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Sat 31 Jul 2010

J1 第16節 磐田0VS3C大阪 HUB A NICE DAY!

前半22分 高橋 大輔(C大阪)
後半6分 乾 貴士(C大阪)
後半30分 アドリアーノ(C大阪)



いいお酒が飲めて、いい試合を観られた。素晴らしい一日。

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スタメンボランチに変更あり。羽田がベンチに下がり、マルチネスが復帰。乾、アドリアーノも帰ってきて、よいメンバーを組むことができた。

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勝負のカギは前半15分にあったと思う。磐田は大小の鋭いパスを絡めてラッシュをかけてきた。パク・チュホ、成岡あたりが驚異。特に成岡ははっきりとポジションを決めず、うまく動いていたので捕まえるのに苦労をした。やはりマルチネス、アマラウのボランチでは守備力に不安がある(マルチネスも自身でそれを感じていたのか後半はアマラウより低めのポジションでプレーしていた)攻撃陣も守備に引っ張られてうまくいつもの動きができない。

そこを相手の拙攻にも助けられながら、無失点でしのげた。それが全てだった。コーナーキックからの高橋のゴールは、それは見事。相手の意識のズレのようなものにも、うまくつけこめた。攻めるだけ攻めて得点にならず、一瞬のスキを突かれての失点。これにどれだけのダメージがあったか。

その後の磐田の緩慢さが、今の順位にいる理由かもしれない。アドリアーノがウラのスペースに駆けこんで2点目かという場面も、普通のチームなら無いようなミス。もしセレッソが冷酷であったなら、試合は凄惨なものになっていただろう。しかし今の状況を考えるなら、前半0-1というスコアは、それでも十分に満足できるものだった。


後半。どの試合でもそうだが、夏場のゲームでは特に、疲労というファクターを無視できない。特にセレッソのような運動量をうりにしているチームにとっては重要だ。

今年のセレッソは、走り負けが無い。相手よりも一歩早く足が出る、刹那のうちに状況判断ができる。それがトップ、2列目の破壊力を引き出している。この試合でも。疲弊するサックスブルーの森を桜色の狼たちが駆け抜けていった。特にアドリアーノは休養十分、スクリーンを通してさえゴールに飢えている様子が見て取れた。磐田のDFは最後までアドリアーノの獰猛な動きに振り回された。それが追い打ちになった。


乾のゴールは、リードしているチームの加点としては理想型。マルチネスが頑張ってボールを奪い、家長がスピードを落とさず、数的優位を保ったままカウンターに、乾のフリーランが生きて、シュートも完璧だった。したいことがしたいようにできる。強いフィジカルに裏打ちされた自信が今のセレッソを支えている。


対する磐田は傍目で見ても苦しい用兵。前田の個の力を引き出したいのに、いいボールを入れられず孤立している。いい動きをしていた成岡を下げたのも厳しい判断だったはずだし、トップに荒田を入れたところで死に駒がひとつ増えるだけ。

セレッソも容赦しない。後半30分にはチャンスを作りながら決めきれなかったアドリアーノがついにゴールをこじ開ける。これで試合の流れは決まった。あとは、試合をどう「潰す」か、それだけ。


あえて文句があるならば、この試合の潰し方かもしれない。疲弊したメンバー、カードがたまっているメンバーを、もう少しだけスムーズにスイッチできていれば。

最初にアウトした上本は足がつるまで走っていた。

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後半33分


次にアウトした丸橋については戦術的な意味が強かったが、茂庭もパンク寸前で、一度パク・チュホにらしくない突破のされ方をしている。

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後半37分


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後半41分


そこをうまく切り盛りすれば、次の試合にむけてのダメージコントロールができる。3点差なら、それを考えてもいいと考えるのだけれど、どうだろうか。

暑くなればなるほど、セレッソは強くなっていくようだ。スピードと力感のある攻撃は観ていて心強いし、守備も清水戦をのぞけば立派なもの。最高の形で8/8にこぎつけた。後はサポーターが彼等をどうむかえられるかだ。
posted by 西中島南方 at 22:46 | Comment(1) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする