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Mon 31 May 2010

おかえり、みんなの代表。

昨日のイングランド戦を結構熱く観ていた人多いんじゃないですか?オレもそのクチで、久しぶりにあの青いユニに向かって「頑張れ!」って叫んじゃいました。日韓戦の時はどうなるかって思ってたけど、なんていうか、大好きな代表がようやっと帰ってきたって感じがして、負けたけど納得できたし、とにかく嬉しい。


今まで大好きな代表のコト、うまく言葉にできなかったけど、あの試合を観ていて気がつきました。多少不恰好だって、泥臭くボールを追って、それをみんなで繋いで、一つのゴールを奪う姿が、オレは大好きだったんです。なんかセレッソと感じにてるな。でもそういう姿はグラーツなんて離れたところにいても確かに感じ取れて、グッときた。得点を決めた闘莉王も、PKを止めた川島も、根性でボールを追った長友も、他のみんなも、誰も手を抜かず、全力で戦ってくれた。まだ岡ちゃん采配にはわからないところがあるけれど、ここに来てこの試合が出来たことは、意味あると思います。


思えばサッカーに限らず、人の心を動かすのは人の心なんですよね。真摯な心、熱い心、そのココロがあれば、人は動く。代表に冷めていたココロがまた熱くなって、そしてワールドカップがやってくる。最高です。心配なのはこの姿を継続できるかどうか。でも今まで心配もしなかったんだから、それだけでも変われたのかな?
posted by 西中島南方 at 11:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sun 30 May 2010

西中島は女性に優しいブロガーです。

最近顔も声も全力で晒しているので、スタジアムでも長居の町でも声をかけていただくことが増えてきました。それはすごくありがたいなと思っています。そりゃ耳に痛いことを聞いたりもしますけれど、それだって大事な反響なんで、皮肉とかナシで嬉しいんですよ。


ただナゼだか女性の方からの声が少ないです(笑 まあミテクレがあれなんでそれなんですが…。これからは女性向けにやわらかい記事も書いていこう。好感度を上げたいんです(鳥肌実

ということで今回は、スイーツ!初夏のスタグルメにアレが復活しましたよっと!

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そう、明日香の自然食スイーツ、あーすかふぇさんです!ここのパフェってくどくないんで暑い日とかでもベタベタしないんですよね。

ただオレが持つと「食べるとこんなになっちゃいますよ〜」って感じになっちゃうので、キレイドコロにお願いして一枚。

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左の女の子が持ってるのがトマトパフェ。右の女の子が持ってるのがいちご大福パフェです。オリジナルメニューですね。トマトも糖度が高いんでしっかりパフェになるんです!いちご大福パフェは一番下にいちご大福が入っています。いちごはもちろん奈良産のアスカルビーです。他にも抹茶パフェみたいなあっさり系のパフェもあります。だんだん暑くなってきたんで、こういう冷たいデザートがでてくるのが嬉しいですね。


タカシに家長にハネケンさん、石神に尾亦、それにジンヒョン!セレッソも昔に比べるとオトコマエが増えました。女性客のハートをガッチリつかむスタになればいいですね。SBももう少し女子が増えたらなあ(希望

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posted by 西中島南方 at 17:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヤマザキナビスコカップ 第5節 C大阪0VS1仙台 耐えて咲く花。

後半25分 高橋 義希(仙台)


セレッソがこの状況でなお、万全の試合運びをして完勝するようなチームならば、三冠も夢ではないかもしれない。しかし現実として今のセレッソは「まずは残留」のチームなわけで、今までは香川のおかげでリーグ戦では中位に居座れたに過ぎない。それに加えて主力選手の相次ぐ戦線離脱、今は辛抱の時期。

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苦心惨憺の跡が見えるスターティングオーダー。3バックかと思われたが、実際は藤本アンカーのトリプルボランチ。4-3-3の布陣だった。そのボランチの一角には山口、ベンチにも丸橋、山下と若手やチャンスに飢えたプレーヤーが控える。

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試合開始時


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リーグ戦ホーム湘南戦のような流動的なDFライン


4バック、3ボランチとかなり守備的な形であったのと、連戦の疲れから、両チームの攻撃は共に単調で、心躍るようなシーンは殆ど無かった。

これで完璧な堅守だというならば、この退屈もガマンしていられるのだけれど、前半の無失点は個々の局地的な踏ん張りに依存するところが大だった。仙台は経験の浅い山口、出場機会の少ない前田、石神で構成された左サイドを徹底して突いてきた。特にDFラインから山口にボールが入った時のプレスは厳しいものだった。

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山口にボールが入った時には石神は上がり目になっていて、そこでボールをロストすると後ろは前田しかいなくなる。そういう局面が少なくとも2回あった。ただ前田はよく辛抱していた。山口、石神が戻るまで時間を作っていた。さすがに立て続けにこのパターンがあったので山口も簡単にボールをさばくように気を使い出したが、少しいただけない流れだった。


攻撃はかなり重症。ストロングポイントのはずの乾、家長でリズムをつかめず、1トップの小松は慣れない仕事をこなすのが手一杯という状況。

もし山口のところがマルチネスであれば、攻撃のポイントが一つ増えるので前の3人はより攻撃的なプレーができるのだが、前3人と後ろとの乖離が酷く、うまく形が作れない。

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そういうわけで前半の0-0はよい試合のそれではなく、結果としてのスコアレスだった。


レヴィーもホームゲームで勝利を得られない危機感があったのだろう。後半戦はあたまから、ここ2試合で結果を残している4-2-2-2へとシステムを変えてきた。下がったのは前田。藤本が一列下がりCBへ。山口と羽田でボランチを組む。

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後半開始時


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播戸がペアを組むことで、小松の負担が減り、得意な足下でのプレーが観られるようになった。ただしその代償として中盤の守備力が下がり、ボールを奪うゾーンがかなり後ろになってしまった。相手の中盤に対するプレスが弱いので最終ラインには辛いシビアなパスや仕掛けが増えだし、徐々にプレーエリアが後ろへと下がっていく。暑さで走力か失われていったのも弱り目に祟り目という様子。仙台はそれを見越してか早めにカードを切り、運動量の低下を最小限に食い止めていた。それが結果として試合の趨勢を決するポイントになった。

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前半よりはキレの出た小松だったが…。


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藤本はいつもどおり激しいプレーで相手攻撃を封じる。


失点のシーン。相手MF高橋のミドルは、それは見事なものだった。ただし相手がシュートレンジに入っているのにもかかわらず、チェックが刹那遅れてしまった。玉際での激しさが失われてしまった結果の失点ととらえている。


この失点でいよいよ攻めるしかなくなったセレッソは残り2枚の交代枠を一気に使う。右サイドに酒本。山口に代わるボランチにはより攻撃的な丸橋を起用。丸橋は実際はより高い位置でプレーしている。

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後半30分


しかしこの交代もあまり効果的ではなかった。酒本はタテのラインを防がれて右サイドで苦戦。攻撃を期待されたはずの丸橋も劣勢の打開には至らず。時間ばかりが無駄に過ぎていった。苦しい台所事情がモロに出た。


最後にキムの退場に関して。個人的には責められない退場だったと思っている。相手フェルナンジーニョはカウンターからラストパスを受ける際に明らかにオフサイドポジションにいたが、これを流されてしまった。キムはボックスから飛び出し、足で処理する他無かった。足技がウリのフィールドプレーヤーに対して、劣勢の立場のゴールキーパーがどう対応できるだろうか?

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代理のキーパーは藤本だった。


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後半45分+3分


正直なところを言えば、今のセレッソは修正箇所ばかりで、どこをどうしていったらよいのかまるでわからない。外国人トリオが戻ってきてもそれが根本的な解決にはならないだろう。今はただ、この辛苦をリーグ戦での復調に繋げるために、試行錯誤を繰り返していく他無い。

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乾の復調無しにセレッソの復活は無い。
posted by 西中島南方 at 01:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Thu 27 May 2010

撮影の極意。

ぶっちゃけていうと。


そんなもの無い。


細かく言うなら、人それぞれに極意は違うから、教えようが無い。


例えば「この写真っぽく撮りたい」というなら、その撮り方を真似ればいい。でも多分その人は「その写真っぽく」撮れても「その写真」そのものには近づけない。だって撮ってる人のセンスは人それぞれ違うもの。

だからシャッターを押すのに何もためらう必要なんて無い。撮りたいと思った時に、素直にシャッターを押せばいい。

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色味が好きじゃなかったとか、ピントがいいところで合ってなかったとか思うなら、そこから色味やピントについて勉強すればいい。他の要素まで勉強して、有体の写真を量産するつまらないカメラマンになるのはやめよう。

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カメラを持っているってことは、残しておきたい何かがあるってこと。好きな人、綺麗な景色、二度と来ない一瞬のために、あなたはファインダーを覗いている。

その気持ちが写真を素晴らしいものにしていく、唯一無二のエッセンス。好きな人を美しく撮りたい、綺麗な景色を見た感動を留め置きたい、二度と来ない一瞬を一枚の写真に閉じ込めたい。その思いがあるなら、あなたの写真は永遠に素晴らしいものに進化し続けていくはず。

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posted by 西中島南方 at 19:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 写真・カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Tue 25 May 2010

lunatico(2010-05-25)日韓戦

日韓戦雑感です。4分。

posted by 西中島南方 at 00:15 | Comment(2) | TrackBack(0) | lunatico radio | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mon 24 May 2010

マジメもフマジメも大好き。

最近のエントリって口蹄疫の話アリ、罰ゲームの話アリで方向性が全然定まってないんですが、これでいいと思ってます。いや開き直りではなくてね。

人間ってずっと同じテンションなわけが無くて、笑ったり泣いたり怒ったり悲しんだりで、人のこと好きになったりキライになったりで、そういうことがからまって一本の糸のように繋がっているんですよね。シンジのフリーキックのあと号泣した気持ちも、ラブプラスのTシャツ選んでワハハと笑った時の気持ちも、同じココロから出たものなので、どちらかを重用するのって不自然なんです。自分の中では。フマジメなノリで生きていても、マジメに人の役に立つこともあるし…。


と、言うことで今日のお話なんですが。中崎町にはオレの行きつけ(? のお店があります。Poisさんというサンドイッチのお店です。

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5月1日に一才になったばかりのかわいくて小さなお店。店長さんも美人だし、出してくれるサンドイッチはおいしいし、ボリュームもあるし、野菜もたくさん摂れるし、中崎町に行く時はホントお世話になっています。

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ナビ杯の京都戦のあとによらせてもらった時はBLTサンドをいただきました。家内はここのエビマヨサンドがお気に入りになったようです。うん。

店長さんの最近の趣味はギターとカメラだそうで、カメラの話題にはガッツリ食いついてしまいました(笑 大阪をモチーフにした写真なら飾っていただけるとのことで、今必死に在庫を漁っています。シンジの写真も用意してるけれどいけるかなぁ…。


さすがに大食漢のオレでも何人前もゴハンは食べられないです。でもこうしてエントリに書くことで何人かの人に興味を持ってもらえれば、中崎町にこんなお店あるんだなって知ってもらえれば、同じ効果がでるかもしれない。そういうこと考えながらエントリ書いています。で、そのお店にセレッソの写真を置いてもらえたらステキじゃないですか。マジメでしょ。西中島は今日もマジメフマジメの境目で生きています。

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うらまささんに「美人やなぁ」と言ってもらった家内です。えっへん。



最後にお店の紹介です。

Pois

address
大阪府大阪市北区中崎西4-1-7 グリーンシティ1F

tel
06-6359-8333

open
11:30
close
20:00
(時間が変わりました)

map

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posted by 西中島南方 at 14:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sun 23 May 2010

マハーさんの着こなしがハンパ無い件。

はい、「kobe- wing.org〜こうべういんぐ.おるぐ〜」の管理人、マハーさんとの

相手が用意した痛いTシャツを着て、オタクファッションに身をつつみ、大阪一森ガールが集まるおしゃれスポット中崎町のカフェでのひと時を晒される


という超強力な罰ゲーム、執行してまいりました。

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約束の地「中崎町」で、


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西中島南方(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破より、真希波・マリ・イラストリアスTシャツ着用と、


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マハーさん(ラブプラス、姉ヶ崎 寧々Tシャツ強制着用)

が出会った!!いざ決戦の地、おしゃれカフェへ!!


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お邪魔したのは中崎町「R Cafe」さん、おしゃれ男子とおしゃれ女子が集い、スタッフも全員オシャレオーラを身にまとった超オシャレスポット。普段使いならゆっくり楽しいひと時が過ごせるステキなお店に、アニオタ全開の2人が特攻してまいりました。


ククク、ラブプラスTシャツでこげなオシャレゾーンに突入してはさしものマハー氏も無傷ではいられまいて…。


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ドン!


なに…、無傷、だ…、と…!?


「ご注文お決まりですかぁ?」

「すいません、このハヤシライスと、ドリンクメロンソーダで」

うぉう!着こなしてる!!そしてこのカフェを使い倒している!!

ハンパねぇ、ハンパねぇよマハーさん!!


と、いうわけでラブプラスTシャツジーパンインですらマハーさんを止められませんでした(笑 普通に両チームの情報交換とかしてるし。途中からはおいしいゴハン食べながら交流会してる感じでした。ハハハ。なかなか他サポさんとオフ、しかもサシというシチュが無いので貴重な経験でした。痛T着ながら「あそこは中盤がね」「なかなか地元に根付かなくて」「あのスタはキツイつしょ」など長々と話し込んだり。


結果として罰ゲームでもなんでもなかったのですが(笑 逆にいい時間が過ごせました。いい休日の過ごし方だ(どこがだよ
posted by 西中島南方 at 15:16 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sat 22 May 2010

ヤマザキナビスコカップ 第3節 京都2VS1C大阪 予定内、予定外。

前半45分+1 水本 裕貴(京都)
後半25分 播戸 竜二(C大阪)
後半34分 ディエゴ(京都)


不快感のある90分だった。セレッソらしさがなかなか観られず、怪我人も出た。試合の勝敗も勿論、これからのことを考えればこのアクシデントは痛い。そんな苦しい中、チームスタッフは個々人でベストを尽くしてくれたと思う。特にスクランブル発進だった丸橋の働き、小松の働き、播戸の2試合連続ゴール。いいところは継続し、修正しなければいけない部分は試合でこなしていかなくては。厳しいが、それが現実。

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スタメンとベンチ。予想通りダブルボランチは黒木とアマラウ。3シャドーは家長、乾、清武。羽田はベンチ、丸橋も名古屋戦以来のベンチ入り。

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試合開始時


立ち上がりは非常に厳しく、セレッソらしいスピードあふれるドリブルとパスワークでの崩しが出来ないでいた。当たり前なのだけれど長年コンビを組んでいた香川、乾のコンビネーションと、実戦初コンビになる乾、清武では熟成度が全く違う。家長は本当に特異例なのだ。バックアップするべきダブルボランチも機能しているとは言い難く、キモである中盤で後手を踏む。

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清武と乾。


結果として長いボールを播戸に当てるという単純な攻めが目立ち。体格に勝る京都の守備ブロックに易々と跳ね返されてしまった。播戸一人でポストプレーを完遂するのは無理があるのはわかっていることなのだが…。

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金狼孤立。


少しセンチメンタルなことを言うならば、前半の乾はまだ香川を引きずっていたように見えた。家長とのワンツーの後、単独でドリブルで仕掛けた後、あらぬ方向にパスを出すことがあった。確かにそこにはスペースがあって、選手が走りこんでいれば攻めの威力はより強くなっていたはずなのだけど、今はそこに選手はいないのだ。

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少し寂しい。


救いは家長。彼は誰がどこにいても、いなくても、自分のプレーをキチンとこなしている。彼のキープ力が無ければ前半はもっと苦しかったろう。


こうして3シャドーの連携を中心に試合を観ていたのだけれど、実に苦しいアクシデントがあった。前半40分の清武の負傷だ。駆けつけたドクターがすぐに続行不可能のサインを出していたほどだから、長引く可能性が高いだろう。急遽丸橋が呼ばれ、同じポジションに入る。

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前半43分


このまま0-0で折り返せばよかったのだが、CKから水本に詰められてロスタイムで失点。神戸戦とは逆の流れで折り返しを迎える。


後半の立ち上がりも前半同様の流れで、閉塞感は変わらず。黒木もらしくないパスミスが目立つし、両サイドも効果的なオーバーラップが出来ない。攻めに対する手立てが全く立てられないでいた。そんな中で、急遽出場した丸橋がいい動きをしたのは嬉しい誤算だった。

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キッカーとしても。


乾や家長に比べれば線の細さやプレーの質に不満は残る。しかしあの状態であれだけ自分らしいプレー、そしてチームのためのプレーをしてくれたことをありがたいと思う。後述するが中盤左側ならどこでもこなせる使い勝手のよさもアピールポイントだろう。


トップにボールが収まらず、急造の3シャドーも機能しないと確認したクルピは今年初めて思い切った攻めの手をうった。黒木を下げて小松投入。丸橋を一列下げてボランチに入れ、4-2-2-2にシステム変更したのだ。

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後半18分


高さではついぞ対抗することは出来なかったが、前線に起点がもう一つ出来たことで、僅かながらセレッソらしい速さのある攻めが見られるようになった。2列目が一人減ったことで乾、家長に前へボールを送る意識が出たのも大きいかもしれない。一時は同点に追いついた播戸のゴールも乾を起点に小松が右サイドの突破に成功、折り返しを播戸が点であわせた見事なもの。乾のパス、小松のスピードと良い意味での強引さ、播戸のストライカーとしてのテクニックと精神力、それぞれのストロングポイントが噛み合ったいいゴールだった。

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このまま引き分けに終わっていれば、セレッソにとってはまずまずの結果と言えたのだが、勝負の厳しいところかすぐさまディエゴに決勝点を許してしまう。丸橋と上本が2列目の位置にいたプレーヤーへの対応で重なった動きをしてしまい、上本がマークするべきディエゴを一瞬放してしまった。丸橋がパスの出し手にしっかり詰めていればよかったのかもしれないし、上本がディエゴを外さなければ避けられた結果かもしれないが、連携もままならない中での致し方無い結果だったと考えている。二人の間にもっと信頼感があったなら、あの動きは無かったはずだ。


失点後、時間はまだ少なからずあった。本来なら同点、逆転を狙うべきなのだろうが、残念なことに攻めゴマは使い果たされていた。丸橋を一列上げることが自殺行為なのは誰にでも判ること。完全に手詰まりだった。最後の交代は酒本、下がるのは尾亦、高橋が左サイドに回るという特異なカードの切り方。

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後半38分


恐らくこの交代はこの試合だけを見越した交代ではなかった。酒本は石神以上に出場機会が無く、実戦から離れていたし、尾亦もいいパスが出なかった不幸はあるにせよ、決していい出来ではなかった。高橋の左サイドがどれ程のものか判断できるほど時間は残されていなかったが、経験値がゼロよりもいくらかマシなはず。意味が薄いと言われれば耳が痛いが、あの時点で時間を無駄にするよりかは、いくらか意味はあった。


今のセレッソはピッチの中も外もいい状態ではない。マルチネス、アドリアーノ、清武、屋台骨を支えるはずのプレーヤーが多数離脱しているし、香川がいなくなった後のシステムも明確に固まっていない。そんな中で水曜日、土曜日と過密日程が組まれているのは辛い。勿論勝利するに越したことは無いが、今は我慢の時期ととらえている。
posted by 西中島南方 at 21:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

lunatico(2010-05-22)

テストでーす。お耳苦しいところありますんでカンベンです(´∀`;)

posted by 西中島南方 at 03:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Thu 20 May 2010

生と死と再生と。 もしくはコンクリートと肉と母と。

夕刻迫る午後6時、知人との待ち合わせのために、鶴橋の街をブラブラと歩いていた。

大阪人なら鶴橋がどんな街かご存知かと思うが、念のために他府県の方のために注釈を入れると、ここは坩堝の中に日本と朝鮮とブルースを放り込んで100年以上煮しめた場所。ネコの額ほどの空き地を見つけることさえ難しいほど建物がひしめき合って、複雑な迷宮を作り出している。日本のなかで居心地が悪いほどの異国を感じられるのは、米軍のベースとここくらいだろう。

その只中で、一つのビルが取り壊されていた。解体用のショベルカーが一台、居心地悪そうにたたずんでいて、ビルは西側の壁さえ崩してしまえばもうそこに何があったのか誰も思い出せないぐらいにバラバラになっている。

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酷い居心地の悪さを感じて、カメラをしまいこんだ後、オレは逃げるようにそこを離れた。楽しい気持ちになるためにここに来たのに、わざわざ恐ろしい気持ちに浸る必要なんて無い。


友人と合流。そう、今日は飲んで食べて騒ぐ日なんだ。案内したのはこの界隈では一番ウマイ焼肉屋さん。「万正」焼肉激戦区なんて煽られている鶴橋の外れにあるのに、いつも行列が絶えない。みな最高の肉と最高の「お母さん」に会いに来るのだ。かく言うオレも今月2回目の訪問。

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店長のお母さん、みなから慕われている。肉を粗末に焼いているとお母さんの指導が飛ぶ。でも誰も怒ったりしない。お母さんの黒こげの箸で肉を焼くと、不思議なくらい肉がおいしくなっていく。それはもう、今まで適当に焼いてしまった肉に対してゴメンナサイと謝りたくなるくらいに。そうして「おばちゃんうまいわ!」と唸ると、優しい顔で笑ってくれる。牛ではないから牛の気持ちはわからないけれど、焼かれてしまうなら絶対にお母さんの箸で焼かれて、おいしくなってしまいたい。


オレらは毎日そうして何かを殺して、食べて、生を得る。罪深いことだと思う。しかしそうしないと生きていけない。だからせめて自分の生のために死んでいったもの、死んでいくものに対して感謝をして、食べる。

宮崎の口蹄疫が騒がれている中、どこかの人が「食うために殺すのも殺処分も一緒だ」とつぶやいた。大層かわいそうな人だ。畜産業に携わる人は誰よりもその罪を負って生きている。そして自らの生のために死を与えなければならない牛や、豚や、鶏にそれを償うほどの愛を注いでいる。殺処分はこの心と体の連鎖から家畜達を放り出してしまう行為だ。だから悲しいのだ。

「口蹄疫は人間には感染しません」という言葉を聞くたび、悲しい気持ちになる。オレらはこの輪の中でしか生きられない。植物を摘み、動物を殺し、そうして精一杯生きて、子を産み、育て、死んで、土に帰る。その土の上に草が生え、それを動物が食み、その動物を子供たちが食べる。その輪の中にいる仲間に対して、少し失礼が過ぎる。


この輪を守るために、オレらは自分の問題として、口蹄疫と戦わなくてはいけない。消毒液を集め、撒き、そうしている前線にいる人を助け、外れかけたリングをもう一度繋げるのだ。

大阪にいても、この戦いに加わることはできる。宮崎の畜産物を食べれば、その収入は宮崎の畜産農家のものだ。一人だけでは何も変わりがないかもしれない、でも単位が千人、万人に変われば、事態は動く。


「どうせいつか灰になるんだからいっしょ!」

万正のお母さんは笑っていたけど、少し悲しそうにも見えた。この輪の外にはずれ、殺されていく家畜達が増えるまでに、そしてオレたち自身が灰になるまでに、何かできることをしよう。黒こげの箸は無いけれど、苦しんでいる人や家畜たちのために、ベストをつくそう。

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posted by 西中島南方 at 22:27 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする