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Sun 31 Aug 2008

阿以栄さんごちそうさまでした。

 愛してやまぬお店でした。ここでカレー食べると心もあったかくなりました。阿以栄さんはそういうお店でした。

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 8月30日は挨拶もしなくてはとお昼をずらして行ったのですが、店内はびっくりするほど混んでいました。

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 以前の記事で冗談半分に「見つけてくれたらドリンクおごるよ」なんて話をしていましたが、店について席に座った瞬間に声をかけられました、ははは。

 声をかけて頂いた方からは「ずっと行きたかったのだけれど、これがラストチャンスなので来ました。美味しいお店教えていただいてありがとうございます」と丁寧に挨拶して頂きました。こういうのって嬉しいものですね。

 私の阿以栄長居店ラストオーダーは「牛スジカレー並盛ヘレカツ3枚乗せ」勝ち点3がほしかったので、勝つを三つ。

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 いつもどおり、コクの利いたルー、サクサクのカツ、美味しいカレーでした。これがなかなか食べられなくなるのかと思うと、惜しいですね。


 それから、店長のお母さんと少しお話。阿以栄さんは徳島戦でのスーパーシートのお弁当も担当されていました。なので「是非勝ってほしい」と強く話をされていました。ウチがお弁当を出した試合で負けというのは許されないと。儲けよりも勝ち負けということです。お母さんは最後までセレッソの事を考えていましたよ。


 試合は何とか辛勝。でも勝ちは勝ちですから、嬉しいものです。お昼は店長さんに会えなかったので、試合後もう一度お店に行ったのですが、黒山の人だかりでした。殆どがセレサポさん。お店の外にいたのは某有名人さんなのですが、誰かはナイショ。

 店長さんとしてはここを離れるのは惜しく、是非また戻ってきたいとのことでした。私も早く戻ってきてほしいですよ。

 個人的には試合日だけでも長居のどこかでケータリングが出来ればなと思っています。ああいうのの許可ってどこで出してんだろう?ともかくそういう具体的な解決法があるんで、また少し動きます。一先ずは、皆さんお疲れ様でした。


posted by 西中島南方 at 22:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

J2第33節 C大阪3VS2徳島 撃て!フルハシ!

前半3分 アレー(C大阪)
前半38分 古橋 達弥(C大阪)
後半14分 ジェルマーノ(C大阪)

後半30分 大島 康明(徳島)
後半31分 倉貫 一毅(徳島)


 人間に完璧というものは無い。必ず良い所があり、悪い所もある。今日のセレッソは後半30分までは素晴らしいチームだった。しかし残り15分をやり過ごそうとしたあまり、危うく勝ち点2を失うところだった。

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 スタメンは出場停止の香川に代わり古橋が復帰、2トップの一角に入った。カイオは一列下がり、左サイドの基点となる。

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 この試合の最大の収穫は、間違いなく古橋だろう。スタメン復帰初戦だったものの、素晴らしいキレを見せてくれた。

 最初の見せ場は試合開始早々のコーナーキック。古橋が放った鋭いボールはアレーにピタリとヒットする。アレーもこれに最高のヘッドで応え先制ゴール、幸先の良い立ち上がりとなった。

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 その後も試合の主導権はセレッソが握り続けていた、怖かったのは右サイドの麦田とアンドレジーニョのドリブル突破くらい。

 上手くいった理由はいくつかある。徳島が3バックで臨んだためにセレッソの生命線であるサイドの基点作りが比較的容易だった事もそうだし、古橋をはじめ前線のチェイシングも良かった、個々のマッチアップでもほぼ勝っていた、ソウザが競り合いで臀部を痛めて早々に引っ込んだのも幸いした。

 良い時には良い事が重なる。前半40分頃、小松がいい位置で倒されフリーキックのチャンスを得る。キッカーは勿論古橋。これも素晴らしい精度のキック。ボールは相手GKの手の、僅か先をかすめ、ゴール隅に吸い込まれていった。

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 今まで課題だったセットプレーでの2得点、守備も堅く、ノーミスで前半を終えた。


 この勢いは後半も続く。とにかく人もボールもよく動く。小松、古橋、カイオの前半と変わり無い献身的なプレーが印象に残る。古橋は時にボランチの位置まで下がり、攻守にわたってチームに貢献していた。全てが上手くかみ合っていたから、ジェルマーノが守備ラインを突破しPKを得た時も、何も不思議に感じなかった。主審家本の不可思議な蹴り直しにもめげず、ジェルマーノがキチンと決めて3-0。

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 普通ならば、調子の良いチームであるならば、このまま試合は終わっていただろう。しかしセレッソの今の状態は決してそうではない。僅かなほころびから手痛いしっぺ返しを食らう羽目になった。この試合レヴィークルピが行ったたった一度の交代、この交代で流れが大きく変わってしまった。

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 青山の投入自体は問題ではない。ただし代わりに下がったのが小松というのが、いかにも解せない。レヴィークルピのコメントによれば、スピードに富んだFWを並べることで相手に脅威を与えようとしたとのことだが、ここまで13ゴールをあげている小松と、出場数試合とはいえ、未だ無得点のカイオ、相手が嫌がるプレーヤーはどちらだろうか?決してポストプレーが得意ではないカイオが3トップの真ん中を張るのも無理がある。そうしてセレッソは自らの手でイニシアチブを失ってしまった。左サイド、平島とジェルマーノの間のギャップを突かれ、僅か2分間の間に2失点。得失点差どころか勝ち点3すら危うい状況に置かれてしまう。


 さすがに3失点目こそ無く、上位陣と勝ち点差が開くという最悪の事態だけは避けられたが、課題がタップリと残る一戦となった。攻守の意識の切り替え、試合の勘所での集中力、チームの意思疎通、状況に応じた選手起用法の確立、和歌山キャンプではどれから手をつけるべきか。今日はエースの活躍で乗り切ることが出来たが、残り11試合、その全てを個の力だけに頼るのは危険極まりない。

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posted by 西中島南方 at 02:04 | Comment(1) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Thu 28 Aug 2008

夏のソラ。

 西中島がフットボールを愛する以前、一介のアニメオタクでミリタリーオタクであったのは良く知られていることなんだけれど、今観ているアニメで「魔法遣いに大切なこと 夏のソラ」というのがあって、ちょっと面白いことをしているので紹介したい。


 あらすじを言うと、この世界とはちょっと違う世界、世の中には「魔法遣い」という存在がいて、認知されている。彼等は依頼に基づいて魔法を行使し、それを糧に生活している。

 ただし一人前の「魔法遣い」になるためには、先輩魔法遣いに習い、研修をする必要がある。丁度教師の免許を取るのに教育実習をしなくてはいけないのと同じような感じだ。

 主人公の鈴木ソラは北海道から東京、下北沢の魔法事務所に研修にやって来て、そこでいろんな人や出来事と遭遇する、というお話。


 キャラクターも今の「萌え」とかとは少し外れていて、アニメから縁遠くなってしまった自分にもとっつきやすい。そして何より背景がいい。どうも写真をほんの少し加工して使っているようなのだ。


 これがその画像。

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 こういうのはPhotoshopを使うと簡単に作れる。以下自分の写真+Photoshopで補正。

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 以前にも愛してやまぬ新海誠氏の作品で背景に写真を使用したりしていたが、ここまで生の状態の写真を使っているのは珍しい。余程いい写真を(しかもアニメにあうものを)大量に撮らないといけないから、苦労するだろうなと思う。実際電車や雲など微妙に動いているものの描写で苦しそうだなというシーンが散見される。でも「写真の力」を前面に押し出してくれているのは素直に嬉しい。まだまだアニメにも試行錯誤する余地が残っていたんだな。
posted by 西中島南方 at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Wed 27 Aug 2008

D90にはガッカリした。

Nikon OFFICIAL

D300の高画質・高性能をコンパクトに凝縮。「動画撮影」
などの新機能も搭載した、ニコンデジタル一眼レフカメラD90。


 D80の直系となる「はずだった」D90。D200とD80の関係のように、D300の高感度撮影、ライブビュー、ダストリダクションなんかをコンパクトな樹脂製ボディに詰め込んだ。それだけならよかった。

 でも、今回のD90のウリはそれじゃない。Dムービーと呼ばれる動画撮影機能がデジタル一眼レフカメラでは初めて搭載された。これは画期的なこと、らしい。

 確かに動画撮影は凄い機能だと思う。ビデオカメラのレンズと一眼レフのレンズでは精度が違うし、撮りようによってはプロ機での撮影と見まごう作品作りが出来る(OFFICIALにサンプルがおいてあるけれど、ビデオカメラと比較するのはそれだけでかわいそうなくらい)


 ただ私が求めていたのは「カメラ」としての機能の充実であったから、そこらへんが寂しい気がする。AFポイントは11点のままだし(51点あったらなぁ…)連写も4.5コマ/秒(これは記録するカード側の限界なのかな)で、少し寂しい。高感度はいい感じらしいから、食指が全く伸びないわけではないけれど、カメラとしてはどうなんだろ。

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posted by 西中島南方 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Tue 26 Aug 2008

椎間板痛い。

 セレッソが熊本でロアッソと試合をしていた昨日、私は背中の痛みと戦っていました。腰痛というより上のほうで、左側が痛むので肝臓の類ではない、これは何であろうとウンウン唸っていました。

 昨日のレントゲン、今日のMRIではっきりしたのですが、どうも椎間板がよろしくないようです。


 普通の腰痛というか、椎間板ヘルニアというのは、腰の近く、下のほうの背骨にある椎間板(骨と骨をつなぐ軟骨)が神経に障ったりして激痛が走るらしいのですが、私の場合は痛んでいるのがもっと上のほうでした。それで神経の束にも当たっていないから、椎間板の周りの微細な神経に触れているのだろうというのが、主治医の見解、私もほぼ異論無し。

 しかしMRIで撮った画像を見ながらしみじみと感じるのは、よる年波です。正常な椎間板は白く映るそうなのですが、私のそれは殆どが少し黒っぽく、何かしら異常を来たしていました。32年ばかし生きただけで、人間手のはこうもボロが出るのでしょうか。ひどくへこみました。

 んで、せめてセレッソぐらい勝っているだろうと、苦痛に悲鳴をあげながらネットで試合結果を確認、引き分けてやんの。いたたたた。


 椎間板の方は、一度痛むと二度と元に戻らんらしいのですが、セレッソの場合は中盤での守備をテコ入れする、それだけで随分良くなるはずです。薬が飲めないのは意地なのか何なのか…。判らんなぁ…。

 良かったのは出ずっぱりの香川が出場停止で意地でも休まんといかんようになった事と、カイオがかみ合い出した事くらいか、それにしてもこの引き分けは背中以上に痛いよ。いたたたたた。
posted by 西中島南方 at 22:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sun 24 Aug 2008

阿以栄さんのラストマッチ。

 今までいろいろとお世話になった、セレッソ界一美味いカレー屋さん阿以栄さん。

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 残念なことなのですが、阿以栄さんの長居店が8/30をもって閉店することになりました。諸々の事情があり、ケータリングは何とかできるものの、路面店を維持していくのが困難になったそうです。

 その阿以栄さん長居店最後の日は8月30日、偶然にも徳島戦の試合日となりました。勿論、今までどおり、セレサポ優待は変わらず行います。試合日までに是非一度足をお運び下さい。美味いカレーを腹いっぱい食って、徳島も飲み込んじまいましょう。


 また、これはフライングのニュースなのですが、8月30日のスーパーシートのお弁当は阿以栄さんのタコライスです。店長さん曰く。

「最終日は死ぬ気でやりたいと思います」

 とのことですので、渾身の一皿、是非ご賞味下さい。

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 私は昼の1時くらいにお邪魔しようかと思っています。テメー西中島だろ!って声かけてくれたらドリンクぐらい奢ります。冷やかしでもいいんでいらしてください。


 私が阿以栄さんを紹介したのは、カレーの美味しさもさることながら、居心地が良く、とても気持ちよく食事が出来るお店だから。店長さんはじめ奥さん、お母さんもとてもいい方で、沢山お世話になりました。

「こんな素敵なお店がセレッソのホームタウンにできたのだ」

 と、嬉しくなったものです。その後も応援店舗の件を快く引き受けて下さったり、スーパーシートのお弁当を用意してくださったり、セレッソ、セレサポの為に、それこそ一所懸命に頑張っていただきました。


 前述しましたが、ケータリングは引き続き行われるということなので、決して最後という事ではないのですが、やはり長居であの味を味わえないのは寂しいです。でも、前に進まないとね。残り一週間、ガッツリ食べていきましょう!

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posted by 西中島南方 at 22:15 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Thu 21 Aug 2008

おめでとう、ありがとう。日本女子的決戦日。

 泣いてしまった。悲し泣き、嬉し泣き。おっさんが女の子見て泣いてんだもんな、変態だな、でも隠さんぞ、号泣だ。

 なでしこは、多分ソフトと比べられて厳しいだろうけれど、凄い事をしたんだよ。勝ってりゃガマさんとタメ口きけたのにな。でも、胸はれよ、絶対胸はって帰ってこいよ。それくらいしていいこと、なでしこはやってのけたんだよ。判る奴は感動してる、判ってないなら努力しろ。それっくらい偉業なんだから。


 ソフトは、もう何も言う事ないね。ソフト知らん私が感動したんだから。

 とにかくアメリカが強い。先発が反則、次のピッチャーも反則、4番もおかしいだろ、あれ。チョコンと当てただけで柵越えって「燃えろプロ野球」かお前は。

 そいつらにボロボロの体で立ち向かった上野は、何かあげられないの?稲尾さんくらい凄いよ、神様仏様上野様だよ。


 この二つのチームには共通項がある。それは周囲の環境。なでしこもソフトも決して恵まれた環境でプレーしていない。女子サッカーなんか潰れたチームもある。けれど今大会、意地で結果を残してくれた。

 上の人には「これくらいの環境でメダルが取れたりするんだ」と思わず、彼女達の為にもっといい環境を整えてほしい。全Jチームの女子チーム設立義務化なんて話も飛び出しているけれど、まずは安心してプレーに集中できる状態を作る事、それが第一だよ。


 先頭に立つ人間は最悪の状態で戦いを強いられ、上の方は安穏としているというのは近代日本の変わらん構図なのかね。この感動が冷めないうちに、もっと光を!
posted by 西中島南方 at 23:44 | Comment(1) | TrackBack(1) | その他スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Tue 19 Aug 2008

さよならジョブホッパー。

 私とカレカは、ちょっと似ている。職場をひょいひょい変えてしまう所なんかが似ている。ヘタレなところも似ているかもしれない。そのくせ少しいいことをすると鬼の首をとったように喜ぶところなんかも、恥ずかしいけど似ている。なので私はカレカに対してボッコボコに書くことが出来ない。

 よりにもよって、僅かの間とはいえ在籍していた「古巣」セレッソに対して、彼は弓を引いた。それで満足したのだかどうだか知れないが、もう次の仕事に就くようだ。でも人のことは言えんのだよな、こっちも転職したてだし、でもあまり適応していないし。カレカを悪く書くというのは、回りまわって墓穴を掘るのと同じことなんだよな。ははは。


 でもまあ、僅かの間でも居てくれた人間だから、まあボチボチやってくれればいいかなという感じ。もうあんまり会う事も無かろうが、気負わず普通に頑張っちゃって下さい。お互い仕事が長続きするといいな。そいじゃな。

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 この写真も貴重なものになるのかね…。ならねーか。
posted by 西中島南方 at 23:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サッカー撮影むさむずい。

 昨日はいつもと違って前から2列目まで迫って選手達を追っていました。いつもは簡単にピンが合うのですが、被写体に近づくとそれだけピンが厳しくなるので苦戦しました。決定的なところが撮れたと思ったら後ろのダンマクにピンがあっていたりしてへこみました。もっと被写界深度を深くとってもいいんでしょうが、それだとシャッタースピードが遅くなって被写体ぶれが出ますし、あんまり高感度撮影しているとノイズが入りまくるし…。

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 上手くいくとこれだけ撮れるんですが、これがとっておきで、あとは惨敗でした。


 意外だったのは攻撃の選手の方がピンが合いやすいということ。特に小松、香川はドリブルで「持つ」のでいい感じでした。守備はどうしても動かされるので迫真の一枚が撮り難いですね。


 それにしても写真って楽しいな…。いい趣味ですよこれは。

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posted by 西中島南方 at 01:36 | Comment(1) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mon 18 Aug 2008

J2第31節 C大阪2VS1水戸 夜明け。

前半13分 乾 貴士(C大阪)
前半17分 小松 塁(C大阪)

後半9分 赤星 貴文(水戸)

 この世の中に永遠なんてものは無い。地獄の底を這い回るのは、もうごめんだ。ようやっと夜が明けた。

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 今日一番は攻守のバランスが取れていた事、これに尽きる。攻撃では香川が戻り、カイオが小松とコンビを組んだ。守備では1対1に自信を持つ藤本、それに新加入の平島が加わった。

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 藤本と江添のCBコンビは絶対的な高さやスピードは無かったが、それでも水戸攻撃陣を上手く封じた。連携もよく、藤本は前田が戻った時のバックアッパーとして外せない存在になった(もし外してしまうのなら、それは自殺行為だ)以前から少ない出場機会の中でも確実に結果を残してきた藤本をどうにかしてほしいと思う。

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 そして香川の復帰が、チーム全体にエネルギーを与えた。彼が一人いる事で、小松や乾、ジェルマーノ、アレーに対するプレスが緩やかになる。それだけで十分存在価値がある。今日は乾が、頚木を解かれた狼が如く、水戸ゴールを脅かした。

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 前半いい流れが来た所で、乾から小松へとパス交換。以前なら中央を固められていた所だろうが、サイドにも基点がある為、ほんの僅か判断が遅れる。小松がシュートを放ち、ブロックしたこぼれ球にカイオ、強引にシュート体勢を作り、3人のDFを潰した。乾はこれを流し込むだけ。

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 僅か4分後に、再び乾。去年香川がよくやっていた左サイドゴールライン際のドリブルで守備陣を侵食、角度の無いところからのシュートはキーパー本間に弾かれたが、今度は小松が詰めて2点目。実にいい流れの中で先制点、追加点が奪えた。

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 ただこうした一気呵成の攻めが出来たのも、中盤でのキープ力と、最終ラインの安定感あってこそ。それがあるから全体がコンパクトになり、攻撃陣にいいボールが供給できるのだ。前半は時折クロスを入れられるものの、与えた決定機はほぼゼロだったと記憶している(覚えていないだけかもしれないけれど)


 課題が残るとすれば後半戦だ。レヴィークルピは3点目をとろうと檄を飛ばし、選手をピッチに送り込んだ。ところが開始早々の8分、パスミスをさらわれ追撃のゴールが生まれる。2-1になったことで、チームの意識にブレが出たように感じる。守備を固めてカウンターなのか、初志貫徹で攻撃的に行くのか。サッカーの教科書があるのなら、恐らくカウンターが正解のはずだが、残念ながらセレッソはクリエイティブなカウンターを行うシステムを持ち合わせていない。守る時は引き篭もりになるし、攻撃に傾倒すればリスクが生まれる。また今年のセレッソは後半運動量が激しく落ちる。難しい舵取りを要求された。

 ここで有難かったのは平島、カイオ、相澤の存在だ。

 実は失点につながったパスミスは平島のものだったのだが、それ以外のシーンでは彼の守備力、運動量は頼もしいものだった。

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 尾亦と比べると、攻撃に関してはやや劣る面がある。ただこと守備に関しては、いい意味で粘っこく、相手に絡むしつこさがあり、チームに貢献していた。

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 カイオは、少なくとも「大外れ」ではなさそうだ。体躯を生かした前線でのキープ力、足元の強さもさることながら、守備での献身的なフォアチェックと泥臭いプレースタイルがチームを助けた。ゴールが決まれば、もう少し勢いがつくだろう。

 相澤に関しては数試合のブランクを感じさせないプレーぶりだった。一つ決定的なシーンを防いでいる。山本の負傷で手薄になったGK陣の中で、彼の存在は大きい。


 そしてラストには面白い場面があった。守備を固めなければいけない場面で、レヴィークルピが4-3-3を選択したのだ。

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 もし羽田がメンバーに加わっていたなら、青山のところには羽田が入っていたろうが、少なくともレヴィークルピにとって4-3-3が過去の存在となっていなかったというのが興味深い。これから先に待っているどうしても落とせない試合(もう落としてもいい試合など一つも無いのだけれど、とりわけ重要な試合)には、再び4-3-3を使う可能性がある。私個人はサイド攻撃が生き、守備にも安定感があるこのシステムが好きなのだけれど、カイオをどう使うかでも変わってくるだろう、そこは監督の仕事だ。


 もう随分遅れてしまったけれど、ようやっと長いトンネルを抜けたような気がする。順位も混戦ながら一つ上げた。乾がぶち上げた「第3クール全勝」がリップサービスでは無い事を願う。
posted by 西中島南方 at 00:37 | Comment(2) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする