でも娘も10歳ともなれば随分と落ち着いてきて、俄然お姉ちゃんづいていた。気配りのようなものも細かくしてくれる。子供っぽい仕草の中に成長している証を見つけると、少し寂しく、少し嬉しい。そういう「発見」を繰り返しているうちに心がよく落ち着いてくれた。久しぶりにサッカー以外で心の底から喜んだ気がする。
もう10年もすると「彼氏です」「お父さん、娘さんを…」なんて話も出てくるのかな。その前に反抗期があるか。それを考えるとこうしていい一日を過ごせるのも残り僅かということになる。その貴重な一日を素晴らしい一日に変えられたことに感謝、感謝。