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Wed 23 Nov 2005

あやかちゃんを助けてください。

 他チームのサポさんのブログって対戦前ぐらいしか見ないんですが、「河津亨の CRAZY DIARY」はよく拝見しています。ブログを書き出すとどうしても「ブログを書くために行動する」事が多いんですが、河津さんは「行動するためにブログを書いている」から、内容も濃い。


CRAZY DIARY.jpg



 このブログや他の鹿島系のサイトで、今「あやかちゃんを救おう」という運動が起きています。鹿島サポの方の、まだ生後10ヶ月の娘さんが、5000人に一人という難病と戦っているのだそうです。治療の為には億単位のお金が必要。個人で支払える額ではありません。

 そこで募金を募る運びになったのですが、こうしている今も、あやかちゃんの体は病魔に蝕まれ続けています。医師からは余命宣告までされたそうです。一刻も早い治療の為に、一分一秒でも早い募金回収が必要なのです。


 私にも娘がいます。早産で、1500g程の小さな体で生まれました。カプセルと、薬剤と、滅菌された部屋が無ければ、一日と持たない命だったでしょう。こんな経緯がありますから、お父さんの心労は、我が事の用にように理解できます。アントラーズの一部のサポとはいさかいもありましたけれど、ここに限って、そんな確執など取っ払ってください。


 偽善、建前、義理、別に動機はどうあってもいいでしょう。どんな理由にせよ、お金はお金、集まれば集まるだけ、一人の子の命が助かる可能性が高くなるのです。どうかあやかちゃんを救う「サポーター」になって下さい。

リンク

全腸管壁内神経細胞未熟症と戦うあやかちゃんを救う会

posted by 西中島南方 at 13:12 | Comment(1) | TrackBack(6) | 精神疾病、健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大分戦前予想。

 両チームとも前回対戦時とは全く別のチームに生まれ変わっている。そして共に好調。純粋にサッカーが好き、という人ならば垂涎ものの試合なのだろうが、サポーターとしては胃のキリキリと痛む試合になりそうだ。


 まず予想布陣。

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 ファビーニョと久藤が十分な休養を得て帰ってきたのは大きなプラス。特に後ろの藤本(鶴見、千葉という選択肢も有るが、結果を残している藤本がファーストチョイスなのは間違いない)にとっては心強いと思う。攻撃を考えてもファビーニョ、下村と展開力の有るボランチが二人いるのは大きい。

 対する大分は右サイドの梅田が出場停止、3バックの中央だった三木が脳震盪で微妙らしい。しかしシャムスカトリニータのキモであるエジミウソン、トゥーリオのダブルボランチは健在。チーム力が低下しているなどと考えないほうがいいだろう。


 さて、シャムスカ監督が就任以来、「大分が対戦相手をどう封じ込めていくか」という話題が良く出る。セレッソを封じ込める為に、シャムスカはどういう策を練るのか。

 ずっとセレッソを見続けている人間の模範的回答は、多分こんなものだろうと思う。

1.ボランチ、3バックなど後ろでボールを回されても果敢にプレスし、そこからトップ(西澤)に出るロングボールの精度を落とす。

2.相手が遅攻に切り替わった時のショートパスを狙う。

3.両サイドは多少下がり目でもいいのでスペースを消す。

4.先制した時は徹底して相手の両サイドの裏を狙う。


 西澤のところでボールが収まらなければ森島、古橋の威力も半減する。右はストッパー、左はウイング(ゼ・カルロス)の守備力が不安定なのでねらい目。特にゼ・カルロスは無理につっかけてくるので狙いやすい。細かい動きまでは判らないけれど、多分こんなものだろうと思う。

 この策を打ち破るにはどうするべきか?私はあえて「いつものサッカー」をして欲しいと思う。もちろん細かい修正は有るだろうが、ベースは今のままでいい。そうしてここまでやってきたのだから。練磨を重ねてきたサッカーにいまさら手を加えても、劇的な変化など無いだろうし。


 前回の川崎戦と違って今回は「喧嘩四つ」になる。左サイドのゼ・カルロスと西山、どちらが主導権を握れるか。

 それと連動してファビーニョの攻撃参加がどれだけ出来るか。相手も前節相当タフな試合だったようだし、警戒されたとしてもファビーニョのポテンシャルを持ってすればチャンスは必ずやって来る。そこを決めきれるか。

 そして中二日のゲームという事を考えれば、リザーブのチョイス、選手交代のタイミングなども重要なファクター。GK伊藤、FW黒部は当確として、残り3人。今のゼ・カルロスに90分間はきついのでサイドの選手。森島、久藤がスタミナ切れを起こした時の交代要員。そしてボランチ、CBの出来るディフェンシブな選手。

 そう考えると酒本(両サイドが出来て好調をキープしている)は外せない。森島枠を黒部で代用するなら鶴見と布部、攻撃的に行くのなら苔口と布部あたりか。苔口をリードしている時のカウンター要員と割り切るなら酒本、鶴見、布部で行くのが手堅いだろう。


 私事になるが最近本当に体調が良くない。こんな大混戦の真っ只中にいるのは、幸せではあるのだけれど、やはり居心地がいいなどとは言えない。しかしあと3戦しかない事を考えると、この辛さは多分12月まで続いていくのだろう。いつかこの日々を笑って思い出せるように、今はただ全身全霊をもって応援をするのみだ。



posted by 西中島南方 at 01:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mon 21 Nov 2005

我らSB声出し隊。それから本の配布告知。

 さてさて、ご存知の方も多いかと思いますが、昨日の試合、SB声出し隊(正式なユニット名がまだ出来ていない!)は「分裂」ならぬ「分散」応援をしていました。中央ホーム寄りに7人ほど(たろも含む)そこからさらにホーム寄り2ブロック離れたところに3人ほど。もっと人数がいれば3分割も考えていたんですが、人が集まりませんでした(涙

 声出し隊が一番恐れていたのは「分裂する事で個々の声出しがしょぼくなってしまわないか」ということだったんですが、どうしてどうして、意外に上手くいってました。その事全てがSB声出し隊の実力ではないことは判っていますが、それでも嬉しかった。


 バックスタンドの上にはテフロン膜の屋根が有るんですが、SBが盛り上がると手拍子や歓声、コールが響いて、一体感が出るんですよね。ゴール裏中央はもちろん応援の王道なわけですが、声が空に抜けてしまう。アウェーのサポさん達は大抵ゴール裏の屋根下に陣取るんでいつも「相手のほうが応援がよく聞こえた」なんて話になってしまう。

 それをこっち側で何とか援護出来ないか、というとたいそうな話になりますが、ともかく「アウェー席以外はみんなセレサポなんだよ、みんな応援しているよ」という空気を作りたい。もっと長居を熱気のあるスタジアムにしたい。そういう気持が有るんです。ホームでは残り2試合。頑張って声出して、ガラガラ声で「やった!」と叫びたいです。



 それから違う話題になるんですが、最近でもスタジアムでウロウロしていると面識の無い人から「「さくらのきのしたで」ないですか?」と声をかけられます。まだまだ需要が有るようで嬉しい限りです(それにしても何故私が本人だと判るんだ?どっかに画像貼られているのか?)。

 ただ私一人だとさばききるのに限界が有ります。スタの中で「レプリカ着てます」なんて言ってもそんな人沢山いますしね。

 という事で次節の大分戦、時間と冊数に限りは有りますが、配布場所を告知しておきます。

場所

長居スタジアムコンコース内セレッソ大阪メモリアルブース横
(バックスタンド中央部です)

時間

14:15〜14:45までの30分間


 多分20〜30冊程度しか持って来れませんので、先着順、配布終了次第撤収という事になると思います。今までにコメントやメールを頂いた方の分は取っておきますのでご安心を。冊数制限はかけないつもりですが、常識の範囲内でお願いします。

 当日の西中島の服装ですが、多分レプリカ着て、メガネかけて無精ヒゲ生やして本を小脇に抱えてオドオドしています。でかいです。前髪の一部だけ白髪が密集しています。タオルマフラーはゼ・カルロス閣下のです。

 ということで、スタでお待ちしています。



posted by 西中島南方 at 12:56 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

C大阪2VS0川崎 コバヤシチルドレン。

 実は家を出る前から、「今日は少なくとも負けはないな」と思っていた。それは彼女が急に「サッカー観たいでぇ」と言ったから。

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 そう、セレッソの連敗を止め、ワシントンを止め、磐田をほふった270分間無失点記録継続中の「魔女」たろもがスタジアムに来ていたのだ。

 ただ今までの3試合の無失点が多分に運の要素を含んでいたのに対し、今日の無失点はチームの実力によるところが大きい。特に藤本、酒本、宮原ら今まで裏方に回っていた選手達の頑張りは観ていて清清しく。頼もしささえ感じた。


 布陣は久藤、ファビーニョのところにそれぞれ酒本と藤本。前線に西澤、左サイドにゼ・カルロスが帰ってきた。

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 試合開始早々、いきなり藤本が固さを見せる。酒本への横パスをミスキックし、危険なゾーンでボールをインターセプトされた。しかしこのプレーで逆に吹っ切れたか、この後の藤本のプレーは落ち着いていたし、随所で粘り強さを披露した。

 しかしその藤本に更なる試練。前半途中、競り合いで前田が足首を負傷、サブに本職DFがいないセレッソは藤本を前田の位置に下げ、宮原をボランチとして投入したのだ。


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 だが意外にも、この交代で流れがセレッソへと変わる。危機意識がチームを結束させたか。前述の藤本と右サイドでコンビを組んだ酒本は、ヴェルディ戦の際の不振がウソのように自慢のドリブルでアウグストを翻弄。老獪なベテランを混乱させた。

 宮原は恐れることなく前へ、前へと帆を進める。長短のパスで、ドリブルで、攻撃の基点となる。もちろんその後ろには下村のしっかりとしたバックアップ。


 主力選手達の奮起も凄まじい。吉田は何度も有ったピンチを神がかったセービングで防ぐ。ブルーノの熱い魂は炎の壁となって川崎に立ちふさがる。西澤のトラップ、ポストプレーは5センチ以上身長差のあるDF陣の中でも機能した。


 そして古橋、森島。高さと強さの有る川崎DFを崩すにはスペースを突くこの二人が欠かせない。

 後半早々に生まれた古橋の先制点を呼んだのは、高い位置からの泥臭いチェイシングと素早い攻守の切り替えの賜物であるし、続けざまに奪った森島の2点目はゼ・カルロスがボールを持った時にゴール前に生まれたスペースをしっかり突けたところで勝負有りだった(あの狭いスペースであれだけのプレーが出来るのだから、恐ろしい)。


 後はしっかりと守備固め。前線には怪我明けのゼ・カルロスに代えて苔口。さらにバテの出始めた森島に代えて黒部。スペースが出来れば苔口のスピードが生きてくる、黒部もゴールこそなかったが、相手DFが嫌がる存在になり続けた。

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 こうしてみるとこの試合で平均点以下のプレーヤーが一人としていない。皆が出来ることを出来る限り続ける。辛い時間帯はしっかりと耐えて、好機を待つ。誰かの足りない部分は皆で補う。目新しい戦術ではない、むしろ古典的だし、今は流行らない精神論も織り込まれている。

 それでもそれを皆が信じ、90分間貫徹すれば、結果はついてくるのだ。小林監督の信念が、セレッソの歴史に新しい何かを刻もうとしている。障害はあと一つだけ、勝ち点差は、僅か、1。

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posted by 西中島南方 at 01:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sat 19 Nov 2005

川崎戦前予想。


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 「川崎」と聞いていい思い出が一つも思い浮かばない。「苦手」とかそういう域を脱して「疫病神」とか「死神」レベルにまで達しそうな、そんな感じ。でも、勝たなきゃね。

 西澤が帰ってくる。ゼ・カルロスも出場出来そう。それだけでチーム力は格段に上がる。これは心強い。ただ川崎のDF陣を見ると全員高さと強さを売りにしているので、単純なハイボールは厳禁と見るべき。簡単にさばいて古橋、森島へ、はたまたサイドをゼ・カルロスで侵攻するか。どれだけスピードの緩急、ボール回しで相手を幻惑できるかがカギ。


 一方守備陣は相変らず厳しい。布部、ファビーニョの穴は藤本、鶴見のどちらかが埋めるようだが、鶴見では少しスピード面で苦しい。藤本をチョイスするのではないだろうか。ぶっつけ本番の感は否めないが、過去何度も急な交代出場を経験し、またそれを無難にこなしてきたルーキーが、江添、前田に続くサプライズになることを期待。

 マルクスが抜けているとはいえ、左サイドのアウグスト、スピードの有るジュニーニョ、そして我那覇と、何れも曲者揃い。アウグスト、ジュニーニョのマークは久藤が抜けた分厳しさが増すだろうが、ここを抑えなければ勝機は見えてこない。セットプレーを考えると前目の位置でこまめに潰していくのが無難な策か。


 全体で見ると屈強なバック、ポストプレーヤーの後ろにスピードの有るシャドー、破壊力の有る左サイドとセレッソと共通する部分が多い川崎。アドバンテージは試合運びの上手さと、ホームという地の利のみ。より確実に勝利する為には、我々サポーターの援護が欠かせないだろう。



posted by 西中島南方 at 15:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Thu 17 Nov 2005

鯛より海豚。

 なんでもアンゴラの海では鯛がよく獲れるらしい。日本にも沢山輸出されているとか。

 昨日の代表戦は魚に例えれば、身の締まらない、水っぽい試合だった。流れるようなパスワークが有るでもなく、松井、中田、中村以外でボールを持った時に期待を持たせるプレーヤーがいるでもなく(稲本はバランスを取るのに四苦八苦していたのでかわいそうなところも有るけれど)、果敢にシュートを放つ姿勢だけは収穫だったかも知れないけれど、それ以外はどうだったか。


 はてさて、鯛の次は海豚でございます。魚類から哺乳類へ。イルカがキライという人はあまりいないでしょうが、私は川崎に住んでいるイルカだけは、どうにも許せない。かわいくない。なんで関西のチームにだけ強いのやら。サポーターのガラが悪いとか、選手がダーティーだとか、そういうのはないんですが。

 イルカさん側のブログも偵察してみたんですが、この方を含めてやはり少しマッタリ気味です。「関西弁恐怖症」とのことですが関西弁と言っても京都弁、大阪弁、河内弁、和歌山弁、神戸弁などいろいろとございます。河内弁とかイメージしているんでしょうか?そないに大阪けったくそ悪いところと違うぞわれぇ〜。優しゅうしたるさかい怖がらんと来たらんかい!あいりんとか新世界とか、ええトコつれてったるでぇ〜。クエックエックエッ!!





……


「最低だ、俺って」



posted by 西中島南方 at 13:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Wed 16 Nov 2005

アンゴラ戦はハンデ戦?

 なにか久しぶりに代表のエントリーを書く気がする。自分のところのチームから誰も選ばれていないからだろうか。


 「とりあえず」テレビ中継は見ると思う。でも多分退屈だと感じるだろうな。

 小笠原や加地や茂庭が怪我していても強行召集。来たところで怪我しているから何も出来ない。それでも追加召集しない。素人目にも「?」と写る。これほど今まで試せなかったプレーヤーを招集するチャンスはないと言うのに。

 センターバック、サイドバック、サイドハーフ。もう少し層が厚ければなと感じる所が有るのだから、こういう機会に試すのは悪い事じゃない。別にセレッソから誰か選べとは言わない、失敗してもテストマッチだしまだ許せる。でも、こんなところで消極的になっている姿勢は、あまり甘受できない。


 ところでこの試合、いつハンディキャップマッチになったのだろう。

ハンデ戦.jpg


 何度数えても10人なんだけれど…。視力裸眼で0.01だと数を数えるのも難しい。



posted by 西中島南方 at 12:47 | Comment(2) | TrackBack(1) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Tue 15 Nov 2005

サッカーJ+。

 昨日家に帰ったら、娘が「お誕生日おめれと〜」と小さな紙をくれました。ジグザグに切れるはさみでまわりを丁寧にカットしたその画用紙には、ピンクのコピックで「おたんじょうびおめでとう」と書かれていました。何だか泣けてきてしまって、その様子を見た娘が心配そうにしているので、トイレに隠れて泣いていました。嬉しい涙を流したのは久しぶりでした。西中島南方、生後30年と1日でございます。


 嬉しいと言えば初戴冠のジェフ、サッカーJ+表紙はどうも斎藤大輔選手のようですね。5年前の三ツ沢で、決勝ゴールを決めたのをよく覚えています。もし最終節斎藤選手が出場停止でなければ、セレッソの歴史も変わっていたかもしれないし、斎藤選手自身ももっと早くタイトルが取れていたかもしれないですが、何はともあれ、こういう一所懸命な人が報われるのは嬉しいです。実は最初にサインを頂いた選手が斎藤選手だったりする隠れファンなもので余計にね…。

 さてさてこのサッカーJ+、もうみんな知ってるよ!って感じかも知れないですが、Jリーグに特化した雑誌でございます。J各チームごとにバージョンを変えるなんて印刷屋からすれば発狂しそうなことをしています。もちろん消費者である私達にとっては有り難いんですが。

 今度の特典は各チームごとのカレンダー。こういうのって最後の方の月になるともう移籍してしまった選手が出てきたりして「ああぁぁぁ」と脱力してしまうんですが、そこらへんどうなんでしょうね。


 んで、この雑誌、エンターブレインから出ているんですね。いつも家内と二人で、コミックビームの桜玉吉とか森薫のページを穴が開くほど見ているんで、イメージがあまり繋がらないな。

 判らない人の為に言いますと、こんな人がいる雑誌社なんですね。この人も(また違った意味で)ファンですけれど。とりあえず11/19には本屋に行ってみます。


posted by 西中島南方 at 13:13 | Comment(2) | TrackBack(1) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sat 12 Nov 2005

東京V0VS1C大阪 The Entertainer 。

 予想していた試合展開ではあった。しかしその中でも最悪の内容だった。負けも覚悟したし、引き分けでも仕方が無いかなとも思った。そんなチームを救ったのは今最も脂ののった男、古橋だった。


 両軍のスタメンは予想通り。セレッソは宮原が左、酒本が右。

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 開始早々はセレッソがイニシアチブを取った。宮原が比較的フリーでボールをさばけるのでいつもの両翼をワイドに使う攻撃が見られた。黒部が左サイドに流れゴール前に走りこんだ森島に合わせる。これをさらにヒールで流すと古橋がつめてシュート。高木がファインセーブで防いだが、幸先の良い出足だった。

 しかしこの流れも前半10分ごろまで、そこからはヴェルディの猛攻が続いた。理由はいくつか有る。ヴェルディの早いパス回しに中盤が混乱した事。奪ったボールをまずトップに、といういつものパターンが機能しなかった事。システム上サイドで数的優位を作られるパターンが増え、酒本と宮原が高い位置を取れなかった事(特に酒本と相馬のマッチアップはきつかった)。降格だけは避けたいヴェルディがホームでアグレッシブにプレーしたことも重なって、守備一辺倒になる時間が続く。


 ここで失点しなかったのは復帰した下村の活躍。前田、ブルーノ、柳本の3バックの安定。そして何より吉田の好調が有ったればこそ。ワシントンのトリッキーなシュートを2本、平野の火の出るようなミドル、ジウのヘディングもはじき出した。鹿島戦でも大活躍だったが、この試合でも鬼神の如き働き。前半を0-0で折り返す。


 後半開始早々、右サイドを制圧されていた酒本に代えて苔口を入れる。

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 しかしその苔口も不振を脱しきれていない。足元にボールを要求するシーンが多く、得意のスピードを披露出来ない。中盤を支配され、黒部もボールをキープ出来ない為に攻撃の糸口を見出せない状態が続く。続けて森島を下げて廣山。苔口が左に回るが、劇的な変化は無い。ヴェルディのシュートが容赦なくセレッソゴールを襲う。この試合ヴェルディのシュート数は実に18本。対するセレッソはゴール前にすらボールを運べない。

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 長時間守勢に回った事によって、選手達の疲労は極限にまで達していた。間延びした中盤を若いヴェルディのプレーヤー達が果敢に駆け上がっていく。布部はそれをファウルでしか防げなかった。後半30分、この日2枚目のイエローで退場する。


 小林監督がここで守備を優先して宮原を下げ、鶴見を入れたのは懸命な判断だと思う。あの流れの中では勝ち点3を取りにいくのは自殺行為。宮原を下げて鶴見をボランチに入れ、引き分け狙いにシフトチェンジ。

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 耐えるセレッソ、攻めるヴェルディ。ワシントンがゴール前で圧倒的な存在感を示すと、玉乃、平本も躍動する。だが焦りに駆られたか、1点がとれない。そして、とらせない。徐々に焦りの色が浮かぶ。ワシントンはその端正なマスクを何度も曇らせ、頭を抱えた。


 ヴェルディ攻撃陣の焦燥感が守備陣にまで波及したのはロスタイムに入る1分前だった。ロングボールの処理が雑になったところを黒部が見逃さず、ラインを突破にかかる。DF戸川はユニフォームをつかむ事でしか止められない。ゴール前での決定機を妨害した戸川は、やはり2枚目のカードでピッチを去った。


 このファウルで得たフリーキックはゴール前約20m。後半唯一にして最大のチャンスだった。キッカーは古橋。この時、彼は何を考えていたのだろう。モニター越しに見た彼の顔には、一片の邪念も感じられなかった。無心で、右足を振りぬく。ボールはただ美しく宙を舞い。そしてゆっくりと、ゴールネットの最深部に、触れた。


 今年何度こんなシーンを観ただろう。ホームでの広島戦、同じ味の素スタジアムでのFC東京戦、絶望の淵から、いつも這い上がってきた。そしてその手には希望が残っていた。今日ガンバが勝ち、勝ち点差は4のままとなった。しかし、まだ4試合残っている。今まで味わった苦難の道程を考えれば、360分は決して短くは無い。



posted by 西中島南方 at 18:47 | Comment(2) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Fri 11 Nov 2005

東京V戦戦前予想。

 兎にも角にも3列目の4人が機能するかどうか。ベストメンバー4人のうち出場できるのは下村一人、しかも怪我明けの初戦とあってベストコンディションとはいかない状態。ここが踏ん張れるかどうかで試合が決まる。

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 左に宮原というは小林監督が取ったこのリーグ戦中最大の賭け。ファビーニョ、ゼ・カルロス、久藤と試合のリズムを作る選手がことごとく出場出来ない中での苦肉の策。もし上手くいけば比較的プレッシャーの少ないサイドから長短のパスが繰り出される事だろうが、裏目に出れば左サイドの裏を蹂躙される危険性も有る。

 だが宮原には思い切ってプレーしてほしい。受身になるのが一番怖い。1つピンチを招いたら3つチャンスを生み出すくらいの気でいいと思う。恋焦がれたはずのJ1スタメンの座、臆する事無く楽しんでほしい。


 ここに橋頭堡が築ければ勝機がはっきり見える。黒部は天皇杯ではあまりいい働きが出来なかったが、久しぶりのフルタイム出場でアイドリングは十分と考えよう。守備陣はサイドを突かれるパターンが多いはずだが、中の選手(特にワシントン)を離さないように。

 そして何といっても古橋。ここで決めよう。ジーコの為ではなく、奥さんとセレッソの為に。


 4年前の11月、セレッソは雨の東京で奈落の底に叩き落された。だが、それはもう過去の事、明日の試合は栄光を掴む一里塚になるはずだ。天気予報は「雨のち晴れ」と出た。



posted by 西中島南方 at 20:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする