そもそも、サッカーは誰のためのスポーツでもない。女子ワールドカップの試合前に行われる、レイシズム撲滅のメッセージにも出てくるけれど、性別や国籍、主義主張、年齢や肌の色、宗教、何がどう違ったって、ピッチの上では等しい存在なんだ。
でも、それだから、いい感じになってから勝ち馬に乗り出したメディアのクソっぷりには辟易する。「澤は代表引退なんかさせない」なんて言ってるズラ野郎の帽子をめくりあげて、ツルツルの頭に胃液を吐きかけてやりたいとすら思える。とりあえず、ずっと放送予定を表示している商魂も気に入らない、別にお前ら食わせるために活躍したわけじゃないし。報酬が少ないよねって言うんなら、実力のないディレクターとアナウンサーを4、5人リストラして、日本サッカー協会に「視聴率ごっつぁんでした」って寄付すればいい。
他局も他局で、視聴率を持っていかれるのは嫌だからと、扱いを小さくするという性根が腹立たしい。サッカー史に残る大事なのだから、そういう垣根くらい超えてほしいもんだ。
そういう狭窄した視野でしかモノの見えない人達が、世論をコントロールしていると思うと、地デジ化が進んでいないことより、そっちの方が余程酷いんじゃないか?と思える。もし本当にサッカーを愛しているなら、何もかも超えて繋がってくれよ。これじゃオレより後の世代が可哀想だ。