head

▲PAGE TOP

Blog Restart!
bn_hikkoshi.jpg
O lunatico amou futebol RSS(新しいブログはこちらから)

Sun 08 May 2011

お休みすみすみ。

えー、ダイエットの結果スーツがブカブカブーになりまして、これはいかんと思っていたところでM2PLANT西宮店さんにオーダーに行ってきました。
DSC_076301.jpg

俺の家からなら緑橋店が自転車10分で一番近いんですが、キンチョウスタジアムのブースでお馴染み杉本さんは西宮店勤務なので、西宮店でしか作りたくないのです…。

DSC_076501.jpg

採寸の結果、ウエストが36センチちっこくなっていました。杉本さん驚きすぎ(笑 と思いましたが、それをきっかけにセレッソの選手の体格の話ができました。選手の採寸をしているのも杉本さんなんですよね。
DSC_077301.jpg

サッカー選手は上半身は割とスリムなんですが、商売道具の足に関してはマッチョで、いろいろと大変らしいです。モニなんかはやはり太ももがすごいそうで…。若手で成長しているのは永井くんとのこと。見た目でもわかるんですが、やはりしっかり数字に残していると実感わきますよね。

採寸してからは、家内とデートっていうか、食べ歩き。M2PLANTさん近くのケーキショップでは母の日限定のケーキがありました。
DSC_077801.jpg


夕食は梅田のLawry’s The Prime Rib,Osakaさんに。ええ、だいぶ頑張りましたとも。
DSC_078001.jpg


親父譲りでこういうフォーマルなお店は苦手かもしれない…。でもローストビーフは思っていたよりずっと美味しかったな。さすがバルバッコアの系列店だけあってお肉はいいものを使っていますね。霜降りのお肉もおいしいけれど、最近は旨みのある赤身肉も好きだな。西洋わさびをつけて食べるのですごくさっぱりしているし。
DSC_078901.jpg

店員さんも気さくでいいですね。社員教育がしっかりできてるのか、勉強勉強。

DSC_079001.jpg

店員さんに結婚記念日のこと話ししたら突然歌を歌ってもらいながらケーキ登場〜。恥ずかしいやら嬉しいやら。家内今日2個目のケーキですが、特別な味がしました。

GWはずっと仕事でなかなかオフできなかったんですが、最終日をいい形で終えられてよかった。今日は確実に魂が解脱しているだろうけれど、これだけ楽しんだらいいでしょう。


posted by 西中島南方 at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仙台戦日記。みんな仲間。

昨日は試合の前後もすごく濃密で、何かいろんなモノを得ることができたかなと、それがすごくありがたいと感じていますよ。

DSC_035601.jpg

キッズ向けに全席100円!って効果は確かにありましたな。子どもがたくさんいて、この子たちの何人かがサポーターになったり、選手を目指したり、サッカーを愛したりしてくれれば、大阪だって変われるはずと実感。球団のスタッフさんは大変そうでしたけれど、子供の相手をしていると自然と顔が柔和になってしまうのね。

DSC_037301.jpg

宮城復興支援のTシャツを着てインタビューに応える宮城出身の丹野。贔屓目かもしれないけれど、このひと月の間に目が変わったというか、以前に増していい男になったなって思う。宮崎の時は黒木が頑張ってくれたし、そういう気持ちを持ってくれる選手ばかりなのは、サポーターとして誇りに思えるところ。

DSC_035001.jpg

宮城県からは名産品の萩の月やまころん、カレーなどの販売ブースが来ていました。レトルト食品類は秒殺だったとか。

DSC_038901.jpg

早めの晩ご飯はHOLE'D BAGUETTEさんのミックスピザ。正直冷凍物なんだけれど、子供とか仲間同士でサーブできるからこれはそれなりに重宝するな。箱もしっかりしたものをもらえるのでこれも便利。

