夜中に冷たくなった風を頬に受けながら自転車をこぐ。大阪でも夜の11時くらいになると車の量はめっきり少なくなって、喧騒も無くなってしまう。
それでも街灯のようにぽつりぽつりと飲み屋の明かりがついていて、まだ家に帰るのが寂しいと感じる人達が、終電を諦めたかゆっくりとお酒を楽しんでいる。こういう様子を見ていると自分が下戸なのを少し寂しく感じる。
夜は、光のコントラストが強くて、黒つぶれや白飛びしやすいけれど、それはそれで雰囲気のいい、特別な写真が撮れる。D7000に明るい単焦点をつけていれば、それ程困ることはない。等倍にでもしない限りアラは出ないから、昼間とあまり変わらない感覚でスナップが撮れる。
ひまわりは太陽を向いて咲くというれど、この夜に咲いた花は、じっと暗がりを見つめていた。随分とセンチメンタルなやつだ。
これから毎日「夜のスナップ」を撮りだめていこう。それはそれで何かの記録になるだろうし。