナマでのバーレーン戦、北朝鮮はあのアサディスタジアムでのイラン戦です。

 イランも日本戦で観客に死者が出たとのことでFIFAから観客を5万人以内にせよとのお達しがきていますけれど、ヒマな人はスタジアムの外をブラブラしているでしょうし、何より国外での試合経験が少ないチームですから、北の苦戦は必至でしょう。

 日本も相性の良くない中東での試合ですが、次節がタイでの試合ということを考えれば暑さ慣れしていた方が有利。暑い国での2連戦でバテる可能性もありますが、ここは前向きに。


 無観客試合については両チームとも経験が無いのですからイーブンと見るべきでしょう。トータルではやっぱり北朝鮮が不利になった形ですね。


 今ふと気がついたんですが、この試合を見られる日本人ってテレビ朝日のクルーだけなんですよね。核沢アナウンサーやらセルジオさんやら松木さんやらが行くのか…。誰か代わらないですか?ダメですかそうですか。



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05/02/05

鄭夢準の狙いは?

スポーツナビ

6月の北朝鮮−日本戦は第3国無観客で=国際サッカー連盟、北朝鮮に重い処分

 国際サッカー連盟(FIFA)は29日、チューリヒで規律委員会を開き、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の北朝鮮−イラン戦(3月30日、平壌)で観客が暴徒化するなどの混乱が生じた問題で、北朝鮮に対し、ホーム主催試合の開催権はく奪と観客の入場禁止処分という重い処分を決定した。これにより、北朝鮮で次に予定されていた同最終予選の北朝鮮−日本戦(6月8日)は第3国の中立地で無観客で実施されることが決まった。


 川渕キャプテンは「予想よりも重い処分」というコメントを残していますが、ごく普通の裁定だと思いますよ。

 例えば平壌で無観客試合をやったところでスタジアムの外で何されるか判ったものではないし、第三国でも「前科持ち」のレッテルを貼られた北朝鮮サポーターがやってくる可能性が有ります。

 別に北朝鮮のサポーターは「北朝鮮に住んでいる」人間ばかりではありません。国外にも北朝鮮籍の人が沢山いますよね。実際最終予選第一戦のサポーターは殆どが朝鮮総連の呼びかけで集まった在日の方達でしたし。

 普段ならそれも「あり」なんですけれどもね。日本だって外国で試合をする際に現地の邦人がやってくるわけですから。でも今回は特別。そういう人達の事も考えればどこでやっても「無観客試合」でないと危ない。


 北朝鮮側から抗議と上告が有ったようですが、自国にマイナスになる裁定が下って「ああそうですか」という国は無いですから、これも当たり前と言えば当たり前。


 ところがややこしい人間が横槍を入れてきました。FIFA副会長の一人、鄭夢準韓国サッカー協会会長です。

鄭夢準.jpg


スポーツナビ

北朝鮮の上訴を支援 鄭夢準FIFA副会長

 【ソウル1日共同】国際サッカー連盟(FIFA)副会長でもある韓国サッカー協会の鄭夢準会長は1日、アジア最終予選の北朝鮮−日本が第三国での無観客試合となったことについて、北朝鮮の上訴を支援する意向を明らかにした。
 聯合ニュースによると、鄭会長は「3日以内に異議申し立てができるため、いろいろなチャンネルを通じて北(北朝鮮)が上訴できるように勧告する考えだ」と述べた。
 同会長は「北に対する処分は予想外に厳しい」との見方を示し
「FIFAとアジア・サッカー連盟(AFC)の幹部に、北の立場が反映されるように最善を尽くす」と語った。


 いつもなら勝手に言って頂いてもかまわんのですが、最初はさすがに今回の件は酷いだろと思いました。「反映されるべき北の立場」とは何なのか、そしてどういう裁定なら妥当なのか。細かい所までは窺い知れないのですが、明らかに試合を開催出来るだけの能力の無い国家を擁護するのはどういうわけか?


 いろいろと考えたのですが、この行動の動機は、恐らく政治色の強いものだと思います。

 FIFAの規律委員会というのは厳格な組織で、上告した所で裁定が覆る事は稀なのだそうです。そこに助け舟を出すというのは、あまり利発な発想とは言えません。

 そこをあえて突いてくるのは、鄭夢準氏の北に対するパフォーマンスなのでは?と思っています。

 万が一にも氏の圧力で裁定を捻じ曲げられれば儲けものだし。棄却された所で、「同じ民族として北朝鮮を擁護した」という事実は残ります。これは北朝鮮に対するカードになる。一銭もお金を使わず、ただ発言し、アドバイスを加えるだけで「借り」を一つ作れるのですから、これほど楽な事は無い。


 そう読むと第三国開催、無観客試合の裁定が押しつぶされる可能性は低いはずです。まあ私が予想しているよりも朝鮮民族の方達の日本憎しの感情が強く、少しでも日本が不利になるように全精力を傾けてくるというのであれば話は別なんですが。氏の今までの行動を考えるとその線は薄いように感じます。


 例えば02年のW杯で「疑惑の快進撃」を続けた韓国代表は、準決勝でドイツに敗れました。確かにドイツが慎重にゲームをコントロールしていたので「誤審」が起き難い状態ではありましたが、無理をすれば何かできたはずです。でもそんな事は起きなかった。

 それは氏の狙いが「民族の誇り」なんてものではなく「興業の成功」に有ったからです。決勝に進んだ所で開催地は横浜。日本にお金が落ちるわけです。一方3位決定戦は韓国で行われますが、韓国での試合は韓国代表戦以外は閑古鳥状態。韓国サッカー協会としては代表に3位決定戦に回ってほしかった(そして少しでも収入を得たかった)わけです。


 そういうわけで、今回この件に関して、私は比較的楽観視しています。FIFAが健全な団体であるなどという妄想を持っているわけではなく、逆にそういう組織であると知っているからこその楽観視なわけです。


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04/19/05

平壌開催?ありえな〜い!!

Yahoo!スポーツ

「北朝鮮戦は観客あり」FIFAから文書

 日本協会の川淵三郎キャプテン(68)は18日、6月8日に平壌で予定されるW杯アジア最終予選、北朝鮮戦に関して、国際サッカー連盟(FIFA)から公文書を受け取ったことを明かした。内容は「FIFAの規律委員会は北朝鮮で、観客を入れて開催することを前提に公平な立場で判断する」というものだった。

(後略)


nandatte.jpg


 えーっと、FIFAの皆さんは反日教育を受けた5万人の観衆の中で日本が試合をしたらどうなるのかぐらい想像がつかないんでしょうかね。ていうか想像がついていて尚平壌開催と言うのであればもっと性質が悪いんですが。


 こりゃあれですよ。日本サッカー協会から直々にFIFAの要人の皆様(もちろんチョン・モンジュン副会長も)を北朝鮮戦へご招待して、直接試合を視察していただくほか無いですね。

 で、試合終了後は暴徒化した人々が放り投げる取り外し式の座席が飛び交う中を移動して頂いて、日本代表と同じバスでスタジアムを出る。これしかないでしょ。

 勝とうが負けようが、きっとこういう光景になるんたろうなぁ。

暴徒.jpg


 試合がナイトゲームとかだったら一晩中雪隠責めなんて事も予想しないとね。


 今になって考えると、六月の二連戦がバーレーン→北朝鮮の順番で良かったなと思います。逆だったら平壌でヘトヘトになった状態でマナマに乗り込まなくてはいけない可能性が有りましたからね。確かに中東の国も「アウェーの洗礼」みたいなのは有りますが、恨み骨髄ってわけではないですし、試合が終われば済んだ事として普通に移動とか出来ますから。


 これがW杯予選と言ってしまえばそれまでなんですが、それにしてもこの裁定には納得がいかない。まだ議論の余地が残っているようなので、最終的には真っ当な解答が出てくると信頼するほか無いですね。あんまり期待してませんが。



posted by 西中島南方 at 12:44 | Comment(2) | TrackBack(2) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

04/14/05

約束の地マレーシア。

スポニチアネックス

北朝鮮戦 マレーシアで代替開催有力

 日本サッカー協会は、北朝鮮・平壌付近で鳥インフルエンザが発生している問題について強い懸念を示し、6月8日のW杯最終予選北朝鮮―日本戦を第三国で開催するよう国際サッカー連盟(FIFA)に働きかける意向を明らかにした。

 代替開催地はマレーシアなどが有力。W杯フランス大会出場を決めたジョホールバルやアトランタ五輪出場権を獲得したシャーアラムなどが候補に挙がっているもようだ。

 北朝鮮では平壌付近の養鶏場などで2月25日に鳥インフルエンザが発生した。感染が疑われる鶏21万羽を土に埋めて処理したものの、事態に困った北朝鮮は最近になって韓国にこの件を相談したという。北朝鮮国内では、国家獣医非常貿易委員会が鶏肉と卵の販売を禁止したとの報道もある。

 日本協会の川淵三郎キャプテン(68)は「安全が大事だ。東南アジアの第三国で開催して入場料収入を北朝鮮が取るようにすればいい」と話した。W杯予選の北朝鮮開催問題を検討するFIFAの規律委員会は現在、北朝鮮のサポーター暴徒化に関して調査を進めており、鳥インフルエンザ問題も含めて4月中に結論を出す方向だ。


 暴徒の上に鳥インフルエンザですか…。いよいよ平壌での試合は難しくなってきましたね。

 というかニワトリを埋めてから「どうしようか?」なんて相談を持ちかける感覚は北朝鮮では基本なんでしょうか?普通こういう事態になったら一刻も早く関係国全てに通知した上で判断を仰ぐんじゃ無いのかな?日本と中国にも知らせてくれよ。


 こうなってくると全てを疑ってかかってしまいますよね。もしそのまま平壌開催になっていたら、そ知らぬ顔で

「遠路はるばるよくお越しくださいました。ダッカルビを用意いたしましたので、冷めないうちにお召し上がり下さい。ささっ、遠慮なさらずに。」

 なんて言ってたんじゃないの?どうなのさ。

ダッカルビ.jpg

「毒まんじゅう」ならぬ・・・。



 ちなみにSOCCER UG BLOGさんによると平壌への最終予選観戦ツアーは

仮申込書に必要な申し込み金が20000円
この金はツアーが中止になっても返金されない


とか

3日間のツアーだと日程が厳しいので試合開始に間に合わないケースが想定されます

とか

金額は突如変更、差額を請求する場合がございます。

とか、実に半島っぽさ満載でいい感じだw


 との事。なんじゃそりゃ。ツアーに申し込んじゃった人には悪いけれどやっぱり第三国がいいよ〜。


 その第三国開催、第一候補に挙がっているのがマレーシア。そう、前園(どこ行った?)川口らがアトランタへの扉を開き、中田達がフランスへの切符を手にしたあのマレーシア。縁起がいい土地じゃないですか。

岡野.jpg


 とらぬ狸の皮算用なんて言いますが、もしアウェーのバーレーン戦に勝てば、次の北朝鮮戦に引き分け以上でW杯本戦出場が確定します。引き分けでも、バーレーンのその次の試合はあのテヘランでのイラン戦。バーレーンが負ければその時点で、引き分けでも日本が引き分け以上なら本戦出場が決まります。

 大事な一戦、ひょっとするとひょっとするこの試合。出来ればまたマレーシアで歓喜したい!!





posted by 西中島南方 at 21:47 | Comment(1) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

04/01/05

第三国がいい!

 4月1日、エイプリルフールですか。「エイプリルフール」っていうと「ウイットに富んだジョーク」なんて感じなんですが、「四月馬鹿」っていうと「一緒に病院いこうか?」というくらい力強い字面ですね。

 早速狼里ちゃんところでやられてしまいました。ついうっかりコメント欄に「1000万くらいでいいからくれない?」と書き込みそうになってしまいました。


 こちらはウソであってほしい話なんですが。enjoy soccer=enjoy life!さんがセレッソの応援を止められるとのこと。どこにもウソって書いていないから、多分本当なんでしょう。確かに千葉に住んでてセレッソを応援するのってなかなかたいへんだと思いますし、残念ですけれど、これからは千葉サポとしてがんばって下さい(斎藤大輔さんの様子とか教えていただけると嬉しいです、ファンなもので…)

追記:こちらもエイプリルフールでした。嘘で良かった。


 それからこれは是非本当であってほしい話。

スポニチアネックス

北朝鮮戦は観客ゼロ?中立国開催?

 国際サッカー連盟(FIFA)が、30日の北朝鮮―イラン戦(平壌)で北朝鮮サポーターが騒動を起こした問題で、ホームゲームの中立国開催や観客締め出し、罰金などの処分を下す可能性が高まった。31日、アジアサッカー連盟(AFC)のピーター・ベラパン事務総長(69)が明らかにした。北朝鮮が反発し大会をボイコットする事態も予想される。

(後略)


 平壌での試合は、バーレーン、イランにとっては単なるアウェーですが、日本にとってはアサディスタジアムよりも危険な事態が十分起こりえる「超」アウェー。なにせ全国民が「日本憎し」と教育されているんですから。

 国策として「反日教育」がされている国での試合といえば去年のアジアカップが思い出されますが、あれは酷かった。

 確かに試合中やその前後に起こっていた事も十分に酷いものだったけれど(あの画像を編集してIOCとかに送ったら北京オリンピックなんか中止じゃないかな)もっと酷かったのは事後の対応。

 スポークスマンが平然と「あー、うちの国民度低いですから、ああいう事も起こりますよ、普通普通」とコメントすれば、大使館員を襲った馬鹿も、スタジアムで日本サポーターに物を投げつけた馬鹿も誰も捕まらない。


 翻って今度の北朝鮮戦。平壌で観客を入れて試合なんかしたら何か有るに決まっているでしょ?スタジアムでの物の投げつけ、選手や日本人サポーターの乗ったバスの襲撃、宿泊先への乗り込み、出入国時の故意のトラブル、考え付くだけでもきりが無い程。

 んで事後はテレビとかで「我らの輝かしい主体思想を具現化すべく、日帝の手先と戦った代表は、その汚らしいプレーと審判の買収によって敗れ去ったが、怒りの炎に燃える競技場に詰め掛けた人民は日帝の悪辣な手先に敢然と立ち向かい、その不満を表現した」なんて「英雄的行為」と賞賛しておいて、外務省とかの抗議には「一部の民衆が思想に則って行った行為、誰がやったのかは把握できない」とかコメントを出しておしまいでしょう。

 その意味ではイランには感謝ですかね。金日成スタジアムでの初戦が日本戦でなくて本当に良かったと思いますよ。


 もし中立地で行う、となった時に候補に上がっているのが中国、韓国、インドネシア、カタールだとか。中国は両国が国交を持つ数少ない国、韓国は両国との距離が近い、インドネシアには北朝鮮の大使館が有り、カタールは中立地の試合会場になった実績と安全性が有る。

 日本とすれば一番良いのはカタールでしょう。その前(6月3日)にお隣のバーレーンで試合を行っていますから移動も短時間で済みますし、気候にも慣れているはず。インドネシアだと距離が有りますが、それでもまだましかな。

 中国や韓国だと「第三国」だといっても旨みは少ないですね。平壌での試合同様の嫌がらせが有る可能性が高い。


 「観客締め出し試合」の可能性も含めて、このニュースはしばらく注目しておく必要があるでしょう。



posted by 西中島南方 at 13:39 | Comment(2) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

03/30/05

バーレーン戦展望。

 いよいよ本当に「絶対に負けられない試合」がやってきました。ここで勝ち点3をとらなければ、日本の自力での予選二位以内の可能性が消えます。この試合の後の3試合で、ホームは最終節のイラン戦のみという事を考えても、本当に負けられない。

さいスタ.jpg



 やっぱり大事なのは先制点だと思います。どんな形でもいい、オウンゴールでもかまわないですから、まず一点とって試合を落ち着ける事。

 逆にバーレーンとしてはアウェーで先制点をとられたくないでしょうから、がっちりと引いてくるはずです。布陣を4バックから3バックに変え、最終ラインを高さ重視にするのも、ドン引きでゴール前を固め、ロングボール、ハイボールはDFラインで跳ね返すという意図が有るからでしょう。

ニッカンスポーツ

バーレーンも長身3バックに変更

 日本戦に向け、バーレーン代表が北朝鮮戦の4バックから3バックにシステムを変更する。29日の練習の冒頭で、ジドカ監督は、180センチの長身センターバック、DFババを呼び入念に話をした。日本戦では主力のMFユスフ、ジャラルが出場停止。特に左サイドが手薄になる。そのうえ日本は2トップ。ババを左ストッパーに入れ、昨年のアジア杯日本戦でも使用の3バックへ移行することが濃厚だ。DFモハメド、マルズーキと組む最終ラインは平均身長185センチ。セットプレーでの得点をもくろむ日本の前に、高い壁が立ちふさがる。


 現実的に考えて、これに対抗するには、やはりゴール前でどれだけファウルがもらえるかでしょう。三都主、中村、中田などドリブルが好きなプレーヤーが中盤にいる布陣では、彼等が無理に突っかけるとまずい形でボールを奪われてカウンター、なんて事も有ります。リスクとのバランスを考えれば、高原、鈴木でファウルをもらってセットプレー。出来るなら直接FKで一点とりたい。


 もし膠着状態になった時、ジョーカーになるのは玉田か本山だと読んでいます。できれば大黒も使ってほしいのですが、ベンチにも入らないらしいのでこの二人。

 二人ともスピードとクイックネス、ドリブルを特長にするプレーヤー。高さ勝負のDFラインにとっては嫌な存在だと思います。


 守備でのキーマンは福西。相手のカウンターのディレイ、「ナカナカ」コンビが攻撃参加した時のバランサー役、DFラインとの連係、セットプレーのターゲット、やらなければいけない仕事は山ほど有ります。しかもどれも手を抜けるものではない。


 私はもう今からかなりテンパっています。精神安定剤効きません。足に力が入らないし、仕事も手につかない。

 日本代表の皆さん、どうか私の不安が杞憂であったと思わせる試合をして下さい。いい試合でなくてもいいです、勝ち試合ならどんな泥臭い試合であっても文句は言いませんから。多分。




posted by 西中島南方 at 13:14 | Comment(1) | TrackBack(6) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

03/29/05

バーレーン戦を前に考える。

 公の場では「ジーコに全幅の信頼を置いていますから」と発言している川渕キャプテンでは有りますが、昨日の報道ステーションでの様子なんかを見ていると、ちょっと心配になってきました。

 初出場だった98年、開催国として予選を免除された02年と二大会連続でW杯出場を続けてきた日本。国内サッカーがプロ化されて僅か5年で本戦出場を果し、次の大会では決勝トーナメントにまで出場。考えてみればあまりにも「順調すぎる」成長だったのでは…。

フットボールは未来の兵器である.JPG


 「フットボールは未来の兵器である」のますたろうさんはこんなこと言ってます。

つかさ、普通に予定調和でワールドカップなんて4年に一回必ず出れると思っているバカものが増えてきているし、なんかのイベントと勘違いしているヤシが増え続けてにっちもさっちもいかなくなりつつあるんだから、そういう意味では一回ぐらいワールドカップに出れなくてもいいのかも知れない、もちろん本気ではないけど


 全てを肯定するつもりはないですが、同時に全てを否定できない自分もいます。

 心斎橋のバーで日本対北朝鮮の試合を観ていて、酷い内容なのにブーイングもせずどんちゃん騒ぎをしていた連中を見ました。私のイメージでは有りますけれど、もし健やかにサッカー文化が成長を遂げているのであれば、あんな連中は発生しないんじゃないでしょうか。


 ブラジルを除く全ての国は本戦出場を逃した経験が有ります。アメリカ大会ではフランスとイングランドが、先の大会ではオランダが予選で姿を消しました。敗退がもたらすショックは国全体に計り知れないダメージを与えます(サッカーが盛んであればなおさら)

 もし本戦出場を逃した時、あのバーに居合わせた連中は、お祭り騒ぎをしていた人間は、その後も変わらずサッカーと向き合っていくんでしょうか。

 そんな時でも多くの人間が「まあこんな事もあるよな」と割り切り、その後も変わらずスタジアムに足を運ぶようになる、その瞬間こそが、日本にサッカーが文化として本当に根付いた時なのではと思っています。
 

 うーん、大事な試合の前にかなりいやな記事書いちゃいましたね。でもワールドカップに出なければ滅びるなんて貧弱な文化なんてあまり好ましいとは思わなかったので。

 明日はただ「縁起が良いから」という理由だけで、またそのバーで観戦します。イランでの敗戦で背水の陣を敷く日本を、彼らはどんな風に応援するんでしょうか。またどんちゃん騒ぎしてたら「トレインスポッティング」のバグビーになりますので、そのバーにお越しの方はご注意を。



posted by 西中島南方 at 20:19 | Comment(0) | TrackBack(8) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

難しい「ナカナカ」併用

 明日の本番を控え、昨日新フォーメーションで練習試合に臨んだ代表。しかし初陣のこの試合ではシステムが上手く機能しなかった模様。

ニッカンスポーツ

新システム、練習試合で真価発揮せず

 サッカーの日本代表は28日、地元高校生チームとの練習試合で中田英を守備的MFに置いた布陣で臨んだが、主力組出場の前半は相手オウンゴールによる1得点のみ。攻撃面での効果は十分に発揮されなかった。

 序盤は下がってパスをさばく場面が目立った中田英は、徐々に高い位置に進出。トップ下の中村は中田英との関係で、位置取りを探しあぐねている様子だった。


 パスの出所が2つになったわけですが、その二人のコンビネーションがちぐはぐだとその効果も半減してしまいます。中田に関していえば「それくらいにしておけば?」と思うくらいしっかり話が出来る選手なのですが、中村はどうもそんなタイプじゃない。

 中村の神経が福西くらい図太ければ、新システムの完成も早いんですけれども。実際福西と中田の間では上手くバランスが取れているようですしね。

 口論になるくらいまで話を煮詰めるという意識は日本人には敬遠されがちですが、チームプレーを要求されるスポーツの選手には絶対必要な要素だと思います。

 福西と中田の関係がキッチリと整理されれば、中村はその枠中で自分を出さなくてはいけません。これは難しい。もっとコミュニケーションを密にとって、しっかりとしたコンビネーションを見せてほしい。

hide01.jpgshunsuke01.jpg


二人がかみ合えばすごいチームになるのに…。



 とか書いていたら違う記事が。

ニッカンスポーツ

中田&俊輔の「上下関係」が攻撃の起点

 MF中田英寿(28=フィオレンティーナ)とMF中村俊輔(26=レジーナ)の「タテの関係」が攻撃の起点になる。明日30日にW杯最終予選バーレーン戦(埼玉スタジアム)に臨む日本代表は埼玉合宿2日目の28日、浦和東高と練習試合を行った。先発では初のボランチに入った中田とトップ下の中村のコンビネーションから好機を再三演出。中央から、サイドからとバーレーンを攻略する攻撃のイメージをつかんだ。

 攻撃のイメージは出来上がった。中田英−中村。代表で初の「タテのコンビ」が構築された。決戦を2日後に控えた浦和東高との練習試合。2人の連係から幾度となく好機が生まれた。



おいこらホントのところはどうなんだ(怒


 後の記事が本当なら得点出来なかったのはフィニッシュの精度の問題だから中盤はそれほど問題じゃないって事だし…。わけがわからん。同じニッカンなのにどうして正反対の記事が出るんだろう?

 個人的には報道ステーションで福田「大将」が「中村の動きに精彩が無く、少し心配」と話していたんで、まだ「ナカナカ」のコンビネーションが上手くいっていないんだと思ってるんですが。


 まあ明日スッキリと勝ってもらえれば、何の文句も有りません。しっかりがんばって下さいよ。私はこんなチームに負けて本戦出場が遠のくなんて本当に嫌なんで。

スポーツ報知

バーレーンお粗末雨対策
今さらスパイク・ポイント大量購入


(前略)

 「これを26足分だ」と、指揮官は定価1000円の13ミリと16ミリのポイントセットなどの大量購入に踏み切ったが、「高い。負けろ」「ユーロとドルは使えないのか」「このDVDは日本語でしか見られないのか」と、店側に無理難題を次々と吹っかけた。「譲れない限度は当然あります」と嘆く店員を押し切り、値下げに成功。買い物後は約1時間、自由時間になったが、一時迷子になる選手も。決戦2日前のライバルに緊張感はゼロだった。


 迷子って…。



posted by 西中島南方 at 12:48 | Comment(0) | TrackBack(1) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

03/28/05

同じ3バックでも…。

 慣れない4バックに違和感を感じていたのは一人二人というわけではないようで、代表して宮本、中田がジーコに直談判したようです。

ニッカンスポーツ

ジーコ日本3バック、中田と宮本が直訴

(前略)

 すべてが1つの結論に収束した。この日午後、宿舎で宮本と中田英がジーコ監督を訪ねた。「ずっとやってるシステムでやりたい」。宮本が切り出すと、ジーコ監督もすんなりと受け入れた。

 話し合いは約20分。宮本が「ジーコもそう考えていたみたいだった」と言う通り、練習では、敗れたイラン戦で選手が戸惑いを口にした4バックから出場停止明けのDF田中の入る3バックになった。ジーコ監督は「イラン戦でも田中がいれば3バックでやっていたと思う。彼が戻ったので、今は3バックを考えている。今日のフォーメーションが次の先発」と断言した。


 サッカーに限らず、スポーツには2通りの戦い方が有ります。一つは自分達の持ち味を出す方法、今ひとつは敵の持ち味を消す方法。

 今回のイラン戦では相手のスタイルを封じる事に対して重きを置いたわけですが、相手もそれに対しての対策を講じて来た事と、ダエイの負傷などのアクシデントが重なり、システムを維持する事に精一杯だった日本はそれに対するフレキシビリティを発揮する事が出来ませんでした。

 それならば、チームが好循環していた3-5-2にシステムを戻した方が、つまり自らの持ち味を引き出す方法にもう一度シフトしなおした方がいいだろう。ということなんでしょう。


 ただジーコの

イラン戦でも田中がいれば3バックでやっていたと思う。


 という発言には若干の違和感があるんですけれどもね。松田というカードが有った訳ですから(バックアップはどうする、という話になるかも知れませんが、それを言うなら加地のバックアップって誰なの?とかいう問題もありますよね)


 何はともあれ代表は3バックに戻す方向でリスタートを切るわけですが、そうしたからといって何もかも上手く行くのかという猜疑心みたいなものが残る方もいるかも。

 でもアジアカップの時の3-5-2と、今回バーレーン戦で採られるであろう3-5-2にはいろいろな違いが有ります。


 図にすると判りやすいんですが。まずこれがアジアカップの不動のメンバー。

Field-3-5-2-asia-cup.gif


 特徴は何と言っても中村を最大限に生かす布陣だという点。中村が最もプレーしやすいと公言する3-5-2。遠藤もある程度ボールを散らす仕事をこなしますが、コンダクターはあくまで中村。非常にシンプルな構成の為に選手同士の意思統一がしやすいのが長所。

 もちろん短所は中村が封じられると手詰まりになってしまうところ。

 その問題を補う為に、セットプレーという「飛び道具」が有ったわけです。「日本で一番ファウルを受けるのが上手い」鈴木が前線で潰れる度に、日本のチャンスが生まれました。

 中村は止まったボールを蹴る事にかけてはアジア1と言ってもいい選手ですし、中澤、福西、鈴木といった空中戦に強い面々も揃っています。それを使わない手は無いのは判っていますが、もしセットプレーが無ければ日本はアジアカップをとることは無かったでしょう。


 翻って、バーレーン戦の布陣。

Field-3-5-2-WC-FQ.gif


 アジアカップの時と違うのは中村と中田、ボールが展開する起点が二箇所有るというところ。中村が窮していれば中田が散らし役に回ればいいですし、逆の時は中村が展開すればいい。

 二人同時に押さえ込むというのはかなりの人数を裂かねばなりませんからナンセンス、最低一人はボールの捌き役が確保されているわけです。

 さらに言うと今まで生きていなかった右サイドが、中田が加わる事で活性化するメリットが有ります。加地がいいポテンシャルを出してくれれば、左サイド一辺倒だったアジアカップの時よりぐっと攻撃の幅が広がります。


 まあもちろんデメリットもあるんですけれどもね。

 例えば中田も中村もかなりポジションを自由に動かす選手ですから、そのカバーが難しいのでは、という点。

 ここは二人のすぐ後ろにいる福西の守備と、高原、鈴木ら前線の選手の相手ボールホルダーに対するチェイシングによってカバーしていく必要が有るでしょう。


 もう一つは「使われる」タイプの選手が一人減ってしまう点。パサーが多くいると、ボールは繋がるのに前に進まないなんてケースが多々有ります。ジーコ就任当時の「黄金の中盤」なんてのは典型。

 これは中村、中田の意識付けみたいなものが必要なんじゃないだろうかと思っています。中田はもともと(少なくともベルマーレに入った当初ぐらいは)フリーランだとかドリブルだとかを「売り」にしていた選手なんで、コンディションと意識さえ有ればすんなり使われ役に回れると思うのですが。(中田がトップ下しか出来ない、したくない中村にその席を譲った事を、私は「使われ役にもなる」という決意表明だと思っています、好意的過ぎますか?)


 上手く行けば日本はアジアカップを制した時以上のポテンシャルが発揮できるはずです。しかしこれはあくまで机上の空論。本当に機能するのかは本番にならないと判りません。まあ即席の4-4-2を続けるよりは、リスクは少ない筈です。多分。



posted by 西中島南方 at 20:49 | Comment(0) | TrackBack(3) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

03/26/05

予選2位以内確保には?

 とらぬ狸の皮算用というが、ここでもう一度今後の試合日程を睨んで、日本がグループB2位以内を確保する為にはどうしたらよいのかを確認してみたい。

 まず現時点での順位。

1位 バーレーン 勝ち点4  試合数2 1勝1分け0敗 2得点1失点 得失点差+1
1位 イラン   勝ち点4  試合数2 1勝1分け0敗 2得点1失点 得失点差+1
3位 日本    勝ち点3  試合数2  1勝0分け1敗 3得点3失点 得失点差0
4位 北朝鮮   勝ち点0  試合数2  0勝0分け2敗 2得点4失点 得失点差+2


 現在のところプレーオフに回る3位という状況ではあるが、トップとの勝ち点は1、決して悲観する位置ではない。

 次に今後の試合予定。

試合予定(左がホーム)

2005/3/30 日本 − バーレーン
2005/3/30 北朝鮮 − イラン

2005/6/3  イラン − 北朝鮮
2005/6/3  バーレーン − 日本

2005/6/8  イラン − バーレーン
2005/6/8  北朝鮮 − 日本

2005/8/17 日本 − イラン
2005/8/17 バーレーン − 北朝鮮


 やはり目を引くのは3/30と6/3に行われるバーレーンとの2試合だと思う。仮にここでバーレーンから勝ち点4(ホーム勝ち、アウェードロー)を奪えれば、その時点で勝ち点は日本7、バーレーン5となりバーレーンの自力2位が消える。

 さらにいうと日本との連戦の後でバーレーンを待っているのはあのアサディスタジアムでのイラン戦。バーレーンがイランに敗れ、日本が北朝鮮とのアウェーで勝てれば、その時点でワールドカップへの出場が決まる。



 ただバーレーンと勝ち点を分けあった場合。つまり1勝1敗ないしは2引き分けとなると、逆に日本から自力出場の権利が消える。この場合にはイランがキャスティングボードを握る事になる。イランにバーレーンを叩いてもらい、さらにホームでそのイランから勝ち点3を取る必要があるのだ。

 ホームでしっかりとバーレーンを倒し、その時点でワールドカップ出場を決めてくれれば、最終節の日本戦はかなり低いモチベーションで臨んでくるはずだ。しかし逆にそれまでにイランが出場を決めていないと(北朝鮮戦で取りこぼす可能性は低いが0ではない、バーレーン戦ドローの可能性はもっと高い)最終戦はかなり厳しい戦いになるだろう。



 それ以下、つまり1敗1分けや2敗の場合の可能性はもう限りなく0に近い。仮に1敗1分けだとバーレーンと日本の勝ち点差は4になる。仮にその後日本が2連勝しても、バーレーンが1勝1敗、若しくは2分すればバーレーンの2位以内が決定する(当該チーム同士の対戦成績が得失点差より優先される為)

 その際の日本の最大勝ち点は10(3勝2敗1分け)で、今度はイランとの2位以内をめぐる攻防になるが、現在イランは勝ち点4だから、残り4試合を2勝1敗1分けでいい。


 ともかく30日のホームバーレーン戦でしっかりと勝ち点3をとる事が2位以内の試金石になるのは間違いない。ここを落とせば自力の目はかなり絶望的な状態になるという一戦に、ジーコジャパンはどんな戦いをしてくれるのだろうか。



posted by 西中島南方 at 13:22 | Comment(0) | TrackBack(1) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

03/25/05

間に合うか!?守備意識の統一。

スポニチアネックス

中田 守備位置で福西と口論

練習場に不穏なムードが流れた。守備のポジショニングを確認する“追い込み”練習を始めた直後だった。控え組の選手が主力組の右サイドからボールを持ち込もうとした。中田はそれを防ぎにいったが、右ボランチの福西が詰めてこなかった。これに対し中田が怒った。しかし、福西も負けず言い返した。お互いの意見を身ぶり手ぶりで言い合う姿は怒気すらはらんでいた。ただならぬ雰囲気にたまらず小野、宮本、最後はジーコ監督まで割って入ってきた。


 多分あちこちで記事になっている中田と福西の口論ですが、単純に言えば二人のプレスをかけようとする位置の相違が問題なんでしょう。

 福西が考えているのは、恐らく古典的、典型的なカウンター。自陣深くまで攻め込ませ(攻め込まれての方が正しいか)ボールを奪ってからは少ない手数、少ない人数でスペースへ短時間でボールを運ぶやり方。

Field-fukunishi-ver.gif


 ニッカンスポーツの記事が、これを裏付けるコメントを掲載しています。

センターバックから「中央に残って守備をしてくれ」といわれているボランチは、すぐに中田英の意見に同意することはできなかった。


 この記事では

4バックと右から中田英、福西、小野、中村と並んだ中盤がラインを下げ、ペナルティーエリア付近で相手に自由なスペースを与えない。しっかり守ってからのカウンターを狙った


 とも書いていますから、前述の「中央」というのはバイタルエリアの事を指していると推測するんですが、この位置にいる選手(小野と福西)が簡単にサイドに吊り出されると守備が安定しませんから、福西の言い分はもっともなものだと思います。


 一方中田が考えているのはもう少し前でボールを奪い、ゴールに迫る方法。

Field-nakata-ver.gif


 こんなに極端ではないでしょうが、少なくとも意識的にはこんな感じなんではと思います。後ろ(DFラインやボランチ)が押し上げられれば、もっと高い位置でボールが奪える。そうすれば相手が守備に意識を切り替える前にショートカウンターが仕掛けられる。これももっともな考え。


 中田とすればもっと押し上げてほしいし、福西とすれば中田にはキチンと帰陣してほしい。
どちらが正しいのか、なんて結論はなかなか出てこないでしょうが、現時点で言えば福西の考えているであろう方法の方がベターな選択だと思います。

 理由は二つ

1.4-4-2の2列目がフラットな陣形を採用したのは守備的な要因が強く、今の時点ではバックの人間がプレーしやすい状態を形成するのが最優先だから。

2.攻撃の起点に指名されている中田自身のコンディションや、彼と他の選手とのコンビネーションに問題が有る為。これ以上のリスクは負いたくないから。



 以前の記事で「3バックか4バックかは中田のコンディション次第では」と書いたのですが、中田の今のコンディションを見れば3-5-2でもおかしくなかった。それでも4バック濃厚というのは、ジーコがこの試合に関して、中田よりもまず守備ありきと考えている証拠だと思っています(ジーコが過去の自分と中田を重ね合わせ、この期に及んでチャンスを与えようと考えているのならば、明日の試合はかなり厳しいでしょう)この件に関しては守備的な選手の立場が尊重されるべき。


 中田に求められるプレーは、恐らく本人が考えているよりも地味なものになるでしょう。中盤での細かいチェックや体を張ったボールキープがメインになると踏んでいます。

 ここで「KING」としての意地で個人プレーにはしるのか、それとも結果を求めて組織のピースとなるのか。本来であるならばずっと前に解決しておかなくてはいけなかった問題が今になって噴出した事は、代表にとってすればあまり良い事ではないでしょうが、臭いものにはフタなんて事はせず、キチンと解決させて試合に臨んで頂きたいと思っています。


 とか昨日の夜に書いたのですが、アップできませんでした。鮮度さらに落ち…。


posted by 西中島南方 at 08:58 | Comment(0) | TrackBack(1) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

03/22/05

ショットの際は沈黙を。

 いろいろなところで代表のドイツ合宿の様子が伝えられているが、J's GOALのものが一番しっかりとレポートしているように思う。他のニュースは押しなべてこんな見出し。

ヒデ先発決定!ジーコ監督イラン戦託した

俊輔、小野、稲本“黄金の中盤”そろう

俊輔“オレがヒデさん生かす”

中田と心中!ジーコ監督“日本の王様”を特別待遇

欧州組に打たせろ!イラン戦は「黄金の中盤」で点取る

中田イラン戦先発「GO」

小野OK イラン戦完全復活


 確かに「黄金の中盤」は字面にインパクトが有るからタイトルにしやすいし、話題性も高い。けれど、私が知りたいのは選手達の正確なコンディションやイラン戦での戦い方の展望であって、ゴシップや飛ばし記事ではない。


 代表は確かに日頃サッカーを観ないという人も注目するから、こういうとっつき易い記事が喜ばれるのかも知れない。またいつもは違う分野で記事を書いている人が代表の記事を書いている可能性も有る。でもだからといって、そんな記事を歓迎できるほど人間が出来ているわけでもない。

 日頃は「もっとサッカーを扱ってほしい」と思ってはいるけれど、こういう取り上げ方をされると「こんな風にしか書いてくれないなら扱ってくれなくていい」なんて天邪鬼な考えもよぎってくる。

報道陣.jpg


この環境で集中力を維持するのは難しい(画像は過去のもの)



 イラン戦は恐らく想像を絶する試合になると思う。だからこそ代表を取り巻く我々には「静観」が必要なのではと感じている。

 ゴルフではショットの際に、ギャラリーが「沈黙」する事が常となっている。ただ騒ぎたいだけなら、歓楽街に繰り出す事をお奨めする。コールなら試合中に、歓声ならゴールの瞬間、勝利の瞬間に、存分に叫べばいい。今はまだショットの前、「 Be quiet!」の札は掲げられたままだ。



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03/21/05

ダッチロールの理由。

 久しぶりに代表の話題。ジーコがまた悩んでいる。天王山であるイラン戦に向けて、3バックと4バックのテストを平行して行っているのだ。

デイリースポーツ

ジーコ監督「黄金の中盤」復活へ

 ついに“神様”こだわりの中盤が復活へ―。ジーコ監督はこの日の練習試合の前半に欧州組抜きで4―4―2の布陣をテスト。試合後に「イラン戦もこのシステム?そうかもね」と話し、本番に4―4―2で臨む可能性が出てきた。


サンケイスポーツ

ジーコ監督迷う…練習試合で4バック「ヒデ・シフト」採用

 サッカー・日本代表ドイツ合宿(20日、フランクフルト) 25日にW杯最終予選イラン戦を迎える日本代表が20日、ドイツリーグ3部のアマ・マインツと練習試合を敢行した。ジーコ監督(52)は前半に4バックを採用。1−0勝利の試合後は「メイビーフォー」と方針を示した。これ、MF中田英寿(28)=フィオレンティーナ=の先発用「ヒデ・シフト」だ。



スポニチアネックス

俊輔「3バックがいい」

 レジーナのMF中村俊輔(26)は20日、代表の合宿先のフランクフルトに到着した。

 練習試合で4バックをテストしたことを報道陣から知らされると「え?」と驚きの表情。「カバリングとか口で言わなくても分かる。守備でのコンビネーションを考えたら3バックの方がやりやすい。3―5―2の方が体に染み付いている」と3バックの戦いやすさを強調した。


サンケイスポーツ

俊輔、ドイツ合流…4バックの知らせに衝撃?

 MF中村俊輔(26)=レッジーナ=が20日、イタリア・トリノから代表合宿地のフランクフルトに到着した。「4から3になった? 逆じゃないの?」。4バックスタートの練習試合に驚きの表情を見せた。


 記事をナナメ読みしていると、ジーコが「中田・中村の併用か、どちらか一人をトップ下に据えるのか」で悩んでいるような印象を持つが、理由は多分他にも有る。


イランに対する有効な布陣は?

 ここでイランの布陣を確認してみたい。基本的には1トップぎみにダエイ、その後ろにカリミ、両サイドに張った形でウイングを置き、ダブルボランチに4バック。4-5-1というフォーメーションだ。

Field-vs-Iran-00.gif


イラン予想布陣


 ポストができ、決定力の有る1トップ。神出鬼没のトップ下。パワーとスピードに長けた右サイド。ちょっと不安の有る守備陣。セレサポにすると何故か強烈に懐かしさを感じるフォーメーションである。

 この布陣はサイドの攻撃の厚さが特徴になる。両サイドとも2枚ずつ選手がいるし、トップ下も自由に流れるので、通常の4-4-2の2ラインよりもサイドにかけられる枚数が多い。

 モリシ、じゃなかったカリミが右に流れ、ノ・ジョンユン、じゃなかったマハダビキアがトップスピードでサイドを切り込んできたら、いったいどれだけ枚数をかければいいのか想像もつかない。


 そこで4バックという選択肢が浮かんで来る。言うまでも無く現在の日本代表のベーシックは3バックなのだが、これだとマッチアップした時にはこのような感じになる。

Field-vs-Iran-02.gif


 一目瞭然なのだがサイドに枚数が足りない。さらに1トップのダエイは身体能力に不安が有る宮本が見る事になる。

 先の北朝鮮戦でも4-4-2の北朝鮮相手に3バックで挑んだものの、三都主には常にマークが2枚ついていた為にいつもの突破が見られず、攻撃が停滞した苦い経験が有る。


 これが4バックにすると随分とスッキリする。

Field-vs-Iran-01.gif


 ダエイは身体能力で十分に競り合える中澤(若しくは松田)が見ることになる。これなら不安も少ない。両サイドの中田、中村はボランチの経験も有るし、加地、三浦淳もそもそも4バックのサイドが本業。サイドの守備に関しても3バックより強固だ。カリミには2枚のボランチがつく。こぼれたボール、飛び出しには宮本が応対する。


 ただ単純にマッチアップだけを考慮するなら4バックの方が断然理にかなっているのだ。今までの相性などを考えればジーコが悩むのも至極当然と言える。


 結局どちらのシステムの方がイラン戦で効果が有るのか、これは意見が分かれるところだと思う。こちらだと即断出来る人は少ないだろう。選手構成も変わるので、試合中に修正する事も出来ない。考えれば考えるほど難しい。


キーはやっぱり中田


 もし私が監督なら、どちらの布陣で臨むのかは中田英の到着後、彼の動きを見てから、という事にするだろう。召集した以上はチームの軸として働いてもらいたいが、試合勘や体調に不安が残っているのは事実だ。4-4-2にしたところで肝心のサイドに不安定な選手を起用していては意味が無い。

 だが良いパフォーマンスで帰ってきたなら、使わない手は無い。アウェーの試合は押し込まれる時間帯が増える事が予想されるので、彼のキープ力によっていくらか守備陣の負担を減らす事が出来るし、少ないチャンスをモノにするためにはパスの出し手は2枚いた方がいい。


 イラン戦まであと4日、本来ならチームを完全に煮詰めておく期間なのだが、ジーコを悩ませるだけの存在感が、まだ中田には残っている。


posted by 西中島南方 at 21:01 | Comment(0) | TrackBack(1) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

03/16/05

地獄の使者と人の言う。

 以前にも書きましたけれど、サッカーにおいての審判の存在って、かなり大きいんですよね。同じ内容の試合であっても、審判が誰であるかで面白さが変わってくるし、下手をすると勝ち負けが逆転したりしちゃう。

 さらに言うと「相性」なんてものまで有って、この審判の時は負けないとか、そういう傾向がはっきり出る。02年W杯の日本VSトルコの審判はイタリアのコッリーナさんでしたけれど、トルコはコッリーナさんが笛を吹いた試合では負けた事が無かったんだそうな。


 というわけでイランVS日本の審判が誰になるのか、注目してみたんですが…。

スポニチアネックス

イラン戦はカード乱発審判が担当

 日本サッカー協会は15日、W杯アジア最終予選2試合の主審を発表した。25日のイラン戦はシャムスル・マイディン氏(38=シンガポール)、30日のバーレーン戦はラフシャン・イルマトフ氏(27=ウズベキスタン)が担当。マイディン氏は昨年のアジア杯準決勝の日本―バーレーン戦で両チーム合計8枚のカードを出しており、出場停止にリーチがかかっているMF中田やMF小野ら6人は注意が必要だ。


 なんか変な感じのタイトルですが、このシャムスル・マイディン氏(38=シンガポール)なる審判、2004年アジアカップのバーレーン戦で遠藤に一発レッドをかました、あの審判なのですよ(バーレーンにも大概カードを出してましたから、日本にだけ厳しいというわけではなく、単にカードが多い審判なんでしょう。それが救いではあります)

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こんなシーンは見たくない(画像はアジアカップ時のものを借用)



 前節で勝ちきれなかったイランとしては、日本戦とはいえホームの初戦、絶対に勝ちに来るでしょう。当然激しいプレイも数多く出てくるはず。

 その上日本のDF陣は故障中、故障開け、不調の者が多く、ついレイトタックルをしてしまうなんてことは、往々にして有り得ることです。

 試合自体がもう荒れ模様確定なのに、その上カード製造機が審判となれば、いったいどういう展開になるのか全く予想がつきません。


 しかもイラン戦の後にはすぐバーレーン戦が控えています。二つの試合の間隔があいていれば、仮に誰かが出場停止になっても、代替メンバーを選んだり、その選手をチームに溶け込ませる事が出来るんですが、それもままならない。何か狙って審判決めてませんかとかんぐりたくなるようなシチュエーション。


 多分ジーコはそんな小器用な真似なんて出来ない(というかしたくない)と思うんですが、もしイラン戦で勝敗が明らかに決した時には、いわゆる「リーチ」のかかった選手はどんどん交代させた方がいいでしょうね。例えそれが負けている時でも、無理をしてバーレーン戦を不利な状態で向かえる事を考えれば「捨てゲーム」にする勇気も必要なんじゃないかと。


 イランがバーレーンに勝っていて、日本戦がイランにとっての「絶対に負けられない戦い」になっていなければ、全然問題無かった筈なんですが。本当に何が起こるかわからないなあ…。



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03/15/05

異端派チーム育成法。

 一夜あけて、代表に選ばれた選手達のコメントが各誌に掲載されている。

(小野・スポニチ)「(左足は)全然問題ない。痛くないとは言えないけど、それなりに少しずつ良くなっている」
(同・ニッカン)「19日のRKC戦に向け、一生懸命練習して体調を整えたい。多分(RKC戦後に)ドイツ合宿には参加すると思います」

(中村・ニッカン)「チームはチーム、代表は代表。気持ちを切り替える」

(大黒・ニッカン)「ドイツでいい準備をして、この2連戦に臨みたい。点を取れるように頑張るだけです」

(松田・デイリー)「ケガでチームでも出場できてなかったので(選ばれて)驚いています。チャンスをもらったのでチームのために頑張りたい」

(中澤・デイリー(松田の記事とリンクは同じ))「まずは自分自身のコンディションを整えていきたい」

(三浦淳・デイリー)「ここで頑張ればチャンスとか言われてるけど、そういうことは考えてない。日本がW杯に行くために大事な試合。この一戦のためにやりたい」「右サイドをいかに抑えるか。90分の中で体を張りたい」



 メンバーの選出に関してはあまり賛成出来なかったが、だからといって「けっ、代表なんて負けちまえ〜」と思うほどひねくれてはいないつもり。小野や松田、中澤といった面々は体調の不安を隠せないでいるが、何とか頑張ってほしい。


 三浦淳はこのメンバーの中で一番プレッシャーがかかっているのでは。代表ではずっと三都主の控えで出番が無かったし、去年はずっと相馬にポジションを奪われたままで、思うような活躍が出来なかった(その分移籍後はセレッソ戦で随分と活躍しされてしまったけれど)

 そんな中で代表に選ばれ、恐らく一番キツイアウェーのイラン戦での先発が濃厚となれば「硬くなるな」と言うほうが無理。対面がマハダビキアというのも辛い。イラン戦のキーパーソンなのではないだろうか。


 セレッソの開幕逆ダッシュで放心状態になっていたが、イラン戦までもう10日しかない。あのなんとも言いがたい胃の痛くなるような試合があと5つも残っているという時点でめまいがする。そういう「気負いやストレス」が選手のコメントからあまり見られないのは良い事だと思う(三浦淳はさすがに気負っているが)


 各所から疑問が噴出しているジーコの選手起用だが、良い所を挙げるとするなら「いい選手だと思った選手だけを徹底的に練磨する事で、チーム力が妙な形では有るが、一応上がった」という点が有る。その自信が、選手のコメントにも表れているように感じる。


 様々な選手を招集、テストし、万が一の事態が起きても対処できる選手層の厚みを確保する。というのが代表監督の正攻法(ということはトルシエも選手起用に関しては普通だったのかな)だがジーコは鹿島の時と同じくチームを「ファミリー」として捉え、選りすぐりだけを育てるという方法を採った。チームの親和性を優先したわけだ。(ただ結びつきを強くするという意味だけで「ファミリー」という言葉を用いたので宇都宮さんが言及されている「家長制」とは意味合いが少し違う)

 結果「スタメンの殆どがズタボロになりながら、その場のチームワークと底力で勝ち上がっていく」という「あしたのジョー」のようなチームが出来上がった。普通ならとっくに頓挫していてもおかしくないのだが、その方法で今まで何とか来てしまった。


