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Mon 31 Mar 2008

マイノリティ、マジョリテイ

今仕事がおわって帰るところなんだけれど、備忘録代わりのエントリ。

打ち合わせがあってとある住宅地の駅に7時に待ち合わせてた。

そうしたらその小さな駅の改札が人でごった返してるのな。みんなきっちりスーツ着てて勤め人ぽいし。普通の人ってこれくらいの時間に帰ってるのかってびっくりした。10時に打ち合わせが終わってまた駅に行ったら閑散としててスーツ姿の人はほとんど一杯ひっかけてた。これってなんなんだろう。どうやったらそういう仕事が出来るんだろう。とんでもなく不思議な気分だ。なんかスゴいモヤモヤした感じだ。まあ、そういうもんと割り切ろうか…。
posted by 西中島南方 at 22:19 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sun 30 Mar 2008

試合のある日だけバカになります。

 FC岐阜のサポーターはJ一年生とは思えない様子でした。ダンマクは少なめでしたがズームで撮ってバカウケしたのはこのゲーフラ。

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 言わずもがな「世界のナベアツ」のネタでございます。しかしセレッソには「試合のある日だけバカになる」ブロガーが約一名おりまして、そのバカ度の差が試合の趨勢に影響を与えたかもしれないのです。いや、ウソです。

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 まずは今シーズン初の阿以栄さんです。試合開始が1時とかだとお昼を食べていては開始3時間前の事前搬入に間に合わないのです…。久しぶりの阿以栄は少しセレッソ化が進行していて、何気なく居心地が良い空間になっていました。またお邪魔します。カツカレーの縁起担ぎも成功したしね。


 そしてスタin!まずお邪魔するのは以前何も買えなかったM2PLANT様のブースでございます。こちらのブログはもはや「スーツメーカーの方によるセレッソブログ」と化しています、その心意気やよし!という事で、せめてネクタイを購入させて頂きました。

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 でもM2PLANTさんて社員さんみんな男前ですよね。紳士服を売る人は真摯な紳士でないといけないのですね…。私には無理だ。ネクタイは「勝負ネクタイ」として使わせていただきます。ありがとうございます。


 もう一社、こちらはえある様可愛いおねえさんにティッシュを頂いてみたり…。

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 とかしていたらロビー先生がLobby's Tailsの皆さんをつれてやって来ました!!

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 一緒にUさん(某所でとても有名人)も来ました。Uさんハイテンションです。嫌な予感が…。

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 はい、このような有様です。Lobby's Tailsのみなさんはこのような中年男にも分け隔てなく優しく接していただけます、写真も全然OKです。ちなみに

「どうせ撮るんやったら西中島さんあいだ入りーや」

 と提案したのはUさんで、

『Lobby's Tails、腕を組むのだ(心の声)』

 と提案したのはロビー先生です。家内には正直に謝りました。家庭は円満です。ブログは荒れています。荒らしているのは私自身です。

 この様子を声出し隊の皆さんに話すとバカ笑いされまして、まあそれだけでも大阪人として喜ぶべきかなと思っています。ついでにブログにも晒します。ノーガード人生です。望月さーん!西中島はこんなにバカでーす(私信)


 そんな話をしていると大先生登場

「貴様ら何をしておる!ホーム側S席のウラに牛スジ煮込み屋が出来ておる!行くぞ!!」

 と、有力情報をゲット、早速私、大先生、Sさんの3人で牛スジ煮込み屋さんにゴーです。

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 この煮込み、かなり美味いです。冗談抜きで次節売り切れ必死の一品、お酒とこれでオッチャンは十分いけます。ご飯だけ用意してぶっ掛けても多分すごくいけますよ。


 ちなみに2ちゃんねらさんのご指摘の通り串カツは肉100%にグレードアップしてお値段据え置きで復活していました。

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 関係者の皆さんゴメンナサイ、でもカツがあって良かった!!


 とまあ、試合開始までかなりバカやっているわけですが、試合中も写真撮りながら指笛を吹き、コールしています。どれかに絞れっての。
posted by 西中島南方 at 22:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sat 29 Mar 2008

J2第5節 C大阪1VS0岐阜 得たものは結果だけ。

 収穫のまるでない試合だった。ただ結果だけがついてきてくれた。これを幸運と喜べばいいのか、それともこのままならいつか必ず来るであろう破綻を恐れるべきなのか。


 スタメンに香川の名前があった。東京での代表戦から中一日、短時間とはいえ試合出場していた選手がどれだけ動けるのか。

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 そんなちっぽけな悩みは、まだ10代の司令塔には無用だったようだ。前半から香川のドリブルはいつもどおりの切れ味だった。

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 ただし尾亦の抜けた穴は大きく、左サイドからの攻撃が機能する場面は少なかった。丹羽が攻守のバランスを取るようにしていたのも重なって攻めに迫力がない。

 そもそもで言うならば今のセレッソの攻撃にはまるで迫力がない。カレカも少しずつ良くなっているが、それは競り合いにボール2個分ずれていたのが1個分になりましたとか、シュートがミートするようになりました(ただし枠外)という程度で、一人DFがケアしただけでとたんに精度が鈍る。5試合待ってみたがもう少しの辛抱なのだろうか。古橋にも元気がなくフィニッシュまで持っていけない。

 これはしばらく0-0で行くかと思っていた前半12分、またしても読みは外れた。均衡を崩したのは右サイド、柳沢と酒本。スローインからの何気ないリスタート、相手の気の緩みをしっかり突いて酒本が角度の無い位置からキッチリゴール。少ないチャンスをものにした。

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 ただ岐阜はチームとしてよくまとまっていた。失点しても慌てず騒がず自らのスタイルを崩さなかった。これも苦戦の理由の一つだ。コンパクトな2ラインが高い位置で保持され、確実に多対一の状況を作り出すというコンセプトに見事にはまったセレッソは、攻め手がまるで見つからない。個の力で差があったとしても、これだけしっかりとチームがチームとしての体裁を保っているとどうにもならない。酒本、アレー、ジェルマーノ、香川のラインで誰かが二人まとめて抜くぐらいの状況変化が起きないとチャンスは生まれない。裏を突く長めのパスは相手GK日野の素晴らしい飛び出しで封じられた。そういうわけで前半はリードしてはいたが主導権は岐阜が握ったままという状態だった。


 後半になるとそれに加えてここ何試合かで起こっていたチーム全体の運動量低下が生じ、試合の流れがまるで判らなくなった。相澤はファインセーブもあったが飛び出しの判断ミスも2回あった。他の選手もギリギリで持ちこたえている印象。岐阜の攻めに正確性があったなら、少なくとも片桐程の選手がもう一人いたなら、試合の結果自体も判らなかった。

 この運動量低下を打破すべく、香川の良き相棒柿谷が投入された。

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 柿谷が入ると香川のプレーエリアが右側にまで広がっていく、とにかく二人で何とかしようという意思が見て取れた。それで実際相手が崩せるのだから凄いものだ。

 ただしこの「蜜月」は長くは続かなかった。10分後クルピ監督が守備を固める決断をした為だ。カレカを退かせて江添を投入、CBは江添、前田で組み、アンカーとして羽田が一列上がる。前線は左からフラットに香川、古橋、柿谷。両翼が大きく開く4-3-3のスタイルになった。

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 これが「効いた」のかそうでないのか、判断しかねる部分がある。確かに相手の攻撃を0に押さえ込んだ、それは事実だ。しかし実際は前3枚と中盤3枚の間にだだっ広いスペースが生まれ、そこが岐阜の攻撃の起点になっていた。4-3-2-1、4-3-1-2のように間に選手がいればまだ違っていただろうが、前がフラットな状態ではチームが機能していなかったように思える。良いプレーをしていた柿谷と香川の間は60メートルくらい広がっていて、コンビネーションどころではなくなっていた。緊迫した場面でいかに逃げ切るか、これは今後甲府、広島と続く元J1チーム2連戦までに修正しなくてはいけない課題だろう。


 勝つには勝った。それは喜ばなくてはいけない。ただし書き出しでも綴ったとおり、このままのパフォーマンスではいつか頭打ちになる。選手を変えるのか、システムを変えるのか、それとも戦い方を変えるのか。何れにせよ宿題が大量に出た試合だった。

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posted by 西中島南方 at 23:57 | Comment(1) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2ちゃんスゴス

080329_1418~0001.jpgちゃんとネクタイかったよ〜。

しかし見てる人は見てるのね、変な事できんわwww
posted by 西中島南方 at 14:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Thu 27 Mar 2008

私も一本いるようになるかもね〜。

 はい、またまた仙台戦でございます。明日は岐阜戦だっつーのになー。

 仙台戦、スタにはいってビックリされた方も多かったのでは?

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 なんといっても社長と事業部部長がお出迎えですから。これ以上のサプライズはなかったなぁ。

 で、試合日のお楽しみ、スタグルメです。この日はデカモリラーメン。

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 うん、こんなに美味しそうに撮れたのは私だけだろう(笑 デカモリの名に恥じない大盛りラーメンでした。コショウたっぷりめで食すべし。

 ラーメンで腹を満たし、満足しながらゴール裏をぶらぶらしていると忙しそうなナイスガイがいるではないですか。

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 伺うとあのセレッソスポンサーというかサポーター企業でございますM2PLANT様の社員さんでした。オフィシャルスーツやネクタイを販売中とのこと。頑張ってましたよこの人!M2PLANTの社長さん評価してください!!

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 勢いに押されて私服勤務なのにスーツのご案内を頂いてしまいました。まあ要るかもしらないし…。ハイ。

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 ネクタイは純粋に欲しかった。フトコロが寂しくなかったら買ってた。ていうか次買うぞ、これは。


 とまあ、長居スタジアムはいろいろと楽しい空間でございます。是非是非ご観戦に来てください!!
posted by 西中島南方 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

他サポが香川香川とうるさい。

セレッソ大阪(400)@カレカに花を咲かせましょう

288 :U-名無しさん :2008/03/27(木) 20:43:04 ID:+uNMGMNl0
香川くるよ〜〜〜


289 :U-名無しさん :2008/03/27(木) 20:43:25 ID:L916zi2yO
香川くるぞ


290 :U-名無しさん :2008/03/27(木) 20:43:28 ID:BDXa7Zku0
香川キタ――(゚∀゚)――!!


291 :U-名無しさん :2008/03/27(木) 20:43:37 ID:3ecG6Udz0
しんちゃん キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!



292 :U-名無しさん :2008/03/27(木) 20:43:57 ID:vye/r3Le0
シンジキタ━(゚∀・)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(_゚_)━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!!
以下試合後のセレスレ
posted by 西中島南方 at 23:12 | Comment(1) | TrackBack(0) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

さようなら「名物」

 今日は久しぶりに忙しくなって、というかエンジンがかかったので帰宅は少し遅めだったりします。ネタも仙台戦のと、ちと古め。でも扱わないわけにはいかない大事なオハナシ。代表より大事かといわれると小恥ずかしいのですが。


 ご存知の通り、2年前まで長居スタジアムはガスの火が使えませんでした。温かい食べ物といったらカップめんくらいで、飲み物はコーヒー程度、それもポットのお湯ですぐにぬるくなってしまって、セレッソってクラブはスタジアムグルメでは文句なしにJ最低レベルのチームだったわけです。

 そんな中で「串カツ」の存在は大きかった。普通の串カツよりでかくて腹持ちもいいし、保温機に入ってるからとりあえず温かい。夏なら夏でこれとビールなら体裁がついた。火が使えるようになって、焼き物系が台頭してくるまでの間、串カツは間違いなくスタグルメのエースでした。


 この愛すべき串カツ、実は仙台戦が最後だったんです。

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 この人がそれに最初に気がついて「最後らしいよ」と、私も売店のお兄さんに聞くと「今日最後なんスヨ」とのこと、いや寂しいな。


 最後に食べた串カツは、ソースをつけすぎていたからか、少ししょっぱい味がしました。

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 ああ、日本負けちまいやがんの、代表もしょっぱいなぁ…。
posted by 西中島南方 at 01:19 | Comment(2) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Tue 25 Mar 2008

ブレット・バトラーの話をしよう。

 今日はとても悪いことと良いことがあって、トータルで見るとどんな一日だったか評価し辛い。良い事のほうが若干勝っていると信じたいけれど…。まあどうでもいいや。


 人生というのは、32年間しか生きていない私からしても、とても奥深いものだと思う。

 ゲームとかなら失敗すればリセットすればいい(それは「ゲーム脳」的発想と言われるかもしれないけれど、ルール違反ではないのだからそういう思考をする人がいても当たり前なのでは?)でも人生は違う。失敗したと思ってもそこからやり直さなきゃならない。

 私もご他聞に漏れず、というか人一倍失敗しまくる。今日だってそうだったし。挫折もしこたま味わった。悪運は強いほうだけれど、不運だったことも多々ある。

 そういうデカイ失敗や挫折、不運を味わった時、私は一人の野球選手のことを思い出す。それが、ブレット・バトラー。


 ブレット・バトラーは足が速く、ミートも上手で、選球眼もピカイチ。人間としてもリーダーシップがとれる、皆からの信頼の厚いナイスガイで、おまけにハンサムだ。肩が少し弱かった以外に欠点らしい欠点は何もない。

 そんなブレットも最初からパーフェクトな選手だったわけではない。若い時にはマイナーリーグでプレーしていた。その頃を振り返って、ブレットはこんな話をしている。

「マイナーに落ちた時は、それはとても落ち込んで辛かったけれど、その時があったからこそ今の自分があるのだと、今では神様に感謝している。家内ともマイナー生活の時に知り合ったから、もしあの時期がなければ幸せな家庭が築けていなかったかもしれないしね」


 挫折や失敗から何かを学んで、そこからもう一回り大きな自分になる。それって何度ゲームをロールプレイングしても出来ない体験だ。人生はだからこそ素晴らしい。


 失敗する度、挫折する度、不運を感じる度、私はブレットの話を思い出す。神様は信じていないけれど、ブレットのシェアなバッティングは信じている。失敗や挫折や不運は、辛いことだけれど、自分を生かす素晴らしい転機にもなるんだ。


 日曜日、私が愛しているチームの、足が速く、クロスが上手で、おまけにハンサムなサイドバックが、とても不運な怪我をしてしまった。それはとても残念なことで、今はただ少しでも早く回復してくれる事を願う他はない。ただ再びピッチに立った時には、私が大好きなブレット・バトラーのように、一回り大きくなって帰ってきてほしい。

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CEREZO OFFICIAL

尾亦弘友希選手の負傷について

3月23日(日)に行われたJ2リーグ第4節vsベガルタ仙台戦で負傷した尾亦弘友希選手の診断結果について下記の通りお知らせ致します。


■診断結果: 右大腿部筋損傷 

■全治: 全治6週間
posted by 西中島南方 at 23:36 | Comment(1) | TrackBack(0) | その他スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mon 24 Mar 2008

J2第4節 C大阪2VS1仙台 ヒダリ。

 内容のいい試合(鳥栖戦)には勝てなくて、内容がしょっぱい試合に勝てるというのは、なんともいえず不思議な感じだ。ただ今日のブラジリアンによるファインゴールは、後々になって効いてくるだろう。これは大きい。

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 先発は前節と同じ、しかし開幕時と比べるとシステムが随分と変わった。

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 まず目に付いたのがポストプレー。正直カレカのハイボールへの競り合いは「捨て」にしている節がある。無理に短所を伸ばそうとするのではなく、そこを別の方法から補おうということだ。

 具体的に言うとカレカが競り合いに入ると古橋が少し下がり、一時的に4-5-1っぽくなる。中盤に厚みを持たせてセカンドボールを狙っているようだ。

 そしてボールが入るとFWはサイドに開き、香川、酒本は気持ち中に絞る。そうしてSBが上がるスペースを作り攻撃の効率化を図っているようだ。

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 前半に関して言えばこれは当っていた。怖い場面はほぼ無かった。仙台のチーム状態があまり良くないのも因子の一つだが、それにしてもよく機能していた。あれでカレカのトラップがもう少し上手かったら、より素晴らしいものになっていたかも知れないのだけれど、それは今後の課題。

 もう一ついい事が。最近メキメキと精度を上げていたアレーのシュートが遂に決まった。それも左足でだ。決して簡単ではないシュートだったが、ベストのコースに決まってくれた。

 香川、酒本だけでなく、中盤全体に攻撃の意識が出てくるのはいいこと。特にアレーに関しては「後は結果だけ」という状態だったのでひときわ嬉しい。これで攻撃にもう一つバリエーションがついた。

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 中盤がキチンとしていればDFラインにも余裕が生まれる。そういうわけで前半はスコア以上に押していた感がある。


 問題は後半。前半あれほど攻めていたのに決めきれず、少しずつ運動量が落ち始めていた。セカンドボールを拾われる場面が増え、相手の動きについていけないシーンも散見された。

 レヴィークルピはフレッシュな選手の投入でこの問題を解決しようとした。カレカに代わって柿谷、柳沢に代わって丹羽。2枚同時に投入。

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 柿谷は本職であるFWでそれなりにプレーが出来ていたが、試合の場面場面で何をするべきか、まだ少し迷いがあるように見えた。守備ももう少しチェイシングしていればバックも楽なのだが…。いま一人、丹羽は与えられた最低限の仕事をしっかりこなしてくれていた。ザックリと言うと守備に関する意識づけを申し付かっていたことと思うが、危なげなく職務を全うしている。


 しかし「これでいけるだろう」という空気が、一瞬の隙を生んでしまった。セットプレーからの失点で同点に。

 この失点に関しては、防ごうと思えば防げた失点だった。セレッソはコーナーの際、他チームのように人につくのではなくスペースを埋めるように人を配する。その時相手の誰かが入ってくるなどといったコーチングをすれば、守備が守備として機能するのだが、現時点での相澤は残念ながらそのタイプのキーパーではない。


 その後気おされたセレッソはペースを奪われ、間延びし始めたボランチとDFラインの間のスペースを散々使われるようになった。

 対処として送り出したのはFWの森島康。彼が前線で時間を作ることで中盤以降の負担を減らす意図があったと思われる。

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 森島康はキチンと意図を読み取っていたが、少し動きに精彩を欠いていた。心身のバランスが良ければもう少し出来るプレーヤーなのだけれど…。


 この防戦一方のセレッソを救ったのはまたしてもブラジリアンのジェルマーノ。数少ないチャンス(それとて決定的とは言えないシロモノ)をモノにする素晴らしいミドルをネットに突き刺した。

 しかしこの得点に至る過程の中で尾亦が痛みプレー続行が不可能な状態に。セレッソはこの虎の子の1点を10人で死守することになった。布陣の変化は下記の通り。

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 こうなると仙台も死に物狂いで攻め立てる。相澤の敏捷性がなければ結果は違っていたかもしれない、それ程の猛攻。セレッソも老獪なボールキープが出来れば楽にホイッスルを聞けたかもしれないが、柿谷、香川は明らかに功を狙っていた。まだまだ甘いということか。


 それにしてもサッカーは結果が全て。どんなに不恰好でも勝てば問題ない。その意味でこの試合は意義のあるものだった。2勝2敗と1勝1分2敗、若しくは1勝3敗では天と地ほどの違いがある。まずはガムシャラに戦いこの結果を残した選手の労を労うべきだろう。

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posted by 西中島南方 at 00:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sat 22 Mar 2008

仙台より先に…。

 仙台がどうのこうの言う前に、まず戦える準備をしなくてはいけないわけで、それが出来て初めて試合というものになるんだと、私は思うのですよ。

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 まあ生来のオポチュニストなので鳥栖戦で何かつかんできたかなという気がしているんですけれどもね。

 ただ今のシステムだとやっぱりバランス悪いすわ。

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 セレッソの伝統というか、まずトップ、去年なら森島康や小松が体はって橋頭堡を作るというのが、攻撃の基礎になってた。それを今年はカレカがやらないといけなかったんだけれど、第一節、第二節を見る限りカレカはそういう仕事は出来ないと。

 じゃあカレカはクソ外人なのかというと、そう断言するのにためらいがある。去年あれだけビビらされたFWがこんなもんかと。

 で、思い起こしてみると、カレカがいい動きをする時というのはゴールに向かっている時。後ろから、横からいいボールが入って俺が決めるぞ!という時なんだね。

 ここで選択肢が二つできた。去年までのサッカーをする為にスタイルを2007バージョンに戻してカレカの使い方を変えるのか(個人的には古橋のバックアップなんじゃなかろうかと…)それとも2008年スタイルのセレッソを作るのか。


 どっちもそれなりに距離があると思う。ただ07スタイルは確実に分析されているわけで、去年のような劇的な変化は望めない。なら08スタイル、FWのボールキープへの依存度を減らした戦い方を模索したほうが、急がば回れじゃないけれど、いい結果が出るのでは。

 その為には1.5列目(古橋)だけではなくて、2列目、3列目、MF全員にゲームメイクの意識がないといけない。結構ツライと思うけれど、完成すればいいチームになるんじゃない?

 幸いに今酒本がいい。アレーのシュートもそろそろ決まるだろというところまでいっている。香川の復調(今の香川は不調、というのは言いすぎか?)とジェルマーノのセルフコントロールが効きだせばいい。そこまで4人が揃うか?というところにさっきの「結構ツライ」がかかるのだけれど、他のチームがやるよりは、セレッソのほうが可能性がある。そういう自信はある。


 まあ監督や評論家じゃあるまいに、御託並べたって仕方が無いか。明日はデカモリ らーめん食って精一杯応援して、願う。サポーターとして出来ることを出来る限りするだけ。それだけ。
posted by 西中島南方 at 22:19 | Comment(1) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする