ゲストの方達の原稿を校正したりレイアウトしたりしている時、ついつい読み込んだりしてしまうのですが、原稿を寄せていただいたどの方も、サッカーが好きで、セレッソが好きで、それを誇りに思っているのだということを、改めて実感させられました。
よくサポーターの友人から「本を作るなんて大変だね」と言われることがあります。でもサポーターである限り、自分が出来る範囲でチームを応援していきたい、というのは当然の心理なわけで、イラストレーターだのフォトショップだのを(上手い下手は別にして)使うのが好きで、過去に同人誌の製作経験が有った私が、セレッソにできる貢献が、たまたま大変っぽく映ってしまうような分野であっただけなんですよ。
私はアウェーにはあまり行けませんし、ダンマクをガンガン作ったり、大旗を振ったり、声を枯らしてコールを続けたりも出来ない、だから私は、そういったことが出来る人達のことをとても尊敬しています。
今回はそういう方もゲストとして寄稿して頂いています。原稿は、やっぱり熱いものでした。行間からそういう熱意がにじみ出てきて、瞳を焦がす程でしたよ。
またゲストの中には、仕事としてセレッソに接して頂いている方もいらっしゃるのですが(勘の鋭い方ならピンと来られているかも知れませんね)、その方も上辺ではなく、本当に心底セレッソというチームを愛し、頑張っていらっしゃるのだということを、原稿を拝読し、再確認させて頂きました。
そうしたいろんな人の熱意が、チームを支えていると実感出来た。それは私にとって、とても素晴らしい体験でした。そうした感覚を僅かでも、この本を通じて感じていただければ幸いなのですが…。
「さくらのさくころに」完成までもう少しお待ちください。