head

▲PAGE TOP

Blog Restart!
bn_hikkoshi.jpg
O lunatico amou futebol RSS(新しいブログはこちらから)

12/20/05

吉田に有難う。

 吉田と古橋がベストイレブンに選ばれた。二人とも在籍年数は短いけれど、実にセレッソらしい選手だと思う。華は無くても、泥だらけになっても、頑張って、汗流して、涙を流して皆に認められる実力をつけるまでになった。

 特に吉田のベストイレブンが嬉しい。川口、楢崎、土肥、都築、曽ヶ端、藤ヶ谷。実力も知名度も有るキーパー達を押しのけて、プロ9年目にして初めてスタメンの座を射止めた吉田が賞を与えられた事は、本当に意味があることだと思う。


 かく言う私も、開幕当初は「なぜ吉田をスタメンで使うのか」と言っていたクチだった。守備陣へのコーチングはともかく、シュートをセーブ出来ない、キックの正確性は無い…。年齢も31と、けして若くは無いから、正直これ以上の進歩は無いと思っていた。


 でも、吉田は違った。よく「メッキがはがれる」選手はいるが、彼の場合は「サビがとれていく」とでもいうのだろうか、とにかく試合を重ねるごとに、眠っていた力を見せはじめた。リーグ戦終盤でも一試合に一度はヒヤヒヤするキックをしていたけれど、「吉田のせいで落とした」試合は影を潜め、「吉田がいたから勝てた」試合が続いた。

 もし吉田と顔を合わせる機会が有れば、「申し訳有りませんでした!」と諸手を着いて謝りたい。三十路を超えたから。もうおじさんだから。私はそうやって自分自身を縛り続けていた。同じような目で、吉田を見ていた。その固定観念を、プレーで、情熱で打ち破ってくれた吉田に、本当に謝りたい。そして、心から「ありがとう」と言いたい。


 人間は一度しか無い。だから、無難に生きる。それもアリだと思う。でも自分の可能性を信じて、チャレンジする。それもいい生き様じゃないだろうか。私のチャレンジはいいものなのか間違っているのかよく判らないけれど、吉田のチャレンジが間違っていない事が判っただけでも、今日はとてもいい一日だった。


 


posted by 西中島南方 at 23:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

呪いか?呪いなのか?

 朝起きると喉の辺りがおかしい。

 痛いというわけではないのだけれど、痒いというか、面映いというか、とにかく不快な感じがする。時々咳き込むと軽い嘔吐感とともにタンが出てくる。気持ちが悪い。

 さらに昨日の夜辺りから右上顎の親知らずが腫れだした。痛みは少ないが、多分放っておくともっとひどくなるんだろう。


 おまけにまわりの人間が次々と風邪やらインフルエンザにかかっている。あとかかっていないのは自分だけなんで、多分時間の問題。インフルエンザは予防接種をしてもかかるようで、いっそ早目にかかってタミフルをしこたまもらった方が懸命かも知れない。


 もうここまで来ると「誰か私のこと呪ってない?」なんてヨコシマな気持ちになってくる。心当たりがいろいろ有り過ぎて誰がやっても判らない。


 でもそういう状態でも「サッカーが観たい」と思う自分がいたりして、笑ってしまう。土曜日に長居のスタンドでマスクをかけた大男がいたらそれは多分私だ。恐らくその頃には「人間生物兵器」と化しているので近付かないことをお奨めする。


 さて、夜にはJリーグアウォーズが待っている。今日は早目に帰ろう。

 
posted by 西中島南方 at 13:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12/19/05

盆と正月が一緒に来た。っていうかクリスマスだよな。

 おかげさまで家内が今週末退院出来そうです。まだ正確に何日とかは判らないんですが、サンタさんは三十路を超えたおっさんにも素敵なプレゼントを用意してくれました。フィンランドには足向けて眠れませんね。

 娘は割と奔放な性格なんですが、さすがに長いこと母親と離れていると淋しいようで、外泊の際などは「また病院行くん?」などと聞いたりしていたんですが、もう今度帰ってくる時は退院の日なので、家族でゆっくりした週末を過ごせればいいなとか思っています。


