head

▲PAGE TOP

Blog Restart!
bn_hikkoshi.jpg
O lunatico amou futebol RSS(新しいブログはこちらから)

Fri 13 Oct 2006

大分戦前予想。

 どうやら塚田監督は森島寛、西澤、大久保、古橋、名波の同時期用を考えているとかいないとか、まあ本当にするとしても後半からとかになるのでしょうけれど、そうなるとこんな感じかな。

field-2006-10-14.gif


 江添が止め、河村が繋ぎ、名波が捌いて、残り全員が走るってイメージでいいのかな。名波がプレスのかからない位置まで下がるのは賛成で、河村の負担増は反対。うーん、難しいぞ。


 ポイントは復帰濃厚、ご当地熊本生まれの藤本ということで、異論は無いと思うけれど、どうか?攻守の要だし、左がゼ・カルロスになるにせよ、古橋になるにせよ、攻撃的に行く事が確定という状態で、右サイド、若しくは左ストッパーとしてどれだけ守備の負担を軽く出来るか。そしてセットプレーでは名波との「ホットライン」が復活するのか。


 それから、この試合、個人的に楽しみ、というか注目しているのが、相手大分のGK。西川が出られないということで、ヤツが来るとか。そう、ヤツが。

 私と家内がデート観戦した時に9点とられたヤツ。

 ポストとバーを自由自在に操るヤツ。

 不思議な踊りが踊れるヤツ。

 そして私と誕生日が2日しか違わない、あいつが、何の因果か、セレッソのシュートを防ぐために、ピッチに立つという。


 ジルマール程頑張ってほしかったとは言わないけれど、彼がもう少し頑張っていたら、セレッソとセレサポが流した涙の量は、もう少し少なかったかも知れない。

 別にそれで彼を憎んではいないけれど、こういう状況になって、少し違和感を感じてはいる。守るべきゴールの前には2年前までガンバのユニを着ていたキーパーが立ち、奪うべきゴールの前に彼がいる。何か間違えてしまいそうでね…。


 いろんな意味で楽しみな試合なのだけれど、今の位置を考えていたら、そう気楽には観られない。複雑ですよ。本当に。
posted by 西中島南方 at 11:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Thu 12 Oct 2006

ええい大分はいい。セレッソを映せセレッソを!

 備忘ブログさんところでも触れられていますが、次節の大分戦は熊本開催の上に地上波はおろかCSでさえライブ中継が無く、J's GOAL TVプレミアムのネット中継が唯一のライブ配信となります。

 こういう時に、「フーン、ネット中継なんだ」程度のリアクションで済んでいる人は、達観した方か、あたらしもの好きか、若い人の何れかでしょう。達観もせず、旧態全とし、歳ばかりくったおっさんに、いきなり「ネット中継ですよ」と言われても困るのですよ。ああ、随分前から告知は有りましたから、それに目を通さなかったのも悪いんですが。


 んで、早速では有りますが、このネット中継というやつを、一つ観てやろうと、こう思ったわけです。こういう切り出し方からしておっさんなんだよな。


 実はネット中継を観るのは今回が初めてではありませんで(早く言えよ)、2年前に柏と福岡がやった入れ替え戦の時の、いわばプロトタイプの配信は観ておりました。

 実際に体感された方は覚えていらっしゃると思うのですが、あれはとにかく酷かった。まず繋がらない。「バッファ中○○%」の数字が増えたり減ったり、減ったり減ったり途切れたり、とにかくなかなか100%にならない。辛抱に辛抱を重ね、ようやっと動画が始まると次にNTTの宣伝が始まる。んなものは観たくない、スタジアムを映せスタジアムを!とアムロの親父よろしくモニターをバンバンやる。するとまたバッファ中に立ち戻る。

テム・レイ.JPG


 ようやく繋がったかと思っても、油断は出来ない。ひたすらカクカク紙芝居が続くのですよ、これが。なんとなくサイドの選手が駆け上がっているのは判るけれど、ボールが足についているのか、それともフリーランなのかさえ判らない。あれ?今センタリングしたっぽいな。どうなった?と思うとそのまま画面がが固まったり。んでまたモニターをバンバンと…。


 まあ、こんなわけでネット中継というものにあまりいい印象は無いわけですが、お試し動画を観る限り、そんな酷いクオリティではなさそうな印象。ならばもう一度騙される覚悟で観てみようという気になったのです。


 さて、思い立ったはいいものの、どうやれば観られるのか。まず「SHOW TIME」というところの会員になり、さらに試合を観る権利(PPVというやつですな)を買わなくてはいけない。そう、「買わなくてはいけない」のです。楽天グループに金を払わんといかんと、神戸も年間22億も赤字ではたいへんねと、そういうわけです。

 「買う」といっても小銭をジャラジャラというわけにもいかず、キャッシュカードやネット銀行の口座が要るらしい。私はカードやこういった類の口座が嫌い、というか有ったら確実に無駄遣いするので持たないようにしているのですが、これがここに来て足を引っ張ることになるとは。現金絶対の大阪商人の価値観も揺らいでいるのですよ。

 他に方法が無いかと調べると、WebMoney支払いというのがある。これならコンビニでカードを買ってそのカードに書いている情報をパソコンに打ち込むだけでいいらしい。早速近所のコンビニに飛び込んで、カードを購入。この試合を観るだけなら1000円もかからない。熊本まで行くのに比べれば安いものです。

 飛んで帰って手続きの続き。意外と簡単に手続きが完了してしまいました。おいおいこれじゃブログの記事にならんだろ、というくらい簡単。


 とりあえず観られる環境と準備は整ったのですが、仕事を上手く片付けないと観られないということに、手続きが完了してから気づいた次第。そっちの方が余程大変なのにね。私ってばオバカさん。
posted by 西中島南方 at 11:00 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Wed 11 Oct 2006

ひとのココロ。

 相変わらず「他人は何を考えているんだろう?」ということに興味が有って。Wikiの「心理学」とか「社会心理学」あたりの項目を片っ端から読んだりしています。それでも判らないものは判らないんですけれど。

union.jpg


 例えば同じ集団にいる人というのは、つい最近まで「志しを等しくする人」と思っていたんですが、やはりそこには溶け込まない「個」というものが存在すると、思い知らされる事がありました。

 集団にとっての「快」はその集団に属するすべての者の「快」とイコールではないんですね。誰かが「快」と感じても、誰かは「不快」である場合も、当然ある。

 それを気づかないままいて、いろいろとご迷惑をかけました。誠に申し訳ないです。


 その一方この経験を今後何かに生かせるよう、考えています。人とは、集団とはいかなるものか、それに参加する時、関わる時、どのようにすればよいのか。

 知っているのと実践できるのとには隔たりがありますから、勿論これを学んだからといって「よーし、明日からトラメガ持ってゴール裏掌握しちゃうぞー」なんて事にはならんのですけれども。そうしたいとも思わないし、そういう苦労はしたくないですし。

 ただ何かしらの集団をまとめている方、それに属している方は、そういう勉強していたほうがいいです。経験する(した)大抵の事象は、似たようなことがすでに起こっていて、「何とか現象」とか「何とか事件」とかいう名前がついていますから。そこから深みにはまるのか、対処の仕方が判るのか、その差は大きいです。これとかこれなんか、まんま今のサポの状態に当てはまるなと思ったり。「アウェーに行かない奴が何を言う」なんて論調は、モロ「自薦の用心棒」って感じしますよね。

 別にこの記事は特定の誰かの為のものではないです。どっちかって言うと万人向けというか、どんな立場の人にも読んでほしいし、それで何かプラスになったらいいなと、そんな感じです。
posted by 西中島南方 at 11:00 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Tue 10 Oct 2006

セレサポ光画部。

 久しぶりに撮り貯めした写真を整理しました。この人も言っていますが、逆光は勝利でございますよ。はい。

IMG_0820.jpg


 車に乗っけてもらっています、ペーパーなんで。練習しなくてはね…。


IMG_4612.jpg


 大阪では電線があっちこっちにはっていて、青空を切り取るのが結構難儀します。撮影できるスポットと言えば歩道橋の上、郊外型(平屋)のコンビニやアミューズメント施設の上、ビルの屋上くらいですよ。この写真は歩道橋に登って撮りました。


IMG_1076.jpg


 某安売りスーパーの電飾。やたらシャッタースピード落としてます。ブレてます。ゴメンナサイ。


IMG_0386.jpg


 某巨大パチンコ店の駐車場。凄まじく毒々しいです。これで色補正一切無し、すごいっしょ。


IMG_0671.jpg


 イムジン河、ではなくて、平野川。どこで撮っても平野川からは悪臭と昭和の匂いがします。


IMG_1066.jpg


 シメはお気に入りの一枚。雨上がりのテラテラしている路面を見るとムラムラしてくるわけです。シャッタースピードを落として、気合で固定すると。こんな感じの一枚になります。腕がよければもっとそそる写真が撮れるんだろうな。


 ま、こんな感じですわ。
posted by 西中島南方 at 11:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mon 09 Oct 2006

長居第二施設補足。

 清水戦でマッチデーもらったんで施設補足。売店の位置とかこれで確定です。

2006-nagai3.gif


 左側(北側)の広い道は長居公園内のマラソンコースです。バックの二つのゲートはそこから雑木林に入っていく小道からしか入れません。ちょっと判りづらいです。

 それからバックスタンドの入り口は練習用トラックのゲート寄りに二箇所設けられていますが、狭く危険です。お子様連れは注意しましょう。


 応援について、Aホーム席の一番SB寄りに帯が巻かれていました、立って声を出す人はこちらにどうぞ。それからこのゾーンの前に旗が並んでいるのでA席北東側は本当に応援する人のエリアです。Aホーム席北西側も殆ど立ちサポでしたね。

 SBでも最後列は立って声出ししていました。SB声出し隊以外にも沢山の人が立っていました。ただし最後尾以外は座って観戦ゾーンって感じです。


 売店はあんなもんで十分だと思います、むしろ多いくらい。メイン以外が満員でも7000人ですからね。ま、こんなもんですか。

IMG_109601.jpg
posted by 西中島南方 at 13:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | スタジアム、施設 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sun 08 Oct 2006

観るなら長居、感じるなら第二。

 やっぱり角度の無いスタンドって観辛いですよ。SB席はゲートが二つしかないから、ハーフタイムや帰りは大渋滞になるし、トイレは数も少ないし、ダンマクはれる場所も無いし。

 それでもいいところは有るもので、ここからあと4試合、第二なりの楽しみ方も構築できるかなと。楽しめる試合があり、楽しめる余裕も有るという大前提があってのことですが。

IMG_110401.jpg


 試合前のピンクの幕はりですが、難航いたしました。いつものようなざっくりとした作りのポールではなく、鉄柵にはるということで、慣れていなかった。柵の間隔が狭いから紐を結ぶのに指をちまちま動かさないといけないのも苦労しましたね。

 そうこうしているとパラパラと雨が降ってきました。SBと言えどここは第二、屋根なんか無いですしコンコースも野外、退避できる場所が無い。ポンチョを求めて売店にはお客さんが殺到、あっという間に売り切れたそうです。

IMG_111001.jpg


 でもその30分後くらいには雨上がっちゃって、きれいな空が広がっちゃったんですがね。昨日はホント変な天気でした。


 そうこうしていると選手が登場。その時にはメイン以外の殆どのスタンドがみっちり埋まってすし詰め状態になっていました。しかも第二だろうがどこだろうが観てやるぜ!って人ばかりが集まってますから「濃度」も尋常じゃない。いつものSBをぐっと煮詰めたような空間になっていました。

IMG_115201.jpg


 熱狂度が上がるのは一向に構わないのですが、なんというか、殺伐度も上がっていて凄まじかったですよ。選手との距離が近いですからサイドの選手なんかすごくよく観える。そんなところでミスしようものならとんでもない量のヤジが飛ぶ。「こらー!カルロス!なにしとんねん!」「ピンゴもっと走らんかい!」「前じゃ〜!!前にボール運べや〜!!」なんて声が絶え間無く聞こえる。ヤジを飛ばしている人は一人や二人じゃなくて、もうスタンド全体から聞こえていました。選手はやり辛かったかな、それとも気合が入ったか。後者である事を望みますが…。


 試合後、選手を乗せるバスはA席北側のマラソンゲートに停まっていたんですが、スタンドが小さいですから本当に間近まで接近出来る。おまけにセレサポも清水のサポさんも混じりあってよくわからない状態に。あれ、フレンドリーな清水のサポさんでしたからよかったですが、もし血の気の多いサポがいたら、それこそ揉め事が起きますよ。何らかの対処が必要じゃないかなと。

IMG_119001.jpg


 で、帰ろうかなと思っていると、北隣の駐車場にもなにやらセレサポが集まっていました。なんだろうと近づくと、ブルーノさんが試合を観に来ていたようで、サポと談笑していました。

IMG_119201.jpg


 思わず「ブルーノさん、背中大丈夫?」と日本語で聞いたんですが、何の戸惑いも無く、「大丈夫、あと一、二週間くらいネ。もう痛くないヨ」と応えてくれました。本当に日本語上手いですね、スタッフも付き添っていましたが、通訳なんて全然要らないくらい。来日二年でこれくらい話せるってことは本当に猛勉強してるんだろうな、いい人だよブルーノさん。


 という事で第二で試合観る時の注意点をまとめてみます。

・屋根が無いから天気が微妙な時はポンチョ必携

・フォメがどうこうと言えるような場所はメインのみ

・後の席は選手を間近に感じれる事のみよしとすべし

・ということでいっそ最前列という選択肢もアリ

・SBは出入り口が少ない&狭いので、混んでいるのが嫌な人は人がはけるまで少し待つ方がいい

・トイレも少ない&狭いので注意。特にSB北側の男子トイレはお手洗いの蛇口の取っ手が取れているのでさらに注意

・結論。Don't think! Feel!!(byブルース・リー)


 こんなもんですかね。


 あと個人的にはきれいな写真が撮りやすいスタだなって印象があります。空が好きなんであれだけ広い空を撮れるのは嬉しいですね。市内だとどこも電線がかかっていますから。

IMG_117301.jpg

IMG_118601.jpg


 まあ、写真撮っている場合かっていう話なんですけれどもね。


追記

声出し隊の皆さんは例の場所を見てなんか書くこと!
posted by 西中島南方 at 12:27 | Comment(1) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sat 07 Oct 2006

C大阪1VS1清水 納得いかない。

 去年の天皇杯以来、久しぶりの長居第二での公式戦。やはり観戦にはあまり向かないスタジアムではあるけれど、キャパシティの塩梅が丁度良くて、意外に興奮してしまった。

 ただ試合自体のクオリティはどうだったかと聞かれれば、どう贔屓目に見ても良かったとは言えないものだった。そんな試合を引き分けに持ち込めたのは幸運だったかも知れないが、このメンバーでこれだけ中身のない試合しか出来ないのは歯痒い。

IMG_113601.jpg


 スタメンはほぼ予想通りだったが、右サイドは古橋が入った。名波は純粋なトップ下というよりは、もっと下がった位置から攻撃を組み立てる。

field-2006-10-07st.gif


 前半は、殆ど試合をさせてもらえなかった。シュートすら打てない。それどころか、そもそもゴール前まで攻め込めない。

 全体的にどこも悪い出来だったが、とりわけ中盤のプレーが酷かったように思う。清水が早い出足でボールの出所を潰しにかかっていたのと、自らのミスが重なって、ストレスのかかる時間が続いた。

 右サイドの古橋は孤立していて、なかなかボールが来ない。逆に左サイドは名波が流れ、ゼ・カルロスが張りだし、加えてピンゴがゼ・カルロスとのコンビネーションを求めてやって来るので大渋滞という状態。そんな中、ゼ・カルロスが軽率なミスからボールを失ってしまう。失った位置もかなり深く、致命的だった。守備の体裁もとれない中での失点だったので、これに関しては守備陣を責められない。

 本来ならバタバタと失点が重なってもおかしくない展開だったものの、相手のフィニッシュの稚拙さにも助けられ、そこをその1失点でしのげたのは幸いだった。あそこでもしさらに失点を重ねていたら、ゲームは壊れてしまっていただろう。


 後半は意識的に左右のサイドを使い始めた事もあり、前半ほど試合を掌握されないようになった。時折ミスが見られたのは相変わらずだったし、前に出る積極性に欠ける姿勢も前の試合から変わらなかったものの、清水の攻め疲れを突き、徐々にボールと選手がゴールに近づいてきた。

 ただ、ショートパスと運動量で攻撃を仕掛けることにかけて一日の長がある清水相手に、同じような組み立てをしようとしたところがネックになった。森島寛、名波といったベテランや、ピンゴのようにあまり運動量の無いプレーヤーのいるセレッソは、この勝負に勝てない。


 それを打開する為に塚田監督が採った策は、前線への強烈な個の投入だった。名波を下げて大久保。ピッチに駆け出す大久保への多大なる歓声と、名波を下げる塚田監督への猛烈なブーイングが入り混じり、騒然とした雰囲気。

field-2006-10-07-54.gif


 前線を一枚増やした事で、よりサイドからの崩しというコンセプトが明確になった。特に右サイドはいい感じに崩せるシーンが出てきた。清水はここをパッチする為に森岡を下げたが、あまり効果が無い。山西の欠場が響いた形になったか。

 それでも得点できないのが今のセレッソ。もうあと少しというところまでいきながら、シュートをミスしたり、パスを選択したり。ため息と怒号に包まれる事数知れず。


 こうなるともう体裁をとり繕ってはいられない。前線の枚数をひたすら増やしていく。ピンゴを下げて柿本。ゼ・カルロスはまた左に張り出し、古橋も右サイドの高い位置でボールを待つ、前には柿本と西澤が空中戦要員として構え、近くにはこぼれ球に対応する森島寛と大久保。中盤には河村がいるだけの3-1-6、超攻撃的布陣でゴールに迫る。

field-2006-10-07-70.gif


 以前もこうしたパワープレーをするシーンを観たが、今回が一番オーソドックスなスタイルだった。「定番」が「定番」足り得るのは、それが効果的であるからで、つまり今日のセレッソのパワープレーは、以前のそれよりもずっと迫力と効果が有った。

 同点に戻した古橋のゴールは、決してビューティフルゴールでは無かったが、サッカーは芸術点も判定勝負も無い、ただスコアが多い方が勝つだけのゲームだから、これでいい。むしろその後にあった相手の虚を突く柿本のシュートや、キーパーとの1対1を決めきれない事こそ問題としなければいけない。あそこで決めきれなかったことを後悔しなければいいけれど。

IMG_117201.jpg


 最後にここ最近問題になっている塚田監督のベンチワークと試合中の指示について。今日の試合に関しては「こういうプレーをさせたい」という意思を汲み取ることは出来た、何故か名波を最初に下げてしまうことを除いては。最初の交代はピンゴ→大久保ではいけなかったのだろうか。

 確かに何から何まで名波頼みというのは良くない。しかしパワープレーをするのであれば、精度の高いロングキックが蹴られる選手が必要なはず。あの時にいたメンバーの中で、それが最も得意なのは誰か、自明だと思うのだが。

 逆に最後の交代、森島寛→苔口は、意図がはっきり感じられたし、いい交代だった。

field-2006-10-07-86.gif


 疲れきった相手のサイドに、足の速い選手をぶつけてさらに疲弊させるのも効果的なセオリーだし、右サイドで汲々としていた古橋をトップ下に入れることで再生させることも出来た。いい交代であれば、むしろどんどんしてほしいわけで、これからもこういう良い一手を観たい。


 いろんな消化不良が重なって、胸焼けのする試合になった。反省点も多い。ただそれを一つずつ丹念に解決していかないことには、残留は有り得ない。まだ一節で(入れ替え戦にまわれる)15位になる可能性が残されている今のうちに、何とか光明を見出してほしい。
posted by 西中島南方 at 22:16 | Comment(2) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Fri 06 Oct 2006

清水戦前予想。

 残り9試合、現実的に考えると、福岡、京都、セレッソが入れ替え戦に回れる15位を争う形ということになるんだろう。

 勿論サポーターとして、残り全試合勝ってほしいと願っているし、その為の努力はする。ただ、一歩引いた目で見れば、広島、FC東京の背中を捉えるのは容易ではない。京都を捉え、追い抜く、それがまず最初のミッションということになるんだろう。

field-2006-10-07.gif


 最近はスタメンが前節とはまったく違う。ということも少なくないから、こういう「マイナーチェンジ」的な変更なのかどうなのか怪しいけれど、とりあえず前節から酒本OUT苔口INにしてみた。

 徳重ではなく苔口と読んだのは、徳重が控えの方が何かと都合が良いから。どこでもこなせるユーティリティ性のせいでスタメンから遠ざかるというのは皮肉な事だけれど、彼がいる、いないではベンチワークの幅は全く違うので、ここはなんとか…。


 前節序盤はミスを連発した名波-ピンゴ-河村のトライアングルだが、後半鹿島の足が止まりだすと、いい形を作れるようになってきた。その連度がよりいっそう強まっているならいいのだれど。ここでボールが保持できればバックも前線も楽に仕事ができる。ゴールを狙う事に専心する森島寛や古橋程恐ろしいものもないだろう。


 問題はやはりサイドか、清水と組すれば両サイドの守備力が貧弱に感じる。ここを抜かれてズルズル下がるというのが一番マズイ展開。藤本が右サイドなら少し下がり目になってバランスがとれるのだけれど、体調不良というのがどれだけのものかは判らない。計算出来ないものは「ない」と考えておかないといけないから、ここは河村と3バックに何とか対応してもらう他無い。江添のスイーパーとしての能力はアレくらいではないと思いたいが、さてどうか。


 最近の相性も悪いし、体勢も磐石ではない、しかしそれでもやらなくてはいけない事はキチンとしないと、後で泣いても仕方が無い。出来る範囲で、出来る事をこなし、勝ち点を取る。それ以外は何もいらない。
posted by 西中島南方 at 09:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Thu 05 Oct 2006

サケ離脱を考える。

 好事魔多しと言いますが、今年何かいいことありましたか?なんか悪いことしましたか?したっちゅうたら断食くらいですわ!

CEREZO OFFICIAL

酒本憲幸選手の負傷について

本日の練習中に負傷いたしました酒本憲幸選手が市内の病院にて検査を受けた結果、下記の通り診断されましたのでお知らせいたします。


◆検査日 :10月4日(水)大阪市内の病院にて

◆診断結果 :右第5中足骨骨折

◆全治 :2〜3ヶ月


 ああ、やっとプロ初ゴールを決めたというのに、なんでこんな仕打ちが待っているのか。そういえば去年はキャンプでトクさんが骨折してなかったかな?どんな練習をしているのか…。


 まあ、嘆いても仕方が無いわけで「貴方のいない右側」を考えなくてはいけませんね。トクさんで行くのか、コケなのか、はたまたヤマタクなのか。

 個人的には藤本をあえて右サイドに回してほしいかなと。

field-2006-withoutshake.gif


 そりゃ最終ラインの現時点でのベストは藤本-江添-前田だというのは判っていますよ。でもサッカーって最終ラインだけでするものではないですから。

 藤本なら左右のバランスもとってくれるし、フィードもそれ程下手じゃない。ドリブル突破とかは期待できないですが、森島寛とのコンビもまずまず。ピンゴが前目に出ても、河村と二人左にズレればいいだけだし、悪くないと思うんですが、どうでしょうか。


 塚田監督、こと育成に関しては信頼の置ける人なんで、苔口がそのまますんなり右サイドしちゃうとか、知らないうちに山田のクロスが上手くなってるとか、そういう大バケがあるかも知れませんが、各選手がサポとして知っている限りの力量のままなら、こういうやせ我慢をしてもいいかなと。


 まあ、どんな策を講じるにしても苦しいことは苦しいですよ、これからサケは脂がのっておいしい季節なのにな。二ヶ月で治るなら天皇杯の4回戦ぐらいに間に合うのかな?とりあえずそれくらいまでに完治していれば文句は言いません。ちゃんと、きっちり治してくださいな。
posted by 西中島南方 at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

代表?仕事しとったっちゅうねん。

 というわけでワンセグでしか観てないです(観てるやんけ)。個人的にもなんとなくワクワク感の無い試合でしたので、0-1というのも別にどうという事は…。それよりも酒本の怪我の方がよっぽど心配ですよ、セレサポですから。


 変な例えになりますけれど、今オシムがやってる事ってRPGで言うところの「レベル上げ」だと思うんですよ。ジーコはどっちかっていうとゲームを先に進める(結果を出す)事を求められていたから(尻に火がつく状態まで緩慢なマネジメントをしたのにも問題があるわけですが)、精鋭(海外組や気心の知れた選手)を集中的に使ってレベルを上げさせて、面クリスピード最優先でやって来た。だからそういうメンバー(ヒデだったり中澤だったり)が何人か抜けると、とたんにパーティー(チーム)のスケールが下がってしまった。

 オシムはどっちかって言うと真逆で、これまた判る人しか判らない例えですが、手元に有る有望そうなポケモンはとりあえず使って、いろいろな属性のポケモンのレベルを上げておいて、どの属性のライバルが来てもそれなりの勝負出来るトレーナーになりたいと思っているんじゃないかと。それにしても最後のほう(W杯予選)とかになればある程度メンバーは固まるのでしょうけれど。

 なわけで、今オシムがやっている事は退屈ではあるけれど、先々いろいろと役に立つ作業であることは確かだと思っていますよ。丁度日本サッカーがそういうプレーをしたほうがいい状態ですしね。


 その上今日の試合は闘莉王がいない、いわば「ピカチュウのいないサトシ」状態のチームだったわけですから、こんなもんじゃないですか?という、無味乾燥な感想になってしまうわけですよ。お、ライム踏んでるジャン。

 オシムジャパン、これから暫くはこういう「レベル上げ」と「ポケモンゲット」の日々が続くんでしょう。スポンサーと協会にすれば顔が青ざめるような話ですが、そういう人にコントローラー渡したのは川渕さんなんだから、文句は川渕さんまで言いましょう。
posted by 西中島南方 at 00:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする