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Mon 30 Jun 2008

ジョブチェンジ。

 えー、一身上の都合により西中島転職する事になりました。次の仕事は。

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 長居の星屑売りです。



 いや、ウソです。



 というか、長居の星屑を売るわけではないけれど転職するのんはホンマです。ややこしいな。あ、長居の星屑はやはり焼きたてがとても旨いです。オススメ。


 それで今無職なわけですが、明日から新しい仕事に就きます。やる事は殆どかわらないんですが、一応生活は出来ますよという感じです。

 唯一悲しいのは平日の試合は難しいとか、そういうところですね。以前は土曜の試合が怪しかったんで、頻度で言うと次のほうが楽になってるんですけれどもね。贅沢だ。


 しかし転職というのは慣れないもので、新しい職場に馴染めるか、三十路のおやじが今からガクガクブルブルしています。皆良い人っぽいんで比較的安心しているのですが、それでもこう違和感がありますね。

 年も年なんでそろそろ終まで務められるところを見つけたいのですが、そういう依存は甘えなのかね。自分の居所は自分で決める他は無いのでしょうね。ううむ。


 オッサンの転職にしては転職活動期間がすごく短くて、一月かかりませんでした。あんまり短すぎて就職一時金(っていうのか?失業保険給付期間内で転職が決まった時に頂ける手当て)が貰えませんでした。あと二十日間くらい無職だったら貰えたようですが、無職期間中の空虚な感覚はあまり味わいたくないからなぁ…。


 前職もまあ忙しくて、その最中でああいう頻度の更新でしたから、次の仕事が余程でなければこのブログもあんまり変わらんかなぁという感じです。また見てねー。阿以栄さんのサイトも作ったんでヨロー。
posted by 西中島南方 at 19:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sat 28 Jun 2008

J2第23節 熊本3VS2C大阪 火の国で火の車。

前半20分 小松 塁(C大阪)
前半22分 木島 良輔(熊本)
後半32分 森島 康仁(C大阪)
後半35分 木島 良輔(熊本)
後半44分 山内 祐一(熊本)

 最近OFFICIALページを観るのが怖い。誰かの怪我の情報が載っていはしないかとビクビクする。ただでさえ厚いとは言えない選手層、その薄さがモロに出た試合だった。

 スタメンの苦労の跡が試合毎に度を増しているのは気のせいか。FWに一列あげて柿谷、右サイドには前節でよい動きをしていた酒本。怪我のジェルマーノに代わっては青山。江添はまだ戻らず、羽田、山下のCBコンビ。

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 試合開始から気になったのだが、セレッソの選手はとことん足元にボールを貰いたがっているように映る。スペースを作る動きも少なく、スペースを突く動きも数えるほど。一度そういう流れになれば大きなチャンスになるにもかかわらず、効果的な攻撃が連続するいい時のセレッソの形が出てこない。

 攻撃陣に限って言えば、古橋以外はほぼベストメンバーのはず。にも関わらずこれ程攻撃が鈍化しているのは守備の安定感や攻守の切り替えに問題があるからと見る。前節同様ボランチが厳しい。散らし役のジェルマーノがいない為どうしてもパス回しが偏ってしまう。名コンビのはずの香川、柿谷のラインもゴール前あと一歩で熊本DFに遮られてしまった。


 守備に関しては小柄でクイックネスに長けた木島に随分とやられた。山下は体躯に長け、高さ、強さで勝負するタイプのFWに対しては冷静に対処しているのだが、スピードを売りにした小柄なFWは苦手のようだ。


 しかし何より今日のセレッソに欠落していたのは「勝者のメンタリティ」だ。連勝中にはしっかり押さえられていた、どうすれば勝てるかという勘所を悉く欠いていた。先制点をあげてもすぐに追いつかれ、精神的優位を保つ事ができない。このメンタリティはむせ返るような熊本のピッチごときでは霧散するようなものでは無いと信じていたのだけれども…。


 後半、勝ち越しを狙って投入された森島康、濱田に関しては、明暗が分かれてしまった。

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 森島康はこれまで結果を残せなかったが、ずっと強い意志を持ち続けていた(それが彼の長所であり、短所でもあるのだけれど)今のセレッソには何より不足していたところだ。その強い意志が後半32分の勝ち越し点を呼び込んだ。というのは言い過ぎか。

 ところがこのリードを5分とキープできないのが今のセレッソだ。木島に手を焼いていた山下がやってしまったPK献上。こんな流れで勝利を呼び込もうというのは、あまりに厳しい。

 もしここから3点目をあげるのであれば、冷静に攻撃を取り仕切るプレーヤー、つまり香川や濱田がキーマンになるのだが、今日の濱田は不運だった。セットプレーのキッカー役を務めても正確なキックは少なく、数少ないドンピシャのボールもGK小林の気合にはじき返されてしまった。流れの中でパスワークを組み立てようとしてもしっかりと守備を固められ、うまく行かない。

 その焦りがチーム全体の歯車を狂わせたのか、攻めに焦るあまり最終ラインにギャップが出来た。そうしてロスタイム、サポーターとしては悪夢としか言えない逆転弾を呼び込んでしまった。


 今日の敗戦は単なる1敗ではない。今のメンバー、今の戦術ではどんなチームに対しても優位を保てないことがハッキリしたのだ。さらにアレーが不用意極まりないカードで出場停止、尾亦も累積警告が4枚となってしまった。鳥栖戦までの1週間で戻ってくる選手もいるだろうが、チームがチームとして体を成すのか、まずそこから中止しなくてはいけなくなってしまったことが悲しい。

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posted by 西中島南方 at 23:04 | Comment(1) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

自慢する話特に無し、+揃いも揃って特技なし。

熊本から全員ランニングして帰ってきてください。

足が止まるのが早すぎます。

何より大事な気持ちも抜けてます。

いいからジョギングして帰ってきてください。
posted by 西中島南方 at 18:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Fri 27 Jun 2008

セレッソ非常事態宣言。

 ついにセレッソ中盤の要まで…。

CEREZO OFFICIAL

ジェルマーノ選手の負傷について

6月25日(水)に行われましたJ2リーグ第22節ザスパ草津戦で負傷したジェルマーノ選手は、
大阪市内の病院にて検査を受け、下記の診断結果を受けましたのでお知らせ致します。

■ジェルマーノ選手

負傷日     :2008年6月25日(水)J2リーグ第22節 ザスパ草津戦
診断日/診断場所:2008年6月26日(木)大阪市内の病院
診断結果    :左大腿ニ頭筋肉離れ
全 治     :2週間


 中盤の山場である鳥栖戦、そして山形、仙台の東北アウェー2連戦、シメの広島との決戦を前に、勢いをつけるはずの熊本戦まで雲行きが怪しくなってきた。

 ちょっとこの図を。

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 これ、恐らく今のセレッソの全ての選手の体調が完璧であるならば
、という事を前置きにした、ベストと思われる布陣です。古橋と柿谷は好みが分かれるでしょうが、経験、実績でいうとこちらかなと。

 この布陣のなかで青文字の選手は今季怪我をした選手。ピンク色は今現在怪我をしている選手です。

 セレッソの強みは4-3-3、ないしは4-4-2のセンターラインに素晴らしいタレントがいる事。前線に古橋、2列目に香川、ボランチにジェルマーノ、センターバックに江添、前田。香川を除いたその全ての選手が、何れも全治2週間以上の怪我をしている。それは尋常ではない。


 もしカードの累積で出場できないのなら、その選手の力量不足、意識の低さが問題だけれども、怪我は致し方ない部分がある。古橋が怪我をしたのはプレスキックの練習中と聞くし、頑張った結果を責められない。

 ただ、どうしても体のケアが万全だったのかを問いたくはなる。ハナサカクラブの報告会に足を運ばれた方なら、下部組織の子供達がどれだけ体調管理に気をつけているかご存知のはず。よもやトップの選手が資本である自らの体の手入れを適当にしているとは思わないが、恨み節の一つも出ようというもの。


 過ぎた事をとやかく言うのは愚かしいとは判っているが、7月決戦を前に早くも暗雲が垂れ込めてきた。
posted by 西中島南方 at 22:53 | Comment(1) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Thu 26 Jun 2008

J2第22節 C大阪1VS2草津 男の修行。

前半30分 島田 裕介(草津)
後半2分 田中 淳(草津)
後半40分 小松 塁(C大阪)

 断言できる、生観戦した試合の中では今日の試合がワーストゲームだ。セレッソのいい所がまるで出なかった。スコアが酷い試合は他にもある。しかし内容に関しては間違いなく今日が最も悪い試合だった。

 スタメンはパッチワークが続くここ何節かの中でも指折りの継ぎ接ぎ振り。柳沢は出場停止、江添、前田、古橋が怪我で欠場。羽田をアンカーで使いたいがセンターバックが火の車とあって4-4-2の布陣しか組めなかった。

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 それでも試合の入り方は無難だったと記憶している。右サイドの攻撃が若干中に入っていたところ以外は可もなく不可もなく。

 ただ時間を経るにしたがって、だんだんと攻撃に閉塞感が出てきた。香川、柿谷のラインに本来のキレが無い。白谷、小松が動き出してもなかなかボールが供給されない。アレーは無駄に突っかけてボールロストと、良くない時のセレッソの流れに乗ってきてしまった。

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 守備もやや心もとない。山下、羽田のセンターバックは2試合目、さすがに前回ほどばたつきはしなかったが、前を守るはずのジェルマーノ、アレーともに攻撃に絡むことで持ち味が出るプレーヤーの為、時折バランスを欠き、冷や汗をかく事になった。もしトリプルボランチが組めたなら各々がもっと生きてくるのだけれども…。山下は流れの中からの空中戦、1対1に関してはほぼパーフェクトだっただけに、それが生かせる環境が無かった事が悔やまれる。

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 この悪い流れに拍車がかかったのが前半30分のプレー。相手FW高田の飛び出しにラインの反応が僅か遅れる。相澤が何とか反応したが高田が転倒、判定はPKだった。バックスタンドから観ると微妙な判定だったが、今日の主審牧野氏は線審への確認を行わなかった。相澤はシュートコースを読んでいたが、僅かに手が届かず、先制点を許してしまった。

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 弱り目に祟り目か、さあ反撃という時間帯、長居スタジアムの照明の一部がダウンするというアクシデントに見舞われ、貴重な数分間をロスしてしまった。この時間をプレーに当てられたとしても、今日のセレッソが何か出来たのか疑問だが、実に悶々としたシーンだった。結局前半のロスタイムにこの時間帯は加味されず、僅かに2分間が当てられただけだった。

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 ハーフタイムから後半開始まで、久々となった森島康が入念にアップをしていた事から、後半セレッソがより攻撃的に入る事は容易に予想が出来た。しかしプラン通りに進まないのがサッカーというスポーツだ。後半開始早々、草津の1本目のコーナーキックの際、ゾーンで守るセレッソに草津DF田中が後ろから進入、マークしきれずに2失点目を喫してしまった。

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 こうなってくるとチーム全体の歯車が狂いだす。攻撃は手数こそかけどシュートシーンは少なく、そのシュートも枠を捉えられない。セットプレーでも奇をてらって脅威を与えられない。ボランチのラインまで前がかりになるので、カウンターを食らうとセンターバックへの負担は尋常なものではない。一度あったあわや3失点目のシーンは相手FWのシュートミスに助けられた。

 どのプレーヤーも良いプレーをしていなかったが、アレーの不出来が特に目立っていた。元々ドリブルでの攻め上がりとシュート意識の高さが売りなのだが、そのどちらもが半端なものになってしまい、仕舞いにはボールを受けるとどうしたものかと右往左往するようになってしまった。


 森島康投入の意図は明確だったが、2失点後では如何ともしがたい。

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 森島康は久々の登場ながら、気持ちのこもったプレーをしていたように思う。尾亦のクロスを後ろに下がりながらあわせたり、なかなか小器用なプレーも。それでも局面は打開できない。


 今思うと古橋の不在はやはり痛い。攻め上がってもファウルで潰されセットプレーというシーンが多々。フリーキックではジェルマーノ、尾亦、コーナーキックでは香川、尾亦がキッカーを務めていたが、古橋のそれと比べると精度がどうしても落ちてしまう。トリックプレーを多用していたのは、それをセレッソのプレーヤー全員が判っていたからだろう。


 今日唯一の収穫は酒本だろうか。

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 右サイドのMFはただでさえ激戦区。スターターは柿谷、サブには濱田がおり、乾も加入してきた。酒本とすれば心中穏やかでは無いはずだ。その危機感が意識を変え、プレーの質を変えていったのかもしれない。とにかくがむしゃらにボールを追い、勝負を仕掛けていた。小松のゴールも酒本が絡んで生まれている。しかし時既に遅く、1-2のまま無念のホイッスルを聞く事になった。


 考え方を変えるなら、ある意味セレッソはとても幸運だと言える。これだけチーム状態が悪く、ここ5試合を1勝1分3敗としながら、未だ2位と勝ち点差無しの3位という位置にいるのだから。7月には鳥栖、山形、仙台、広島と重要な試合が待っているが、その頃には怪我人が戻って来ているはずだ。さらに言えばこの苦境の中白谷、山下はいい経験を積んでいる。これらはシーズン終盤には必ず生きてくる。サポーターとして、今はチームを信じる他無い。

