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12/09/05

鬼に笑われるという話。

 天皇杯を前にして横道に入るのだけれど、来期のチーム構成をぼんやりと考えていた。

 今のセレッソの売りは高い位置でのプレッシングを前提にした堅牢な守備とショートカウンター。これをベースに、状況を見て徳重や酒本のようなドリブラー、宮原のようなパッサーをアクセントとして加える。このやり方を一年間通してきた。通年一貫した戦術を通し、それがコンスタントに機能したというのは久しぶりでは無いだろうか。

 恐らく来期もこの形は変わらない。それは獲得した新人選手のタイプや、獲得しようとしている選手の個性を見ていれば判る。

 それを前提にした上で、セレッソがより強くなる為にはどうすればいいのか…。限られた予算を考え、出来る限り現実的な話がしたい。


 まず、何処を第一に補強すべきか。私は2シャドーの部分が一番危ないように感じている。

 セレッソは一見するとこの位置の選手がありあまっているように見える。森島、古橋、徳重、山城。強引に考えれば酒本、苔口も出来ないわけではない。

 しかし、今のセレッソにとって、ここは最も課せられたノルマが高い位置なのだ。守備の際は絶え間なくチェイシングをしなくてはいけないし、攻撃に移る際には常に相手の脅威となる位置へと移動し、トップの西澤のフォローに入らなくてはいけない。尋常では無いスタミナとスピード、いかにして質の高い動きをするのかを考える知性(或いは感じる本能)が無ければ勤まらない。

 リーグ戦終盤に「モリシを下げると点を取られる」という話が出たことが有ったが、これは偶然ではない。森島に代わってそのポジションに入った選手の、守備に対する貢献が下がってしまった為に生まれた、むしろ必然というべき結果なのだ。

 例えば後半戦よく見られた宮原との交代の場合。宮原は攻撃に関しては実に良い働きをする。33節の横浜戦、あと数センチ内側なら試合が決まっていたという古橋のシュートを呼び込んだラストパス、これを出したのは宮原。あのパスは他のどの選手でも出せない、質の高いもの。

 しかし事守備に関しては、森島と宮原には絶対的な差が有る。ボランチの位置なら宮原もそれなりに機能する。しかし2列目では少しスピードとクイックネスが足りない。

 そしてその森島も来年で34になる。もたついている時間は無い。

 ここを最も効率良く補強するにはどうすればいいか。大久保の凱旋という展開も有り得ない話ではないが、私は米山の復帰を強く推す。

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 泥臭さ、得点感覚、スピード、可能性、米山はもう少し評価されても良い選手。もちろん全盛期の森島と比べるのは酷であるし、森島にとっての西澤のような相性の良い相棒が今のところいないというのも辛いが、他の何よりも現実なプランだと考える。

 もし米山がスタメンで定着すれば、森島をジョーカーとして使えるメリットも生まれる。チームがピンチの時、経験を積んだベテランが登場するというのは定番の手では有るが、それだけ効果的なのだ。ここ一番に登場する森島を想像してほしい。


 左サイドも手薄。ゼ・カルロスが好調な時でもやはり背後に空いたスペースは危険であるし、彼が怪我や出場停止の時に出場した苔口や酒本は、穴を埋めるにはややスケールが小ぶりだった。

 二人ともまだまだ伸びる選手ということを差し引いても危なっかしいシーンが目立ったし、左サイドのスペシャリストというわけでもないからあの位置でプレーさせる事がプラスだとも思えない。古橋を回すと今度は2シャドーに穴が開く。堂柿は未知数。徳重とゼ・カルロスを併用というのが基本になるだろうか。


 この二つのポイントを押さえれば、来期もリーグをかき回すことが出来るのではと思っている。怪我人が続出しない限り、少なくとも降格に怯えるような事は無いはずだ。


 1トップの位置には小松と森島康という実績の有る若手が入る(森島康はまだ決定していないが、恐らく大丈夫だろうと楽観視している)。悪い表現かも知れないが、どちらかがモノになれば最低5年間はこのポジションの心配をしなくてもいい。

 ボランチに関しても、仮にファビーニョが抜けたとしても、藤本の成長、宮原の意外な程の適正(パスセンスの良さと連携の上手さが生かされている)そしてブルーノが推薦していると言うシルビーニョの存在を考えるとそれ程不安では無い。無論チームに馴染んだファビーニョがリーグ戦しょっぱなからいるのとそうでないのとでは大きな差が有るから、留意してもらうのが一番なのだけれど…。

 右サイドは久藤と酒本でいいと思う。そこにパク・カンジョが入れば一層頼もしい。

 DFに関しても去年では考えられなかったことでは有るが、ブルーノ、前田、柳本、藤本、鶴見、江添、山崎、千葉とだぶつく程いる(4バックにするのなら話は別だが)。

 GKは優秀選手賞を受賞した吉田がいるし(私が今一番謝りたい選手。リーグ戦序盤の危なっかしさはなんだったんだろう)伊藤も錆付くような存在ではない。


 予算が有れば高松も欲しいし、スーパーサブとして林がいれば、それはそれでいい。ただ近くにも良い選手は沢山いる。彼等の評価を確認してから、改めて補強を考えても、遅いということはない。


 


posted by 西中島南方 at 00:04 | Comment(1) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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