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Thu 13 Jan 2005

審判は神様じゃない!!けれど…。


こんな経験はないでしょうか?


 今日は待ちに待った試合の日。朝から天気もよく絶好の観戦日和。気分良く応援グッズをバッグに詰め込み、いざ、スタジアムへ。

 思っていたよりも早くスタジアムに到着。いつもの観戦スポットに座席を確保。マッチデープログラムを読んだり、練習風景を見たりして、気分は徐々に高揚。

 試合開始30分前、アウェーのスタンドも混んできた。かなり気合が入っている様子。スターティングメンバーの紹介に揺れる、敵の大旗。

「ゴールキーパー、○○ ○○ 背番号1」

ドドン!!

「オィ!」

 次々とコールされていく相手スタメン。あいつは前節の怪我が響いているのかな?とかこいつがスタメンだと厄介だな、なんて想いはめぐる。そして…。


「本日の主審は×× ××」



 審判発表にざわめくスタンド。

「おい、××らしいぞ」

「こりゃ試合荒れそうだな」

「うちの△△退場にならなきゃいいけど」

 アウェースタンドもなんとなく不安げな様子。
 
 いよいよ試合開始。だがしかし「ここいいとこなんだよ!!」という場面でことごとく聞こえるエキセントリックな笛の音。乱れ飛ぶカード。ぶつ切りになっていく試合。溜まっていくフラストレーション。

「俺の休日を返してくれーっ!!!」


おちついてください。


(写真はイメージではありません)




 サッカーの試合は、あくまで選手が主役。のはず。だけどたまにあるんですよね。審判が一番目立っている試合。なんとかならないかなって、ずっと思ってました。

 このブログで度々ご紹介させて頂いています宇都宮徹壱さんが、この問題について、とても興味深いコラムを書かれています。

2005年の笛の音は?第4回フットボールカンファレンスより

笛を吹く基準やアドバンテージについての議論は、なかなか一筋縄ではいかないテーマである。だが「レフェリーは、試合の流れやリズムを常に感じていなければならない」という高田氏の一言が、すべてを言い表しているようにも思える。

(中略)

日本の主審が必要以上に笛を鳴らさず、もっと表情豊かにレフェリングができたら、何枚もカードが乱れ飛ぶという荒れた試合はぐんと軽減されることだろう。

(中略)

時に批判され、時に評価され、常にメディアの注目とファンの議論に晒されながらレフェリング技術を向上させること――それこそが、真の意味での「審判のプロ化」ではないだろうか。


 気がつくと、いちいちウンウンと唸る自分がいました。審判は試合をコントロールするのが目的であって、自分の判断基準を杓子定規に当てはめて、権威を振りかざす存在であってはいけないんですよね。

 反対に言えば、観る者、プレーするものがストレス無く90分間を過ごす為には、審判の的確なジャッジが必要なんです。サッカーって、プレーヤー達が同じプレーをしても、審判のさじ加減一つで、名試合にも泥試合にもなるスポーツなんです。


 コラムでも触れられているのですが、日本人審判のレベルアップは、日本サッカーのレベルアップにも繋がる大事なファクターの一つです。良いジャッジが好試合を生み、好試合が名選手を育てるんです。


 日本サッカー協会もその点は考慮しているようですが、審判ひとりひとりの意識が無ければ、いつまでも「俺の休日をかえしてくれーっ!!!」ってことになってしまいます。家○さん、高○さん、上○さん、恩○さん、ちゃんと判ってますか?しまいにはサポーターからレッドカードなんてことになりますよ!!


posted by 西中島南方 at 21:18 | Comment(4) | TrackBack(1) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。審判によって「せっかくの休日を台無し」にされたこと、何度もあります。審判は、アマチュアなので、あんまり厳しいことを言うと成り手がいなくなりそうですが、試合のコンダクターという意識をもっと持って欲しいです。

「写真はイメージではありません」の試合、私も観戦していました。

思わず、書き込みさせていただきました。
Posted by Masato at 2005年01月14日 09:45
 なんでもかんでも審判のせい、ってわけじゃないですけれど、審判の方にはもっと責任感を持ってジャッジをしてほしいと思っています。こういうディスカッションがもっとたくさんあれば嬉しいですね。
Posted by 西中島南方 at 2005年01月14日 13:14
カンファレンスを見る限り、サポーターのジャッジに対する不満は上の方まで届いているようですが、
それが現場の審判の方まで降りていないようなのが気になります。
審判の方は「選手に問題がある」と主張しているのかも。
Posted by kojya at 2005年01月15日 11:30
そんな審判への応援は、やっぱり柏サポーターがおもしろい。
1度しか柏スタジアムで観戦したことはないが、
『高○さーん、ちゃんと観ようよ』
など、審判に応援してる人達がいた。

柏レイソルのサポーターって、なんかおもしろい。
Posted by となりのとなかい at 2005年01月25日 21:56
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審判は、試合のコンダクター
Excerpt: 見る者を楽しませる、スピード感溢れるプレミアリーグ Jリーグの審判は、むやみに笛を吹きすぎる、イエローカード、レッドカード乱発し過ぎる、ということが良く話題になる。審判が主役になるような試合は、..
Weblog: Masato's Football Diary
Tracked: 2005-01-16 11:20