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C大阪にマジョルカ大久保復帰プラン
C大阪が低迷打破の救世主として、マジョルカにレンタル移籍中のFW大久保嘉人(23)を復帰させるプランが浮上した。W杯中断期間前ラストマッチとなった7日の川崎F戦は0−1と完封負け。12節で1勝3分け8敗という最下位に沈む深刻な状況を踏まえ、補強の目玉として西村昭宏GMが「選択肢の1つ」と明言した。マジョルカの今季最終節(14日、サラゴサ戦)終了後にもクラブ間で交渉が行われ、復帰が決まる可能性がある。
川崎戦後の出原社長も、いつものように口を滑らせていたし、西村GMも現状打破のプランとして前向きに動いているらしいから、後は嘉人の胸先三寸ということか…。
個人的には、それは戻ってきてほしい。手の届くところ、声援がかけられる場所に嘉人が帰ってくる、それだけで嬉しい。
でも、嘉人個人の事を考えると、今はタイミングとしてどうだろうか。もう少しヨーロッパのクラブ(国や一部二部というこだわりを捨てればそれなりに引き受け先は有ると思う)にいて、経験を積む方が、スキルやメンタルは磨かれるはず。それに今のバラバラのチーム状態で、嘉人に「冷静にプレーしろ」というのは酷な話でもあるし。
ぶっちゃけていうと、嘉人復帰の話がまず最初に出てきたのも合点がいかない。両球団の話し合いが有るのは最短でもリーガが終わる14日から後なのだから、その前に新外国人のリストアップの話題だとか、他チームからの補強だとかが先に出ていてもおかしくない。なのに、まず嘉人の話が出てきた。実際に(他の選手を)獲る獲らないは別にして、せめて手近から安易な補強をしています、という姿勢は見せてほしくなかった。
以前長居の「のりを」で飲み会をしていた時、比較的球団とパイプの有るサポーターの方から、
「今のセレッソの社員で、(親会社の)ヤンマーの為に頑張る人、日ハムの為に頑張る人はいるけれど、セレッソの為に体はれてる人っていないよね」
という言葉を聞かされていたから、どうしても色眼鏡で観てしまう。それは失礼だと思うけれど、もう少し、せめて選手と同じくらい頑張っている姿勢を見せてほしい。一本筋の通ったチームになってからの方が、嘉人も良い意味で暴れまわれると思うし。
すべてトップである社長次第ですよ。
どんなところでもね。