何でいきなりスタの定員の話をしたかというと、今日の話題がこれだから。
ITmediaニュース
「オタ」「きもい」──スタッフのブログ発言、企業を巻き込む騒動に
米国系ホットドッグチェーンの「ネイサンズフランチャイジーオブジャパン」は8月23日、Webサイトに「移動店舗内スタッフによるブログ上の発言」について「極めて遺憾」とする文章を掲載した。
発端は8月12〜14日に東京で開かれた「コミックマーケット」(コミケ)。会場に出店した同社フランチャイズ企業のアルバイトスタッフが、実名で運営していたブログに「みんな頑張ってバイトしています!まぁお客はみんなオタ」「大量オタ。これがぶぁぁぁぁあっているの。恐い!きもい!」などと写真付きで記事を掲載した。
これを読んだユーザーが「客をばかにしている」などと掲示板などで反発。その後ブログは削除されたが、同社にも苦情が寄せられたもようだ。
このニュースだけ見るとこの子が一方的に悪いように感じるけれど、私はそうは思わない。
想像してもらうと判ると思うけれど、普通に同じ嗜好を持った人間が15万人(1日のお客、これが3日間続くからのべ45万人が有明にやって来る)も集まったら部外者は普通に怖い。これは別にオタクがキモイとか言うのとは関係無しに。
私達は以前アイドルグループが長居にやってきた時の、サポーターとそのグループのファンとの摩擦を知っている。あれなんか多分数百人程度の規模だったと思うんだけれど、違う趣味嗜好を持った人間が鉢合わせすると、例え小数であっても何らかの軋轢が起きるのだという事を身を持って知った貴重な体験だったと思う。
まして今回は普通のバイト数名と15万人のオタク。多分バイトの子達はその仕事をしていなければそんな人達と接点すらなかったろうと思う。それがいきなり関ヶ原の合戦の全兵力と同数のオタクの中に放り込まれた。恐怖とまでは行かなかったろうけれど、何かしらの違和感を覚えるのはむしろ当然の反応だったろう。
問題が有るとすれば、やっぱり本音をブログに載せちゃった、ってところだろうか。サイトにやって来る人が自分の想像の範囲内で収まるなんて事は、まず無い。このブログにも、たまに「西中島 本番」とかなんじゃそらって検索でやって来る人が1週間に2、3人は必ずいる。擦過傷の治療方を検索してくる人とかも、結構いる。
それまで見越してブログを管理しろというのはきついかも知れないけれど、誰かを不当に(この線引きも微妙なんだけれど)貶めたりするような文章は、ある程度コントロールしないとね。などと私が言ってもなんの説得力も無いんですが。
とにかく「異文化」との接触は疲れる、「きんもーっ☆」と書きたくなるのも判る。でもそれをネットで、しかも実名で公表するなんてのは、やっぱり止めといた方がいいでしょう、うん。