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Thu 31 Aug 2006

だんだん名波が監督みたいになっていってる。

 昨日の試合、まだ観てないんですが、相手が1トップということで4-4-2というか4-3-2-1っぽいかんじでいったみたいですね。

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 確かにホームでやられた時はサイドを散々崩されましたから、スペースを埋めるのに4バックという発想はアリなんでしょう。

 ただ以前4バックやっていた時は、まず守備のルールを守ること、帰陣することを第一にしていて、結局ちぐはぐになっていたり、攻撃の時に選手がすごく低い位置から攻めあがらなくてはいけなかったりと、デメリットになっていた部分が多かった。

 その欠陥を埋めてくれたのは、やっぱり名波ということになるんでしょうね。

 ボールをキープしてもらえて、なおかつ正確なボールをどんどん配給する名波がいるから、他の選手は安心して動く事が出来る。余計なスタミナを浪費しないですむってのは、前にベテランの多いセレッソとしては大きいですよ。


 そしてもう一つ、入団会見でも言っていた「勝者のメンタリティ」を、少しずつかも知れないですが、持ち込んでくれている。攻め込まれたり、同点にされたりしても慌てないでいられるのは、士気をもり立ててくれている名波がいるから。

 セレサポもすっかりダラダラとした空気に浸かっていましたけれど、コーナーキックなんかの時はびっくりするほど煽ってくれてますよね。あれでスタンドも活気が出るし、それが回りまわってチーム全体の意識を高めることになる。ホント何から何までおんぶに抱っこ状態です。


 よくよく考えると、コーチやフロントも含めて、チームの中で一番勝ち方を知っている人間が名波なんですよね。だから言葉に重みがあるし、皆聞く耳を持つ。最近のスポーツ紙なんか、塚田監督よりも名波のコメントの方が圧倒的に多いですもんね。

 もういっそ名波プレーイングマネージャーでもいいような気さえしますよ。正直J's GOALを観ていてピンゴIN名波OUTの時はモニターをロングスローしたろかという気になりましたもん。別に他の運動量のある選手でいいやん。山田でも下村でも徳重でも、それなりにやれますよ。なんでピンゴなんだと。2-1で勝てる試合、もう少し落ち着いた試合になったかも知れないのに…。


 次節のダービー、先発アリでしょう。どんなシステムでいくのかな。あまり攻守のバランスを欠くのもどうかと思うし…。嘉人、モリシ、アキ、フル、名波が同時にオンステージするのは素人目にもまずいのが判るでしょ。このうち誰かが(多分嘉人になるでしょう)スーパーサブになるのでしょうね。随分層が厚くなりましたよ、ホント。
posted by 西中島南方 at 12:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Wed 30 Aug 2006

さーて、晩飯でも食うか。

メシが食える メシが食える メシが食えるぞ〜♪

カワムーのおかげでメシが食えるぞ〜♪


メシが食える メシが食える メシが食えるぞ〜♪

コータ三連発でメシが食えるぞ〜♪


メシが食える メシが食える メシが食えるぞ〜♪

シメはアキゴールでメシが食えるぞ〜♪




 などと浮かれている場合ではないか。大車輪の活躍だった河村はダービー出られないしね。でもいい感じになってきたのは嬉しいよ。さて、メシメシ。
posted by 西中島南方 at 21:41 | Comment(1) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

FC東京戦前予想

 これね。予想しても、大阪だと生で見られないんですよ。だから当ったか外れたかも判らない、微妙な記事ですよね。

 さてさて、セレッソは大久保、ブルーノと攻守の要を出場停止で欠きます。FC東京も徳永が出場停止、茂庭、今野は怪我で出場できない。4バックのうち二人が即席なのと、3バックの真ん中がいないのとではどちらがやばいんだろう。

 それから、名波先発も有り得るらしいです。ソースはスポーツ新聞なんで眉唾っぽいですが、苦しい台所事情の中、背に腹は代えられんということでしょうか。

 全部アリだとすればこんな布陣。

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 なんか左側に攻撃的な選手が固まりましたね。また右サイドの山田も真ん中に絞りがちなプレースタイルなんで、余計に左より、OhmyNewsくらい左ですよ。

 そのくせ左サイドのストッパーは柳本か山崎と、あまりゲームを組み立てるのが得意ではない選手になりそうなので、少しアンバランス。FC東京の攻撃が右サイドの石川基点という事で、相撲で言う喧嘩四つの状態が予想されるだけに、ここがキーでしょうね。


 右の藤本は、どんどんオーバーラップしてもいいと思います。宮本、山田ともに馬力はあれどフィードは少し…、という感じなので、森島寛と絡んだ方が孤立しないでいい。


 暑い中での連戦もこれで最後です。みんなヘトヘトなので、かなりグダグダになってしまう可能性が高いですが、勝てば疲れも少しはマシでしょう。これが終わればダービーまで試合なしなんで、全力でお願いします。
posted by 西中島南方 at 11:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Tue 29 Aug 2006

観られない絵は無いのと同じ。

 こんなコメントを頂きまして、えっ、そんな書き方してたっけ?などとしらを切っておりました、西中島でございます。十八番は揉め事を起こす事とそれを吹聴する事でございます。嫌がらせを受けても心当たりが有りすぎて、誰がやったのか皆目見当がつかんのです。

 おかげさまでいろんな方(善意悪意は別にして)にこのブログを観ていただいておりますが、これはこれで有り難い訳です。何が有り難いと言って、周囲で何か事が起こる度に、とりあえずそういうのはここで書くだろう、という潜在意識を持っていただいているということです。


 例えば私より素晴らしい文章を書くブロガーさんは沢山います。綺麗な写真を撮られる方も、足しげく南津守に通ってらっしゃる方も、それはきら星のごとくに。

 私にはそういう才能も無いですし、不幸にして練習を観る機会も少ない、遠征に行くお金もなかなか…。

 じゃあ何が出来るといって、それは何かにつけていろんな、出来れば独自のニュースを集めて、それをまとめる。それくらいなものなんです。でも今の国内リーグにあってそれは貴重なもののようで、レアなニュースの時は反響も大きい。

 そうすると今度はニュースを持ってきて下さる方もいて、「これを書いてほしい」「こんな話が有るのだけれど」という情報提供もしばしば。ウラが取れれば、そしてそれを伝える事に何か意義を感じれば、それを記事として流したりしています。今のセレバスとか「江添選手に鶴」もそんな感じです。そういうのが繰り返し繰り返しあって、今のここが有るわけです。だからこのブログを構築している全てが私個人のもの、というわけでもないんですね。いろんな人のプラットフォームになっている。

 私はそれでいいと思っていますし、出来ればその割合がもっと増えてほしいなと期待しています。今はまだセレサポの中でも、沢山の人の沢山の意見が混沌としていて、どんな形になるのかさえ見えていないですが、もし何かはっきりしたベクトルが生まれたなら、助力したいです。


 私の理想形は、ここが「画廊化」する事です。皆の心打つ作品でも、それをどこかに飾らなくては、無いのと同じですから。

 ゴッホの絵を、もし義理の妹が引き取らなければ、美術史は変わっていたでしょうし、ひょっとしたらそういう「埋没してしまった才能」はまだまだいたかもしれない。そういうのって勿体無いではないですか。

 こんな事が有った、こういう事を書いてほしい、そういうリクエストには出来る限りお応えしますんで、利用価値のある内に、当画廊をご利用ください。
posted by 西中島南方 at 12:59 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mon 28 Aug 2006

「シゴタノ!」はサポ活動にも応用できるか?

 仕事を「楽しい」と感じてするのか、「つらい」と思うのか。同じ事を同じだけするのであれば、断然前者の方がいいわけで、楽しいと感じる分その先の事に目を向けられたり、新しい発想が生まれたりしますよね。よく「努力の人」と言われる人の伝記を読んだり、実際に近くで一緒に仕事をさせてもらったりしましたけれども、やっぱり殆どの人が仕事を楽しくやっていました。

 そんな事が本当に出来るのか?とお思いになられた方は、是非一度こちらのサイトをご覧ください。その名も「シゴタノ! - 仕事を楽しくする研究日誌

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 こういうサイトや本なんかは、えてして「仕事は辛いと思うから辛いのです。ポジティブシンキング、ポジティブシンキングですよ〜!」という無味乾燥無責任な思想を、長ったらしい文章で薄めただけだったりするのだけれど、シゴタノ!ではいろんな危機の際の対応法が具体的に載っています。仕事の割り振り、順序決定方から時間の区切り方、果ては人間関係まで。睡眠時間を短くする方法も精神論ではなく、年齢別の表まで載せて科学的に解説しています。


 全ての事をサッカーに結び付けて考える私は、早速この「シゴタノ!」がサポーターとして活動していく中で応用できないか考えてみました。

 まず「困ったら、最初の一歩を踏み出してしまう」というエントリ、これなんか、普通の日常生活でも効果アリの考え方じゃないでしょうか。仕事に順序をつけて、それが定まったら覚悟をキメてやる。無為無策に時間ばかり浪費することってありますよね。その時間を有効活用できるわけです。

 サポーターも一つの集団なわけですから、当然コミュニケーションが必要になってきます。こことかここは読んでおいて損はないでしょう。時間が無い!生観戦が出来ないという人も、是非ご一読を。

 チーム状態も良くないし、サポ間でもトゲトゲした空気が流れています。他のチームだとそういう時「実力行使」に出るのが定石になっていて、バスを囲んだとか、力で抑え込んだなんてのが極当たり前のようになっていますけれど、そういう「過激なもの勝ち」みたいなのは性に合わないんで、もう少し熟考をしてみることにします。


追記


ちなみに
仕事が山積みなのにサッカーワールドカップを見たい時 → マルチタスクでこなす

だそうです。サッカーが気になって仕事が手につかん時は、テレビを持ち込むか、ノートパソコンを持ってスタジアムへ行きましょう(w
posted by 西中島南方 at 13:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sun 27 Aug 2006

9/9 大阪ダービーセレサポ専用バスのお知らせ。

 dtakeさんが企画され、昨年大好評だった「セレサポ専用千里中央、万博記念競技場間シャトルバス」今年も行われる事になりました。狭くてとろくて本数の無いモノレールよりも、ずっと快適ですよ。詳細は下記のとおり。

【運行日】
 9月9日(土)
【区 間】
 千里中央駅バス停〜万博記念競技場周辺バス停
 ※日本庭園前(アウェーゴール裏席から約7分)
  
【ゆ き】
 今年は1便のみの運行です。
  16:20発
  
【かえり】
 21:30〜21:40発
 (ただし満員になり次第発車)
【運 賃】

 大人往復500円(片道300円)
 子供往復200円(片道100円)

はっきり言いまして満員にならないと赤字になります(笑)
なにとぞ皆様の乗車をお待ちしております。

=====================================================
予約方法

メールでの予約
cerezoshuttle0909@yahoo.co.jpまで
代表者氏名」「人数(大人、子供の内訳も)」「利用種類(ゆき、かえり、往復) 」を記載の上、送信して下さい。


 千里中央でのバスのりばは「阪急バス10番のりば」になります。地図は下記の通り、クリックで拡大します。

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 万博記念競技場での乗降場所は昨年と変わっていますので要注意。バス停「日本庭園前」になります。競技場のすぐ近くになって、さらに便利。地図は下記の通り、同じくクリックで拡大します。

banpaku.jpg


 とりあえずバナーなんかも作ってみましたので、サイト持ってらっしゃる方はリンク用に使用してください。

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 しかし往復500円というのはすごいですね。満員にして、少しでも阪急バスさんにありがたがってもらいましょう(w
posted by 西中島南方 at 18:39 | Comment(3) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はいはいマケダンマケダン。

 久しぶりのマケダン、と言っても二試合してなかっただけなんだけれど。それを久しぶりと感じる感覚がどうかしているのか。

 今回のマケダンは、あんまり嫌じゃない。いろんな事に腹が立っているから、そもそも抗議をする意味で始めた断食を苦痛とは感じない。

 あと最近記事の間違いが多いなという自戒があります。布陣や文章の中で選手の記載ミス(誰がどういうプレーしただの、何処に入っただの、最悪いるのいないのを間違ってる)が増えてて、それは絶対にいい事ではないから、そのペナルティとして断食もいいかなと。

 食を断つと、当然日頃より力が出ません。その代わりすごく平静な気持ちになります。なのでそういうのを見つめなおすには丁度いい。体脂肪率と体重も減るしね。


 なんか断食だけだとなんなんで、昨日の試合のこぼれ話でもしますか。

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 5時前くらいに長居に着いたんですが、その時点でかなりの数のレッズサポが来ていました。赤いユニ姿の人がいっぱいで、セレッソのユニ着ているのは交差点にあるサンクスの店員さんくらい(w

 スポーツドリンクを買おうと中に入ったのですが、ここにもレッズサポがいるわいるわ。試合前に「長居に金を落としていってくれ」なんて書いてましたけれど、本当に地域経済に貢献していましたよ。本当なら、もっとセレサポがいなけりゃいけないんですけれどもね。


 んで、所用をすませて5時半くらいにスタジアムに。SBのダンマク貼る手伝いでもしようと思っていたんですが、当の昔に展開し終わってました。だんだん早くなってるぞ、セレッソのカウンターよりも早いんじゃなかろうか。


 試合中。スタンドは結構埋まっていたんですが、相変わらず一見さんが多くて、質量共に貧弱でした。そんな時は率先してコールを出していって、サイレントマジョリティを開拓しないといけないんですが、なにせ相手さんの声がでかいんでゴール裏からのコールが聞こえない。だからアジテートも出来ませんでした。用意したコールの歌詞集も全然はけてなかったし。

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 で、試合後、ダンマク撤収。これも早い早い。オートマティズムと目的意識の高さ、磨き上げられた判断力。10枚以上のダンマクが10分足らずでたためるってのは頑張ってない?

 そうして額に汗して撤収にいそしんどったのですが、その目の前に「日サロで焼いてきましたー」って感じのカップルがおりまして、人目もはばからずいちゃいちゃしておりました。まあ甘い言葉をなげかけるとか、寄り添いあってるくらいならまだいいんですが。出来るなら人前でチ○コ撫で回すのは止めてほしいな、さすがにジーンズの上からでしたけど。

 やっぱり「お客さん」だけじゃなくて、「サポーター」をもっと増やさないといかんですよ、あまりに少なすぎるし、増えてないし(この状況ではそれもやむなしかも知れませんが)。


 なんか雑感と言うより愚痴になっちゃいましたね。反省。
posted by 西中島南方 at 12:00 | Comment(1) | TrackBack(0) | マケダン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

C大阪1VS2浦和 赤い悪魔とピンクの狸。

 誰かに説明してほしいのだけれど、一人退場になって交代枠を使い切らないというのは「アリ」なのだろうか?あまりそうする利点が判らないのだけれど。セレッソのベンチには窮地に立たされて尚、ピッチに投じるのを躊躇うような選手しかいないのだろうか?それとも塚田監督は交代枠を把握出来なかったのだろうか?どちらにせよそれは絶望的な事だ。

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 前節絶不調だった柳本はベンチ、藤本が左ストッパーに。空いた右サイドには山田が入る。

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 浦和はワシントンを欠き、攻撃は田中達也一辺倒。それでも右に左に走り回り、守備陣を疲弊させた。

 そこを上手く潰せればいいのだが、今のセレッソにその力は無く、15分に右サイドから崩されてあっさりと先制点を謙譲してしまう(もし小野がもっといいプレーをしていたら、もう1、2点はとられていたかも知れないが、これに関しては幸運だった)。


 攻撃に関しても精彩が無い。3トップがそれぞれらしさの欠片を見せるものの、シュートで終わるシーンも僅かで、押し上げも少ない。とにかくガツガツとマンマークされる上に、倒れてもファウルすらもらえない。これでは手詰まりになるのも至極当たり前のこと。


 前節から比べれば、プレーの停滞は僅かながら良くなっていたように感じたが、それでもスペースを見つけたり、選手の動きを把握する事が出来ないのは相変わらず。これが浦和との絶対的な差だった。

 例えば守備では、飛び出してくる選手を捕らえられなかったり、急所になるスペースをぽっかり空けてしまったりするし、攻撃では折角フリーランしている味方を見つけられずに狭いスペースへと自ら飛び込んでしまう。


 そういう局面を打開する「特効薬」として、名波が後半頭から投入された。

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 前回に続いて、森島寛との交代。全員が走るチームから、名波を「王様」に据えたチームにシフトして、流れを変化させる。

 実際名波は他の選手から圧倒的に支持されているようで、彼がボールを持つと全員が動き出す。もう少し攻め手の枚数が有れば、まだまだバリエーションは増えるだろう。そういう意味では前が西澤、大久保だけというのは勿体無い気がする。

 などと思案を巡らしていたら、大久保がまたやった。悪い予感はよく当たる。今度の被害者は堀之内、ピッチの急所を突いてほしかったのだが、堀之内の身体の急所に的確にエルボーを見舞っていた。

 もし彼が格闘家なら見事の一言なのだけれど、残念ながら今やっているのはサッカーで、そういう行為は退場に値する。

 それにしても、スペインに行っていた去年をはさんでホーム浦和戦二試合連続退場というのはいかがなものか。

 確かに激しいマンマークは、ストレスが溜まるものだ。さらに今日のジャッジングはスタンドから観ていても不満が有った。加えて彼には悪童というレッテルが貼られているから、何かあれば他の選手よりも厳しい結果が待っている。それは判る。でも、そんな理屈をどれだけつけても、ラフプレーは正当化出来ない。大久保嘉人というのは諸刃の剣のような選手で、そういうことも織り込み済みで考えて下さいとでもいうのか。


 兎にも角にも、これで10人になってしまった。名波より前でパスを受ける選手は西澤一人になり、彼はお世辞にも運動量豊富とは言えない。リードされている事を踏まえれば、ここは走れるFWを入れるか、古橋を一列上げるのが普通の策、しかし、塚田監督は動かない。

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 追加点を奪われ、浦和が次々と主力を引っ込めていく中に有っても、まだカードは切られない。名波が西澤とともにフレッシュな浦和ディフェンスの激しい守備に晒されていても、河村、宮本の若いボランチ二人が疲弊していても、監督は監督としてするべき仕事をしなかった。


 ようやく重い腰が上がったのは後半30分過ぎ、浦和が全てのカードを主力温存に使ってからだった。河村を下げてターゲットマンの柿本を入れる。

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 これでようやく攻めに厚みが出てきた。勿論リスクがゼロだったわけではない(永井と吉田が一対一になったのが二度有ったか。一度はループシュートがそれ、もう一度は吉田のヘッドバッドがどてっ腹に突き刺さっていた。本当にプロレスのようだった)けれど、それを恐れるのは、諦めるのと同意だから、これでいい。藤本があの位置でいいミドルを決められたのも、それだけの圧力が相手の最終ラインにかかっていたからというのは、こじつけだろうか。


 結局それ以上スコアは動かず、1-2で敗戦となったのだけれど、最後に印象に残っていたシーンを書きたい。

 確か40分過ぎだったか、浦和のコーナーキックのシーン。三都主がボールをセットした後で、急に味方に対して怒り始めた。どうやら誰か一人にコーナーに寄ってきてもらって、その辺りで時間稼ぎのボールキープがしたいらしい。リーグ2位を走っているチームが最下位に沈むチームにするプレーとは思えないけれど、そういう「どれだけ醜態を晒しても結果を求める姿勢」が、セレッソには足りないのではないかと思った。

 例えば前節京都戦、1点リードした後のロスタイムにセレッソがどういうプレーをしていたかというと、実に素直に、普通の攻撃を仕掛けていた。後ろでボールをまわして時間稼ぎをするでもなく、わざとらしくピッチで転げまわるでもなし、とにかく何の疑問も無く攻めていたのだ。

 そういう意識の差の積み重ねが、セレッソを今の位置に置いている。もし本気で残留を望むのであれば、得点一つ、勝ち点一つを、もっと大事に考え無くてはいけない。

 次節は大久保、ブルーノを出場停止で欠く、それだけの覚悟が有るのか、しっかり見極めたい。
posted by 西中島南方 at 00:29 | Comment(2) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sat 26 Aug 2006

SBってばフロントラインなんだよな。

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 西中島はご存知のとおりいつもSBで観戦しているわけです。時折SB声出し隊にもお邪魔したりしています。

 長居のバックスタンドって12000席くらいあって、当然全てセレッソサポーターで埋め尽くされてる、ってわけでもなくて、アウェーの人もいたりする。いつもは席を隔てたりしていないし、それで何も問題ない。不思議な空間ですよね。「ここをどこやおもてんねんこらー!」とか恫喝する人もいないし。


 でも去年は天皇杯とかいろいろあったし、何か間違えれば一番厄介なのはSBなんじゃないかと、勝手に思ったりしています。

 私もぶっちゃけ度が過ぎた記事書いたりしていましたが、あんまり酷い事が続いたんで止めました。サッカー観に来て、気がついたら暴動ってつまらんし、そんなのしに来ているわけじゃないし。


 というわけで、今日はかなり人が来ると思うんですが、きっちりサッカーを観てほしいですね。ブーイングとかコールとかバモったりするのはむしろ歓迎なんですがね。さて出発ですわ。
posted by 西中島南方 at 13:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Fri 25 Aug 2006

浦和戦前予想。

 来ましたか、来ましたよ、


ウィーアーな季節が。



 アクセス解析見てたらよく判ります。與野レッズBlogさんからのアクセスが激増しますから。おまけに今回は敵情視察の筆頭ということで…。私をセレサポのステレオタイプだと思っていると内輪から激しい批判が来るんで微妙ですな。

 夏休み最後の週末。天気もいいし、遠征に来るならもってこいなんでしょうか。こういうテキストも作っていますんで、長居にお越しの際は是非近辺でお食事、お買い物等していってくださいな。パリーネのパンとかホント旨いんで。


 さて予想予想。浦和はワシントンが累積警告、ポンテが怪我で欠場決定。小野も微妙、大丈夫なのか?とか思っていたけれど、田中達也がいて、永井がいて、長谷部がいて、鈴木啓太がいて、三都主がいて、山田がいて、闘莉王がいて、坪井がいて、黒部と相馬が余ってるのか。誰か2、3人下さい。


 なんて言いながら、セレッソもだんだんと形が見え始めています。布陣、戦術、役割分担、交代のタイミングetc…。布陣は多分こんな形。

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 河村が2戦連続好調なんで、この試合でも期待しています。まだ多少おっかなびっくりすることろありますけれど。

 前線は、さすがに嘉人ハナっからもっていくでしょう。闘莉王、坪井組対西澤、大久保組なんてインディーズプロレスならメインはれますよ。それくらい激しくガツガツやってほしい。でもお互いカードはもらわないように。

 
 守備は、どうかな〜。柳本と吉田は一度代えてみても良いような気がします。代わりがいるのかと聞かれると自信ないですが、外から観る機会も必要かなと。キーパーはぶっちゃけ他の選手がどれ程か見極められないんで、左ストッパーのみ山崎と交代してみました。田中達也と永井のドリブルは止められんですから、開き直ってそこにパスを出す人間にとことんマークとか、逆説的なディフェンスの方がいいかも。こりゃ宮本次も足つりそうだ。


 そして新生セレッソのウリは、何と言っても控えの豪華さ。森島寛と名波が入れ替わる事で、セレッソは全く性質の違う攻撃を仕掛けられます。そのギャップが効いているうちに、得点したいですね。他にも山田、下村、ピンゴ、ピンゴ、ピンゴと、様々な試合展開に対応できるバリエーションも有る。ベンチワークが大事です。


 勿論楽に勝ち点貰える相手ではないことは重々承知しています。でも諦めは悪いほうなんで、易々と勝たせませんよ。そういうの嫌いな男が二人も入りましたしね。
posted by 西中島南方 at 13:08 | Comment(1) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする