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O lunatico amou futebol RSS(新しいブログはこちらから)

Tue 15 May 2007

西中島がプロライターになった件。

 うわぁ、カウンターグルグルまわってますなぁ。サポティスタさんですか。なんであそこウチだけ「O lunatic amou no football」じゃなくて「西中島南方」なんだろう。どうでもいいけれど。


 さてさてタイトルの件、ウソではございません。最近某所でスポーツの記事を書いています。と言ってもサッカーではないんですが。家内に申しますと「西中島南方って名前が載るの?」と言われましたが、本名で載ってます。なので多分見つからないでしょう。文体は変わっていないので、ひょっとしたらひょっとしますけれど、その時は確認せずにスルーして下さい。


 全く知らないスポーツの世界に足を踏み込み、空気に触れ、記事を書くというのは、自分自身にとって、とても有意義に感じます。今まではサッカーか、そうでないか、だけの世界だったのが、ぐっと視野が広がった感じです。

 そのスポーツはマイナーで、あまり人気も無いそうです。正直厳しいらしい。何せ文章を書く早さだけで、私に白羽の矢が立つくらいですから、推して知るべしです。

 それでも努力して、汗を流し、頑張っている人が沢山いる。それって凄いなと思います。実際スポーツとして面白いんで、出来れば宣伝したいくらいなんですが。


 今のサッカー界、まだ恵まれていますよ。6000人の観客が「少ない」と思われる。普通のマイナー競技だったら、年に一度でもそんなに人来ないですもん。

 ただ、それにあぐらをかいていたら、確実に潰れますよ。リーグ丸ごとは無くても、セレッソが第二のフリューゲルスになる可能性なんて、十分にある。それってサポーターにとっちゃ死活問題でしょ。だからこころざしある人は、出来る限り(お金でも手間隙でも)チームが良くなるよう、努力しましょう。

 確かにサポーター間でも軋轢はあります。ただあの人を下ろさないとそろそろ本当にヤバイ状態になるって、判るでしょ。その点で一致するなら、どちらを立てるとか、ポリシーの差みたいなものは一時どけて、まずそこから始めましょうよ。


 勤めている会社のご好意で、19日空ける事が出来ました。サポミ行きます。泥仕合になるのは承知です。でもやっぱりセレッソが私のベースになっているのに変わりは無いし、無くなったら何も出来なくなるんで。ということであんな感じに暴れるかもですが、よろしくお願いします。
posted by 西中島南方 at 13:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

300本の怒れる桜。

 日曜の昼下がり、長居球技場会議室の外からは、休日の公園を散策する家族連れや、ダンスやリフティングに興じる人達が見てとれた。一方会議室の中を見やると、まるで彼らに幸せを奪われたかのような、厳しい表情のセレッソサポーター達、200人はいただろうか。あまりのコントラストに、私達が腹立たしく思っていること、これからセレッソが、少しでも良くなっていくために、何をすべきか悩んでいることが、少しちっぽけなもののように感じた。

 でも、それでも、私は(そして大多数のセレサポ)は、何にも増してチームを愛しているし、その為に何をすべきか、考えずにはいられない。

 何があるのか判らないまま、ただ前日にネットで「来い」と言われただけで、決して狭くは無い会議室がすし詰めになったのは、それほど今この状態が不味いものだと、多くの人間が感じている、その何よりの証拠だろう。

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 しかし今のフロントは、サポーターと比べて、あまりに危機感が無さ過ぎる。やる事なす事、すべてが真摯ではなく、どうすれば適当にお客をあしらえるのか、程度にしか考えていないかのようだ。

 時間の12時30分。会議室にやって来たのは、社長ではなく、まだ若さの残るマネージャーだった。何を問いただしても「判らない」「発言できない」の一点張りで、まるで要領を得ない。最後になってようやく社長に談判する事を約束したが、あまりにフラストレーションの溜まる二時間だった。中座した人もいたが、その人達を責める気になれない。

 これはマネージャー氏の能力不足だけが問題なのではない。こんな対応で十分だと感じたフロントトップの意識の方が、遥かに重病と言っていい。


 実はSBでは、この試合応援ボイコットを行うのかどうか、最後まで迷っていた。選手に罪は無い、などとは言えないけれども、選手だけが悪いわけではない。ならば応援を止める行為は筋違いではないかと。

 しかしこの応対で、正直「キレた」スタジアム外でどんな圧力をかけても、まるで効果が無い。それどころか溝が深まっていくだけだということがはっきりしたからだ。

 さすがに完全ボイコットは寂しいと、せめて選手のコールだけはする事になったが、この日のスタジアムは、SB以外も、明らかに異常だった。逆さに張られたダンマク、外された大旗、代わりに現れた様々なダンマク、ゲーフラ。

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 散発の応援、静かなはずなのに、トゲトゲしい雰囲気。まるでいつもの試合ではない。異様な空気がイレブンを萎縮させたのか、それともこれが実力なのか、0-1の敗戦に、ますますスタジアムは殺気を帯びてきた。

 そこに来て、社長のあの会見だ。社長にはせめてあんな有体の文章の棒読みだけはして欲しくなかった。しかし現実はアレだ。そこで流れは決まった。


 私は自宅に戻って仕事をしなくてはいけなかったが、ギリギリまでスタジアムにいた。皆の決死の覚悟を見て、じゃあ用事があるので、なんて軽く言えなかった。


 サポーターは連携し、スタジアムに5ヶ所ある出入り口を全て塞いだ。私はメインスタンド中央、あの降格が決まった試合の日、社長が紫煙を燻らせていた場所にいた。堂々と出てきて、キチンと自分の口で事情を説明するかも、という淡い期待というか、希望のようなものがあったからだ。

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 しかし私のいる間、社長はおろか、社員でさえ、サポーターの前に姿を現さなかった。タイムアップで自宅にもどった後暫くして、社長が裏門から脱出を図ったこと、見つかって急遽説明会を開いたが、相変わらずの答弁に終始したことを知った。そして、情けなくて、切なくなて、少し下を向いた。


 一晩経つと、スポーツ紙各紙がこぞってこの話題を取り上げていた。サンスポ大阪ニッカンデイリー面白おかしく書いているところばかりかと思ったけれど、かなり状況を把握して書かれたものもあって驚いた。ブログが更新もしていないのに凄いアクセス数なのにも驚いたけれど。


 この騒動は、クルピ(カルビだっけ?)が余程短期間で結果を出すか、フロントが血を流すかしなければ、暫く終わらないだろう。19日もこんな調子なら、長期化するかもしれない。

 しかしここで周囲からの批判を恐れたり、逆にストレスを発散するためだけの闘争を行ってはいけない。各自ビジョンは違うだろうが、セレッソの為に何ができるか、セレッソには何が必要なのかを忘れずに、長い騒動になることを覚悟しているべきだ。


 そしてそのノルマが達成されれば、速やかに、いつもの、牧歌的で、どうしようもないくらいのほほんとしたサポーターに戻ろう。正直三十路のおっさんにはキツイが、私もそれなりにはがんばらせてもらうつもりだ。
posted by 西中島南方 at 00:07 | Comment(3) | TrackBack(1) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする