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Mon 07 Feb 2005

メディアコントロールその2。

 俊輔も高原ももう少し大人かと思っていたんですが…。

ニッカンスポーツ

高原「先発でなければ帰りたくない」

 【ハンブルク(ドイツ)5日=西村友通信員】アウエーのニュルンベルク戦で2ゴールを挙げた日本代表FW高原直泰(25=ハンブルガーSV)が、今日7日に帰国する。9日のアジア最終予選初戦の北朝鮮戦(埼玉スタジアム)ではベンチスタートとなるが、先発を外されれば帰国を拒否するぐらいの覚悟を見せた。


同じくニッカンスポーツ

俊輔1アシストも代表では控え/セリエA

 中村「うーん、何でこんな時期に言うんだろうね。モチベーションのこととかあるしね。それはそれで、監督が決めることだから。出たら自分の力を出したい。呼ばれるだけでも光栄だから。ただ、自分は途中から流れを変えるような選手じゃないし…。これから、関係者と連絡を取りたい」。



うわあ、思いっきり釣られてるよ!!



 まあこのニュースにしたって日刊スポーツというフィルターを通してこちらに届いたものですから、真偽の程、程度の程は定かではないですけれどもね。俊輔は「関係者と連絡を取りたい」と言っていますから、とうの昔に話し合いで解決済みなんてことも有り得る話です。

俊輔

<それにしてもへこみやすいな…>



 ただこの一件が代表にとってあまり好まざるものである事は確かでしょう。


 マスコミは刺激的なニュースを好みます。それ故に不必要な情報を当事者達にリークし、事象を混乱させる事があります。

 私は、そんな不協和音が聞きたくてニュースを見ているわけではありません。多くのサッカーを愛する人達もまた、同じ気持ちでいると思います。

 ただ日本には、こうしたゴシップの需要が有るのです。スポーツの本質を見ず、その傍で起こるスキャンダルやトラブルを好む人達が、確かにいるのです。そんなものから素晴らしいものなど何も生まれることなど無いというのにね。


 こちらの記事でも書きましたけれど、サポーターも選手も、こうした「煽り」に、もっと冷静に対応するべきなんだと思います(さんざっぱら2ちゃんねるに釣られてる私が言うのもなんですけれど)

 「そんなニュースはいらない」という人が増えていけば、おのずとゴシップ記事は減ります。その時私たちがスポーツに対して深い造詣を持っていれば、そのスペースはスポーツの本質を伝える良質な記事が埋めてくれるはずです。サッカーを本当に文化として根付かせる為にも、サッカーを愛する人達一人一人の意識付けが必要なのでは。



posted by 西中島南方 at 20:25 | Comment(0) | TrackBack(3) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メディアコントロール。

 ちょっと話題になってる「中村、高原控え発言」について一考。

デイリースポーツ

ジーコ監督決意 先発全員国内組

 日本代表が6日、午前と午後の2度にわたり、さいたま市内の練習場で9日のW杯アジア最終予選・北朝鮮戦(埼玉ス)へ向けた最終合宿3日目の練習を行った。ジーコ監督(51)は、これまで海外組で招集したFW高原直泰(25)とMF中村俊輔(26)の北朝鮮戦への先発起用を示唆していたが、ここにきて国内組を先発させることを決断。高原、中村はスーパーサブとして決戦に臨む。


 先発を国内組重視で行くのはまったく異論なしです。むしろよく決断したな、ホントにあなたはジーコですか?という感じ。どうして話題になったりするのかが判らない。

 調整試合であれだけ結果を残した国内組に、これ以上「おあずけ」をすれば、士気が下がるのは必至。がんばった者にはがんばった分だけのチャンスを与える。本当に当たり前の事。


 で、ここがポイントなのですが、今回の発言をよく見ているとジーコは「海外組を控えにする」とは言っていません。ただ「国内組で行く」と言ったのです。つまりこの発言は中村、高原に向けてのものではなく「ここまでよくがんばった、本番も頼む」という国内組に対するメッセージなわけです。

 ところが「北朝鮮戦は国内組で」ではメディアとしてはパンチが無い。だからあえて見方を変えて「中村、高原はベンチスタート!?」と来たわけです。

ジーコ決断!高原&俊輔はベンチ(スポニチアネッツクス)

ジーコ監督明言、俊輔も高原も先発で使わない(スポーツ報知)

ジーコさん


 ジーコを見ていてたまに思うのは「マスコミへの対応が下手かも」ということ、その時感じた事をそのまま言ってしまうから、面白く曲解されてしまう。

 今回の一件も、きっと真意を捻じ曲げられて中村、高原の耳に届くはずです。二人とも代表歴も長いですし、メディアがどんな存在であるか判っている筈ですから、それほど心配はしていませんが、本番直前になって不協和音を奏でようとする国内のメディアには正直不快感を持っています。あんたら自分の国の代表がW杯に出られなくてもいいのか?


 それから素朴な疑問なんですが、代表のスタッフの中に広報担当の方っていらっしゃらないんですかね。情報というものは仲介する人間の数や傾向によって、あらぬ方向に意外な影響を与える、というのはずっと前から判っているはずだと思うんですが。


 サポーターとしては、情報の質を見極めた上で、質が低いと判断したものは放置というのがベストなのだと思います。毎日実に様々なニュースが飛び交いますが、狼狽する事無く、毅然と対応していれば、何れそういう記事は確実に減っていくはずですから。



posted by 西中島南方 at 13:03 | Comment(0) | TrackBack(1) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする