興味深いのは、同じカメラで同じレンズで同じセッティングにしても、撮る人によって出来てくる写真の傾向が全く違うところ。
例えば私は空とかコンクリートとか鉄骨の無骨な感じが好きで、見返してみるとかなりカクカクした稜線が目立つのですが、家内は植物が好きなので、何をどうしても柔らかな写真になる。娘に貸すととにかく好きなもの、興味を持ったものを娘の視点から撮るので、私や家内がひっくり返っても撮れないアングルの面白写真が生まれる。どれも優劣がつけられないというか、バラバラ。
でもこれは楽しい誤算というか、いいですよ。家の中で家族3人もちまわって写真を撮って、パソコンで並べてみて、ゲラゲラ笑って、それで一日が過ぎるくらい。
私がちょっとだけ有名になってしまったのも、元はといえば一枚の写真からでした。どんな写真だったか思い出すのもなんですが。次にもっと有名になる時は、いい写真をきっかけにしたいですね。