僕は自分の意思で悪魔の話に耳を傾け、自分の意思で契約書にサインをした。サインを確認すると、彼はニタリと笑いながら知性と理性を噛み砕いてしまった。
刹那、僕の精神はパルブロ酸ナトリウムの分厚い壁を易々と飛び越え。真っ黒で醜い快楽の海の中に飛び込んだ。
心臓をむんずと掴まれ、鼓動は早い。口の中から飛び出しそうになるのを堪えるだけで精一杯だった。気持ちの悪い汗が流れ、恐ろしい思念が乗り込んでくる。気が狂いそうな悪夢の只中にいながら、脳内のシナプスは快楽物質をドロリ、ドロリと吐き出し続け、自制の箍を溶かした。細胞と細胞が触れ合っただけで痺れる様な興奮を覚える。
人工の安上がりな薬剤や、恐らく麻薬でさえ得られないような多幸感。何もかも思い通りに行くような気がした。金属物質でさえ、願うだけで捻じ曲げられるような、万物の命さえコントロールできるような、そんな気がした。昨日の僕なら、きっと神様にだって勝てたろう。
12時間経った今、ようやく正気と疲労が追いついてきた。延髄の辺りがジンジンとする。僕は何気ない日常に戻ってきたのだ。しかし二日前の僕と、今の僕は違う。悪魔はサインを持ったまま、まだ後ろに立っている。
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私も闘病中ですが、事前に聞いていたより薬の副作用も大したことがありません。疲れやすい程度のことなので、ボランティアは休んだままですが、観戦応援はほとんど可能です。
また、闘病期間もある程度はわかっています。再発の恐れはありますが、目下のところは、それほど深刻ではありません。
先日、深夜だか早朝だか、NHKで鬱病と双極性障害(でした?)をテーマにした番組がありました。それによると、病院によって使う薬も、量も、ばらばらというレポートや、薬を使わない治療法も探っているという話も出ていました。
取材は主に、関東方面での取り組みや病院を対象にしていると思われましたが、関西ではどうなのでしょうか? ネットで患者同士が情報をやり取りして、より良い病院やより良い治療法を紹介し合ったり、また、直接に会って話し合ったりできるように、患者の会を開いているそうです。情報交換だけでなく、患者さんが孤立感を持たずに闘病できるように、活動をしているそうです。
とっくにご存知のことでしょうけれど、念のためご紹介しておきます。
なお、このコメントは公開に必要はありませんが、もし、西中島南方さんが、そのほうがよいと判断されたら、公開していただいて結構です。
無痙攣でやっている、住吉区のKSIセンターですか?
それとも、京都のS病院?