一年でJ1復帰という目標が果せなかった京都は大粛清が待っていて、チェ・ヨンスや黒部、熱田といったチームの主軸大半が移籍、ないしは解雇されるといいます。他チームからすればチーム強化の絶好の機会でしょうが、京都サポーターとしてはつらい冬になりそうです。
そんな中、仙台が公表した解雇選手リストの中に西谷の名前を見つけました。J1にこだわり、2002年に神戸に移籍。その後仙台に活躍の場を求めたものの、トラブルが絶えなかったようです。
西谷正也は1997年にセレッソに入団。貴重なレフティーで、ドリブルにも力が有り、プレスキックも蹴れました。同世代に本山、中村俊輔がいなければ間違いなくシドニーのピッチに立っていたと思います。
1999年には左ウイングとしてレギュラーに定着。2000年ファーストステージ躍進の原動力になりました。低迷した2001年シーズンにあっても奮闘。岡山と息が合っていた数少ないプレーヤーでした。
いつもこの時期になると感じるのですが、セレッソにはつけてはいけない「魔数」とも言うべき番号が有るように思います。この背番号を付けると、必ずよくないことになるという数字。
まず「1」正ゴールキーパーの番号なのですが、ジルマール以外にあまり評価の高い選手がいない印象があります。武田治郎は神戸に、下川は川崎に移籍。下川に至っては移籍先でも控えに甘んじている有様です。多田の怪我も背番号のせいにするのはこじつけでしょうか。
次に「7」原田はともかく、その前の米倉は元祖ラフプレー王。キム・ドクンは問題外、鈴木悟はJ2でもファンタジックなプレーを続け、今は久藤がつけています。
そして「11」この数字を付ける選手は前の二つと違い、「努力しているのに報われない」選手がつけることが多いです。スーパーサブ山橋、セレッソ韓国路線の草分けコ・ジョンウン、二代目スーパーサブ横山、そして西谷。今は今年散々苦労した徳重がつけています。
森島が引退する時、ひょっとしたら「8」は永久欠番になってしまうかも知れません。けれどこれらの「魔数」も、何とか早いうちに欠番にしていただけないかな、なんて想いをめぐらす初冬の夜でした。