 こうなってしまった以上、我々はもう、ズタボロになりながらハートだけで闘っている代表に、リングサイドから「立て!立つんだああぁぁっ!!」と叫ぶことしか出来ないのかも知れない。ああ、いよいよ胃に悪い。



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03/14/05

ジーコマシーン代表を発表。

 今月25日のアウェーイラン戦、30日のホームバーレーン戦のメンバーが発表になった。

GK 土肥洋一(東京)楢崎正剛(名古屋)曽ケ端準(鹿島)

DF 三浦淳宏(神戸)田中誠、茶野隆行(磐田)宮本恒靖(G大阪)
   松田直樹、中沢佑二(横浜) 坪井慶介、三都主アレサンドロ(浦和)
   加地亮(東京)

MF 藤田俊哉、福西崇史(以上磐田)小笠原満男、本山雅志(鹿島)
   遠藤保仁(G大阪)中田浩二(マルセイユ)稲本潤一(カーディフ)
   中村俊輔(レジーナ)小野伸二(フェイエノールト)
   中田英寿(フィオレンティーナ)

FW 鈴木隆行(鹿島)高原直泰(ハンブルガーSV)玉田圭司(柏)大黒将志(G大阪)


 もう見飽きたよというくらいマンネリ化したメンツで、目新しい顔は一人もいない。まるで機械的に選抜したかのようなメンバー。さしずめ監督は「ジーコマシーン」と言ったところか。「角澤マシーン」「昌邦マシーン」に続く「マシーンシリーズ」第三弾。


 「角澤マシーン」「昌邦マシーン」をご存知無いという方は多分ブログ界の最果てであるこのブログまでたどり着けないと思いますが、念の為補足。

 「角澤マシーン」はあらかじめ用意していたのであろうフレーズを、実況中に「ある意味」とか「まさに」といった言葉を頭につけて無理やりねじ込むテレビ朝日の角澤照治アナウンサーの実況を見ていたある方が「角澤アナの使いそうなフレーズをランダムに並べても、それっぽい感じになるのでは」と作った代物。「昌邦マシーン」はそれのジュビロ山本監督バージョン。両者の語彙が少ないのを逆手に取ったアイデア賞もののページ。

角ちゃん.jpg

たぶん普通にお付き合いすればとてもいい人なのだろうけれど。




 ジーコの場合、少ないのは語彙ではなく「勇気と柔軟性」なのでは。直前のJ1リーグ第二節でベルディの相馬などをチェックしていたようだが、結局「鹿島枠」の本山が三浦淳のバックアップになった。現状を考えると相馬を選んでも何もおかしくはないのだけれど、新しいメンバーを選出するリスクは負わない様子。

zico.jpg


相変わらず不満の残る選出。


 その一方で怪我の為に出場が微妙な松田と中澤は相変わらず選出されている、これもまた疑問。今日になって怪我が明るみになった中澤は止む終えないかも知れないが、松田のコンディションはキチンと確認されているのだろうか。中田英の場合も同様。本人もテレビのインタビューで、自身が完全なコンディションではない事を明かしている。



 この二連戦が最終予選の最大の山場である事は明らか。イランにもジャイディと他のメンバーとのマッチングという不安材料が有るし、バーレーンはA・フバイルの負傷というハンデを負っているが、それをアテにして勝てるチームでは無い。



posted by 西中島南方 at 20:24 | Comment(0) | TrackBack(2) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日の方が最悪の日のようだ。

日刊スポーツ

中沢が右ひざに爆弾、ACL出場微妙
 横浜DF中沢佑二(27)が右ひざに爆弾を抱えた。チームとともに13日、ACL第2戦マカッサル戦(16日)に向けインドネシアに到着した。連戦の影響で右ひざ関節炎を起こしていることが判明。腫れがあり、水がたまっている状態で「ひざは初めてなので気にはなる。違和感があるけど痛みはない」と話した。

(中略)

ドクターストップがかかれば、25日W杯アジア最終予選イラン戦以降にも影響を及ぼす。岡田監督は「田嶋(技術委員長)には万が一のこと(代表辞退)も考えてくれと言ってある」と慎重だった。


岡ちゃん.jpg

泣きたいのはこっちだよ


 代表メンバー発表の日に怪我が発覚とはなんとまあタイミングの悪い事だろう。詳しい事はまだ判らないけれども、万一の場合は坪井、宮本、茶野なんてメンツでイラン戦、バーレーン戦を戦わなくてはいけなくなってしまった。他にも選択肢も有るだろうけれど(茂庭なんか好きなんだけれど、こちらも股間節炎をやっているからムリ)ジーコの頭の中を察するに選手起用はこれが精一杯だろう。

 松田に目途が立ち、中澤もたいしたことがないとすればいくらか光明が見えてくるが、さりとて松田は試合勘が戻っているか不安であるし、中澤だって100%のポテンシャルを発揮する事は難しいだろう。磐石の態勢とは程遠い。


 こう考えると「代表に選手を送り出すと怪我をして帰ってくる」と憤っていたマリノスも、選手のコンディション管理に関しては大概なような気がする。今年だけでも食中りだの風邪だのといった騒ぎが有ったし、実は上野も怪我をしているらしい。

 磐田もチェ・ヨンス、中山が離脱、鈴木秀人も万全ではないようで、ACL参加チームならではの苦労が有る事は認めるが、それにしても私の頭の上の?マークが消えることは無い。


 最初からタイトなスケジュールになる事は承知の上であった筈で、両チームともそれを見越して補強をしていた。しかし結局使われる選手は限られていて、中心ともなるととんでもない試合数をこなさなくてはいけない。


 彼等の事、代表の事を考えると、もう少し「優遇措置」があった方がいいのかも知れない。ナビスコカップの際の「ベストメンバー」の規制を受けないとか。


 まあ、今となっては後の祭り、代表発表は今日の午後4時30分だ。こんなに不安ばかり感じる発表もないが、静かに待っておくことにしよう。



posted by 西中島南方 at 12:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

02/11/05

ジーコの口を縫いつけろ!!

 神様教えてください。このような行いが、我々の代表にとって何の役に立つのかという事を。

スポニチアネックス

三都主代役は三浦淳を起用

 ワールドカップ(W杯)アジア最終予選初戦の北朝鮮戦に白星発進した日本代表のジーコ監督は10日、警告累積で予選第2戦のイラン戦(3月25日・テヘラン)は出場停止となる三都主(浦和)に代わって三浦淳(神戸)を起用する意向を明らかにした。


 浅はかな私には、この早すぎる代役発表が、相手に対しては手の内をさらけ出す事になり、代表候補達には「所詮がんばってもスタメンはあいつだし」という意識を生じさせてしまうという影響しか考えられないんです。


 そりゃ今の日本代表の注目度を考えれば、情報操作など難しい事はわかります。でも、だからって一ヶ月も前からスタメン発表をしなくってもいいじゃないですか。わざわざ公言する意味が判らない。

 あとせめて「日本」代表監督であるならば、ブラジルへ帰る前に少しくらいクラブチームのキャンプ地をまわっても悪くないと思うんですが…。宮崎県なんか温暖だし、良い所ですよ。どうですか?


 ああ神様、私の目はかすみ、あなたの姿がどこにでもいるおっさんのように見えてきました。もし本当にあなたが神様であるのでしたら、どうか、我々を約束の地ドイツへと、出来る限り波乱無く導いてください。さもなくば私は精神安定剤の飲みすぎでらりぱっぱ〜になってしまいます。



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02/10/05

ちょっとやばい左サイド。

 やぁ〜。ジーコだよ。北朝鮮戦はタフな試合だったけれど、プラン通りに勝ててヨカッタネ〜。テレビではちょっと顔が引きつっていたように映っていたみたいだけれど、監督という仕事は時々演技をしなくてはいけないからね、hahaha。


 …。あー、アホらし、やめやめっ!!ジーコ公式風テキストやめっ!!今の無し!ノーカウント!

 では改めて。


 北朝鮮戦には辛勝したものの、(良い意味でも悪い意味でも)ジーコジャパン不動の左サイドである三都主と、3バックの一角田中を、この最終予選前半最大の山場であるアウェーでのイラン戦に使えなくなってしまいました。

 DFは松田もいるし坪井もいるんでそんなにダメージは大きくないと思うんですが、問題は左サイド。専門の控えが三浦淳しかいないんですね。(西を使うかもしれませんが、これは怪我の回復次第)


三浦アーツ!!


 別に三浦が悪いわけじゃないんですが、いまいち心配なんですよね。特に今回はトイメンがマハダビキアという事もあるんで、もう少し守備が出来てスタミナがある選手が欲しいな、というのが正直なところ。


小野.jpg


 奇策をとるのなら小野を左サイドで使う、という手も有ります。ボールのキープ率も上がるでしょうし、守備もある程度こなせる。

 ただ怪我明け、ハードなスケジュールでどこまでもつかは不安です。誇り高きジーコがトルシエの遺産とも言える小野左サイドを選択出来るのかというところも有りますし、北朝鮮戦でかなりコンディションがよくなかったボランチにも手を加えたいでしょうから、これも難しい。


 もうジーコは新しい選手なんか招集しないのはわかっているんですが、それでも個人的に「こいつがいたら」と思う選手が二人います。


村井.jpg


 一人はジュビロの村井 。3バックの左ウイングとして、間違い無く日本人トップクラスの実力を持っています。クロスの精度も高いです。オシム監督の要求する考えながら走るプレーを実践できていた選手、スタミナも有る。


相馬.jpg


 もう一人はベルディの相馬。まだ線の細さが有る様に感じるのですが、ジーコの好む細かいパス回しも出来ますし、クロスだけではなくタテのボールも正確。

 三浦淳が移籍した原因の一つである相馬を代表でも、というのは三浦淳に対してあまりに意地悪な気もしますけれど、今はそんな事は言ってられない状態ですから。


 天地がひっくり返ってもそんな事は無いでしょうけれど、まだ国内にいい選手はたくさん(というほどでもないのかな)いるんだという事を再確認して頂きたいなと。出来ればJもこまめに見とけよと。そういう感じです。



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02/09/05

北朝鮮戦展望。

 ついに今日という日が来てしまいましたね。昨日に続いてかなりラリラリなんですが、がんばって試合予想など。しがらみ無しで試合だけを楽しみたいので。

 まずスタメンはニュースなんかで取り上げられている通り、シリア戦そのまま行く予定のようです。

北朝鮮戦先発予定メンバー


 対する北朝鮮は、一次予選時の3-3-2-2から4-3-1-2へシステムを移行させる可能性が有るとの事。恐らく3バックだと両サイドにスペースが生まれ、三都主、加地に突破される危険が有る為だと思うのですが、これだと相手がボールホルダーに対するアクションを起こすエリアがよりゴール前に近くなるので、いい位置でフリーキックをする機会が増えるはず。

 加えて中澤、福西、鈴木と空中戦に強いメンツが揃っているので、得点はセットプレーからの空中戦で生まれる可能性が高いと読みます(大抵の人もそう思っているでしょう)


 もし開始15分までに得点する事が出来れば、後はそんなに必要に攻め上がる必要は無いと思っています。ボールをできる限りキープしてスタミナの温存を図るほうが得策かと。なにせ北朝鮮が一次予選であげた得点11のうち、実に9点が後半にあげたもの、というデータが有りますから。後半に足が止まらないように、また相手に焦燥感を与える為に、ボールポゼッションを上げる事を念頭に。

 逆に得点できなかった場合は、まず落ち着く事。ゲームプランが外れた時でも混乱する事が無いように、宮本のキャプテンシーに期待。


 後半注意するのは布陣をいかにコンパクトに保つかという点。北朝鮮が得意とするカウンターはスペースが空けば空くほど効果的になりますから。まあエメルソンを止めた中澤がいるのですから心配はしていませんが。


 中村、高原に出場機会が有るとすれば、後半15分までに同点以下だった場合でしょう。北朝鮮から見ればこれほど嫌な「ジョーカー」は無いと思います。ゴール前でファウルをする度に大ピンチなのですから。それで相手のチャージが緩めばなおの事好都合というものです。


 最悪残り10分程でリードを奪えないという事態が起きた時は、田中を外して本山を入れ、シリア戦のような2-4-4のスタイルを採るはず。今になって思えばあの時この布陣のテストができたというのは大きいです。


 ただこんな展開になる確立はほぼ0だと踏んでいます。前半セットプレーで1点、後半相手をつり出して裏を突き1点、2-0が最低ノルマだと思っています。それくらいの試合をホームで出来ないなら以降の試合を勝ち進むのはかなり厳しい。相手は北朝鮮だけでは有りません。油断は禁物ですが、冷静に、確実に勝ち点3をとってほしい。



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02/07/05

メディアコントロールその2。

 俊輔も高原ももう少し大人かと思っていたんですが…。

ニッカンスポーツ

高原「先発でなければ帰りたくない」

 【ハンブルク(ドイツ)5日=西村友通信員】アウエーのニュルンベルク戦で2ゴールを挙げた日本代表FW高原直泰(25=ハンブルガーSV)が、今日7日に帰国する。9日のアジア最終予選初戦の北朝鮮戦(埼玉スタジアム)ではベンチスタートとなるが、先発を外されれば帰国を拒否するぐらいの覚悟を見せた。


同じくニッカンスポーツ

俊輔1アシストも代表では控え/セリエA

 中村「うーん、何でこんな時期に言うんだろうね。モチベーションのこととかあるしね。それはそれで、監督が決めることだから。出たら自分の力を出したい。呼ばれるだけでも光栄だから。ただ、自分は途中から流れを変えるような選手じゃないし…。これから、関係者と連絡を取りたい」。



うわあ、思いっきり釣られてるよ!!



 まあこのニュースにしたって日刊スポーツというフィルターを通してこちらに届いたものですから、真偽の程、程度の程は定かではないですけれどもね。俊輔は「関係者と連絡を取りたい」と言っていますから、とうの昔に話し合いで解決済みなんてことも有り得る話です。

俊輔

<それにしてもへこみやすいな…>



 ただこの一件が代表にとってあまり好まざるものである事は確かでしょう。


 マスコミは刺激的なニュースを好みます。それ故に不必要な情報を当事者達にリークし、事象を混乱させる事があります。

 私は、そんな不協和音が聞きたくてニュースを見ているわけではありません。多くのサッカーを愛する人達もまた、同じ気持ちでいると思います。

 ただ日本には、こうしたゴシップの需要が有るのです。スポーツの本質を見ず、その傍で起こるスキャンダルやトラブルを好む人達が、確かにいるのです。そんなものから素晴らしいものなど何も生まれることなど無いというのにね。


 こちらの記事でも書きましたけれど、サポーターも選手も、こうした「煽り」に、もっと冷静に対応するべきなんだと思います(さんざっぱら2ちゃんねるに釣られてる私が言うのもなんですけれど)

 「そんなニュースはいらない」という人が増えていけば、おのずとゴシップ記事は減ります。その時私たちがスポーツに対して深い造詣を持っていれば、そのスペースはスポーツの本質を伝える良質な記事が埋めてくれるはずです。サッカーを本当に文化として根付かせる為にも、サッカーを愛する人達一人一人の意識付けが必要なのでは。



posted by 西中島南方 at 20:25 | Comment(0) | TrackBack(3) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メディアコントロール。

 ちょっと話題になってる「中村、高原控え発言」について一考。

デイリースポーツ

ジーコ監督決意 先発全員国内組

 日本代表が6日、午前と午後の2度にわたり、さいたま市内の練習場で9日のW杯アジア最終予選・北朝鮮戦(埼玉ス)へ向けた最終合宿3日目の練習を行った。ジーコ監督(51)は、これまで海外組で招集したFW高原直泰(25)とMF中村俊輔(26)の北朝鮮戦への先発起用を示唆していたが、ここにきて国内組を先発させることを決断。高原、中村はスーパーサブとして決戦に臨む。


 先発を国内組重視で行くのはまったく異論なしです。むしろよく決断したな、ホントにあなたはジーコですか?という感じ。どうして話題になったりするのかが判らない。

 調整試合であれだけ結果を残した国内組に、これ以上「おあずけ」をすれば、士気が下がるのは必至。がんばった者にはがんばった分だけのチャンスを与える。本当に当たり前の事。


 で、ここがポイントなのですが、今回の発言をよく見ているとジーコは「海外組を控えにする」とは言っていません。ただ「国内組で行く」と言ったのです。つまりこの発言は中村、高原に向けてのものではなく「ここまでよくがんばった、本番も頼む」という国内組に対するメッセージなわけです。

 ところが「北朝鮮戦は国内組で」ではメディアとしてはパンチが無い。だからあえて見方を変えて「中村、高原はベンチスタート!?」と来たわけです。

ジーコ決断!高原&俊輔はベンチ(スポニチアネッツクス)

ジーコ監督明言、俊輔も高原も先発で使わない(スポーツ報知)

ジーコさん


 ジーコを見ていてたまに思うのは「マスコミへの対応が下手かも」ということ、その時感じた事をそのまま言ってしまうから、面白く曲解されてしまう。

 今回の一件も、きっと真意を捻じ曲げられて中村、高原の耳に届くはずです。二人とも代表歴も長いですし、メディアがどんな存在であるか判っている筈ですから、それほど心配はしていませんが、本番直前になって不協和音を奏でようとする国内のメディアには正直不快感を持っています。あんたら自分の国の代表がW杯に出られなくてもいいのか?


 それから素朴な疑問なんですが、代表のスタッフの中に広報担当の方っていらっしゃらないんですかね。情報というものは仲介する人間の数や傾向によって、あらぬ方向に意外な影響を与える、というのはずっと前から判っているはずだと思うんですが。


 サポーターとしては、情報の質を見極めた上で、質が低いと判断したものは放置というのがベストなのだと思います。毎日実に様々なニュースが飛び交いますが、狼狽する事無く、毅然と対応していれば、何れそういう記事は確実に減っていくはずですから。



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02/06/05

代表2トップ。あなたなら?

 なんか魚フライがスシに戻ったようです。

ニッカンスポーツ

高原2発!3カ月ぶり決めた/ブンデス
<ブンデスリーガ:ハンブルガーSV3−1ニュルンベルク>◇5日◇ニュルンベルク

 【ニュルンベルク(ドイツ)5日=西村友通信員】日本の決定力、高原が決めた。ハンブルガーSVの日本代表FW高原直泰(25)が、9日のアジア最終予選初戦の北朝鮮戦(埼玉スタジアム)を前に、2ゴールを決めた。


 これでまたジーコに嬉しい悩みが増えましたね。北朝鮮戦、ジーコはどんな布陣で臨むのでしょうか。


 現実的に考えて、候補は3人。

まず高原

高原.jpg

最近好調の玉田

玉田.jpg

さらに前線で貴重なポストプレー役になっている鈴木

鈴木.jpg

 組み合わせとしては

1.鈴木-玉田

2.鈴木-高原

3.玉田-高原


 の3パターン有るんですが、実際には3.はテストもしていないので除外。つまり鈴木のパートナーとしてベストなのは玉田なのか高原なのか。という話ですね。

 どちらも最近ゴールをあげていますから、調子で選ぶのは難しいです。ただ二人のタイプが全く違うので、そこら辺から考えてみましょうか。

 まず高原になった場合。

上背が有るので比較的身長の低い北朝鮮DFから制空権を握れる

シュートの威力が強いので遠目から打っていける

というのがメリットでしょうか。

北朝鮮のページ.JPG


在日コリアンの方が作っている選手紹介のページで見ても170センチ代の選手が殆どですから、空中戦は期待できます。フィジカルで押したいなら高原というところでしょうか。


 もう一方の玉田、メリットというと

スピードが有るのでDFの裏に出る勝負が出来る

長い間鈴木と組んでいるので役割分担がはっきりしている


 といったところ。正直北朝鮮はベタ引きで来るはずなので、裏に出る機械なんて殆ど無いと思うんですが、鈴木と長く組んでいた、というのはすごいアドバンテージだと思うんです。成熟度でいうならば玉田でしょうね。


 個人的にはスタートは鈴木-玉田のコンビで、パワープレーが必要になった時には鈴木-高原へスイッチ、というのが一番リスクが少ないかなと踏んでいます。

 確かに高原の高さは魅力なんですけれど、連携を考えると不安が残ります。それなら最初は玉田を出しておいて相手守備陣のスタミナを削ぎ、その後に高原でトドメ。これが無難じゃないかなあ。


 まあ私はジーコではないですから、彼がどのような価値観を持っているのか推し量る事など出来ませんけれど。もし私がジーコなら鈴木-玉田です。あなたがジーコなら、2トップどれでいきますか?



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02/03/05

苦心の24名。

 カザフ戦、シリア戦の4-0、3-0という結果に一番驚いているのは、実はジーコ自身かもしれません。この「国内組」の「俺達は決して海外組より劣っているわけじゃない」という強いメッセージを、彼はどんな気持ちで受け止めたのでしょうか。

 代表を意味するポルトガル語である「セレソン」とはセレクション、つまり「選抜」という意味が有ります。時折セルジオ氏が代表を選抜と言ってしまうのはそういうわけなんです。今回の北朝鮮戦に向けた「選抜」には、さぞ苦労が有ったものと思います。

 恐らく一回は頭を抱えたはず、多分2、3回は少し薄くなった髪をかきむしったかも、ひょっとしたら10回くらい「ワシェキー」と唸ったか。


 そしてついに、彼なりのメッセージが出来上がりました。

FW_NEWS

中村、高原がメンバー入り/北朝鮮戦日本代表メンバー

■18名は当日発表
 シリア戦から一夜明けた3日、日本サッカー協会は9日のW杯最終予選対北朝鮮戦に臨む日本代表メンバーを発表した。新たに加わったのはレッジーナの中村とハンブルガーSVの高原の2名だけで、海外組はマルセイユに移籍した中田浩を含む3名。稲本や中田英、小野らは外れた。

(中略)

◇日本代表メンバー
GK
12・土肥洋一(F東京)  23・川口能活(磐 田)
 1・楢崎正剛(名古屋)

DF
17・三浦淳宏(神 戸)   2・田中 誠(磐 田)
25・茶野隆行(磐 田)   5・宮本恒靖(G大阪)
 3・松田直樹(横浜M)  14・三都主 (浦 和)
22・中澤佑二(横浜M)  26・坪井慶介(浦 和)
21・加地 亮(F東京)

MF
16・藤田俊哉(磐 田)  15・福西崇史(磐 田)
 8・小笠原満男(鹿 島) 10・中村俊輔(レッジーナ/ITA)
19・本山雅志(鹿 島)   6・中田浩二(マルセイユ/FRA)
 4・遠藤保仁(G大阪)  30・阿部勇樹(千 葉)

FW
11・鈴木隆行(鹿 島)  20・高原直泰(ハンブルガーSV/GER)
28・玉田圭司( 柏 )  31・大黒将志(G大阪)


 ジーコの出した返答は「海外組」偏重からの方向転換。高原、大黒、阿部、坪井以外はほぼ昨年のアジアカップに出場したメンバーそのまま。個人的にはジーコが代表監督になってから最も納得のいく人選となりました。

 もちろん100点満点というわけにはいきません。不調が続く高原がどれだけ使えるのか、両サイドの層が薄くはないのかなど、不満な点は多々有ります。

 しかし個々の能力以上にチームとしての一体感を求めるジーコの選抜方法の基本を考えれば、大黒、阿部が加わっただけでも大きな驚きです。私個人の感想を言わせてもらえれば、ヒデ、小野、稲本の見送りよりも、それは大きなものでした。


 今回は18名まで絞り込めず、最終的な決定は当日というのも、ジーコの苦悩を表しているような気がします。ひょっとしたら高原が試合に出ずにとんぼ返り、なんて事も有るかも。なんてのは意地悪でしょうかね。

 18人に絞り込むのに難儀をするのは、少なくとも無理やり18人をかき集める難儀よりもずっと贅沢なものです。それだけ層が厚くなったのだ、そんな日本が負けるわけがないと、そう考える事にしましょう。




posted by 西中島南方 at 20:54 | Comment(1) | TrackBack(3) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

代表応援の難しさ。

 いつもはブログばっかり見て回っているせいか、それともゴール裏で声をだしているからか、代表の応援に関しても「見る人」の立場からではなくて、どうしても「する人」の立場から物事を考えてしまうんですが、吉沢康一氏が記事の中で、昨日のシリア戦での応援について書かれていました。純粋に「応援を見る」立場の文章って意外と少ないのですが、正直酷評です。

 それにしてもスタンドの応援も酷い。単調で同じ歌ばかり。どうして「ジンギスカン」なのか? 試合の流れに関係なく、あの歌を聞き続けるのは正直言ってかなり辛いものがある。


 確かに昨日の試合ではアイーダとジンギスカンが殆どで、選手も名前のコールだけ。小笠原が鹿島で使われている「オー、オーオオー オガサワラー」ってコールを受けているところも有りましたけれど、単調っていえば単調でした。

サポーター


 でも「する側」から見ると、代表の応援を組織的にするってホントたいへんなんですよね。クラブチームほど試合が有るわけではないし、普段は試合なんか観ない「代表だけ」サポーターもたくさんいるからクラブで使ってる選手へのコールも使えないことの方が圧倒的だし。

 コールリーダーがスタンドの各所に陣取ってコールの指示をする。っていう方法も有るんでしょうけれど、下手すると「あいつは何様だ」って話になっちゃいますものね。

 スタジアムの全ての人間がある程度コールを覚えていて、ゲーム展開によって自然発生的にその場に合ったコールをするのがベストなのかもしれませんけれど、そこまでいろんな事をライトなサポーターにも強要していいものなのかというのも有りますから。


 今の状態から考えると、試合前にサポーターグループが「お手本」を示すのがベターなのかなぁ。それにしたって今の代表戦はそのグループなりがまとまって観戦できるようなチケットの発券をしていませんし、辛いですね。


 代表の仕上がりに比べて、サポーターの仕上がりの方が遅いなんて考えもしなかった事態ですけれど、これってホント深刻な話なんですよ。

 よくサッカーを知らない人に「ホームとアウェーでチーム力に違いが出るのはおかしい」と言われるのですが、そういう時はいつもマラソンを引き合いに出す事にしています。

「例えば自分がマラソンをしているとして、沿道から『がんばれ!』『もう少し!』と励まされながら42.195`を走るのと、『転んでしまえ!』『負けてしまえ!』と罵声を浴びながら42.195`を走るのとでは、どっちが走りやすい?ホームとアウェーでは違いが出て当たり前だよ」

 でもこの例えはホームがキチンとホームとして機能してこそはじめて通る道理、今のように「単調だ」と言われるようなサポートしか出来ないなら、かなり厳しいですよね。


 泣いても笑っても北朝鮮戦まであと一週間。まさか「美女軍団」にコールで負けるなんて事は無いと思いますが、試合のチケットを持っている人は力の限り代表を応援してきてほしい。ピッチにいる代表が「サッカー日本代表」なら、スタンドにいる人達は「サポーター日本代表」なんですから。




posted by 西中島南方 at 13:01 | Comment(0) | TrackBack(2) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12/24/04

小野伸二 悲運の果てに。

 「小野が左足首を傷め、W杯アジア最終予選の初戦、北朝鮮戦への出場が絶望となった」このニュースを聞いたとき、多くのサッカーファンが「ああ、またか」と感じたことでしょう。

 ジーコ言うところの「黄金の中盤」にあって、小野の「ツキの無さ」はとりわけ目につきます。

 98年フランスW杯、ジャマイカ戦に登場した彼のプレーは、3戦全敗に終わった日本代表の、数少ない収穫でした。新時代の到来を予感したサポーターも多かったでしょう。

 しかし、その後の選手生活は、苦難との戦いの連続でもありました。


「もし小野にもう少し運があれば、日本のサッカーは変わっていたかも知れない」



 そんな想いを持つ人もいるでしょう。


 W杯の前年、97年の12月に浦和レッズと契約。プロ選手としてのスタートを切ります。それからサポーター達を魅了するようになるまで、それほど時間はかかりませんでした。98年の新人王ほど選考の余地が無いタイトルもなかったでしょう。

 しかし99年、最初の試練。浦和レッズの新監督に就任した原博美は、同年に入団した大学ナンバーワンFW、盛田をポスト役にロングフィードを多用するサッカーを展開。

小野がボールに触れる機会は激減し、それに付随するように、チームは崩壊を始めます。

Ono01


 同年にナイジェリアで開かれたワールドユース選手権では、クラブチームでの鬱憤をはらすかの様な大活躍。高原、中村、稲本、本山、遠藤。後にフル代表として活躍する事になる「黄金世代」の中にあっても、その才能は傑出していました。そして日本ユースは初の決勝進出を果します。

 しかしそのピッチに、小野の姿はありませんでした。累積警告による出場停止。スペインの前になすすべなく失点を重ねるチームを、彼はどんな想いで見ていたのでしょう。

 さらなる不幸が、小野を襲います。シドニーオリンピックアジア地区一次予選最終戦。フィリピン代表選手の劣悪なバックチャージにより足を負傷。苦痛に顔を歪ませ、ピッチをのたうつ小野の姿に、楽勝ムードだった国立競技場が凍りつきます。オーストラリアの地を踏む事無く、彼のオリンピックは終わったのです。

 追い討ちは続きます。レッズが最終戦、あと僅かのところで残留に失敗。J2降格が決定したのです。

 しかし、彼はレッズを見捨てる事も、自身の運命を悲観する事もありませんでした。

 「J2でレベルの低いサッカーを続けるのはもったいない」そんな雑音を振り払い、怪我あけの体をおして一年でのJ1復帰に尽力。5年前のJ2は、今よりもさらに劣悪な環境でしたが、不平不満を漏らす事はありませんでした。

 その後の活躍はご存知の通り。オランダ、エールディビジでは名門フェイエノールトの中心としてプレー。代表においても母国開催となった韓日W杯ベルギー戦にて鈴木隆行の「つま先シュート」を演出するなど、無くてはならない存在になりました。ジーコジャパンのオープニングゴールを決めたのも彼。アテネオリンピックでは不本意な結果に終わりましたが、小野個人のポテンシャルの高さに疑いの余地は無いでしょう。

Ono02



「もし小野にもう少し運があれば、日本のサッカーは変わっていたかも知れない」



 そういう見方もあるでしょう。しかし、こう捉える事は出来ないでしょうか。


「小野が苦難を乗り越えてきたからこそ、今の日本サッカーがある」



 確かにここ来ての怪我は代表にとって大きなダメージ、初戦は厳しい闘いになるでしょう。しかし、小野はきっとピッチに帰ってくるはずです。苦難を乗り越えて、以前よりさらに大きくなって。


posted by 西中島南方 at 21:21 | Comment(0) | TrackBack(1) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12/21/04

代表候補発表 ジーコの反省。

 カザフスタン戦(1月29日 横浜国際)、シリア戦(2月2日 埼玉)に出場する日本代表候補23名が発表されました。

GK:
土肥洋一  FC東京
川口能活  磐田
楢崎正剛  名古屋
DF:
三浦淳宏  東京V
田中誠   磐田
茶野隆行  市原
宮本恒靖  G大阪
松田直樹  横浜FM
三都主アレサンドロ 浦和
中沢佑二  横浜FM
坪井慶介  浦和
加地亮   FC東京
西紀寛   磐田
MF:
藤田俊哉  磐田
福西崇史  磐田
小笠原満男 鹿島
本山雅志  鹿島
中田浩二  鹿島
遠藤保仁  G大阪
阿部勇樹  市原
FW:
鈴木隆行  鹿島
久保竜彦  横浜FM
玉田圭司  柏


 センターバックが怪我から復帰した坪井を含めて6人もいるのは、ドイツ戦で懲りたって事でしょうか。

 坪井、久保の復帰、阿部の招集以外に目立ったサプライズは無し。気がかりはその坪井、久保が1月下旬までにどれだけ本調子に戻っているかでしょう。

 特に久保はぶっつけ本番になる可能性が高いので、ちょっと心配。でもやっぱり前に久保がいるといないとでは攻撃の幅が随分変わってきますから、是非がんばって頂きたいです。


 阿部は多分フリーキック要員なんでしょう。既存の国内組の中でも蹴れる人間はいますが、阿部はちょっと別格ですからね。

 海外組がいないと流れの中で点を取れない感じなので、ここで活躍すればグッと代表定着が近づきます。


 ちょっと早い気がしますが、このメンバーでスタメンを組むとしたらこんな感じかなというのをやってみましょうか。

スタメン予想(希望にあらず)


Japan 2005


 個人的には鈴木→玉田なんですが、ジーコですからね、鹿島組重用は変わらないでしょう。阿部もホントはサブかもと思ったんですが、セットプレーでのチャンスはいつ有るか分かりませんから先発で行くかと。


 気がかりは小笠原。ここ何試合か見ていますが、終盤になるほどプレーが雑になってきている気がするんですよ。

 それが身体的なスタミナ不足から来ているのか、それとも精神的なものに由来しているのか、あのポーカーフェイスからはうかがい知る事は出来ませんが、自分がどれだけ期待されてトップ下を任されているのかを再認識して、本来の輝きを取り戻してほしいです。そうすれば日本の攻撃はグンとよくなるんですから。


 本番前に残されたラスト2試合。サポーターの誰もが、収穫の有る180分である事を願っているはずです。是非いい意味で、我々を裏切ってください。お願いします!


posted by 西中島南方 at 20:27 | Comment(2) | TrackBack(3) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12/20/04

韓国VSドイツから学ぶ事

 昨日ちょこっとだけ書いた韓国ドイツ戦ですが、かなりの人がショックを受けている模様ですね。

 動画は無いかなと探していましたが有りました。まだ見ていない方はどうぞ。


勝ったニダアアアァァァァァッッ!!