DSC_045101.jpg

今季キンチョウスタジアム初のナイトゲーム。やっぱり色温度が低いのか写真が赤っぽくなってしまう…。ゴメンちゃい。

DSC_074101.jpg

試合後は両チームエール交換。こういうの恥ずかしがらずにできるのもセレッソが好きな理由だよ。

DSC_074701.jpg

DSC_074801.jpg

長居の街に繰り出して酒宴。仙台サポのもいっさんと何故かガンバサポの和尚さんまで合流して牛タンをつっつきまくった。

酒が入ってたからみんないい感じで話ができた。仙台はいつまでこのテンションで行くんだろうとか…。

きっと仙台サポが「いい加減俺ら平気だぜ」って感じだしたら、いつものケンカ仲間「仲良くケンカしな」状態にしたほうがいいよなって結論でした。いつまでも「大変だね」「頑張ってね」って言われるのも負担になるよと。


あとガンバサポの和尚さんが
「好きなチームが違うだけで、サッカー好きはみなイイヤツだと思ってるよ」
って何の迷いもなく言ったのが妙に頭にこびりついている。俺も同意。

チームを愛しているがゆえのやんちゃも確かにあって、お互い好きなチームの為にいいことも悪いこともやってしまうし、それがサポ同士の軋轢になったりというのもあるし、それは無くしていかなきゃいけないだろう。ただ目の前にいるサポーターに関しては、心を開いて話がしたいし、そういう事が自然にできたら、悪いことなんてできなくなると信じてる。仲が悪い程、お互いを近づける方がいいかもね。

こうしてサッカーを肴にいろんなことが話しできる、いろんな街の人と繋がり合えるだけで、もうサッカーが好きでよかったって思える。ありがとうセレッソ、次は勝つぞ仙台、俺を府知事にしてくれたら専スタ作ったるよガンバ!いやホントに…。
posted by 西中島南方 at 19:00 | Comment(1) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011 J1 第10節 C大阪1vs1仙台 負けたくないチームは負けない。

前半30分 太田 吉彰(仙台)
後半45分+4 小松 塁(C大阪)


負けなかった、それだけがよかった。仙台の選手は試合が終わった瞬間精も根も尽きはてて、みなピッチにへたりこんでいたけれど、セレッソの選手は殆どが立ったまま、淡々と試合後の審判との握手やスタンドへの挨拶に来ていた。すべての試合でぶっ壊れてしまうまで頑張れとは言わないけれど、精一杯向かってくる相手を倒すためには、やはりこちらも精一杯でなければ無理なんじゃないだろうか?仙台戦にかけるセレッソの意気込みがその程度だったとするならば、それは仙台に対しても失礼ではないだろうか?そんな考えが、頭の中をグルグル回っている。
DSC_046601.jpg
宮城県を応援するTシャツを来て入場



スタメンとベンチ、上本が帰ってきたと思えば藤本が怪我。ボギョンが3シャドーの位置に入って、倉田はベンチスタート。ピッチ上だけ見ればベストに近いメンバーが組めたが、層の薄さが気になる。

field-2011-05-07-00.gif


序盤、セレッソは中盤では優位に立っていた。パスもそれなりに回せていたし、危なっかしいところも比較的少なかった。ただシュートの意識が低く、ゴールを脅かせなかった。仙台もバイタルエリアはがっちり固めていたし、マルチネスがボールを持った時はどんなに後ろであっても必ずプレッシャーをかけていたので、このあたりは計算通りにやられていたのかも知れない。奪われると前の関口、梁、太田あたりがしっかりボールを保持するので守備陣は煩わしい仕事に奔走することになった。
DSC_052501.jpg
ヨンギは敵にすると、本当に厄介


ただセレッソサポーターとすれば、時折チームから見られる気の緩みのようなものには腹立たしい感覚を持った。ボール際の激しさは比べようが無く、インドネシアから強行軍であったとしても、もう少し何かできたのではと思う。

特に不調だったのは、一番しっかりしてほしい乾だった。いつもは何気なくできているはずのトラップさえ失敗してしまうので、ボールを収めてほしいところで奪われ、カウンターになるところが何度も。また中後は新潟戦と同様に、ふっと気が抜けてプレーが止まってしまう。ボランチというポジションが仕事を止めてしまえばどういうことになるか…。

失点を食らった場面でも「ここさえしっかりしていれば」というポイントを二つ三つ突破されている。セルフジャッジでプレーが止まり、中に簡単に折り返され、気持ちを立て直す前にゴールを決められていたのだから、辛い。前半は本当に褒められる要素が1つもない、欲求不満になる45分間だった。
DSC_056101.jpg
清武は波のないプレーで奮闘してくれたが…


レヴィーも同じく不満であったようで、後半アタマからカードを切った。中後に代えて倉田。ボギョンを1列下げて攻撃的な色合いを強く出す。

field-2011-05-07-2nd-00.gif
後半開始時


それでも「笛吹けど踊らず」が今のセレッソで、乾がポスト直撃のミドルを放った以外はまるでいいところがない。ガチガチに守られたところにボールを持って突っ込んでいって、どれだけ成功するのか。カウンターは茂庭とキム・ジンヒョンが何とか防いでくれていたけれど、あれでは守る人間は浮かばれない。キム・ボギョンのボランチもイマイチ機能せず、倉田も空回りが目立った。チームの歯車が噛み合わないまま、時間だけが過ぎていった。


大鉈が振るわれたのは後半26分。チームの柱であるピンパォン、乾のラインをゴッソリ摘出する。フィジカルに長けた永井と小松を入れて、4-2-2-2にシフトチェンジ。長いボールを放りこんで、僅かの可能性にかける。
DSC_071001.jpg


field-2011-05-07-2nd-26.gif


ここまで来ると両軍疲労の色濃く、クリエイティブなプレーだとか、チームとしての連携なんかよりも、勝ちたいという欲求や、一つのボールを追う気迫のようなモノが大事になってくる。そして残念ながら、今の仙台にはそうした精神的なタフネスがあり、セレッソには無かった。
DSC_069201.jpg
いいシュートも林が弾く

正直に言えば、この試合は負け戦だった、勝ち点を拾えたのは幸運以外の何物でもない。もちろんチームはその幸運を呼び込むための努力をしたけれど、そんなものに賭ける前にするべき所作を省いていた。言うならテストの前日だけ一夜漬けの勉強をして、運良くテストにその箇所が出て、それで欠点をまぬがれたようなものだ。キンチョウスタジアムにいる神様が、ほんの少しいたずらをしてくれただけだと考えたほうがいい。小松、永井といったベンチスタートが続いている選手の、その鬱憤のようなものが見えたのだけは救いではあるけれど…。
DSC_071701.jpg


こんな場当たりが何度も続くはずはない。アウェー浦和戦、選手個々人の意識が変わらなければ、ただカードだけを貰って帰ることになるだろう。ACLなど中二日でやってくる、危機意識がチームに流れていることを願う。
posted by 西中島南方 at 02:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sat 07 May 2011

試合の話は

もう少し後です。ゴメンなさい。
posted by 西中島南方 at 22:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Fri 06 May 2011

戦の前の腹ごしらえ。

おコメも好きなんですが、パンもなかなかに好きなんですよ。おコメならいい銘柄を買って、いい釜で炊けばそう当たり外れはないんですが、パンは「アチャー」ってのと「おいしい!」ってのの差が激しくて、また同じおいしいでもサックリ系とかしっとりモチモチ系とか、いろいろと傾向があって面白い。長居でお馴染みパリーネさんなんかはモッチリ系で日本人好みの味ですよね。俺の好きな上本町のココロさんの食パンはトーストするとすごくサックリとした歯ざわりです。どっちもおいしい。

一度好きになるとハマるのも性癖でして。最近はおいしいパン屋さんめぐりをしています。今日は仕事ついでに本町のパンデュースさんに行ってみました。
DSC_032901.jpg


パン屋さんっていろんなパンがあって楽しい。そのお店オリジナルのパンなんてあると興奮します。写真は野菜のオープンサンド、こういう使い方してるのって初めてだったんで気になったな。

でもとりあえず、初めてのパン屋さんでは食パンを買うことにしています。食パンがまずくて他のがおいしいって、ありえないでしょ?蕎麦屋さんならもりそば、パン屋さんなら角食か山食を買ってみます。

ここはモッチリ系で、トーストしてもしっとりとしている感じでした。耳を食べると小麦の香りと旨みがじんわりきます、いい感じ。

早速この食パンを使ってBLTサンドを作ってもらいました。ベーコンも張りこんで日本ハムの桜燻し厚切りベーコン、日本ハムの商品で、桜の名前が入っていて、使っている塩が田舎である長崎五島列島のモノってんだから買うしかないでしょう!

で、写真撮影。
DSC_034202.jpg


こういう写真を夕食後に上げてみんなの食欲中枢を麻痺させるというね(笑 明日は試合なんだし、いいもの食べて、頑張って応援しましょうよ!!
posted by 西中島南方 at 22:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Thu 05 May 2011

「生きたお金」を使おうね。

最近毎月某異業種交流会に出入りさせていただいています。

山本さーん!薮本さーん!

などと内輪ネタはさておき…。こういう交流会は当然ですが、参加費が必要です。だいたい5000円前後くらいが平均かな。準備やスペース代、料理代なんか考えるとカツカツだと思います、いや、赤字かもしれない。


ある日その会合で俺の前の席に座った人が、お皿に山ほど料理をのっけて、ビールをガブガブ飲みながら笑ってたんです。
「いやー、5000円もととろうと思うと大変だねぇ」
って。

それは、多分違うなと。

その5000円は、人との繋がりを深めるために、新しい技術や情報を交換するために、新しい商売や取引を発生させるために使う「種」なわけです。だから5000円分飲み食いしたって、ダメです。


世の中には「高い100円」も「安い100万円」もあります。100円だからと支払っても何にもならない時もあるし、100万円だからと尻込みしていたためにその先にあるその何倍もの売り上げや、大切な知識、繋がりを失ったりするのです。


俺は今までカメラを3台、レンズを5本、バッテリーを5つ、フラッシュライトを1つ、カメラバックを1つ買いました。

計算すると全部で54万円使っています。

すごい金額ですが、おかげでいろんな人に「写真を撮って欲しい」「カメラについて話を聞きたい」と言ってもらえるようになりました。仕事でお金になることもたくさんあるし、二度と来ない家族の一瞬一瞬を、切り取ることができました。義弟くん二人の履歴書用に写真を撮って、補正してみたり…。それ考えるとリターンは大きいな。


これは極端な例ですが、緊縮財政をしくあまりに、そういう必要な出費までケチると、本当にダメになってしまう時があります。それをよく、考えてほしいのです。
DSC_031302.jpg


あはは、誰に向かってこのエントリ書いてるんだろう…。ねぇ…。
posted by 西中島南方 at 11:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Wed 04 May 2011

OSAKA CITY 2011.

アレマ戦は、勝ったこともデカイけれど、他にもいろいろとデカイ収穫があったと思うので、今のうちにまとめておく。


その1. 1トップ3シャドーの動きが整理されてきた。

今までずっとピンパォンが孤立していたり、そもそも3シャドーは誰と誰を組み合わせたらいいのか迷っていたりで、今年の形ができていなかった。それがある程度見えてきたのは幸いだ。
DSC_009801.jpg


ピンパォンは新潟戦よりもアレマ戦の方がタッチ数も多く、目立っていた。新潟戦の乾のゴールの時から、関係が少しずついい方に変わってきていたんだと思う。

基本は乾とピンパォンが細かくポジションを入れ替わる動き。これを続けることで乾はラインから飛び出せるし、ピンパォンはボールに触って自分のリズムに持ち込むことができる。ボールの出し手(中後やマルチネス、両SB)とすれば二つの効果的な選択肢のどちらかを選べるわけだし、相手守備はこれを同時に塞ぐために4人から6人が動かないといけない。清武や倉田の運動量についてもケアしないといけないし、そうすれば今度はサイドバックのケアが薄くなるし、まあ、いいことづくめだ。

逆に言うとピンパォンと乾が常に動いていないと全てがご破算になるということ。去年のようにアドリアーノさんお願いしますって逃げがきかない。チームとして、コンビとして成立していないと攻撃は成り立たない。アレマ戦の時、ピンパォンがそれを意識していたのならしばらくは大丈夫だけれど、単に焦れて下がっていたのなら怖い。仙台戦はここが生命線になる。


その2. 山口螢の成長

まだ出場時間は短いけれど、控えのボランチとして螢のプレーが安定しだした。今のコンビは中後、マルチネスではあるけれど、倉田、キム・ボギョンなど本職でなかったり、本来はボランチとして計算されていなかったプレーヤーを起用するなどまだ流動的な状態で、去年の丸橋のように、このまま活躍を続ければ定位置奪取までたどり着くことも難しくはない。とりあえずはスタメンの可能性があるACL山東戦に注目したい。


その3. 丸橋の復調
DSC_013101.jpg

これも何気に大きい。アレマ戦では後半立ち上がりに試合を決定づける乾のゴール、このゴールを呼び込んだ冷静なクロスを上げている。ここまでポゼッションがうまくいかずに窮屈なプレーばかりだったが、前が安定したことで丸橋にかかる負担が減ったため、本来の攻撃的なプレーが目立つようになってきた。山東戦ではマルチネスが不在、キム・ボギョンも怪我が微妙のため、左足のプレスキックは丸橋がファーストチョイスになる。もちろん機嫌よく、自信を持ってプレーしていた方がいいキックも増えるだろうし、期待している。


チームがチームとして、今年の形を作り始めた。後は、サポート次第。怖いものなしの仙台、グループリーグ突破に死に物狂いの山東と、厳しい相手をキンチョウスタジアムに、長居にむかえることになる。その鼻っ柱をへし折るのは、選手のプレーと、サポーターの意地、声、手拍子しかない。チーム力が五分ならセレッソが勝つ、そういう状態にスタジアムを熱くしておきたい。
DSC_995801.jpg
posted by 西中島南方 at 15:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Tue 03 May 2011

ACL#5 Arema Indonesia 0vs4 Cerezo Osaka

Hiroshi Kiyotake(Cerezo Osaka) 30'
Rodrigo Pimpao(Cerezo Osaka) 43'
Takashi Inui(Cerezo Osaka) 46'
Takashi Inui(Cerezo Osaka) 60'




ACL予選リーグ6試合の中で、この試合が一番読みにくかった。気候、ピッチコンディション、アウェーのハンデがどれだけあるのか、アレマの実力がどれほどか、全くわからなかった。考えられる中でほぼ最良の結果になったことに関してはホッとしている。今はまだ山東-全北の試合が始まっていないので何とも言えないが、どんな結果になっても、次の試合、ホーム山東戦で勝てば、文句なしでグループリーグ突破が決まる。


スターティングラインナップは新潟戦と変わらず。キム・ボギョンはケガのため、上本は累積警告のためにメンバーから外れている。

field-2011-05-03-00.gif


今でこそ余裕を持って語れるが、前半先取点を奪うまでは完全なアレマペースだった。中央をガチガチに固めて、奪ったボールは少ない手数でサイドに流れた前線に。シンプルでさしたる工夫もない攻撃だが、蒸し暑くピッチコンディションの悪いインドネシアでは無駄な体力を使わないカウンター攻撃はそれなりに機能していた。セレッソが手数足数をかけ、人数も使って中央突破を仕掛けていたので、両サイドバックのウラのスペースはガラガラ。さぞやりやすかったろう。

幸いだったのは、アレマのプレーヤーがそれほどの力量を持っていなかったことと、この時点でACLからの敗退が決定していたことだろう。フイニッシュは雑としか言えない程で、きわどいシュートは殆ど無かった。


アレマ攻略の橋頭堡になったのは、乾、ピンパォンのコンビプレーだったと記憶している。ピンパォンがトップの位置からグッと下がってくると、釣瓶の動きで乾がラインの裏に飛び出す。この守備ラインに対するアタックが効果的で、アレマDFラインがJのチームに比べてオフサイドトラップの技術が格段に劣ることがわかった。3シャドーの誰かがウラを突けば、敵は捉えきれない、逆に怖がって下がればピンパォンがボールを持つ時間と空間が生まれる。乾、倉田、清武のラインで先制点を奪えば、流れは完全にセレッソになった。アレマは前4人を捕まえきれずに混乱し続けていた。

セレッソからすれば、得点を決めてほしい、いい気分でプレーしてほしいプレーヤーがしっかりと結果を残したことが大きい。1点目はくすぶっていた清武のうまい抜け出し、2点目は今まで自分の形を作れなかったピンパォンが独特のリズムで飛び出してのゴール、これでチーム全体に鬱積していた重たい空気が霧散した。


後半になって、相手GKがKurnia Meiga HermansyahからAchmad Risky Kurniawan(長居にいたGKだ!)に代わっても、圧倒的優位は変わらず。開始早々35秒で丸橋の突破から乾の力み無いボレーで出鼻を挫き、ラストは足が止まったところを中央突破で再び乾。日本の放送局は得失点差を気にしていたが、いい形、いいイメージをメンバーが共有できたのはそれなりに収穫だった。

レヴィーも同じ思いだったのだろうか。3枚の選手交代カードはすべて守備陣のために切った。
後半16分には時節山東戦出場停止が決まってしまったマルチネスを下げて上り調子の山口を入れ、続けて17分に疲労が心配される茂庭に代わって若手扇原を投入した。

field-2011-05-03-2nd-16.gif
後半16分


field-2011-05-03-2nd-17.gif
後半17分


戦意が失われたアレマ相手で扇原はタイトなプレーが殆ど無かったが、実戦経験をこの悪環境の中でつめたことは意味がある。山口螢は世代別代表で海外でのプレー経験があるからか、素直にゲームの流れに溶けこみ、散発的に発生したアレマの攻撃の芽を丁寧に摘み取っていた。攻撃陣も積極的に相手ボールホルダーにチョッカイをかけていたのでパス精度は低く、90分を通してピンチらしいピンチは一度きり、それもGKキム・ジンヒョンが難なく正面で防いだ。

field-2011-05-03-2nd-27.gif
後半27分


この試合で惜しかったのはマルチネスが食らったカード1枚程度、今年一番、ほぼパーフェクトな試合だった。


さて、これでACLに関しては最終節まで分からなくなった、ホームゲームであることを考えれば山東よりわずかにアドバンテージがあるとも言える。こちらは少し置いておこう。

問題は直近のリーグ戦、ホーム仙台戦だ。間違いなく、今最も当たりたくないチーム。どこがいい、どこが怖いというものではなく、気持ちの勝負で負けてしまうのがそもそもの問題なのだ。それをどう克服すればいいのか?キンチョウスタジアムの不敗神話をここで途切れさせるわけにはいかないのだ。チームとして機能し始めた1トップ3シャドーがどれだけこの勢いを持続できるかがポイントだろう。
posted by 西中島南方 at 21:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mon 02 May 2011

歴史が変わる日。アレマ戦前夜。

負けられません、負けたくないです。まだまだアジアで戦いたいんで、「CEREZO OSAKA」「OSAKA CITY FOOTBALLCLUB」の名前を四方に広めたいんですよ。

ま、ACL予選リーグだけだとセレッソが赤字ってのもあるんだけどさ。そういう皮算用も大阪的でいいじゃない。

あと、このまま勝ち続けりゃ、そしてお隣りのクラブがヘマこかなければ、ラウンド16はどっちかのホームでダービーなんだわ。

相手だって「ピンクの豚野郎!叩きのめしたるわい!」とか思ってるだろうしよ、こっちだって「クソッタレのアオクロザルなんざ屁でもねぇ!」って考えてるわけで、そういうのやりたいじゃん。まあせめて「あ、予選落ちなんだ、ハハーン」とかいきたいね。


とりあえず俺的キーマン。キヨとモニ。

DSC_0002901.jpg

キヨが潤滑油としてチームの流れをよくしてくれれば、勝機は絶対にある。ゴール決めてくれてもいいし、守備をシメてくれてもいいし、パス出しも、フリーランも、いつも通りにやってくれよ。

DSC_613101.jpg

んで、守備陣が0に抑えてくれれば、とりあえず負けない、1ゴールで勝てる。新潟戦でも改めて思ったけど、4バックは去年同様のクオリティ、死んでない。


インドネシアってとこは、厳しいよ。爺さんがスマトラまで戦争に行ってひどい目にあったんだよね。気候も日本とは違う。

その中で戦うのは、正直しんどいよ。でも、勝つんだよ。次のステップを踏むためには、負けちゃだめなんだ。やろうぜ。
posted by 西中島南方 at 21:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sun 01 May 2011

俺はセレッソが好きです。フロントだってそうですよね?

今日は、ちょっと毒を吐かせてください。


毎日、本当にたくさんの人にこのブログを見ていただいていて、ありがたいと思っています、多謝。その一方で、これは自分自身を否定することにもなりかねないんだけれど

「オレのブログに人が来るってダメだよな」

って感じることもあるんです。


ホームゲームの日、事前搬入が終わったら、オレはカメラを持ってできるだけスタジアムまわりを歩きまわって、たくさん写真を撮ります。もう6年くらい、ずっとそうしています。
IMG_121202.jpg

スタッフの方に会えたら、必ず新しいイベント、ブースがあるか確認するし、オフィシャルサイトの告知もできるだけ把握して、それを選んだり。もちろん偶然いい写真が撮れる時もあるんで、何も無い試合というのは無いです。
DSC_991501.jpg
選手バスに声援を!


そうした一枚一枚がスタジアムの熱気や楽しさを伝えられて、一人でも多くの人に「ああ、楽しそうだな、行ってみたいな」とか「久しぶりに行ってみるか」「今度行ったらこのブースのご飯食べてみよう」なんて思ってもらえれば嬉しいと、そう感じているからです。

そして、スポンサーになっていただいた企業、フードコートで汗しながらサポーターに美味しいご飯を作ってくれている人達のアピールや売り上げのアシストができれば、少しでもセレッソのサポートになるんじゃないかって思っているからです。
DSC_984801.jpg
サンユー都市開発さんのマスコットガオウ丸くん。子どもに人気です

DSC_980601.jpg
株式会社初亀さんのブース、気合入っています


セレッソは、多分みんなが考えているよりたくさんの人達が、頑張って支えあって、今の形になっています。俺よりも努力している人達が数えられないくらいいるんです。
DSC_984301.jpg
骨髄バンクのドナー登録用フライヤーを笑顔で配っていたサポさんです



でも今、それをアピールする場所が、あまりに少ないんです。2ちゃんとかだとオフィシャルサイトの見所が誤字脱字探しになっているくらいで…。

浦和レッズや阪神タイガースくらいデカくなれば、殿様商売でもいいかもしれない(彼らは決してそんなことしませんが)でもセレッソは貧乏です、お金が足りません。ならタダでできるサイトでの告知や、少しの投資で効果が出る活動をたくさんしないといけないはずです。セレッソブログセレッソサポーターズスタートみたいなアクションはもっとあってもいいし、写真だって、少し工夫するだけでグッと印象が変わるんです。

上の俺の写真を撮ってくださったのは古坊さんという旧知の方なんですが、俺みたいなどうでもいい被写体でも光の加減や構図をしっかり計算して撮られています。それと真逆の意識を、サイトから感じることが多いんです。それって、サポートしている企業やブースに失礼じゃないかなって思うんです。

殆どのスポンサーさんは事業部の方が足を棒にして、ノドをカラカラにして、必死で契約を結べた、そういう企業さんです。その努力を無駄にしないために、気配りした方がいいです。それは「見えない失点」「見えない負け試合」です。チームが強くたって、フロントがガタガタになったら降格してしまう、経営の維持すら難しくなってしまう、それはフリューゲルスやトリニータを見ていればわかるでしょう?


誰がサイトや他の広報活動をされているか知りませんが、是非ここが廃れてしまうくらい、いいレポートを、いい写真を、いい活動をして下さい。みんなが「セレッソに関われてよかった」と思える仕事をしてください。チームをわが子のように、愛情を持って支えてくれることを期待しています。
posted by 西中島南方 at 19:18 | Comment(3) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする