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Wed 29 Dec 2010

文化になること。

ああ、今年の仕事が終わった。終わったよ!朝から大掃除をして事務所を片付け、最低限のメールや電話で、おしまい。街に出て家族への土産にドーナツを買って、雨の降る前に退散した。個人的には今年することは全てした、つもり。
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今年はセレッソにとって記念すべき一年になった。J1への復帰、過去最高の3位、来期はACLに参戦も決定。チームからは香川、家長と二人の選手が海外に旅立った。え?家長の保有権はガンバ?かたいこと言いなさんな、スカウトの目にとまった家長は桜色のユニフォームを着ていたんだよ。

こういう年が続けばいいんだけれど、ねぇ、どうなんだろう。ジェットコースターチームなんて言われているからね。とりあえず残留、とか言うのは弱気かね。過去何度「常勝軍団」を作ろうとして挫折しただろう、それを考えると、足元を見て話ししたほうがいいよ。

それよりも大事なこともある。観客を増やし、グッズの売上を伸ばし、スポンサーを獲得し、市民権を得て、セレッソをスポーツからカルチャーに押し上げること。そうすれば露出が増え、資金が増え、チームは安定する。そういう意味で言えば、チームの目標はガンバやレッズではなく、阪神かなと思っている。


小さいころは、祖父の影響でキトキトの阪神ファンだった、手をひかれて何度も甲子園に足を運んだ。老人と子供だから家から球場まで1時間半くらいかかる。それでもその道程が楽しかった。

家を出る時からハッピを着て、メガホンを持って、そうしてバスや電車にのるのが誇らしく感じた。梅田に着く頃にはそうした人が何千人も集まって、イスラムのメッカみたいな感じになる。阪神甲子園駅の駅舎は狭くて、5万人をさばくにはギリギリいっぱい。ホームからファンがこぼれ落ちそうになる。

オレが一番熱心に応援していた頃は丁度90年代、一番弱い時期だったけれど、巨人戦や週末の試合なら間違いなく大入りだった。それは阪神が強い弱いがどうのというチームではなく、関西の文化として定着した存在だったからだ。

販促の仕事をしているので、一度阪神のオンライングッズショップを見たことがあるけれど、度肝を抜かれた、アイテム数、種類が尋常ではない、セレッソの5倍10倍はある。写真のパネルが2500円で売られていて、それが売れているのか何十種類もある。アパレルも普通に上から下まで揃えられる。それだけ手広くやっても需要があるのだ。

そのお金が回りまわって、チームを強くしていく、そのチームを応援することがかっこいいということになる、露出も増える。東京での巨人の扱いと大阪での阪神のそれでは天地の差がある。もう宗教と言ってもいい。そこまで行けば砂金さんが足を棒にして外回りをする回数も少しは減るのではないだろうか。


強いチームになるためには、強い資金力が不可欠で、それを得るためにはどうすればいいかを考えないといけない。まず第一はキンチョウスタジアムのシートがプラチナチケットになるように、サポーターが何気なくチームのアパレルを着て街に出られるように。大阪が年中桜色に染まるようになれば、自ずと強いセレッソができてくるはず。それを信じて頑張るよ。
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posted by 西中島南方 at 00:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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