一番の楽しみは社会科の授業。先生が授業のマクラに時事ネタを持ってきた時に些細な間違いを探して、それを後で先生に指摘する事でした。うわぁやなガキ。
そんな高校時代、討論番組を見て思ったのが「右寄りの人ってなんで変な人ばっかりなの」ということ。とにかく出てくる人はみんな年寄りで、頑固で、デリカシーが無くって、知識も貧弱。いつも奇天烈な事を言っては、市民団体の代表やら大学教授やらに理詰めで丸め込まれていました。
ですからその時の私はとにかく野蛮な右寄りの論客を毛嫌いしていました。がなる事無くスマートに持論を述べる人達の方がずっと大人だと思っていました。
この考えが変わったのが2002年のW杯でした。サッカーはスポーツですから、見ていればどちらが強いのかすぐに分かります、嘘や詭弁の通らない世界です。無理に通そうとすれば、すぐに分かります。この大会での韓国代表のように。
ところがメディアの反応はその時の私にとって、信じがたいものでした。日本代表が雨の宮城スタジアムで敗れ去った後だというのに、「あの」韓国-イタリア戦の後だというのに、テレビの中の「知識人」達は、にこやかに笑って「こうなったら共済国の韓国を応援しなくてはいけませんね」と言ったのです。
その時、今まで見えなかった「何か」が見えたような気がしました。そうか、私はずっとメディアが照らす方ばかりに目を奪われて、闇の中に何が有るのかなんて気にもしていなかったんだ。その中にも何かが有るのに、誰かがいるのに。サッカーなら「夜目」が利くから、それがよく判りました。
それから、ニュースを見聞きした時は、とりあえず鵜呑みをしないようにしました。何事も穿ったものの見方をしてみることにしました。そうして私は、ガキの頃よりさらに嫌な大人へと変貌していきました。
W杯の後は、しばらくヒネクレ癖も収まっていたのですが、最近ムクムクとヒネクレ魂が沸き立つニュースが増えてきました。
まだスタジアム外での事、スタジアム内で収まる事なら良いんですが、ヒネクレ度が最高潮になるのがスタジアムの外の話をスタジアム内に持ち込んでくる時。
まあ特段例を挙げるのもイヤなんですが、(以下延々と愚痴が書いてあります。覚悟のある方だけ「右クリック→全てを選択」で御覧下さい)とりあえずまだ対戦が残っている相手チームの選手にへらへら笑いながら話しかけるな。勝ち点の勉強ぐらいしとけ。緩衝帯ぐらい知っとけ、社説に「両国の距離が感じられた場面だった」とか書いて自分で恥をさらすな。わざわざ北朝鮮側のスタンドに出向いて「ナム選手の素晴らしいゴールが見れた」とか言うな、その席からだったら小笠原のフリーキックも見れただろ。それから藤井アナハングルペラペラじゃん。もうチェジュドゥから出てこなくていいよ。
あー、やな記事になっちゃったな。誤解の無いようにいいますが、わたしゃ別に韓国って国が嫌いなわけじゃないですよ。知り合いも多いし、わざわざ本作ってるくらいだし。
ただ試合観るのに邪魔するヤツと試合でズルしてるヤツが嫌いってだけです。クリンゴンだろうがエルフだろうが仏様だろうがトム・ハンクスだろうが、サッカーを変質させようとするヤツはダメなんです。
まあそんな事が言ってられるのも平和だからなんですかね。贅沢言ってんですかね。異論反論オブジェクションです。コメントお待ちしていまーす(棒読み)