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Sun 17 May 2009

J2 第15節 C大阪5VS3水戸 君を見てると昔の僕を見るようだ。

前半25分 マルチネス(C大阪)
前半33分 高崎 寛之(水戸)
前半37分 香川 真司(C大阪)
前半38分 遠藤 敬佑(水戸)
後半15分 石神 直哉(C大阪)
後半32分 香川 真司(C大阪)
後半42分 香川 真司(C大阪)

後半44分 高崎 寛之(水戸)


後半32分、右サイドからバイタルエリアにいる西澤へとパスが送られた。水戸の守備ラインは西澤のファーストタッチに意識を集中させたが、西澤はその姿勢をあざ笑うようにボールをスルーした。その背後にはスペースと、ボールと、疾駆する背番号8の姿があった。昔見たような、懐かしくて、胸躍る瞬間。あの時と違うのは、背番号8番の選手が極めて冷静で、イージーなシュートをキッチリと決めてしまう事だろうか。

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スタメンとリザーブ。カイオの代役は小松。右サイドは変わらず平島。ダブルボランチは引き続きマルチネスと黒木のコンビが努める。最終ラインには前田が復帰し、ベンチには西澤が帰ってきた。

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試合開始時


試合は前半から荒れ模様。主審と線審がエキセントリックで両軍冷静さを欠く。そういう日には珍しいことが立て続けに起こるもの。先制点は左利きのマルチネスが放った右足からのミドル。

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先制点を奪えば堅い守備で優位性を保つはずの今年のセレッソ、ところが試合が落ち着かない。際どいゴールライン際のプレーでコーナーキックを奪われ、跳ね返しきれず失点を喫してしまう。

その後も小松の微妙なプレーにPKが与えられたり、そのゴールの僅か1分も経たないうちに同点ゴールを奪われたりと、とにかくゲームがおさまらない。

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前半終了時にはセレッソから数人、水戸からはゴールキーパー本間が異議申し立てをする始末だった。


後半はノーガードの打ち合いが伝統となっていたセレッソが、その意識を思い出したのか、前への意識が強くなり、ゲームイニシアチブを奪った。攻撃陣個々の力量がモノを言う。平島のクロスを小松がスルーし、待っていたのは運動量豊富な石神。これでセレッソは勢いづく。

小松は(PKとなったプレーはともかく)ゴールに絡んだプレーこそ少なかったが、守備に走り、攻撃で体をはり、献身的なプレーでワントップ重責を全うする。足がつり、交代となった後半70分頃まで十分な働きをした。

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そしてその小松に代わって投入されたのは、久しぶりに桜色のユニフォームに身を包んだ西澤。そのままワントップの位置へ。

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後半29分


正直なところ、西澤と香川、乾の連携には不安があった。西澤は紛う事の無いセンターフォワードで、カイオのような動き回ってスペースを作るFWではないからだ。しかしそれは杞憂だった。西澤の卓越したテクニックと香川、乾のプレースタイルは良く合う。香川の2点目はその象徴だ。西澤自身もらしくない(失礼)体をはったプレーで勝利に貢献する。

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ラストは石神のニアへのクロスを香川がつめてハットトリック。この5点目で勝負は決した。

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しかし課題が無いわけではない。3失点のうち2点は防げたものだ。得点後と試合終盤の集中力の欠如は戒めないといけない。前田はそうした守備陣のリーダーシップと個としての強さを求められていたはずだが、実戦の勘が戻っていないのか。

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キム・ジンヒョンも守備のばたつきを修正できなかった。細かなミスも散見され、こちらもらしくない出来。水曜日までにどれだけ守備のシステムを見直せるか。

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カイオの離脱は痛いが、小松、西澤、前田と故障者が戻ってきたのは大きい。第一クールと言わず、カイオが戻ってくるまで勝ち続けよう。

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posted by 西中島南方 at 22:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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