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posted by 西中島南方 at 02:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Tue 24 Jun 2008

久しぶりにクロちゃんの話でもするか。

 この話いつしようかと思っていたんだけれど、本当は明日書いたほうがいいかもね。でも釘を刺すのなら今日書いたほうが意義があるので、今日書く。例のクロちゃんとこの話。


 少し前、クロちゃんとこの関東支部の人達が浦和の人達に水風船やら何やらを投げて一悶着を起こした。Jリーグは試合の主催者だった浦和に2000万、騒動を起こしたお隣さんに1000万の罰金を加えた。同時に自浄を求められたお隣さんはこういう文言まで出してクロちゃんとこへの制裁を発表した。私の知っているのはこれだけ、多分普通の人と大差ない。

 ここでお隣さんの手際を評価している人がいるけれど、もう少し出来たんではなかろうか、というのが個人的感想。


 それは勿論以前こういう騒動を目の当たりにしているから。少なくとも2年前からクロちゃんところは「そういうことをする集団」だったわけで、そこから何も改善されていなかったんだ(日本平でも何かしてたらしいけれど当事者ではないからこれはパス)お隣さんはこういう重い処分をしなくてはいけなくなるまでクロちゃん達を放っておいた。それはあまりいい事ではないよね。放任するだけしといて、何かあったら強制解散というのは、ある意味浮かばれないし。


 その一方で、当然クロちゃん達も猛省しなくてはいけない。何せ自分達のせいでクラブから1000万もの大金が出て行ってしまったんだから。構成員が何人いるか知らないけれど「カンパして何とかする」レベルのお金ではない。「スタジアムが危険だから」と観客動員が減れば、それもクラブ運営への打撃になる。サポーターはクラブをサポートするのが本懐なのに、クラブに有形無形のダメージを与えた。これは恥ずかしいよ。


 で、注目したいのは。明日クロちゃん達がどこにいて、何をしているか。厳密に出入り禁止を言い渡されたのは東京支部の二人だけで、クロちゃん達は解散こそすれど個々人のレベルではスタジアムへの出入りを規制されていない。つまりスタジアムに来ようと思えば来れる。普通に考えるなら自粛、というところだけれど、もし反省もなくスタジアムに来るとなれば、それはそれで難儀な事だ。


 至ってベタなオチだけれど、何かしら皆が容認出来るまで、クロちゃん達は大人しくしていたほうがいいと思う。サッカーが好きなのは判るけれど、大手をふってスタジアムに来るのなら、こっちの方が近道だからね。


 ところでガッカリしたのは2ちゃんの反応。今までさんざっぱらクロちゃん達の先導にのっていたくせに「いなくなってせいせいした」は無いよ。勿論厳密に言えば当事者ではないんだろうけれど、これはクラブ全体の問題なんだから、他人のふりもないもんだと思う。そういう体質なの、お隣さんて?少なくとも一昨年のダービーまでは一丸になってるなって気がしてたんだけれどね。

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posted by 西中島南方 at 21:58 | Comment(1) | TrackBack(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sun 22 Jun 2008

J2第21節 福岡0VS1C大阪 嵐吹く丘。

後半44分 ジェルマーノ(C大阪)

 いつも観戦記は試合を観てすぐに書くのだけれど、今日は8時間ほどのインターバルを空けている。今になって思い返すと、よくもまああの状況で勝ち点3をあげられたものだと感じる。

 この試合、セレッソにとっては不利な要素がたっぷりあった。足元の技巧に長けた選手を並べながら、前半は泥田のようなピッチでのプレーを余儀なくされ、後半は重馬場にスタミナを奪われ思うような動きが出来なかった。それでロスタイムにあった僅かなチャンスをモノにしたのだから大きい。なんにしても久々の勝利は素直に良いものだ。


 スタメンには嬉しい驚きがあった。全治2週間の診断を受けていた江添が脅威の回復で戦線復帰。羽田とラインを組むことになった。前線には香川が戻り、柿谷とのコンビで相手を崩すスタイル。

