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Sun 06 Nov 2011

桜の遺伝子。

生き物というのは、すべからく「遺伝子を運ぶ乗り物」なんだそうだ。

自分達種族の遺伝子を、一代でも長く先へ、先へ。


高校生くらいの時にこの話を聞いて、最初は嫌だった。俺は俺だよ、個性がないような言い方するなよって。

でも今、祖母が亡くなり、祖父が亡くなり、父まで逝って、逆に娘が生まれ、甥っ子が生まれた。その甥っ子がまるで自分の子供の頃と瓜二つで、何をしたら喜ぶのか、何を悲しんでいるのかが手に取るようにわかってしまう。そういう現実を体感すると、否応なく納得させられてしまう。

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人間としては、それでいいんだけれど、サポーターってものはどうなんだろう?

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自分の周りでも、子供だったサポ仲間が、高校生になり、大学生になり、結婚したりするようになった。

その一方で、年齢的なもので、ゴール裏から引退し、アウェーに行くのもきつくなり、ホームの自由席でだけ、試合をのんびり観るようになったサポーターも随分増えた。

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親に連れられた小さな子供や、同年代の仲間、年上のサポーターとは、繋がっているように感じるんだけれど、若い子の姿ってのが、あまり見えない。これでは「セレッソの遺伝子」にミッシングリンクができるようで怖くなった。

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セレッソは、Jは、この層をうまく取り込めているのかな?俺達には、キチンとバトンを渡す相手がいるんだろうか?俺のバトンは、まあどっかにうっちゃっていいけど、土岐くんのバトン、チリ毛くんのバトン、ゴール裏で頑張ってる人達のバトンは、誰が受け取るんだろう?他のチームはどうなってるんだろう?

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もっと若い子達に、スタジアムに来てほしいね。そういう雰囲気が作れたら。学生用のペアチケットとか、やれることはあると思うけれど、どうなんだろう。
posted by 西中島南方 at 11:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする