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12/05/10

J1 第34節 セレッソ大阪6VS2磐田 はじまりの日。

前半24分 アドリアーノ(C大阪)
前半29分 アドリアーノ(C大阪)

後半4分 成岡 翔(磐田)
後半9分 アドリアーノ(C大阪)
後半11分 前田 遼一(磐田)
後半14分 アドリアーノ(C大阪)
後半42分 アマラウ(C大阪)
後半45分+3 播戸 竜二(C大阪)



ずっと「もう一歩」のチームだった。カップ戦決勝、あと一つ勝てば優勝、大観衆を前にした大事な試合、そういう試合をことごとく落としてきたのがセレッソだった。それを過去形として書き留められる昨日という日に感謝したい。セレッソはやった、ずっと崩しきれなかった勝負弱い自分を乗り越えた。2010年12月4日は今年の総決算であると同時に、そんな新しい歴史の出発点でもある。

歴史を作ったメンバーを見よう。マルチネスが木曜日に右足を痛めてボランチが一つあいた、レヴィーの選択はアジア大会金メダル獲得の立役者の一人、山口螢。スターターはアマラウ、家長のダブルボランチ。好調小松をトップに入れ、4-2-2-2のボックス。

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大差のついた試合だったが、0-0の時から優勢だったというわけではない。それなりに皆硬さはあったし、慣れないシステム、ボール捌きができるマルチネスの不在はボール回しの鈍化に繋がった。乾も脱臼、捻挫を抱えたままのプレーでフィジカルコンディションが明らかに悪かった。
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接触プレーを露骨に嫌がっていた


ただ、磐田に関しても、これでいいのかと首をひねるところがあった。確かに前田は素晴らしいプレーヤーであるけれども、だからと言って全てのボールをひたすら前田に預ければいいという話では無い。もう一つどこかにポイントが作れれば選択肢の数は劇的に増えるはずなのに、それができていなかった。教科書通りに酒本の裏を突くも、予定通りなのであまり怖さは感じない。茂庭、上本が落ち着いて処理。
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酒本も必死のディフェンス


お互い決め手がないなと思っていたところに、磐田のミスがあった。クリアボールがそのままアドリアーノに。ゴール前でもたついたが乾が軽く浮き球を放って、DFラインの頭を越す。アドリアーノはワンタッチでゴール。この先制点が全て。先にゴールを奪えば負けないし、キンチョウスタジアムでも負けない。この二つのジンクスに守られるように、宴が始まった。
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乾に感謝


前田に対しては無茶なボールが入ってくるが、アドリアーノに対しては終始素晴らしいボールが供給されていた、それが大きい。磐田の攻撃の組み立てとセレッソのそれが全く違う。アドリアーノの2点目にしても、相手のラインが浅いことに気づいた三人の選手、上本、清武、アドリアーノが連続して動き、長いフィード、ダイレクトの浮き球クロス、そして軽くミートするだけのフィニッシュまで繋がった。あそこまで崩せればラクだ。
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前半2-0で折り返し。このメンバーではほぼ100点の45分だったが、レヴィー・クルピは守備のテコ入れを行う。後半頭から小松を下げ山口螢を投入、ボランチに入れて家長を1列上げ、いつもの4-2-3-1のスタイルに戻す。

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後半開始時


だがこれが試合を荒らす原因になってしまった。山口螢は素晴らしいプレーヤーだが、マルチネスと比較するべきではないし、チームにも溶け込んでいなかった。最低限危険なエリアを潰してはいたが、ジウシーニョを入れて活性化をしていた磐田の中盤がスピードにのって仕掛けるようになってきた。ボランチの位置で相手を鈍化させて、最終ラインで仕留める守備が出来ないうちに、綺麗なワンツーを決められて失点。この2-1から前田にゴールを決められた3-2までの時間帯が一番不穏だった。

「ひょっとしていつものようにまたダメなんだろうか」

という弱気の虫が疼きだす。

しかし自慢の1トップ3シャドーがこの不安を吹き飛ばしてくれた。清武の素晴らしいロングフィードが磐田のセンターバックの裏を突くと、アドリアーノが健脚を飛ばしてキーパーと1対1、冷静に決めて、熱く吠える。

1点差になってもこの男は異次元。失点から僅か2分後に家長の精密機械のようなラストパスがボロボロになった磐田DFラインを無常に裂く、もう外すことをイメージする方が難しい、4-2。これで決まった、ここで決めてくれた。大舞台で最高の活躍をした褐色のストライカーは優しくエンブレムにキスをした。
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さあ、後は試合をどう潰すかだ。ここでバタバタなどしない、今年何度もやってきた仕事、それを今まで通りするだけ。満身創痍の乾を下げて次世代のゴールハンター、永井を投入、ボールに、相手守備に獰猛に噛み付く。

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後半22分


後半41分には主役が舞台を降りる。アドリアーノを下げて播戸。

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後半41分


しかし守備固めをした後も、勢いづいた攻撃が止まらない。丸橋のコーナーに合わせたのはアマラウ。ホーム鹿島戦、アウェーガンバ戦、ボランチながら大舞台では必ず決めてくる。
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お祭り男、播戸が綺麗に締める。家長が絶妙のタイミングでラストパス、ホットラインが繋がって、ふわりとループ。優しくネットを撫でて、6点目。この試合を最後に引退する奥寺主審が最後に出したカードは、ユニフォームを脱いで駆け出した彼へのプレゼントになった。
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ゴール裏からアンセムが聞こえる。バックスタンドでも、メインスタンドでも。15011人の声がキンチョウスタジアムに響く。過去にお別れする為に、アジアへの扉を開くために。そして、長い笛が響いて、それから、それから後は夢のような時間だった。あまり覚えていない。茂庭が泣きそうな笑顔でサポーターに握手していたことと、レヴィーが妻への愛を語ったことくらいが、かろうじて記憶野に残っているけれど、それくらい。
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このチームを1年間追えたことに喜びを感じる。シーズン序盤はこのままでいいのかと疑問に思うこともあったし、9月勝てなかった時も苦しかったけれど、本当によくやってくれた。ありがとう、本当にありがとう。今日からはもう来期に向けてのチーム作りが始まっているのだろうけれど、もう少し、この気持ちを味あわせてほしい。


posted by 西中島南方 at 12:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

無題。

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posted by 西中島南方 at 00:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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