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 ところが当日は試合延期さえ考えられた悪天候。風こそ無いものの豪雨がピッチを濡らし、水捌けがいいはずのレベルファイブスタジアムも水か浮いていない部分の方が少ないという状況だった。これでは香川のドリブルも柿谷のサーカスのようなボールタッチも封印されたようなもの(それでも香川は一度シュートまでいい形を作っている。さすが)福岡のパワー溢れるプレーに後手を踏む格好になった。ロングボールを小松に預け、こぼれ球を古橋、香川、柿谷に託すスタイルにしたのは攻撃の効率化よりも守備リスクを減らしたいという意図のほうが強かったろう。ただし小松は長身ながら福岡の大久保のような純粋なポストプレーヤーではない。シュート数は両軍僅かながら大勢は天候に見合ったスタイルで入った福岡だった。

 これを何とか防いだのはGK相澤の働きが大きい。この試合のマンオブザマッチは彼にこそ相応しい。前半最大のピンチとなった大久保からの折り返しもかろうじて防ぎきり、ここ何節か続いた先制点を奪われ疲弊する流れを断ち切っている。詰めの部分で慎重になりすぎた福岡の攻めにも助けられ、前半は0-0、後半に望みを繋げられた。


 後半になると雨足も弱まり、ピッチの水も相当はけた。ボールも水溜りで留まるような事も無くなり、セレッソが本来得意とするパスとドリブルが流れるようなサッカーを展開できた。柿谷、香川が相手をいなし、細かいパスで相手を崩す、アレーがドリブルで持ち上がる(アレーのドリブルは賛否あるところだが今日に限ればシュートで終われたので良しとしたい)柳沢、尾亦がサイドをえぐる。香川の惜しいシュートはすんででクリア、小松のそれは福岡キーパー神山の素晴らしいセーブで防がれた。

 それでも前半の疲労が祟り、十重二十重という重厚な攻めが出来ない。逆に肝を潰すような逆襲も多々。久藤のクロスから一度、久藤自身のボレーで一度、中村北斗から一度、度重なる失点の危機も今日当っていた相澤の好守に救われる。


 ところで試合後の各選手のコメントを見ていると、流れからの攻めもさることながら、セットプレーにも神経を割いていたことがうかがえるのだが、シュート数では12対11とほぼ互角だった両者ながら、セットプレー数は福岡18に対してセレッソ31と差がついている。この差が結局試合の趨勢を決した差だったのだろうか。得点シーンでは古橋はどれ程不調でもセレッソの攻撃の核の一つであり、二人といない貴重なプレスキッカーである事を思い知らされた。

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 さて、甲府が山形を下した為、再び自動昇格権の2位に浮上したセレッソ、水曜には好調な草津を長居に迎える。これに勝てればもう一度流れに乗れるかも知れない。消耗戦から中3日というのは厳しいが、これがJ2だ。
posted by 西中島南方 at 01:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sat 21 Jun 2008

アキバの事件の話。

 今日は夜10時からNHKスペシャルを観ておりました。正直犯罪者の肩持つのはどうかなと思うのですが、犯人の事件を起こした時の精神状態とか、どうして秋葉原だったのかとか、いろいろと判ったような気になっています。

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 非正規雇用の経験や長期間の転職活動の経験の無い方には実感がわかないかも知れないですが「明日をも知れぬ」日々を過ごすのって精神的にかなり滅入ります。世の中から認められていないのではないかとか、自分は考えているよりずっとちっぽけな存在なのかとか、雑念が頭の中を満たしていくもんです。この事件のキーワードである「孤独」というのは、単純に友人がいないという孤独と、世間から切り離されているという孤独、この二つの孤独のことを指していたんではないでしょうか。

 そういう時に一番頼りになるのは同じような境遇の友人や家族の存在です。この二つの孤独を忘れさせてくれる存在。

 私も若い頃1年間無職になっていた時期があって(日韓ワールドカップの年です)その時は掲示板で知り合った同じような身の上の仲間達と、いつかは笑えるようになるさ、自分が頑張っているのは俺達が認めるよと助け合っていました、それは救いになりましたよ。そういうことがあったからか、その頃の知り合いはほぼ全員定職にあり付けて、それなりの人生を送っています。

 でももしその時仲間に出会えなかったら、ゾッとしますね。孤独に耐えながら仕事を探して、面接でチンチンにやられて、不採用通知の山が出来て、また落ち込んで、自己否定して…。幸か不幸か私の場合は病気になって、行動力とか全部そげていたんで、何も起こす気にはなれませんでしたが、精神状態は相当酷くなっていたでしょうね。


 それから、なぜ事件を起こす必要があったのか、なぜ場所が秋葉原だったのか。考え付く理由は二つです。

 まず事件を起こす必要性。これは悪く言うなら自己顕示欲というか、とにかくどんな方法でも構わないので、話題にのぼる程度で構わないから、今まで迫害され、輪に入れてもらえなかった何気ない、幸せな大多数の人々と関係を築きたかったからではと思っています。

 例えばこの事件が無ければ、彼は大多数の人間に相手にされず、そのくせ貧乏くじばかり引かされて、明日さえ定まらぬ派遣工として一生を終えていたでしょう。そうして踏み台役を続けるのは我慢できなかった。

 だから例えば今彼に「世間で話題に上っている」と言ったり、友人の死を悼み献花する人々の映像を観ても喜ぶだけでしょう。例え憎しみの感情であっても、多くの人が彼に注視している、その実感を得られるのですから。


 秋葉原だったのにも理由があったんだと思います。アキバというのはオタクの聖地なわけで、いろんな欲求を満たすアイテムやグッズがあちこちにあり、そこをお金も友人もいる人達が楽しそうに闊歩しているわけです。アニメ好きの彼にしてみればアキバとそこに行き来する人達は自分が考える最も幸せな場所とその住人だった、自分と同じ趣味思考を持っていながら正反対に何もかも恵まれた人たちを、彼は何のコンプレックスも無く見ることができたでしょうか。だから殺したんです、壊したんです。最も近しく、それでいて遠い場所であるアキバを、好いている分と同じ程、ひょっとしたらそれ以上に憎んでいたかと思います。


 まあ素人の与太分析なんで、あっていないところの方が多いでしょうけれど、私にはなんとなく彼がどう考え、行動したのか、なんとなく判る気がするんです。なにしろ電波系ですからねぇ…。
posted by 西中島南方 at 00:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Fri 20 Jun 2008

長居に根付く。

 梅雨なんで仕方ないんですが、雨ばっかりで憂鬱ですね。最後の晴れ間が一昨日水曜、来週はずっと雨みたいです。

 私はカメラ好きですが、梅雨の湿気はレンズにとって大敵ですし(レンズの中にカビが生えたりするんだ!)自然光でしか撮らないのでこういう時期はたまらんのです。

 こういう天気が続くのはちょっと前から判っていたので、水曜日には阿以栄さんでメニューの写真撮影していました。

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 長居という土地柄なのか、今のメニューを見て頂ける方が少ないそうで、もっとみんなの目に飛び込むメニューを作りたいという店長さんのリクエストがありました。あんなにカレーをひたすら撮ったのは生まれて初めてだったんですが、結構いい写真が撮れていたので、あとはデザインです。

 こういうサポとホームタウンの接し方って特異だとは思うんですが、長居に住まれていたり、そこで商売をされている方が、セレッソによってなんらかのプラスを得てほしいと、私は考えています。試合の前にどこかで飲み物を買ったり、試合後にどこかに繰り出したり、はたまたたまたま通ったときに馴染みのお店に行ったり。ちょっとしたことではありますが、大事なことです。そういう人が何百人、何千人となれば、すごいことですよね。


 私は私の出来ること、皆は皆が出来ること。セレッソの為に何が出来るか考えましょう。
posted by 西中島南方 at 12:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Wed 18 Jun 2008

阿以栄さんのサイト作ってる間に浦島太郎だよ。

 最近更新が滞っております。というのも阿以栄さんのサイトをうんうん唸りながら作っていたからでありんすが、ようやっとできました。たった5ページになに苦労しとるんだか。

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 でもcssでデザインすると「あと5ピクセル幅を増やしたいな」とか、ちょっとしたデザインの手直しが楽チンでいいっすね。


 それでこのことを昨日記事にしようと思っていたんですが、セレッソにもいろいろ動きがあった模様…。乾君のレンタル加入ですか。乾君というとどうしても



 この強烈なゴールが記憶から離れませんよ。左サイドで展開している時に右サイドの長い距離を走って、ボールをうけるとそのままドリブルでゴール前、ヒールで流す選手が乾君です。右サイドをドリブルで侵食出来るのはいい感じだなぁ。ドリブルだけと言われているけれど、どれか一つでもストロングポイントがあるのはいいことです。


 あと「セレッソの日。」な。今は怪我人続出中だけれど7/20なら江添は帰ってきてるか。前田は微妙?以前は某氏が「選手に怪我はさせられないから」と発言して物議をかもしたものですが、今年はこのセリフ、サポーター側から出そうですよ。夏の暑い盛りだし無理な選手は休養してほしいのは、私だけかなぁ…。みんな無理しないでくださーい!
posted by 西中島南方 at 12:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする