去年1月、初めて津守にあらわれたアマラウは、ひどく神経質っぽくて、でもカメラ向けたら必死にこんなポーズとってくれた。その精神的な線の細さがちょっぴり不安だったのを記憶している。
シーズン序盤は、この悪い予感が当たってしまった。守備のテリトリーが狭くて、ポジショニングも定まらなくて、3バックでゴタゴタしたていたのもあいまって、ああ、外れ外人が来たんだなとか、そんな感じで思っていた。
でも、4バックになり、茂庭や上本、マルチネスとの連携がとれはじめると、少しずつストロングポイントが生きるようになってきた。
アマラウは自分の「縄張り」に入ってきた敵を的確に潰していく。仲間意識が強く、チームの一員として常にベストプレーを続ける。枠が見えたらシュート、見えなくてもシュート。大舞台に強くて、ボランチなのによくゴールを決める。
いつしかスタメンにアマラウの文字が無いと不安になっていた。マルチネス、アマラウ、上本、茂庭のブロックは堅固で、両サイドバックが同時に攻め上がれるのも、この4人が信頼されている証だ。
そんな熱血漢と別れてしまうのは、寂しい。チーム編成や予算、現実的なハードルがたくさんあるのは、それはわかるけれど、寂しいという気持ちも、隠しようがないんだ。
さようならアマラウ、元気で。
CEREZO OFFICIAL
【11/01/05】アマラウ選手契約満了のお知らせ
アマラウ選手について、今季の契約満了後(契約期間:2010年2月1日〜2011年1月1日)、2011シーズンの契約を結ばないことになりましたので、お知らせいたします。(後略)