ダイエットと言ってもいろんなのがあって、毎日体重を計るだけのものから胃に風船を入れて物理的に狭くするものまでいろいろ。俺のはひたすら食べたもののカロリーを足し算していって、どういう食生活だと痩せるか(太るか)を確認して、カロリーを調節したり、食べ物の傾向を変えたりしました(炭水化物と脂質は減らして、ビタミンとかタンパク質を多めにする)それだけで月に2、3キロくらい減ります。
でも大事なのはダイエットした後なわけで、例えばまた太りやすいものを食べまくったり、カロリーオーバーな食生活に戻ったり、全然運動しなくなったりしたら、当たり前だけれどまた元の体重に戻るわけです。リバウンドが酷いと以前より重くなったりします。そういうところを少しずつ意識していければ、健康でいられるのかなと。
つまりダイエットで得られる一番の収穫は、多分痩せたという見かけよりも、ベストな体重をキープするためにはどうしたらいいかという意識や経験則、ノウハウなんだと思うわけです。こういう記事を書いているのも、半分は「これでまた太ったら笑われる、やべえ」という意識を自分に叩きこむためだったり…。
で、ダイエットした人間からしたら、三木谷氏が神戸に対してやっている行為ってのは、一見優しい救いの手に見えて、実は最悪なんじゃないかと。
スポーツ報知の少し前の記事。
負債17億7400万円“三木谷マネー”で帳消し…神戸
18日のJリーグ理事会で債務超過を指摘された神戸が、今オフにも“三木谷マネー”で負債を帳消しにすることが27日、分かった。債務超過団体にはJ2降格などの厳罰を科す「クラブライセンス制度」(13年度導入予定)に関するヒアリングが行われるタイミングで、オーナーの楽天・三木谷浩史会長(46)が債権放棄を宣言する。(後略)
これは平たく言うと「一度50キロ太った人が脂肪吸引したけど17キロ太ったからもう一度脂肪吸引する」ってことでしょう?
それはクラブライセンス制度の導入が秒読みで、経営が悪化しているクラブ状態を、「一時的」にでも良化させたいのはわかる。ただ、これをありがたいありがたいと言っていたら、そのうちまた脂肪吸引が必要になるんじゃないか?
そんなことをするならば、誰かしら良い人材を送って、少しずつではあるけれど、確実に黒字を残す経営ができるように体質改善をしたほうがはるかにいい。神戸にはもうホムスタという(ピッチ以外は)素晴らしいハコがあるんだし、工夫次第で億単位の赤字を食い止めるくらいできないものかな?
こういう制度は別にクラブを括るために作られたのではなくて、第二のフリューゲルスを作らせないという強い気持ちがあったればこそなんだと、俺は思う。例えセレッソがこれに引っかかったとして、J2やJFLに落ちたとしても、それは仕方がない。クラブが無くなってしまうよりかは、ずっとマシなんだから。神戸サポはこれを、どう受け止めているんだろう?