 これ見てると韓国の良いとこが全部出てますね(まあ勝った試合だから当たり前ですが)1対1の強さ、高さ、速さ。

 ドイツもPK決めてればもう少し違った展開になったと思いますが、それはあくまで結果論。現実として「韓国に負けたドイツに負けた日本」という図式を受け止めなければいけないでしょう。


 ではこの結果を受けて、日本も高さや強さ、速さを持ったプレーヤーを代表に入れるべきでしょうか?多分答えはNO。日本はあくまでも日本のスタイルを貫くべき、今更どこかの国の真似事を始めても酷い劣化コピーを生むだけでしょう。

 スタイルといってもパス主体で、中盤を生かし、組織力で勝負する、みたいなまだまだ曖昧模糊としたものなんですけれどもね。


 事実日本サッカーの転換期には組織力を重視したヨーロッパのコーチ(これもかなり大雑把なくくりだなあ)の存在が有りました。クラマーしかり、オフトしかり、トルシエ、うーんトルシエもそうかなぁ。

 それぞれの時期に釜本、ラモス、シドニー組(中田、小野、中村、稲本)がいたにせよ、それを生かしきれたのは、やっぱり組織の力。前述の言葉を今一度使うとすれば「組織によって埋没していた個を生かす」スタイルなんです。

 釜本はクラマーからドイツで徹底的にしごかれ、屈指のストライカーになったわけですし、ラモスはオフトに就任当初は反対の立場をとっていましたが、ワールドカップ出場の為に刀を収めました。トルシエなんてガチガチでしたし。


 クラブチームでも、名古屋や市原の大躍進の影には、ベンゲル、オシムといったヨーロッパの名将がいました。セレッソが攻撃サッカーで独自色を打ち出してきたのもベルギー人のレネ監督が就任してからです(松木政権時代も攻撃サッカーでしたが、守備が酷すぎました、本当に現役時代DFだったの?)


 こんな記事書いていると「おまえジーコが嫌いか?」とか言われそうですが、少なくとも試合に出るメンバーだけを選んで「あとは自由にやってくれ」っていうのはあんまりかな、という気はしています。

 いかに自由自由とはいってみても、やはり最低限の約束事は必要でしょう。ドイツ戦はベストメンバーが組めなかった、という事を言う人もいますが、ジーコのスタイルがスタメン組とベンチ組の間にどんどんギャップを作ってしまったとは思えませんでしょうか。


 日本にとって幸運であったのは、これが「親善試合」だったということ。フランスW杯最終予選時のように、本番真っ只中でチームが分解の危機に陥ったわけではなく、まだほんの少しでは有りますが、我々には猶予の時間が与えられています。


 このニュースに加えて小野負傷という大事件も起こっていますが、それでも最終予選の日程が変わるわけで無し、今あるベストの力を出して、悔いの無いようしていただきたいです。来年1月のカザフ戦、2月のシリア戦で波にのって「本気モード」で本番に、が一番いいですね。


posted by 西中島南方 at 21:46 | Comment(2) | TrackBack(1) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12/18/04

なでしこジャパン微妙〜っ!!

FW_NEWS

新生なでしこ11発大勝/国際親善試合

前半だけで8−0

ボンバー荒川


 18日、日本女子代表が大橋新監督になって初となる国際試合、対チャイニーズ・タイペイ戦に臨んだ。会場となった西が丘サッカー場には3549人の観客が集まり、新生なでしこジャパンの初陣を見守ったが、蓋を開けてみれば力の差は歴然。試合は日本のワンサイドゲームとなり、開始5分に澤穂希のスルーパスを受けた荒川恵理子が先制ゴール、さらに8分に宮間あや、9分には大野忍が加点し、わずか10分間で3ゴールを奪った。


 え〜っと、タイトルの意味はとっておいて、とりあえず新生なでしこ好発進です。西が丘で3500人はかなり入った方では。女子サッカー熱が高まっている証拠ではないでしょうか。

 西中島は女子サッカーの一番の障害を「試合会場の遠さ」とみていたのですが、今後はJの試合との「ダブル開催」も増やす方向のようで、これも追い風になりそう。

 極個人的な事を言わせてもらえばウチの一人娘がサッカーをしたいと万一思ったときに、良い環境が出来ていればなあ、と期待しているわけです。そういう事になったら、応援用のブログも作らねば(笑


 で、タイトルの意味なのですが、あれこれ説明する前に、画像を見てもらいましょう。

なでしこジャパン2005カレンダー


なでしこ?


 配色的にもユニフォームのブルーと背景のピンクが微妙。レイアウトもなんか微妙。言わせてもらえればフォントもこれでよかったのか微妙

 カテゴライズするなら「スポーツ」になるのでしょうけれど、他のポスターと比べてもかなり浮くんじゃないかな〜。カレンダーの中の人もう少しがんばれ!


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12/17/04

日本0VS3ドイツ カーンのバカンス。

 強豪と対戦するにはあまりにも苦しい台所事情が有ったのは確か、でもあまりにも収穫の少ない一戦でした。

 両チームのスターティングメンバーは下図の通り。ドイツは未見の選手が多く、若干の誤差が有るかも知れませんが、ご理解を。

日本


日本スターティングメンバー


ドイツ


ドイツスターティングメンバー


 立ち上がり、まず両チームの背番号14、三都主とアサモアが日本左サイドの主導権争いを始めます。

 攻めあがりたい三都主ですが、3トップの右サイドに張ったアサモアがそのスペースを盛んに狙ってきます。三都主は仮にあがっても前にオボモエラが待っていて、左サイドでの仕事を限定されていました。


 中央ではバラックが気持ちいいくらいフリー。そこからパスやドリブルが次々と仕掛けられていきます。バラックに誰かがつく事でそれを封じられればいいのですが、運動量が豊富なバラックを捕まえる事が出来ません。

 結果守備が後手後手にまわり、前半15分くらいまでは完全にドイツペース。三都主、小笠原までゴールラインに張り付く有様で、あわや失点というシーンも一度や二度ではありませんでした。


 それ以降は日本もボールを持つ機会が生まれ始めるのですが、中盤のエルンスト、バラック、シュナイダーのラインと、シュルツ、オボモエラの両サイドあたりでボールをロストしたり、そこから投げやりなボールしか入ってこなかったりで、フィニッシュまで持ってくるのが一苦労。

 結果日本サポーターが一番期待していたであろうカーン対日本攻撃陣というシーンは殆ど見ることが出来ませんでした。右サイドから鋭い折り返しが二度ほど有りましたが、チャンスと呼ぶにはあまりに小さな機会でした。


 前半は0-0で終了しましたが、それはドイツが決めきれなかったが為の結果でした。急造の4バックですから、シビアな採点は酷かも知れませんが、それにしても一方的なゲーム。


 後半、あまり機能していなかった鈴木に変えて玉田が入り左サイドに流れる形を作ります。

玉田投入


 前線がぐんとスピードアップしたためか、後半開始直後はドイツのディフェンスに若干の乱れが有りました。しかし真ん中の二枚、ヴェルンスとメルデザッカーがゴールを死守。押し切るまでに至る事は有りませんでした。


 試合が動いたのは後半8分、バラックのフリーキックからでした。右足から放たれたボールは激しいスピンでゴール右隅に。楢崎はキャッチングを選択しましたが、これをファンブル。つめていたクローゼが難なく押し込んで先制。ドイツとしては遅すぎた得点だったのでしょう。チームにある種の安堵感が漂っていました。


 これで攻めるしか無くなった日本。リスクを犯して押し上げをかけますが、重圧から解き放たれたドイツの正確なチームプレーと個々の高い能力によって、次々と攻撃の芽を摘み取られていきます。


 二失点目も高く保った最終ラインでボールを奪われたのがきっかけでした。素早く正確なカウンターで一気にゴール前まで詰めると、仕上げはバラックの素晴らしいシュート。これはどんなキーパーでも止められなかったでしょう。


 ジーコはたまらず選手交代。28分に大久保、三浦淳、遠藤を一気に投入。運動量の落ちた藤田、怪我あけの稲本、消えかけていた高原を下げます。三浦淳は左サイドバックに入り、三都主を二列上げてより攻撃的な形に。

28分交代


 大久保とすればここでゴールをあげ、気分良く渡欧したいところだったでしょうが、状況はあまりに不利でした。ドイツはテストパターンと見える交代を行うだけで、日本の攻撃を難なく跳ね飛ばし、格の違いを見せ付けます。

 ジーコのラストカードは38分三都主OUT西IN。しかし、ドイツは磐石の横綱相撲。ロスタイムには大久保が焦ってボールを持ちすぎたのを見逃さず、ボール奪取。カウンターから、最後はクローゼ。完全に勝負あり。


 創造性、という点でドイツより優れたチームはいくつかあるでしょうが、基本的な技術の正確性や、チームコンセプトの浸透度において、今のドイツ代表は間違いなくトップクラスのチームでしょう。

 若手の積極的な起用が選手間のライバル意識を生み、チームには良い意味での緊張感が有ります。2006年にいったいどういう活躍を見せるのか、ドイツ国民の期待は高いと思います。


 翻って日本代表ですが、玉田のスピードが通用した事、サイドを広く使った攻撃をすればドイツレベルのチームでも手を焼くのだという事が分かった以外は、反省点ばかりが目立った試合でした。

 特に終盤の2失点は共にカウンターを防ぎきれなかった形。今までアジア一次予選で対戦してきたアジアでも比較的中位以下のチームなら、フィニッシュをミスしてくれる事も有ったでしょうが、これから最終予選で当たるチーム、特にイランには決定力が有ります。ちょっとしたほころびからでも失点に繋がるのだという事を肝に銘じて、最終予選に臨んでもらいたいと思います。


 
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12/15/04

大久保だけが元気。

スポーツナビ

大久保怪気炎!カーンから点取る

 念願の代表初得点は世界屈指のGKから―。試合翌日、単身でマジョルカへ乗り込む大久保は「カーンから得点すれば、手応えになる」と堂々と言い切った。大きな“勲章”をスペイン行きの手土産にするつもりだ。
 立ちはだかる壁にも、まったくおくするところはない。「ドイツ人はでかい。(DFは)ドリブルで抜いちゃえば、ついてこれない」と、自身のスピードに絶対的な自信をのぞかせた。


 「ドイツ人」とひとくくりにしちゃうのが大久保らしいですが、カーンが聞いたら激怒しそうな発言。心無い(心有る、かな?どっちだ?)人が翻訳して伝えたりしたら明日はガチ決定です。それはそれで見てみたい気もしますけど。


 でもこれだけ言えるって事はコンディションがいい証拠、と好意的に思っておきましょう。何せ今の代表は満身創痍、特にDFは壊滅状態ですから。

 宮本は怪我、松田は風邪、中澤も不調。「こりゃ4バックかも」なんて冗談で言っていましたが、本当に4バックになりそうです。

 しかもメンツが三都主-茶野-田中-加持。サブがいなくなる為柏から永田が急遽追加召集される始末。トドメにスタメン濃厚な茶野までこんなコメントを・・・。


 本当に明日試合出来るんですか?そりゃ11人日本人がいれば「日本代表」を名乗れますけれど、お客さんが満足するような試合じゃなきゃダメですよ?


 個人的に今回の一件で良かったと思えた事はジーコが「3バックの方がベスト」と発言した事ぐらいかな?頑なに4バックを貫く、って感じじゃ無くなったところにジーコの進歩が見えたから、というのはあまりにローレベルか。


posted by 西中島南方 at 19:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12/10/04

アン・ヨンハの気持ち。コリアンの気持ち。

 セレサポが心痛めていた昨日。マレーシアでワールドカップアジア最終予選の組分け抽選会が行われ、日本はイラン、バーレーン、北朝鮮と同組となりました。初戦は2/9、ホームでの北朝鮮戦。会場はジーコが希望するさいたまスタジアム2002が有力です。


 アルビレックスのアン・ヨンハはこの組分けをどんな気持ちで受け止めたのでしょう。

 アン・ヨンハはいわゆる"在日コリアン"。北朝鮮国籍を持ち、昨年には代表デビューを果しました。得点も上げるなど活躍もしているようです。ボランチの出来るMFで、ヘッドの打点も高く、セットプレーでは要注意の選手。

 しかし一度ピッチを離れると、気さくで明るい、どこにでもいる若者なのだそうです。そんなアンの下には抽選会の後取材陣が殺到。未知の国北朝鮮について少しでも情報を引き出そうとしたようです。Yahoo!のヘッドラインにもその様子が流れていました。


 以前私は"在日コリアン"の多い大阪生野でも、最も彼らが多く住む猪飼野に足を運んだ事が有ります。

 もの書きの最中に「マシソヨ〈おいしい〉」という言葉を、どうしてもハングルで書かねばならなかったのですが、スペリングが一向に分からず、いっそそこで聞いてみようと思ったからです。


 まるで韓国に来たようなヤンニョムの匂い漂う商店街を歩いていると、チヂミやチャプチェを売っている威勢のいいおばさんを見つけました。

「この人なら聞きやすそう」

 そう思った私は事情を説明し、紙とペンを渡しました。おばさんは気さくに応じてくれました。そして書きなれた様子でペンを走らせながら、少し寂しそうに、私にこうつぶやいたのです。

「でも、これ"北"のつづりだから、"南"のだと全然違うかも知れないよ」

 傍目に見ると、"北"も"南"も、同じ"在日コリアン"ですが、彼等の中でもそれぞれに複雑な思いが有るようです。

 ハングルにも"北なまり"、"南なまり"がある事は知っていました。でもそれが当事者をして「違うかも知れない」という曖昧な答えしか言えないほどの隔たりをもたらしているとはその時まで知りませんでした。

 近年「韓流」ブームと言われていますが、うわべだけなぞっていても、本当に理解しあえたとは思いません。私はこの一言で、私達が持っている問題の重さを、ほんの少しかも知れませんが、知ってしまった気分になりました。


 海を隔てているとはいえ、北朝鮮は隣の国です。しかし実状として、北朝鮮は日本にとって最も遠い国であり、日本に住む、アン・ヨンハを含めた多くの"在日コリアン"は、日々偏見や奇異の目に晒されています。

 しかし、向き合い、語り合った多くの人たちは、悪意を持った人達では有りませんでしたし、また敵意を抱いているわけでもありませんでした。

 多くの日本人が、北朝鮮という国によって、長年苦しいおもいをしなくてはいけなくなった事実は確かに有ります。しかしそこに住む人々、日本に移り住んだ人々の多くは、なんの特異な部分も無い、ごく普通の人たちなのです。


 この試合を契機に、少しでも両国の距離が近づいてくれればと思う自分がいます。もちろん試合は我等日本代表が勝つと信じていますけれど。


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12/07/04

自分がされて嫌な事は他人にしない。

 と、いうことを子供の頃に親に言われた事を思い出しました。

スポニチアネックス「ジーコ 横浜、浦和組は天皇杯出るな」

より、ジーコの発言。

「鹿島時代、代表に多くの選手を抜かれ、アジアの大会で敗れて悔しい思いをした。クラブ側もそういう私の立場を考慮してくれると信じている」


 嫌だった事を覚えているならクラブの気持ちも察してほしい。11日にCS第2戦、15日に天皇杯、ダービースタリオン(懐かしいな)でこんな使い方したら120%予後不良ですよ。

 確かにドイツと当るなんて日本にとってそう無いチャンスですから、トップクラスの選手にできるだけいい経験をしてほしいという意図はわかりますけれど、それなら入れ替え戦参加チームが天皇杯の日程をずらしてもらえたように、日程の調整は出来なかったんでしょうか?シンガポール戦前などはベストの状態の代表が組めるようにするものだと思っていたので、シンガポール戦での功労者問題でもジーコの考えに賛同できたのですが。


 選手の方も寝耳に水、という反応です。

 嘉人の場合。

Cerezo official

■ 大久保選手コメント
前回に続き代表に選ばれ大変嬉しく思います。全力を尽くし頑張りたいと思います。


デイリースポーツ

大久保 選出に戸惑い隠せず…

 日本代表選出で、マジョルカへの合流が遅れることになったFW大久保は「僕は何も決められないんで」と戸惑いの表情を隠せなかった。


 どっちがどうなんだ(笑 オフィシャルが建前で、デイリーが本音なんでしょうが、ジーコはクラブや選手への根回しみたいなのが得意ではないのか、それとも嫌いなのか。

 ただ代表監督をやっている以上、そうしたクラブとのコミュニケーションは絶対に避けては通れない「仕事の一つ」ですから、少なくともクラブが困ったり、選手のやる気が削がれるような選出はするべきではないでしょう。


 もう一つ気になるのは、JFAがちゃんとジーコをコントロールできているのか、という事。ジーコはジーコなりにベストの選択をしているのでしょうが、例え神様と言われても代表監督として契約している以上はJFAが何らかの影響力を行使してしかるべし、明らかに首をひねる行動や発言に対しては注意するべきでしょう。

 トルシエ時代には監督と協会(特に釜本)との暗闘が日々繰り返されていたというのに、人が変われば待遇も違うということでしょうか。


 ドイツ戦に臨む選手達は、はたしてベストコンディションを維持しているのでしょうか?これだけ犠牲を払ってまで集めたのですから、疲れていて試合をするのがやっとだった、では済まされませんよ。


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12/06/04

ジーコかれんだーヨクミテー。

日本代表発表
日本協会は本日、16日に行われるドイツ代表戦に向けた日本代表23人を発表した。

GK:
土肥洋一  FC東京
川口能活  ノアシェラン
楢崎正剛  名古屋
DF:
三浦淳宏  東京V
田中誠   磐田
茶野隆行  市原
宮本恒靖  G大阪
松田直樹  横浜FM
三都主アレサンドロ 浦和
中沢佑二  横浜FM
加地亮   FC東京
西紀寛   磐田
MF:
藤田俊哉  磐田
福西崇史  磐田
小笠原満男 鹿島
本山雅志  鹿島
中田浩二  鹿島
稲本潤一  ウェスト・ブロムウィッチ
遠藤保仁  G大阪
FW:
鈴木隆行  鹿島
高原直泰  ハンブルガーSV
玉田圭司  柏
大久保嘉人 C大阪


 嘉人も、「あの〜、その日はスペインにいるんスけど」とか言ってもいい。玉田も入れ替え戦から中三日ってきつ過ぎ。スタメン2トップは師匠と魚フライでしょうから、二人とも顔見せ程度なんでしょうけれど。でもそれだとなおさら召集された事に疑問を感じますよね。

 これでは「俺だって代表に」と"功労者"に混じって必死にプレーしてた大黒や駒野や阿部が殺生ですよ。特に駒野は貴重な右サイドハーフなんだし、一度くらい試してほしい。「いいプレーをしていた」なんてコメントされてたから期待していたと思いますよ。

 あと稲本もちょっと微妙。チームから「今年中に全快してほしい」と注文が来ているんですから、今回は見送ってあげた方が良かったのでは。一試合の為に行って帰ってじゃつらいでしょ。


 まあ一度としてジーコの人選に納得した事などないんですが、今回はとくにつっこみどころが多い気がしますね。相手がドイツだとはいえ、ホームゲームなんだという意気込みは感じるのですが、ちょっと空回りしているような・・・。


 とか言いながら、密かに

今度こそ嘉人代表初ゴールを!

 と思っている自分が恥ずかしい。


posted by 西中島南方 at 20:39 | Comment(2) | TrackBack(3) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

11/18/04

"黒審"

という言葉をご存知でしょうか?2002年韓日ワールドカップでの韓国戦で見られた数々の不正な、あるいはそう取られてもおかしくないジャッジを中国のサッカーファンはこう形容したのです。「黒」という単語は英語同様あまり良くない意味が込められています。


 その中国は、日本で我らが代表がシンガポール代表相手にふがいない試合を演じた夜。W杯アジア一次予選最終節で香港代表をホームに迎え、7-0というスコアで破りました。

 ところが同時刻に行われていた同組のもう一試合、クウェート対マレーシア戦で、クウェートが6-1と圧勝した為、総得点僅か1の差で、中国は早々にワールドカップ本戦への道を断たれてしまいました。

 中国国内のメディアはこぞって「アジアカップを事実上制したはずの代表が、どうしてこんな所で敗れてしまったのか」と書きたてているそうです。


 この中国対香港戦は当初から「黒審が有るのでは」と言われていた試合でした。事実クウェートに対してビハインドの立場であるはずの中国国内では、最終節直前にあっても楽観論が大勢を占めていました。香港は中国にとって最も「政治的圧力」を掛けやすい存在だったからです。中にはおおっぴらに「香港は母国のために敗れるべき」と論じたメディアも有ったそうです。

 さすがに無視できなくなったのか、AFCとFIFAはこの試合に「黒審」が無いか調査を行う事を公表しました。しかしそれでも「黒審」は起こりました。

 香港代表は近年を見ても、中国、日本などと接戦を演じ、敗れこそすれ、それは僅差でのものでした。ホームのアドバンテージが有ったにせよ、7-0というスコアに猜疑心が向けられるのはむしろ当然のことです。


 中国にとってみれば、サッカーなど「国威高揚の為の一手段」にすぎないのかも知れません。また中国に限らず、世界中の様々な国が、「黒審」を行ってきました。30年代のイタリア、78年のアルゼンチン、ユーロ2000でのオランダ。今回ほどあからさまな物は稀有ですが、これらの国では明らかに「黒審」が行われていました。


 本来これらを取り締まるべきはFIFAなのですが、FIFA自体が繰り返される内部抗争の為に正常に機能せず、事実上黙認してしまっているのが実状です。


 もしサッカーに憧れ、プレーを始めた子供達が、このあまりにも悲しい現実を知ってしまったら、その子達はそれでもサッカーを続けてくれるでしょうか。フェアプレーの精神はピッチ上だけではなく、サッカーにかかわる全てのシーンで厳守されるべきものなのです。


posted by 西中島南方 at 13:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

11/17/04

日本代表1VS0シンガポール代表 嘉人の呪い?

 MLBには長らく「バンビーノの呪い」というものが有りました。ボストン・レッドソックスがベーブ・ルースをニューヨーク・ヤンキースにトレードして以来、80年以上ワールドシリーズで勝てなかった事を「呪い」ととらえ、ベーブ・ルースのニックネームを取って「バンビーノの呪い」というようになったのです。

 パスの供給も乏しく、ゴールかと思われたプレーをオフサイドと取られてしまった大久保にも「呪い」がかかっているのかも知れません。問題のシーンではテレビの前でオフサイドじゃないでしょう!と声を大にして叫んでいました。

 呪いは大久保だけに留まらず、松田、本山、小笠原にも伝染。再三の決定機もものに出来ませんでした。序盤に玉田があげた「左サイドギリギリからのシュート」がなければ、一体どうなっていたでしょう?修正点は山のようです。


まず先発メンバーは下記の通り

シンガポール戦スタート


 4バックは予想通りある程度機能していました。機をみてオーバーラップをかけ、空中戦を制していた松田と、無回転シュートで相手キーパーのファンブルを誘っていた三浦は今日合格点を与えられる数少ない選手でした。加持も、良くも悪くもいつもの加持でしたが、なれた4バックの為か凡プレーは少なかったように感じます。

 ただ宮本に関してだけは、キャプテンとしてゲームの悪い流れを修正できなかったという課題が残りました。


 チームはゲーム開始から15分程はパスワークとポジションチェンジ、両サイドバックのオーバーラップから良い形をいくつか作っていました。小笠原は空いたスペースにほぼ的確なパスを出し、前線もそれに反応。遠藤もガンバで発揮している力そのままを表現していました。

 ところが先制点後、チーム全体、特に中盤に変化が見えるようになります。まず藤田が、徐々にゲームから消えはじめました。

 ボランチの二人、特に中田も徐々に安定感を失い、前半終了頃には小笠原のプレーにも雑な部分が現れ始めます。

 小笠原のそれは深刻で、パスを受ける際にまわりを確認せず、簡単にボールを奪われたり、スペースに出る動きが無くなってボールが停滞してしまったりと、試合開始時とは別人のようになっていました。


 後半15分過ぎから観衆の声に押し出されるように大久保がピッチへ。藤田が下がり、本山が中盤左へ、MFは4人の内3人が鹿島勢になります。

シンガポール戦 大久保投入


 これで中盤が落ち着くかと思われたものの、事態はより深刻さを増していきます。小笠原のパス精度は落ちる一方、本山もトラップミスや連携ミスを多発するようになり、逆にシンガポールの速攻に手を焼くようになります。


 ジーコも業を煮やしたか、ここで玉田に変えて鈴木を投入。前にターゲットを作る事でボールを落ち着かせる狙いが有ったものと思います。

シンガポール戦 鈴木投入


 それでも積極的な攻撃はなりを潜め、雑なボールが日本とシンガポールの間で行きかうだけの凡戦に、スタジアムのフラストレーションは頂点に達します。

 コンダクターであったはずの小笠原のコンセントレーションは完全に切れ、その機能を完全に停止します。本山のアタックもその場任せ、まるで負けている時のセレッソのようでした。


 ジーコの最後のカードは通訳役を買って出ていた三都主。小笠原を下げて本山を右サイドに。

シンガポール戦 三都主投入


 三都主の加入と大久保のフォローで最後の5分は何とか体制を立て直したものの、ロスタイムにはあわや同点というピンチも。結局1-0のスコアを維持するのがやっとというフィニッシュでした。


 今回の凡戦の原因が、選手のモチベーションに有ったのか、それともシステムに起因するものなのか。今まで継続していた路線とはあまりにも違うフォーメーション、メンバーを採用した為に原因を明確にする事は出来ませんが。少なくともそれぞれの選手がそれぞれの役割を把握し、しっかりと貫徹していれば、1-0というスコアにはならなかったはずです。最終予選を前に、改めて個々人の「代表としての自覚」を問われるマッチとなりました。


posted by 西中島南方 at 22:40 | Comment(0) | TrackBack(7) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

シンガポール戦戦前予想

 国内の控え組で編成された今回の代表戦は、親善試合を除けばここ何年かで最も注目度の低い試合と言っていいでしょう。

 ただリザーブメンバーだからといって実力が決してレギュラーよりも数段劣るというわけではないでしょうし、ジーコが行おうとしている「実験」の結果がどうなるのか見てみたいところもあります。


 まず4-4-2を久しぶりに試す点。予想スタメンを見てみると、GKは土肥、最終ラインは右から加持-松田-宮本-三浦となっています、ボランチに遠藤と中田浩二、2列目に小笠原と三都主、2トップに玉田と本山となっています。

 この中で4バックを使用していないチームに所属している選手は三都主だけなので、まず混乱は無いはずですが、注目すべきは両サイドバック、加持と三浦でしょう。

 この二人は4バックでも3バックのウィングハーフでも適応できるユーティリティ性を買われて選ばれた選手、ここである程度の活躍を見せないと、今後召集は厳しいかも知れません。加持は悪運が強そうですが…。


 それから小笠原がコンダクターとしてどれだけ使えるのか、という点。やはり国内組のみの編成で一番ネックになるのがパスの出し手の問題。後に中田浩二、前に本山と鹿島組がいるだけに、かなりいいパフォーマンスをしなくてはいけないでしょう。

 長身FWが鈴木しかおらず、ラストパスにかかる比重が大きいのは苦しい所ですが、玉田、本山、大久保らは相手のスペースを突く事に長けた選手ですから、上手くいけばちゃんとジーコの期待に沿える活躍ができるはずです。


 そしてセレサポとして、当然大久保の得点を期待しています。初得点というのはやはり何か壁になっている様子ですが、これはジーコが大久保に与えた最後のチャンス、どんな形であってもいいですから、貪欲にゴールへと突き進んでほしいと思っています。

 幸いセレッソとは違い後はしっかりと守備をしてくれますし、いいパスが供給されるでしょうし、よほど一人相撲をしなければ孤立する事は無いでしょうから、落ち着いていればきっと出来るはずです。


 蛇足では有りますが、カズ、中山を出す事に疑問を投げかけたサポーターはこの試合をちゃんと観てくれるのでしょうか?新顔こそいませんが、控え組の久しぶりの出場ですから、しっかりとチェックして頂きたいです。


posted by 西中島南方 at 12:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

11/12/04

ジーコ(笑)

 ジーコさんまた4バック試しているらしいです。それから宮本がボランチに入る布陣も試しているらしいです。

以下宮本のコメント
「シンガポールは個々に速い選手がいる。立ち上がりからチャンスをつかんで試合をものしたい。(4−4−2については)ちょっとバランスが崩れる場面があった。常に数的優位を意識して、特に両サイドが両方上がってしまわないように気をつけたい。両サイドが上がったときにはボランチがケアするなどして、数的優位を保ちたい。

(後半ボランチに入っていたが)この人数で全員フルにやらせないという意味もあった。必ずしも(ボランチ起用が)オプションではない。(シンガポール戦の狙いは?)ホームでの試合ということで、高いラインを保ちながらプレスをかけていけるような練習の場にしたい」

 4-4-2は今の代表の編成では無理が有ります。そして「使う選手」と「使われる選手」のバランスがとても悪いのです。バランスが崩れるのは「使われる選手」の不足を補う為にサイドバックの攻撃参加が不可欠だからです。

 「船頭多くして船山に登る」「二人のシェフがいるとスープがまずくなる」「10番タイプの選手が二人以上いるとチームは機能しなくなる」コンダクターは一人で十分です。今回は中盤左は三都主が務めたようですが、ジーコの描くベスト布陣はあくまで「黄金の中盤」なのでょう。心配です。

 ジーコ、ソクラテス、トニーニョ-セレーゾ、ファルカンの四人には「エースはあくまでジーコ」というヒエラルキーが有ったために機能していましたが、

「俺なにサイド走ってんだろう」
「ヒデさんにはFWにまわってもらう」

 などと言っている中村が、居心地のいいトップ下を明け渡すわけも無く、また中田も右のレジスタなどする気は毛頭ないでしょう。


 宮本ボランチはオプションとして、また緊急事態の場合にはやむを得ないでしょうが、それ以上の効果は無いでしょう。こちらはあくまでオプションと割り切っているようなので安心ですが。


 ジーコがあくまで自分の理想を追い求めるなら、中田なのか、中村なのか「チームのコンダクター」を決めなくてはいけません。この問題の解決なくして「黄金の中盤」は無いでしょう。
posted by 西中島南方 at 17:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

11/05/04

ジーコの考え。

 W杯アジア一次予選シンガポール戦のメンバー18人が発表されました。当初ほのめかされていた「功労者」の名前は無く、いつもの国内組メンバーに大久保を加えただけの編成になりました。

 この件に関してはAFCからも圧力がかかり、ジーコの思惑どうりのメンバーは招集できませんでした。写真からもその不満がありありと見て取れます。

この渋い顔!!


 また国内クラブが熱望していた大黒、二川、田中達也、阿部などの「期待の若手」の招集もありませんでした。

 これらの事象を見ていると、ジーコはあくまでもジーコ自身のルールに則って、規則的にメンバーを選んでいる気がします。

 まず、ジーコは同タイプの選手がいた場合、個人技に長けた選手をチョイスする傾向が有ります。大黒や田中がこれだけゴールを重ねても、大久保に召集がかかったのには、二人がチームのコマとして機能し、得点を重ねていったのに対し、大久保が個の力でゴールをこじ開けていったという、実に単純な比較が有ったのです。

 また、既に同じポジションに信頼の置ける選手がいる場合、それ以上の召集は控えているようです。二川のポジションであるトップ下にはジーコが最も信頼する中村がおり、さらに中田、小笠原と控えが二人もいます。


 そしてこのルールに則って召集したメンバーが既に結果を出している事から、恐らく今回の大久保の「追試」を最後に、新しいメンバーを加えることは無いでしょう。ジーコにとっては既に「素材の選定」という段階は終了しており、来年の最終予選に向けてチームを成熟させる事を第一に考えているのです。


 これを「石頭」と捉えるか、「順調」と感じるかは個々人によるでしょうが、ジーコにこれ以上どんな助言をしても、この「考え」を曲げる事は出来ないでしょう。

 サッカーは結果が全てですから、無事予選を突破してしまえば、ジーコは「他人に流されず自分の考えを通した不屈の意思の持ち主」と賞賛されるでしょう。ですがもし敗退してしまった時は、猛烈なバッシングが彼を待っているはずです。ですがこうした事もジーコにとっては既に折込済みなのかもしれません。
posted by 西中島南方 at 18:09 | Comment(1) | TrackBack(1) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

10/16/04

まあジーコだからさ。仕方ないよ。ジーコだもん。

 先日「ラストキャップは華やかに。」でカズ、ゴンらベテラン勢の起用が「概ね好評のよう」と言っていましたが、どうやら他のブログを覗いてみると、

「消化試合とはいえ権威ある代表Aマッチを代表引退試合にするのは失礼だ!」

「ジーコは何を考えているんだ!」

「どうして若手やサブを起用しないんだ!」

 と、えらい騒ぎになっているようです。中には

「今回のプランに賛成している人が本当にワールドカップに行きたいと考えているなんて思えない!」

 なんて過激な論評を書かれている方も。


 前もって誤解の無いように言いますと、西中島はジーコ信者でも擁護派でもありません。西中島がキャプテンなら「黄金の中盤」なんて「史上最強打線」並みにダサいプランを言い出した時点で落選です。実際「黄金の中盤」なんて全然機能していませんでしたし。


 ところが土壇場に追い込まれ、3-5-2にシステム変更してから。久保、玉田の覚醒、鈴木ファウルもらう→中村FK→得点という史上類を見ない得点パターンの確立などツキを見せはじめ、欧州遠征、アジアカップ、一次予選と結果を残してきた為に、私達は

「まあ、これでいいか」

 と、妥協をしてしまったのです。アジアカップを取った時、誰か「ジーコではダメだ」といっていた人がいるでしょうか?北京にいたジーコも、今回の「サプライズ」をぶち上げたジーコも、同じジーコなのです。そういう意味では今回真に批判されるべきは、そんな監督(と、彼を選んだ協会)に日本サッカーの未来を託した私達だとは、思えないでしょうか?(一部解任デモを企画された方もいるようですが)


 どうやら次回のシンガポール戦ではケガからの回復度合を確認する為、中田、稲本を召集する可能性も有るということです。また、スターティングイレブンを90分間フル出場させるような事も、さすがに無いでしょう。今はあくまで冷静に、このマッチを待つことにしましょう。
posted by 西中島南方 at 20:16 | Comment(3) | TrackBack(2) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

10/14/04

ラストキャップは華やかに。

日本代表ニュース

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神戸・三浦、磐田・中山がシンガポール戦の日本代表に招集へ
日本協会・川淵三郎会長は13日、日本代表ジーコ監督から神戸FW三浦知良、磐田FW中山雅史を11月17日に行われるシンガポール戦で代表に招集したいとの要望があったことを明らかにした。
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 最初は「えーっ?」と思っていたのですが、よくよく考えると、こういうのもありかなというのが今の心境です。


 すでに予選敗退が決まっているシンガポール戦で、戦術テスト、選手選考をしたところで見極めは極めて難しいでしょう。テストをするならドイツ戦が有りますし。見方によってはシンガポール戦は実に「中途半端な」国際Aマッチになってしまいました。それならばこういったメモリアルゲームにしてしまうのも悪くないでしょう。


 今までの日本でこんな事をすれば、それこそ「手抜きだ」「失礼だ」とバッシングがあったかも知れませんが、少しずつ日本サッカーの歴史が積み重ねられてきたからでしょうか、反応は概ね好評のようです。


 カズとゴンがこの召集を名誉と受け取るのか、侮辱ととらえるのかは別問題ですが、私的に考えれば、引退試合などという出来合いのゲームよりも、真剣勝負の代表戦をラストキャップにした方が、彼等にとって良いことなのではないでしょうか?
posted by 西中島南方 at 20:27 | Comment(0) | TrackBack(2) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オマーンVS日本 感想

 振り返ると前半の前半、オマーンが強引に点を取りにきた時間帯に先制点を奪われなかったこと、唯一のミスである後半の川口の判断ミスを田中が意地のクリアをしたことが大きかったですね。


 サイド攻撃、カウンター、ミドルシュートなどオマーンの攻撃パターンをある程度ケアできていたのは合宿の成果か。終盤のロングボールには中澤が対応し、殆ど競り勝っていた印象です。


 これでシンガポール戦はサブメンバーのテストが出来るわけですが、ジーコのことだからベストメンバーでいくのかなぁ…。

今試合の個人的MOMは中澤。逆MOMは宮本と川口。以上。
posted by 西中島南方 at 01:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オマーンVS日本 リアルタイム書き込み 後半

24:33 後半開始。メンバー交代は無し。

 開始早々両サイドの三都主、加持が同時に上がる。作戦変更か?前線からのプレス、積極的な両ウイングのオーバーラップが見られる。

 4分日本のカウンターも実らず。

 6分鈴木師匠の国宝ものの転倒。相手にイエロー

 7分中村の左からのクロスにファーの鈴木がドンピシャヘッド!日本先制!

 9分日本ゴール前でオマーンのフリーキックも跳ね返す。堅い守備。

 9分オマーンゴール前で福西から高原へ決定的パス。高原シュートもまたもファインセーブに阻まれる。

 11分宮本と川口がかぶり無人のゴールにオマーンシュートも田中が腹で止める。奇跡的クリア!

 14分三都主が左サイドをえぐるも不発。

 15分ペナルティエリア内で鈴木の「こうやってPKを取るんだ!」と言いたげな転倒もファールもらえず。逆にカウンター。

 16分ゴール正面20メートルでオマーンフリーキック。ムバラフが蹴るも枠外。

 18分鈴木通訳がライン際まで来た為に退場を宣告される。ジーコ監督の指示は三都主を介して行うことに。

 19分三都主の早いクロスもアルハムシがキャッチ。

 21分右サイドをオマーンが侵食。早いクロスも川口がキャッチ。

 22分日本のボールポゼッションが前半より高くなっている。中村を止めようとするもイエロー。

 24分オマーン一気に2選手交代。DFとFW。

 27分立て続けにオマーンの攻撃を受ける。早期に守備の共通意思を確認する必要がある。

 29分オマーンは攻撃的にシフト。比例するように日本は守備を固める。攻撃のプライオリティが得点から敵陣深い位置でのキープにシフトしていく。

 33分三都主にイエロー。逃げても無駄。

 34分中澤が固い。ロングシュートを打たれるもオマーン大きくふかす。

 35分恐れていたオマーンのカウンター。ドゥールビーンのシュートは精度を欠く。

 37分コーナーキックを拾われカウンターも小野が最終ラインに入ってカバー。

 39分アハメドムバラクが痛む。

 40分オマーンの組織的な攻撃もラストパスの質に問題が有り不発。

 43分三都主が左サイドをえぐりゴール前の高原にラストパス。高原のシュートは素晴らしい守備に阻まれる。

 45分オマーンが左サイドからクロスも流れる。ロスタイムは4分。玉田が鈴木に代わって入る模様。チェイスとカウンターにうってつけの選手。

 オマーンのパワープレーも雑な印象。

 46分鈴木→玉田。

 スタジアムのあちこちで発炎筒が焚かれ、物々しい雰囲気に。

 49分試合終了。日本一次予選通過決定!
posted by 西中島南方 at 01:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オマーンVS日本 リアルタイム書き込み 前半

試合前

 スタンドは民族衣装のサポーターで真っ白、チケット150円の効果なのか、それともサッカー熱が高いのか。

 君が代の斉唱にはブーイング、中国の真似はしてほしくなかったが。オマーン国歌の際は大合唱。君が代は世界の国家の中ではかなり短いものだがオマーン国歌も短い。

前半

 23:30日本の各選手ともいい顔をしている、気負いにならないことを祈るだけ。定刻どおりにキックオフ。

 1分いきなり左サイドを攻め込まれる。オマーンは人数をかけて攻めている。

 3分オマーン最初のセットプレー。ファーサイドの選手が足で押し込むがかろうじて枠外。

 5分オマーン初のコーナーキック。流れて最後はロングシュート、セットプレー時の攻めが分厚い。

 7分日本初のセットプレー。流れからファーの福西が折り返すもFWの足が届かず。

 オマーンボールの際に誰がチェイスに行くのかはっきりしていない様子。宮本が苛立っている。日本の攻撃にしっかりとしたビルドアップがあったのが前半10分時点で一回だけ。

 12分日本3回目のフリーキック。ゴール右の中村得意の位置も跳ね返され、カウンターに、ゴール前でかろうじてクリア。

 15分小野にイエロー。ボールのない場面での接触プレーによるものか。

 16分鈴木の泥臭いプレー。前線での粘りはこういった場面では頼れる。

 18分少しずつ組織的なディフェンスが見られるようになって来た。ただ支配率は圧倒的にオマーン。

 20分ポジション修正、鈴木が右サイドのやや低い位置に。加持のリクエスト。

 22分流れの中から高原がヘディングシュート。コーナーキックを得るもGKアルハムシが正確にキャッチ。

 中村がDFラインに入るほど押し込まれている。

 23分鈴木が惜しいプレー。やはりがむしゃら。

 24分加持がセンタリング。初のクロスも枚数足らず。ともかく中村、小野が機能していない。オマーンの立て続けのパスミスに救われている。サイド攻撃を続けて仕掛けてくる。

 29分ようやく日本ペース。中村起点、福西、小野がサポート。

 30分高い位置でボールを奪い高原が豪快なミドル!GKの手をはじきコーナーキックに、しかしまたもアルハムシがキャッチ、カウンターに。

 33分オマーンの攻撃もやや大味。

 34分日本が鳥かごから右サイドを突破。コーナーにキッカーは中村から小野に。逆サイドの鈴木にはかろうじてヒットせず。オマーン選手が痛み、小休止。

 38分鈴木が左サイドをドリブル。少しずつ日本のペースに。

 39分オマーン左サイドからセンタリング。

 40分オマーン21番のミドル!枠外シュート。

 42分オマーンのロングボールからゴール前混戦。かろうじてクリア。

 43分鈴木、中村、高原らの連携。日本の2度目の決定機もクリアされる。

 45分アルマイマニがロングボールからの流れでミドル!枠外も威力十分。

 前半終了。0-0 前半は想像以上のチェイスに苦しめられた様子。中盤から終盤はやや持ち直す。オマーンの攻撃はサイドかロングボール、中盤は不用意に奪われないように注意している印象。日本は混乱の中から少しずつディシプリンを構築、サイドは余程でないと上がらない為FWが下がり気味に。シュート数はオマーン。日本は思ったより柔軟性を持ってこれを阻止しようと細かい修正を加えている。
posted by 西中島南方 at 00:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

10/13/04

"勝って当たり前"の恐怖

 サッカーナビ宇都宮徹壱さんのコラムが載っています。試合や練習だけではなく、その土地の雰囲気まで伝えて下さるコラムは意外と稀有な存在なので、思わず熟読していました。そこで少し気になった下りが、

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この日、私は何人かの尊敬すべき同業者の方々と明日の試合について語り合ったのだが、みなさん判で押したように悲観的であったことには、正直驚いてしまった。「良くて引き分け、最悪の場合は……」というのが、日本報道陣の大方の予想であるらしい。
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 もちろん報道陣の方たちも「日本が負けろ」なんて思っていないでしょう。恐らく彼等を支配している感情は、今西中島が抱いている「日本が負けたらどうしよう」という類のものではないでしょうか?FIFAランキング(あんまりあてには出来ないランキングではありますが)では圧倒的に日本が上位ですし、過去3戦でもいづれも辛勝ながら負けているわけではありません。


 ただ、それだからこその「どうしよう」なのだと思います。たとえ僅かであってもミスの可能性がそこに有れば、それは恐怖の対象たりえるのです。むしろごく僅かであるからこそ、恐ろしいのです。そんなことを微塵も感じず、「明日の試合を非常に楽観視している」宇都宮さんはとてもタフな、懐の深い方なのでしょう。


 私たちのこの恐怖が杞憂に終わってくれるのか、それとも現実のものとなるのか、答えは5時間後に出ます。
posted by 西中島南方 at 20:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

10/12/04

オマーンVS日本 前哨戦

 まずはオマーンのパンチ。当初主審はマレーシアのサレハ氏の予定でしたが、"日本よりのジャッジをするかもしれない"と難色、急遽中国の陸俊氏が主審を務めることになりました。

スポーツナビ
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20041012-00000028-kyodo_sp-spo.html

 この変更がどちらに有利になったかは試合後に明らかになること。それよりもオマーンが日本に対して「我々はあらゆる手を尽くし、日本と闘うのだ」という威嚇をしてきたという事が重要なのです。


 また中東はつい最近までサウジ、イラク以外の国はカウンター一辺倒という印象でしたが、このところ各国ともにスモールフィールド、中盤でのしっかりした組み立てを取り入れはじめています。日本はあくまでカウンターに対する守備を中心にしていたようですが、ウリである中盤を制圧されると、我々が考えていなかった試合展開になる可能性も有ります。


 ただ日本もメンバーの固定によってチームとしてのまとまりのようなものが芽吹きつつあり、それは海外組、国内組を超えて繋がっているようです。また試合会場のピッチ状態も良く、中村などは好感触を得た模様。中国でのアジアカップを経験しているのも強みです。


 お互いベストメンバー、ベストコンディションではないまま、試合を向かえる事になりそうですが、一次予選のベストマッチになる事を期待しています。西中島が考えているキーマンは小野。どれだけ中村をカバーできるのか、三都主の裏のスペースをケアできるのか、そこが試合を左右すると予想しています。
posted by 西中島南方 at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

10/10/04

カレンの足に魔物棲む。 日本1(4PK3)1シリア

 韓国戦と違ってシリアの守備はややルーズ、それもあって中盤からビルドアップ、サイドも比較的上手に使えていたのではないでしょうか?

 平山、森本も中盤との関係が上手く取れていたため、空中戦、足元の競り合いで勝っていたように感じます。先制点も森本が上手くボールを受けた後、中盤の飛び出しがあった時点で勝負あり。孤立していたなら簡単にボールを奪われていたでしょうけれど、やっぱり枚数をかけた攻撃はいいものです。

 しかし増嶋とカレンは何か憑き物にも憑かれたのでしょうか?やたらとついていません。失敗が失敗を呼びプレーが萎縮してしまっているように感じます。宮本なら「オサレ」ですまされるのですが(すませたらあかんけど)なんか増嶋が自殺点やらPK失敗をするたびに

私もうダメ!立ち直れないわっ!!

 てな感じに手で顔を覆う様を見ていると、「しつかりしろよキャプテン」と陰鬱な雰囲気になります。まあドゥンガさんみたいに

なんじゃコラ!わしかて失敗ぐらいするワイ!文句あるんけ!

 ってな態度取られても何だかなぁってもんですが、せめて「ドンマイ俺」ぐらい言ってもいいよ。がんばれキャプテン。

あとカレンの右足は呪われているからなんとかして下さい、お願いします。
posted by 西中島南方 at 01:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

10/09/04

ある意味絶対に負けられない躍動している!!

台風22号の影響で日本代表のオマーンへの出発が遅れています。下手うつと前日練習だけでいきなり本戦という状況になりそうです。ここまでツキの有ったジーコですが、このところは不調気味。

っていうか市原ユースにスタメン組使って前半0-2はまずくないですか?

まあ、ここはアウェーに滞在する日数が1日短くなったと前向きに捉えましょう。相手は圧倒的アウェーの状況を作り出そうと必死のようですから。

オマーン日本戦のチケットがオマーンサッカー協会から発売されているようで、そのインフォメが在オマーン日本大使館のホームページにも載っています。

Oman01

が、

Oman02

日本人用チケットの価格がオマーン人用の20倍ってどういうことじゃあああ!!

さらに同大使館のサイト内にあるスタジアムまでの地図がこれ

ちゃんとスタジアムまでいけるのかよ orz

ともかく日本代表もサポーターも負けるなよ〜。がんばれよ〜。
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10/06/04

仏の顔も三度まで。 日本ユース 2 ( 1 PK 3 ) 2 韓国ユース

 日本の攻撃はやはり平山が起点。しかし韓国も元来高さ、強さ、速さが持ち味のチーム。タテのボールはことごとく競り勝ち、こぼれたボールも殆どシャットアウト。そこから一気にカウンターで日本の3バックのサイドにFWを走らせるというパターンが何度も何度もリフレインされます。ここまで露骨に弱点をさらけ出しているチームも無いでしょう。結局前半は0-1、よくもまあ1点で収まったもの。これがこの後の伏線になろうとは…。

 後半の前半も韓国ペース、このシュートが決まらないか!というチャンスが最低2つ。中盤日本がシステム変更、森本を入れ、4バックに。カレンが右サイド、苔口が左サイドを侵食。韓国は逃げ切ろうとベタ引きに。ところがよりによってロスタイムに集中力が切れたところを森本に突っかけられ、それを渡邊に押し込まれ同点。韓国ベンチ、応援団ともにアイゴー。試合は延長に。

 ところが日本はサイドからの攻撃に有効性を確認してもなお、平山に放り込むスタイルに戻し、再度韓国ペースに。絵に描いたようなカウンターで失点。ゴールデンゴールならこれで終わりのはずですが、延長戦は15分ハーフのフルタイム制。韓国は今度こその意気込みで守備をベタ引きに、日本も再度両サイドを使って反撃。タイムアップ寸前に苔口から良いクロス、タテのボールには対応できても、センタリングでの競り合いなら平山に分が。またしても同点、またしてもアイゴー。

 結局PK戦1-3で敗れてしまったのですが、それよりも問題なのが内容。正直後半残り5分と延長後半残り1分くらいしかしっかりとした攻撃が構築されていませんでした。折角カレン、苔口のサイド攻撃に糸口を見つけても、基本は変わらずケガの平山頼り。しかもあれ程露骨なロングボールばかりなら、苦境に立つのも当たり前です。日本サッカーの基本である中盤主体のしっかりしたビルドアップがこれ程無視されたチームというのもはじめて見ました。その原因が選手のコマ不足に有るのか、単にチーム構成上の問題なのかわかりませんが、もし前者が原因であるなら、それは日本サッカーにとって重大な危機でしょう。
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