昨日の夜録画を見て、魂が震えたきりで、胃が動かなくて今でも吐きそうなので、言葉だけでも吐いておきたい。少しだけ。
ガンバはずっと中盤で圧倒して、自分たちのリズムを作って、相手を疲弊させてナンボのチームを作ってきたので、ボランチから後ろの位置に対してプレッシャーをかければどこかで破綻するのはわかっていた、けれど今までずっとパスサッカーにこだわってこれができないでいた。ロングボールを当てるようになると藤ヶ谷が案の定ミスをしてくれた。
小松と中後、中盤の底とトップにパスを出すところと受けるところができて屋台骨が構築できたのと、ガンバご自慢の中盤が、パスを出すべき前線の運動量低下で手詰まりになってボール離れが悪くなったのが、細かいところでは勝因になるんだろう。
ただ、それ以前にチームから勝ちたい、歴史を変えたいという強い意志が伝わってきたことが、俺の心を掴んで離さない。ベンチにいる選手も、スタンドにいた選手も、スタッフもサポーターも必死に戦っていたからこその勝利。
ACLで大阪ダービー、ひょっとしたらこれからの歴史の中で二度と来ないかもしれないプレミアなダービーで、それも万博で、流れをこっちに引き寄せられたことに満足せずにはいられない。
最後にガンバサポーターに言いたい。これは勝ってからしか言えなかったから、本当に長い間温めていたんだけれど、ダービーと言って熱くなって、勝った負けたでずっとずっと喜んだり悔しがったりできる、それが許されているのはごく一部のチームのサポーターしかいない。その中で真のダービーは大阪ダービーだと確信している。ガンバ大阪という資金も人材も潤沢な部類に入る、数々のタイトルをとってきた素晴らしいチームにぶち当たれる喜びは、ガンバとそれを支えるサポーターがいてこそなのだ、だから今は素直にありがとうと言える。
8月、また馬鹿騒ぎしよう、勝った負けたで騒ごう、これぞダービー、本物のダービーという試合ができるよう、セレッソも努力していくよ。
この勝利で、多分セレッソの歴史は変わった。次からはその歴史を強固なものにしていく努力をしよう。それがガンバに対する礼儀だ。