 ただ週末というとダービーと重なっちゃうんですよね。おこたでぬくぬくテレビ観戦ってのもいいんですが、寒かろうとなんだろうと生観戦の方が段違いに楽しいわけで、さてどうしたものやら。

 もしスタに行ければ、いつものところに「さくらのきのしたで」持って鎮座ましましておりますので、よろしければお声をかけて下さい。特にぐっさんには今度こそ必ず本持っていきますんで(汗

 そうそう、注意して頂きたいんですが、西中島には影武者がおります(ただ背格好が似ているだけなんですが、よく間違われるそうで。私に間違われるのは明らかに「被害」ですよね)、前髪に白髪が混じっているのが本物なので、お間違えの無いように。


 まあどんな風に転ぶにせよいいクリスマスが過ごせそうです。これも日頃の行いがいいからかなぁ。とか書いたら何かあるんかな?まあいいや。

 
posted by 西中島南方 at 12:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12/18/05

とりあえずよかった。

 やあ、ダービー関連のエントリーを上げると荒れますねぇ。殺伐とした空気は好きじゃないんですが、なんでも双方に粉をかけて回るダービー厨なんて人もいるようなんで、暫くはこういう雰囲気が続くんでしょう。ああたいへんだ(棒読み)。


 さてさてそういう刺々しい空気の中、一服の清涼剤となるニュースが有りました。それはあやかちゃんの手術成功。

 臓器移植の場合は、これから身体が移植された臓器に対して拒否反応を示さないかという大事なポイントが有るわけですが、そこまでたどり着けただけでも嬉しいですよね。


 あやかちゃんを救う活動は、勿論一人の人間の命を助ける事が第一義だったわけですが、もう一つ、チームの垣根を超えてサポーター同士が連携できるのか、そしてそうなった時にどれほどの力になれるのか、というところも注視していました。結果として終始仲違いの類は有りませんでしたし、募金も十分に集まりました。これもサッカー好きにとっては嬉しい事です。


 早く良くなって、元気に日本に帰ってきてほしい。そして出来ればサッカーを好きになってほしい。お父さんとカシマスタジアムに行くのもいいんじゃないですか。そういう未来があやかちゃんの前に有る事を切に願っています。


 
posted by 西中島南方 at 22:30 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12/15/05

先生も走るけど、フロントも走るよ。

 いろいろと忙しい師走です。Jリーグもこの時期天皇杯やら移籍やら解雇やらでそれなりにバタバタしていますね。

 長居では関西初のトライアウトが行われ、セレッソからは中井君が参加した模様。フィオ戦ではいい感じでプレーしていたんですが、厳しいですね。それなりにセンスの有る選手だと思うんで、どこかでプレーを続けて欲しいのですが…。


 またこのトライアウトを視察した西村GMが元湘南のFW高田保則選手に注目、セレッソの練習に参加させているらしいです。ツモってないんで判らんのですが。

 この高田選手の持ち味はスピードとラインの裏への飛び出し、ああ、西村さんの好きそうなタイプの選手だなぁ。ちなみに左利きということで、ゼ・カルロスのバックアッパーとしても考えているのかも。ゼ・カルロス、いい選手なんですがちょっと怪我に泣かされたところがありましたしね。


 あとセレッソが獲得に乗り出していたパク・カンジョは神戸残留濃厚とのこと(神戸の携帯公式にアップされているそうです)、こっちに来ても久藤、酒本、苔口と競争相手が多いですし、神戸はチームとしてまとまりを見せているので、しょうがないと言えばしょうがないですね(柏は空中分解状態ですがあそこの選手は西野監督のツテでガンバがまとめて持っていきそう)。酒本がコンスタントに今のレベルを維持してくれればそれほどダメージは無いと思いましょう。


 さて、後はトップとボランチの充実くらいですか。ファビーニョはまだ微妙というかヤバイらしいし、ブルーノの知り合いでもある仙台のシルビーニョも他球団との競合が有りそうな気配。高松も、うーん浦和かな。デカモリシもまだ入団決まってないですし、もう少し様子見ですか。


 それにしてもチーム強化というのは難しいものです。今年の黒部や広山を見ていると余計にそんな感じがします。二人とも能力の有る選手です。それなりの環境が有ればそれなりに数字が残せるような。それは皆が知るところ。

 ところがセレッソではあまり活躍出来ていない。チームの中で自分の居場所が無い様子で、ちょっと辛いですよね。

 時々サッカーのチーム作りってジグソーパズルに似ているかもと思う時があります。どんなに大きなピースでも、他のピースとうまくくっつかないとチームという絵にならない。逆に小さくてもチームに欠かせないピースも有る。それを見極めるのって、なかなか出来るもんじゃない。


 今年はセレッソとしては収穫の多い一年でしたが、はてさて来年はどうなる事でしょうか?毎年豊作を、とは言いませんが、やっぱり何か期待してしまいますね。

 
posted by 西中島南方 at 13:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12/13/05

イカイノヨル。

 最近スキになっているヒマつぶしの方法は写真撮影。観戦記用に買ったコンパクトカメラを持ち歩き、時間が空けばいろんなところを撮っている。デジカメだからすぐに出来ばえが見られるし、まわりの人に怪しまれる点を除けば、なかなか有意義な時間が過せる。

IMG_1477s.jpg

バス待ちの間にも一枚



 先日は生野区周辺を散策。昼間の写真より夜景の方が撮り辛い分逆にワクワクする。特に猪飼野にあるスーパー玉出の辺りは、目がくらむ程派手にデコレートされていていい。

IMG_1570s.jpg

本当はもっと派手なんだけど



 パチンコのエンパイヤより東側、布施の辺りまでの町並みは無国籍というか、多国籍というか、とにかく妙な空間。電飾は日本語とハングル語が半々くらい。すれ違った兄ちゃんはずっと中国語で話し続けてるようだ。殆どの店が特定アジアの全ての言語対応で、スーパーのレジ打ちはみな下手糞な日本語でお釣りを渡してくれる。ここは本当に日本なんだろうか?そもそも現実なんだろうか?新鮮というよりギャップの大きさに違和感を感じる。これはこれで楽しいのだけれど…。




 多分殆どの人間が見落としている何気ない日常にも、ハッと息を呑むような瞬間が有る。ただ、それに気がつかないだけ。カメラというツールのおかげで齢30にして初めてその事を教えられた。たまには綺麗なものも撮らなきゃね。


 
posted by 西中島南方 at 01:12 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12/11/05

柏と甲府。

 昨日柏が降格しましたね。同じ年にJ1に上がった「同期組」ですから、そりゃ勿論セレッソよりも好きってわけじゃないですけれど、気にしていましたよ。東京V戦が圧勝だっただけに俄かには信じられませんでした。


 柏とは去年残留争いが有って、ホームで1-5なんて惨敗をしてしまった。けれどセレッソはそれが引き金になって、フロントもチームも「これじゃダメだ」と変わり始めた。小林さんを呼んできて、最初は4-4-2のフラットをやってみたりして、いろいろ試行錯誤は有ったけれど、とにかく残留できた(その年は最下位のみ入れ替え戦だったというのも幸運でした)。

 柏はその時確かに勝ち点3を取れたけれど、もっと大事な体勢を切り替えるポイントを逸してしまったのかもかも知れない。もしあの時セレッソが勝っていたらどうなっていたんだろう。今年優勝争いは出来ただろうか。なんとも皮肉な結果になってしまった。


 柏の主力選手達がこぞってJ1でのプレー(移籍)を口にしているのも、少し残念な気がする。確かに個々人で見れば魅力的な選手は沢山いる。玉田、明神辺りは黙っていてもオファーが来るでしょう。けれど、自分達の手で柏をこうしてしまったのだから、そういう話はせめてそれなりの落とし前をつけてからにしてほしい。神戸は三浦や北本が残留する意思を示しているのに、柏の選手達にはそういう心意気はないのかな。


 一方の甲府にはただおめでとう、本当によくやったと言いたい。J2でも下位の時代が続いて、チームの存続さえ危うい時期が有った。いい選手や指導者は吸い上げられてしまうし(セレッソもその一つであったのだけれど)、我慢に我慢を重ねた中での昇格、嬉しさも格別じゃないかな。


 甲府の試合は殆ど観ていないのだけれど、2年前の天皇杯だったか、西が丘でのFC東京戦は記憶に残っていますよ。

 とにかくノリノリのFC東京の攻勢に押されっぱなしだったけれど、チームが一丸になって必死に守っていた。主力の何人かは足がつってもプレーを続けていた。戦力差は歴然だったけれど、チームが同じビジョンで動いていた。そしてそれが奇跡のような勝利に繋がった。引いて見れば典型的なジャイアントキリングなんだけれど、妙に感動してしまった自分がいました。


 来年のリーグ戦、甲府をナメてかかると痛い目に会うと思いますよ。それこそ昨日の甲府のように、常に全力でプレーしなければね。


 
posted by 西中島南方 at 16:58 | Comment(1) | TrackBack(2) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12/10/05

千葉2VS5C大阪 呪縛からの脱出。

 セレッソの歴史の中でも、この一週間は実に重たく、苦しい時間だったと思う。悲しみであったり、悔恨であったり、恐れであったり、およそ人間が感じられるありとあらゆる負の感情が、チームを包んでいたはず。

 それらを封じ、前を向く為には、勝利がどうしても必要だった。「このままでは終われない」そんな覇気をはらんで、イレブンはピッチに散った。


Field-2005-12-10-st.gif


 ファビーニョは体調不良(あけだけ寒さが嫌いだったら風邪の一つもひくだろう)、ゼ・カルロスは最終戦の負傷が未だ癒えずで、外国人選手はブルーノだけとなった。西澤も負傷で離脱、フルメンバーからは程遠い布陣だったが、試合運びの上手さは間違いなく今年のセレッソのそれだった。


 千葉が2バックで臨んだ事も幸いしたと思うが、とにかく前3人の守備が凄まじい。少しでも可能性があれば恐れずにチャレンジする姿勢にはただただ脱帽。前が必死で頑張れば、後ろはかなり楽になる。NHKのアナウンサーの「今日の森島は実に生き生きとしています」というコメントも当然という働き。

 攻撃においては2バックの両サイドのスペースを有効利用。左の酒本、右の久藤が果敢にアタックしていった。


 それでも前半は試合の流れがかなり流動的だったように思う。1点の恐ろしさを知るあまり、肝心な場面で萎縮してしまったシーンも見られたし、千葉もタイトルホルダーの名に恥じない攻撃を仕掛けていた。森島の先制点が生まれた後にも際どいシュートを浴び、危うく同点という場面が(これはポストに嫌われたのだが)。


 この流れをこちらに引き寄せたのはブルーノ。最終戦に出られなかった悔しさを激しいプレーで体言、攻守に大車輪の活躍を見せる。前半終了間際に得たPKを決めると、いよいよ勢いが止まらなくなってきた。

 前のプレッシングで相手のパス精度が乱れたと見るや誰よりも早く飛び出してインターセプト、そのまま持ち上がって攻撃の起点となる。そんなシーンが数えられないほど有り、またそれが得点に繋がった。彼のアグレッシブなプレーがセレッソに絡みついていた呪縛を取り除いたのだ。黒部の粘り腰、古橋の鮮やかなミドル、シメは負傷していた筈の前田の美しいボレー。得点の度に、セレッソの選手達に明るさが戻っていく。

 録画の筈なのに、結果は知っているのに、私は泣きそうになってしまった。選手は、本当に辛かったんだろう。気を利かせてくれた家族やスタッフ、サポーターのその想いも、重圧になっていたかも知れない。でも大丈夫だ。もう大丈夫だ。セレッソが目指しているサッカーは間違っていなかったんだ。


 2失点はご愛嬌、などと甘く締めるわけにはいかないが、久しぶりの5得点。悪い気持ちはしない。何より点が欲しい時にキチンと点が取れるという自信がついたのは良い事。

 もう一つの収穫はここ数試合課題になっていた「モリシ抜き」になった時の布陣を小林監督が模索し始めた事。

 勝負がついた後半20分辺りから宮原、徳重、苔口を投入したのだが、その時くさび役だった黒部を下げて宮原を司令塔に、さらに徳重、古橋とスピード系2枚をトップに持ってきた。

Field-2005-12-10-en.gif


 森島が抜けると前線でのチェイシングが甘くなり押し込まれる。その打開策としてスピード豊かな選手を配して前線の運動量を極力落とさないようにする。そしてカウンターの際には宮原のパスでその前線を走らせる。これはなかなか面白いアイディアだと思う。実際宮原のパスを受けた徳重がキーパーまでかわし、ゴールまで後一歩に詰め寄った場面が生まれている。今後もこのパターンは使えるだろう。


 とにかくセレッソにとってこの一勝は特別な価値が有った。「あの試合」で無くしていたものを取り戻し、さらに一歩前に進むことが出来た。天皇杯では上位に食い込んだ経験と実績も有るし。とにかくこの勢いを大切にして、準々決勝に臨んでもらいたい。


 
posted by 西中島南方 at 23:31 | Comment(3) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

天皇杯 千葉戦予想

Field-2005-12-10-01.gif


 天皇杯は意外と選手のモチベーションが低い大会らしい。横浜FMの岡田監督が以前どこかで露骨に敬遠しているというコメントを残していた。

 だが、今年のセレッソは違う。西澤は「自滅」と漏らしていたらしいが、その汚名を返上するにあたり、今年の天皇杯ほどタイミングのいい試合も無いだろう。精神的な傷も癒えただろうし、今頃は前向きに戦闘準備をしているものと信じたい。


 システム的なキーポイントは両サイドとトップ。ゼ・カルロス、前田と西澤が負傷で出られない。黒部がトップに入った時はかなりバランスが不安定になるキライが有るが、今年2度有った千葉戦で共にゴールを上げているので期待。また左サイドには最近好調の酒本が入る。気温が下がるほど旨味が出てくるサケ、ゼとはまた違う味を出してくれれば…。

 3バックでは前田が下がりブルーノが入る。藤本は久藤との連携が改善されているだろうか。


 後は気持ち。これだけは欠かせない。勝ちたい、タイトルをとりたい、頂点に立ちたい。強い渇望こそがチームの動きを激しいものにしていく。
posted by 西中島南方 at 00:48 | Comment(2) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12/09/05

鬼に笑われるという話。

 天皇杯を前にして横道に入るのだけれど、来期のチーム構成をぼんやりと考えていた。

 今のセレッソの売りは高い位置でのプレッシングを前提にした堅牢な守備とショートカウンター。これをベースに、状況を見て徳重や酒本のようなドリブラー、宮原のようなパッサーをアクセントとして加える。このやり方を一年間通してきた。通年一貫した戦術を通し、それがコンスタントに機能したというのは久しぶりでは無いだろうか。

 恐らく来期もこの形は変わらない。それは獲得した新人選手のタイプや、獲得しようとしている選手の個性を見ていれば判る。

 それを前提にした上で、セレッソがより強くなる為にはどうすればいいのか…。限られた予算を考え、出来る限り現実的な話がしたい。


 まず、何処を第一に補強すべきか。私は2シャドーの部分が一番危ないように感じている。

 セレッソは一見するとこの位置の選手がありあまっているように見える。森島、古橋、徳重、山城。強引に考えれば酒本、苔口も出来ないわけではない。

 しかし、今のセレッソにとって、ここは最も課せられたノルマが高い位置なのだ。守備の際は絶え間なくチェイシングをしなくてはいけないし、攻撃に移る際には常に相手の脅威となる位置へと移動し、トップの西澤のフォローに入らなくてはいけない。尋常では無いスタミナとスピード、いかにして質の高い動きをするのかを考える知性(或いは感じる本能)が無ければ勤まらない。

 リーグ戦終盤に「モリシを下げると点を取られる」という話が出たことが有ったが、これは偶然ではない。森島に代わってそのポジションに入った選手の、守備に対する貢献が下がってしまった為に生まれた、むしろ必然というべき結果なのだ。

 例えば後半戦よく見られた宮原との交代の場合。宮原は攻撃に関しては実に良い働きをする。33節の横浜戦、あと数センチ内側なら試合が決まっていたという古橋のシュートを呼び込んだラストパス、これを出したのは宮原。あのパスは他のどの選手でも出せない、質の高いもの。

 しかし事守備に関しては、森島と宮原には絶対的な差が有る。ボランチの位置なら宮原もそれなりに機能する。しかし2列目では少しスピードとクイックネスが足りない。

 そしてその森島も来年で34になる。もたついている時間は無い。

 ここを最も効率良く補強するにはどうすればいいか。大久保の凱旋という展開も有り得ない話ではないが、私は米山の復帰を強く推す。

yone01.JPG


 泥臭さ、得点感覚、スピード、可能性、米山はもう少し評価されても良い選手。もちろん全盛期の森島と比べるのは酷であるし、森島にとっての西澤のような相性の良い相棒が今のところいないというのも辛いが、他の何よりも現実なプランだと考える。

 もし米山がスタメンで定着すれば、森島をジョーカーとして使えるメリットも生まれる。チームがピンチの時、経験を積んだベテランが登場するというのは定番の手では有るが、それだけ効果的なのだ。ここ一番に登場する森島を想像してほしい。


 左サイドも手薄。ゼ・カルロスが好調な時でもやはり背後に空いたスペースは危険であるし、彼が怪我や出場停止の時に出場した苔口や酒本は、穴を埋めるにはややスケールが小ぶりだった。

 二人ともまだまだ伸びる選手ということを差し引いても危なっかしいシーンが目立ったし、左サイドのスペシャリストというわけでもないからあの位置でプレーさせる事がプラスだとも思えない。古橋を回すと今度は2シャドーに穴が開く。堂柿は未知数。徳重とゼ・カルロスを併用というのが基本になるだろうか。


 この二つのポイントを押さえれば、来期もリーグをかき回すことが出来るのではと思っている。怪我人が続出しない限り、少なくとも降格に怯えるような事は無いはずだ。


 1トップの位置には小松と森島康という実績の有る若手が入る(森島康はまだ決定していないが、恐らく大丈夫だろうと楽観視している)。悪い表現かも知れないが、どちらかがモノになれば最低5年間はこのポジションの心配をしなくてもいい。

 ボランチに関しても、仮にファビーニョが抜けたとしても、藤本の成長、宮原の意外な程の適正(パスセンスの良さと連携の上手さが生かされている)そしてブルーノが推薦していると言うシルビーニョの存在を考えるとそれ程不安では無い。無論チームに馴染んだファビーニョがリーグ戦しょっぱなからいるのとそうでないのとでは大きな差が有るから、留意してもらうのが一番なのだけれど…。

 右サイドは久藤と酒本でいいと思う。そこにパク・カンジョが入れば一層頼もしい。

 DFに関しても去年では考えられなかったことでは有るが、ブルーノ、前田、柳本、藤本、鶴見、江添、山崎、千葉とだぶつく程いる(4バックにするのなら話は別だが)。

 GKは優秀選手賞を受賞した吉田がいるし(私が今一番謝りたい選手。リーグ戦序盤の危なっかしさはなんだったんだろう)伊藤も錆付くような存在ではない。


 予算が有れば高松も欲しいし、スーパーサブとして林がいれば、それはそれでいい。ただ近くにも良い選手は沢山いる。彼等の評価を確認してから、改めて補強を考えても、遅いということはない。


 
posted by 西中島南方 at 00:04 | Comment(1) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。