左サイドバックに羽田が入るらしい、カルロスを一列上げるのには大賛成。カルロスの攻撃性が生きてくるのも勿論だけれど、これでアレーも攻撃的になるだろうから。
アレーを生で観ていて感じたのだけれど、ボールを奪ったり受けたりした時、まず真っ先にカルロスの位置を確認する。遠い異国で、他の選手とは満足なコミュニケーションが取れない現状を考えれば、当たり前といえば当たり前の話。2年前の前半も、ブルーノが奪って、ファビーニョが持って上がって、カルロスに渡すというシーンをさんざっぱら観ていたし。
そのアレーの視野が、サイドから前に向く。よりゴールに近づくプレーをする可能性が増えたというのは、いいことだ。
空いた左サイドバックに、センターバックタイプの羽田を入れたのはどうしてだろう。練習試合などでも阪田や丹羽を試したり、この位置に本職ではない選手を置いてテストしていた。
そもそもあまり適職がいないポジション(山崎とて本職は右サイドだったりストッパーなわけで)、苦肉の策なんだろうか。
などとずっと布陣を見ていたのだけれど、これは変則3バックっぽいなという気がしている。柳沢が上がれば残りの3人は右にずれるだろうし、森島寛は指示がなければタッチライン際より中のほうが好きだろうし…。もしこの形が機能しても、4バック完成とは言い難いかも。勿論機能しないよりはした方がマシなのだけれど。
攻撃に関してはトップ二人の約束事がどれだけ増えて、そして整理されているか。
苔口が流れてボールをサイドで受けて、そこで古橋(それから森島寛)がどう動くのか。カルロスと古橋がコンビネーションで左サイドを作って、そのとき苔口はどうしたらいいのか。そもそも二人の位置取りや関係はどうなのか。それすら出来ていなければ、ジャーンや斉藤は崩せないだろう。
とにかくあまりに仙台戦が不出来だったので、心配事も増えてきた。それをちゃんと払拭出来るのか。それがこの試合のキーポイント。