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Fri 11 Nov 2005

親から子、子から孫へ。

 昨日記事にした「全国ホームタウンサミットin大阪」とりあえず参加申込みとておきました。個人的な用事がバタバタと重なっているんで、ひょっとしたら行けないかも知れませんが、出来る限り時間を作るつもりです。今やっているリーグ戦、カップ戦も大事なんですけれど、それよりちょっと長い目線で見た時に、今のJにはまだまだやらなければいけない課題があると思うので。

 例えば、サポーターの世代交代なんてそうだと思うんですよ。93年に開幕した時のバブル人気が有って、一時凋落して、98、02、06と3大会連続でワールドカップ予選に勝ち抜いてきて、何とか今の人気が有る。でもこの13年間でサポーター層が大幅に交代したかというと、そうでもない気がするんです。

 もちろん年配のサポーターの方達を否定したりするつもりはないのですが、スムースな世代交代が無いと、いずれチーム自体が破綻してしまうのも、事実ですよね。

 少年サッカースクールを持ったり、そこの子供達を招待したり、チームはそれなりに努力をしていますが、サポーター単位ではどうなのか。


 以前テレビで、ブラジルのとあるチームのサポーター家族を追ったドキュメンタリーをやっていました。そこは代々サポーターグループの団長を務めている家庭だそうで、その時はもう70近いおじいさんが団長をやっていました。彼等はチームのサポーターである事に誇りを持ち、少しでもチームの為にと頑張っていました。息子達も勿論サポーターで、精進して次の団長にふさわしい人間になるべく奔走していました。

 そこまでしなくてもいいとは思いますが、そういう気持ちだけでも持っている家庭が何件か有ればいいですよね。サポーター同士家族ぐるみで付き合うのも悪くない。そうして子供も自然とサッカーの有る日常を当然として過ごしていく…。


 私達おっさんサポがどれだけ我が子やその友人達に、スポーツの、サッカーの楽しさを伝えられるのか、この最初の世代交代が一番難しいんじゃないでしょうか。でも、絶対に避けては通れない。これからもずっとサッカー有る生活を望むのであれば、なおさらに。


posted by 西中島南方 at 12:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Thu 10 Nov 2005

全国ホームタウンサミットin大阪

 OFFICIALにも載っていたんですが、なんでもこういう会合が開かれるらしいです。

全国ホームタウンサミットin大阪.jpg


 毎年持ち回りで開かれているようなのですが、今年は大阪、しかも長居スタジアムと長居小学校での開催との事です。案内文を見てみると

「ホームタウンサミット」の開催により、開催都市の市民間連携、行政との連携、クラブとの連携が深まり、ボランティア活動促進や、地域、クラブへの愛情・愛着が深まることを目指します。

「スポーツそのものへの、市民レベルからの支援」「市民参加型のスポーツを通じたまちづくり活動」の具現化されたもののひとつとして、開催します。

これからの地域とスポーツのかかわりにおいて、市民・行政・クラブが一体になる機会をつくります。


 とあります。長居の立地や施設、環境はホームタウンとしては一つの理想形ではないかと思っている(だから本まで作ったんですが)私としては、是非参加してみたい会合です。

 ただ会費が二日間合計で1万円(宿泊費別途)というのはどうも敷居が高いですね(キモの講演会、分科会だけなら3000円なんで行くとすればこっちかな)。これくらいポンと出せるような立場の人向けなのでしょうか。行ってみて肩身の狭い思いをするのは嫌だな…。


 それでも折角の大阪開催なんで、セレサポが全くいないなんて事は無いようにしたいですね。サポーターという立場から、ホームタウンに何が出来るのか。そういうところを話し合える場であれば嬉しいのですけれど。



posted by 西中島南方 at 12:35 | Comment(4) | TrackBack(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Tue 08 Nov 2005

東京三題。

 狼里ちゃんところと春さんところで久しぶりに盧廷潤さんのお姿を拝見。まだ元気そうで嬉しいな、というか常に真摯で情熱的だからあれだけ若いんだろうな、何か書こうと思ったけれどお二人に殆ど語り尽くされてしまいましたよ。


 そういう事で今日もグダグダ話です。何故か三つとも『東京』繋がり。

 一つ目、我らがイケメンボランチ下村くんが東京V戦に間に合いそうとのこと。

なにわWEB

C大阪下村、12日東京V戦で復帰へ

 右足関節じん帯損傷で離脱していたC大阪MF下村が、12日東京V戦での4試合ぶりに復帰する。MFファビーニョが出場停止で、布部とのダブルボランチを組み先発する。「しっかり準備してきた。勝つしかない」と気合を入れた。リハビリ中はコラーゲンの粉末や鳥の皮を摂取。「じん帯にいいと聞いてね。肌のためじゃないですよ」とイケメンMFは笑っていた。


 怪我明けでいきなりファビーニョがいない分も頑張ってもらわないといけないというのは辛いですが、下村がいるといないとでは大違いですからね。嬉しいです。ガッツリ守って、どんどん声出して、試合後にはいい笑顔を見せていただきたいところ。


 もう一つ。実はリーグ戦の最終節、FC東京戦と会社の社内旅行が重なっていたのですが、予定日が変更されて観にいける事になりました。全く個人的な話なんですが、場合によっちゃあ凄く重みのある一戦になるかもしれないし、ここまで長居に足繁く通って最終節を観ないというのも嫌な話だよなって思っていたんで、こちらも嬉しい展開になって来ました。


 で、最後は「さくらのきのしたで」のお話です。今までスタ近辺のお店でのみ取り扱っておりましたが、とある方のご好意で、東京でも50部、配布できそうな感じです。

 でも、でもね。

 その配布場所というのが東京ビッグサイトでして、しかもコミケの時に配布するんですよね。とりあえず入場は無料なんですが、何せ

コミケ01.jpg


 こんなですから。

コミケ02.jpg


 こんなですから。

 参加者が15万人もいますから、心してお越しください。詳細が決まりましたらまた御連絡致します。


posted by 西中島南方 at 12:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mon 07 Nov 2005

すっかりSB声出し隊という名称が定着している件について。

 はいはい、精神安定剤を持ってくるのを忘れてガクブルの私が来ましたよ。

 最近何も起こらないからなのか某所サポスレで応援に関する話題がよく出ていますね。

 それについて、私個人としては良い事だと思っていますよ。いろんな釣りや煽りとか有るけれど、時々自分の足元を見て改善したいという気持ちが起こるのはサポとして健全、むしろそれが出来ないと現実社会とサポ同士の社会がどんどん乖離してしまってマズイ。今のままでも敷居高目かなと思っているから、今の時期にこういう話が出来るのは悪くないかと。

 これが上手くまとまった形になれば、リーグ戦終盤の大事な時に複数のサポグループが同時にアクションを起こせるかもしれないし、天皇杯の長居での試合、元旦の国立でも何かしら出来るかも知れない(行く気まんまんですよ)。ゴール裏だけなんてけち臭い事言わずに、長居のアウェー以外は全部ピンクで埋めるなんて事も出来るはず。それをする為にはそれだけのお客さんが来ないといけないけれど、それは運営の方々に頑張ってもらいましょう。


 少しでも良い応援、楽しいスタジアムの中で、セレッソの選手達にプレーしてほしい。2000年の時は人は満員だったけれど、それが出来たかというとちょっと疑問でした。次こそは良い形で、選手を迎えたいです。



posted by 西中島南方 at 12:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sun 06 Nov 2005

下手なこと言えんがな。

 「りんでん」さんと「パリーネ」さんへ「さくらのきのしたで」の在庫補充をしに行きました。あいにくの雨模様でしたので、本が濡れぬようナイロン袋でぐるぐる巻きにして、いざ出陣。

 試合の無い日の長居は、お祭りが通り過ぎた後のようで、しずかでちょっと寂しい感じでした。でもそもそも下町の休日というのはこんな感じなんでしょうね。


 まずパリーネさんにお邪魔しました。

パリーネ.jpg


 お店に入って「本を置かせて頂いている者なのですが…」と店員の女の子に告げると、ああ聞いたこと有りますよって感じですぐに責任者の方を呼んでくださいました。こんなヤツはあんまりいないんでしょうかね。

 お店の方に聞くと評判は良いとの事、全然さばけなくってお店の場所だけ取ってるって事態が一番怖かったので一安心しました。早速在庫を入り口すぐのトンクを置いている横に並べていただきました。あんなにいい場所に置いてもらえると有り難いですね。


 続いて「りんでん」さんへ、

りんでん.jpg


 ここに来るとなんだか落ち着きますね、不思議なもんです。あいにくマスターはいらっしゃいませんでしたが、奥さんに丁寧に応対していただきました。

 こちらでも評判は良いとの事。「ホームページを見たのでやって来ました」と言う人が多いようです。中には「東京にいる知人に送りたいので」と何冊も持って帰られる方もいたそうです。そして、奥さんから意外な話を聞きました。


「そういえば○○くん(選手の名前)もこの本が欲しいって持って帰ったわよ」



ええ〜っ!?


 そんなまさか現役の、しかもトップでバリバリやってるあの選手が手にとってくれるなんて…。

「なんでも○○くんの奥さんがホームページを見ているらしくてね…」



えええええ〜っ!?


 うわぁ、選手もブログとか見てるんだな、そりゃ自分の評判とか気になるよね、考えてみれば当たり前の話か…。それにしてもこりゃ変なこと書けないね。

 その選手はすごく頑張ってて、多分どのブログ見ても悪く書く人なんていないような存在だから、まだゆったり見ていられるかも知れないけれど、ちょっとスランプに陥っていたり、バッシングされるようなプレーをしている選手も見ているだろうし、凹む事も有るだろうな。


 というわけでブロガーの皆さん。選手の皆さん結構見ているようですよ!うかつな事は書かないようにしましょう!

 うかつって何やねんって言われると言葉に窮してしまいそうになるけれど、同じ非難をするにしても選手やスタッフのプラスになるような書き方をしましょうってことです。全然ダメとか辞めてしまえとか書くのは簡単だけれど、それよりもっとこうしたらどうだとか、ここを変えれば良くなるのにって感じで記事を書いた方が、チームの為にもなるんじゃないかと。

 逆に考えれば記事一つで選手が頑張ってくれたり、いい方向に向ってくれる可能性もまた有るわけで、ブログの持つ力が、自分の想像よりもずっと大きい事を感じてしまいました。そういうところを今以上吟味しながら、記事を書くようにしていきます。今日は収穫多き一日でした。


posted by 西中島南方 at 19:08 | Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sat 05 Nov 2005

一つの街の二つのチーム。

 今日は実にまったりとした週末を過ごしています。最近は休みの日も何かしら用事が有ってゆっくりできなかったんですが、こういう日が有ってもいいもんです。



は?


ナビスコカップ?



なんすかそれ?


 なんて言ってみたり。欲求不満なのか?

 このライバル意識というのはなかなか理解されないものですね、特にお父さん世代には。確かに野球なんかだとこういう意識はあまりわいてきませんものね。

 私が子供の頃、関西には阪神がいて、阪急がいて、南海がいて、近鉄がいました。それぞれ特色が有ってそれなりに楽しかった。妹の担任が南海ファンで、私の担任が阪急ファンだった時も有りました。

 でも南海のファンだからといって阪急や阪神や近鉄をボロクソに言う人なんていませんでしたし(身内にヤジを飛ばすおっさんはいたかもしれませんが)、他のチームのファンにしたってそうでした。今は離れ離れになったり親会社が変わったりで、随分寂しくなりましたけれども。


 よくお義父さんから

「大阪に2チームは多いで」

 なんて言われるのですが、日頃マスオさんしていて平身低頭の私も、その話になると

「いいえお義父さん、大阪に1つしかチームが無いなんてダメです!」

 と力説しています。確かにガンバサポにもいい人は沢山いるでしょうし、ガンバというチームは実にいいチームだと思います。

 でも、ダメですね。やっぱり許容できない。セレッソが無い生活なんて耐えられない。ましてやガンバの応援などお金を積まれたって出来ない。


 まあ、だからといって今日の試合千葉を応援するなんて野暮な事もしたくない。というわけで週末の気だるい空気に身を任せ、安いインスタントコーヒーを飲んだりしているわけです。



posted by 西中島南方 at 13:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Fri 04 Nov 2005

売れすぎてごめんなさい。

 ちゅーても無料なんで私のところにはびた一文入らんわけですが(笑 セレッソ大阪『非』公式ファンブック「さくらのきのしたで」

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 おかげさまで凄い勢いでさばけているようです。りんでんのマスターさんから直々に「在庫は無いのかね?」とお電話を頂いてしまいました。売り切れのお店には日曜日に補充に行きますので、よろしくお願いしますね。


 昨日は「あの」天皇杯の後、かなりの倦怠感を伴いながら販路拡大に勤しんでおりました。たこ焼きの「浪花屋」さんも「権太呂すし」さんも「ケンタッキー」さんも、「スーパーの袋に大量に本を詰め込んだレプリカ着用の大男」がやって来ても、紳士的に接していただいて有難うございました。アメリカだったら入店即射殺ものでしたよ、私がアメリカンなら。

「ヘイ!ビリー、見ろよ!ありゃUMAだぜ!しとめりゃオレたちゃ有名人ってわけだ!ハッハーッ!!」

 とか言って迷わず撃ってましたよ、はい。

撃っちゃイヤン。.jpg

こんな感じに



 「権太呂すし」さんも「ケンタッキー」さんもチェーン店ですから、こういうところ厳しいのかなと思っていたんですが、思い切って言ってみるもんですね。その場で即OKを頂きました。皆さん。



食べたくなるなるケンタッキー!


すしと言ったら権太呂すし!


タコ焼き言うたら浪花屋ですよ!



 他にもいろいろいいお店が有るし、長居って結構住み良い町かも…、引っ越そうかな、長居スタジアムまで徒歩5分以内でいい物件無いかな、って5分以内ならまだ公園の中か。そんじゃまた。


posted by 西中島南方 at 20:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 同人活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Thu 03 Nov 2005

C大阪1(4PK1)1HondaFC 残された課題。

 V東京戦にはファビーニョも西澤も久藤も出場出来ない。それを踏まえた上で、この試合が有ったものと思う。いつもは控えに回る選手達にとっては格好のアピールの場だったはずだが、彼等には空回りする気持ちすらなく、期待を裏切る結果になった。

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 トップは黒部。ゼ・カルロス、徳重の負傷(徳重は今日負傷したらしい)で左サイドのスタメンは苔口になった。

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 さて、この黒部と苔口が試合開始から全く機能しない。黒部には3番石井がきっちりとついていてハイボール、ロングボールは殆ど跳ね返されてしまう。苔口は4バックでスペースを消されていたせいも有るが、足元にボールを欲しがるシーンが多々有った。特に苔口はらしさが無く、焦燥感を感じていた方も多いのではないだろうか。

 常々基点になっている左サイドと1トップでキープが出来ないので、セレッソはリズムが作れない。古橋、ファビーニョ、久藤らが何とか体面を保とうとするのだが本調子とは程遠い。

 そんな中、前半15分に古橋がセットプレーから先制点をあげる。古巣への恩返しとも言える一撃で相手を吊り出す事が出来るかと思われたが、ここから話がややこしくなってきた。


 ホンダの基本は4バックのラインディフェンス。奪ってからは手数をかけずロングボールでウイングを走らせるという典型的なカウンターサッカーなのだが、これが上手く機能していた。セレッソは3バックの両サイドで1対1の場面を作られ、よくピンチを招いていた。

 リードを奪われた事でプランを変更するかに思われたホンダだったが、失点後もこの戦術を変更しなかった。きっちりと崩されての失点ではなかった事が原因だったかも知れないが、とにかく徹底してサイドからの攻めを続けた。それが僅か5分後の同点弾につながった。


 そこからもホンダが主導権を握る時間が続いた。全員が全力で走り回り、個の力の差を人数でカバーする。特に古橋には厳しいマークがついていた(彼をフリーにする事がどれほど危険なのかを一番よく知っていたからだろう)。厳しいマークの代償として後半一人が退場したのだが、それでも戦術は変わらなかった。FWの足が止まっても焦る事無く184pの長身FW川島を投入、新たなポイントを作る。


 セレッソも手をこまねいていたわけではなかったが、選手交代によって劇的な変化が生まれる事は無く、苦戦する。

 まず後半途中、機能していなかった苔口に代えて酒本。

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 酒本は直接得点に絡むことは無かったが、この試合他のセレッソのプレーヤーには見られなかった気持ちを前面に出したプレーで局面を打開しようとしていた。もし周りに呼吸の合うプレーヤーがいたなら、より評価されていただろうと思う。

 立て続けに森島→宮原。

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 宮原のプレーは御世辞にもいいものではなかった(パスミスの多さは焦りからだろうか)、だが自分がボールを奪われればすぐにリカバリーに走ったり、パス&ゴーを繰り返したりと、以前よりも積極的に動いていた。こういう手抜きをしないプレーには好感を持つ。


 この二人が入っても尚、流れが変わらなかったのは、チームの根幹の部分に問題が有ったからだと感じる。勝って当然、大量得点が当たり前という空気がチームやサポーターに蔓延していた事は否定できない。

 対するホンダFCは実に高いモチベーションで試合に臨んでいた。恐らくこの日の為に様々な練習を積んでいただろう。古橋がJのピッチで活躍している姿を見て「俺だってやれる」と思っている選手も一人や二人ではないはずだ。

 心の有り様がこれだけ違えば、例えカテゴリーが一つや二つ違ってもこの展開になるのは当然かもしれない。「動員」をかけられたホンダ社員も、前半までは芝生に座ってバルーンスティックを叩くだけだったが、懸命のプレーに心打たれたか、延長に入る頃には全員が立ち上がり、最前列で声援を送っていた。

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 後半を終えても1-1、続々と入るJ1勢勝利の報に、サポーターもプレイヤーもようやく目が覚めた感の有る延長戦。しかし焦りや躊躇といったネガティブな感覚がセレッソから「らしさ」を奪い去っていった。延長突入時に足を痛めていたファビーニョを鶴見と交代させたのも、全体の不安定感を増長させていた。


 最後まで決めきれずにPK戦。事ここに至って、勝負の行方は判らないものになっていった。「ひょっとして」という期待と不安が長居第二スタジアムを包む。

 しかしホンダは3人蹴って2選手が失敗、冷静に4人連続で決めたセレッソが、実にあっさりと勝利収めた。ひょっとしたら、ホンダの選手達に勝てるかもしれないという欲が生まれ、それがキックの精度を落としたのかもしれない。試合をここまでこじらさせたのも気持ちの有り様だとするなら、試合の幕引きもまた気持ちの有り様というわけか。

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 この試合でセレッソに何か得るものが有ったかと聞かれれば、「慢心の危険性」以外の答えは見当たらない。セレッソの持ち味である泥臭さ、労を惜しまぬ姿勢が崩れた時の脆さを、チーム全員で身をもって知った。それを糧に出来ないようであれば、リーグ戦も天皇杯も苦戦が続くだろう。

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posted by 西中島南方 at 22:07 | Comment(6) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Wed 02 Nov 2005

明日は天皇杯。

 久しぶりに第二に行きます。J2時代はあの勾配の無い芝生席が見辛くて嫌なスタジアムだったんですが、1年以上間隔が空いているとすごく懐かしく感じるもんです。

 芝生の感触。陽光の照り返しで向こうが見えない荒れ放題のピッチ〈J2の開幕戦で大柴が怪我してたの覚えてますか?〉。席割りなんかいい加減だから、応援もセレサポマッタリ濃度がいつもの5割増しで、市内だってのを忘れるくらいのどか…。ゴール裏に選手のバスが留まってるのもなんか味が有りますよね。いつも週末になるとゴール裏の一番後ろの手すり〈背もたれ?〉に腰掛けてゲーフラ広げてたっけ。


 とまあ感慨に浸るのもこれくらいにしましょうか。相手は下部リーグとはいえ強豪、ホンダFC、古橋の古巣です。第二第三の古橋がいるかも知れない。いたらヤバイ。だから気を引き締めていきたい。

 コバさんもその辺り考えがあるのかベストメンバーで行くみたいです。スポニチアネックスOSAKAの江添君と東美の復帰記事の下の記事。

◆ ホンダFC戦はフルメンバーで ◆

 小林監督は3日の天皇杯ホンダFC戦(長居第2)にフルメンバーで臨むことを明言した。JFL勢との対戦となるが、草津に敗れた昨年の苦い思い出があるだけに、格下相手といえでも手は抜かない。古巣との初対決となるMF古橋もその底力を警戒する。「いつもJのチームとはいい勝負してきたんですよ。モチベーションは高いと思う」と話した。


 もちろん油断の恐ろしさってのを十分に意識しているのでしょうが、その先、東京V戦も見据えた上で、という事も、少しは有るかも知れません。ガチンコ勝負というのはなかなか貴重ですからね。


 だからこそ、この試合はしっかりと勝ちたい。スコアは1-0だろうが2-0だろうが、極端な話4-3とかでもOKなんで。

 問題は、その中身。例えばまず先取点を与えない。開始5分間と終了前の5分間は失点しない。1点差のロスタイムにキチンと時間稼ぎをする。与えられたチャンスはちゃんと決める。

 セレッソがここまでやって来た小林イズムが、どんな相手でも実践できるのか。それが出来ていれば、満足です。


 それから私信。「さくらのきのしたで」また長居に持っていきます。今度もお店の方に置いてもらう分と手渡しの分で80冊くらいはあると思います〈これ持って自転車こぐと辛いんだ〉もしもう何冊御入用かお決まりの方おられましたらメールかコメント欄にお願いします。「○○時にバックスタンド入り口で」とか書いてもらえると有り難いです。
試合中はSB声出し隊に加わっているとおもいます。何卒よろしく。



posted by 西中島南方 at 13:13 | Comment(1) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Tue 01 Nov 2005

親子の奇妙な才能。

 昨日仕事から帰るとお義母さんが一枚のプリントを渡してくれました。何かなと思っていると、

「たろもの絵が幼稚園の代表として○○(結構有名な施設)に貼り出されることになった」

 とのこと、年長さんの1クラスから一人ずつしか選ばれないということで、家族一同大喜びでした。母(いつもは「おかん」と呼称)に電話で伝えると、家内の家族以上に狂喜乱舞しておいる様子でした。

 でも、

 でもね。


私は、たろもが選ばれるのは

「当然」

と思っていましたよ。

彼女以外に誰を選べと?(えっへん!)



 私はまかりなりにも大学で絵画を専攻していましたし(というか漫画ずっと描いてたし)、小学生くらいの時には同じような児童絵画コンクールに入賞していました。それに家内のイラストセンスもそれは相当なものですから、カエルの子はカエルというわけです。4、5歳の時には自然とフォトショップいじりだすなど、二人には無い素養もありましたしね。それで絵が描けなかったらまずいでしょう!



ホントはすごく嬉しいんで記事にしているんですがね。えへへ。



 さてさて、私自身も意外な人から褒められちゃいました。

 知り合いの方に広告関係で働いていらっしゃる人がいるのですが、その人に「さくらのきのしたで」を見せたところ。写真のピントやら誤植やらを次々と見つけ出された後に

「でも、ええんちゃう?」

 というお言葉を頂きました。割と厳しい人なんでどう言われるかと思っていましたが、意外な反響でした。文章やレイアウト、編集なんてのはあんまり得意ではなかったので、その辺りを評価していただけたのは嬉しかったですね。

「お前これくらいやるんやったら事務辞めたら?」

 というのは褒められたのやら貶されたのやら複雑でしたけれど。

 ただそういう人と接点が有るという事は、見せる、喜ばせるといった感性を伸ばしてもらえる機会が有るという事、素直に幸運だと感じるべきなんでしょうね。


 というわけで家族自慢のエントリーでした。お付き合い頂き有難うございます!



posted by 西中島南方 at 19:31 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする