正直スタジアム行く前はいろんなことがあって気分が重かった。薬や体調の関係で睡眠が不規則になってたり、意味も無くそわそわしたり、無駄に体力と精神力を使って、一人で落ち込んでた。でもどうしても行かなきゃって、妙な義務感が芽生えて、いつもは自転車なんだけれど、バスと電車を乗り継いで、フラフラしながらスタジアムに向かった。
でも鶴が丘の駅に着くと、不思議と心と体が少し軽くなるのを感じた。スタジアムへと急ぐ人の流れはいつもより賑やかで、みんな楽しそうで、耳をすませばゴール裏のコールが聞こえてくる。急ぎ足でその流れに乗ると、大きくて、温かで、幸せな空間がそこにあった。
「退院おめでとう」
たくさんの人から声をかけてもらった。握手したりしてね。別に何をしたわけでもないのにな。涙が出そうになった、損得抜きに喜んでもらえる人がいるってのは、本当に有難い。M2 PLANTのSさんなんかは本当は損得勘定しなくちゃいけない人なんだけれど、どこかでそれを度外視してくれてるから、うれしい。なんかもうセレッソスーツのページが昇格おめでとう状態になってるのはすごいな。有難う。試合も最高だったし、雰囲気も文句なしだった(コールリーダーはじめゴール裏は相当頑張ってるよ)そういうわけで、スタジアムを後にする頃には、心をがんじがらめにしていた鎖はもうどこかに飛んでしまってた。今も気持ちは安定してる。
この試合を観戦することができて、長居に来ることができて、セレッソというチームのサポーターになれて、よかった。