世界記録が生まれるためには様々な要素が必要になります。選手個人の能力の他にも風やスパイクの違いなどで記録は大きく変わります。もちろん、トラックの素材などもその一つです。前述のコメントを考えるとトラック材の張替えも視野に入っているのではと考えます。スタジアムの規模、他の改修されるのではというポイントを比較すると、このトラック改修がセレッソ締め出しの根拠である可能性は非常に高いといえます。
さて、既にIAAFからCLASS1の認可が下りているビッグスワンとユニバー記念陸上競技場はどちらも長谷川体育施設株式会社という企業のレヂンエースという素材を使用しているようです。もし長居がトラック材を変更するのならこの素材を採用するものと思われます(実績の無いその他の企業の製品を選択するのはナンセンスで、それならそれで批判する材料になりますが)。ユニバーに関しては施工の様子が2回、ホームページでアップされています。(2004年3月分と同4月分)
この記事と過去に有ったユニバーの使用状況を調べれば、トラック改修のおおよその工期が判ります。
まず「何時からグラウンドを閉鎖するほど本格的な工事が始まったのか」についてですが、これは間違いなく2003年12月23日以降です。(工事自体は12月初旬から始まっていたようです)
セレサポなら忘れている方はいないでしょう。この日セレッソはユニバーで天皇杯を戦っています。2-0から2-3への大逆転のあった試合です。
そして「何時工事が終わったか」、これは2004年4月の記事でCLASS1にふさわしいか確認作業が行われている事から、少なくとも4月、早ければ3月中であったと推測できます。
これらを考えると、この工事によってグラウンドが使用できない期間は3ヶ月から4ヶ月であったと推測できます。
(改修工事の本来の開始時期に付いては12/23よりももっと以前からであると双肩美茶さんからコメントを頂きました、8/28付けで文章の一部を変更しています)
施工を担当した長谷川体育施設株式会社自身ホームページでこのようにアピールをしています。
短い工期で均一な仕上がり。建設コストの低減にも貢献します。
もし9月になるであろう情報開示請求の際、回収項目にトラック材の変更が明記され、それがスタジアム締め出しの理由としていたとしても、長居スタジアムと第二スタジアムの工期をずらして対応する事は十分に可能なのです。また現在の市の財政を考えれば、これらの改修自体不必要という見方さえできます。
調べれば調べるほどアラが出てくるように感じるのですが、皆さんはどう思いますか?