ちょっと前にAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gを買ったけれど、こいつは家内がもっぱらに使う単焦点ということになった。
もう一つD7000の要求する解像度を満たす明るい単焦点を探していた所でAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gがよかろうということになった。
候補としては他にAF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gやシグマの50mm F1.4 EX DG HSMがあったんだけれど、AF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gは以前試写でも感じた野暮ったさがどうにも好きになれなかった。シグマのレンズは評価が高いので迷ったが、何分デカい。単焦点を選ぶ時は「気軽さ」も大事な要素だと感じているので、500gを超えるズームレンズ並のデカさはやはりためらう。ということで軽くて、少し絞っただけで十分に実用できるAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gがよかろうということになった。フルサイズにも使えるし、純正だし、安いし、まあ買って損はないだろうという感じで。
何日かD7000につけているけれど、とてもよい。特に屋外では50mm(35mm換算で75mm)という焦点域はよく使うゾーンなので、ズームレンズ(17-50mm F2.8 EX DC OS HSM)をつけている時と感覚的には殆ど変わらない。少しためらうのは広角で撮りたい時や、室内で対象に寄りたい時くらいで、フットワークさえ気をつけていれば、軽さ、明るさというアドバンテージの方がはるかに大きい。
試合の時のスタジアムなどは、やはりズームレンズの方が使い勝手はいいので引き続き大事に使っていこうと思う。カメラを持って気軽に出かけようという時、しっかりと対象をとらえたい時は、このレンズがいい。
多分75mmという焦点域は、他の人からすると長いと思う。俺は被写体にのめり込んでいく感じで撮るので(特に料理とか、好きな人はね)このゾーンでこれだけいいレンズがあるのはありがたい。ただそうなるとフルサイズだ!という時には85mmの1.4なんてえげつないレンズを買うかも知れない、それはキツイな、デカイし高いし…。
こういう悩みを感じられるのは、精神状態が安定してきた証拠。無理しない無理しない。