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Wed 09 Feb 2005

北朝鮮戦展望。

 ついに今日という日が来てしまいましたね。昨日に続いてかなりラリラリなんですが、がんばって試合予想など。しがらみ無しで試合だけを楽しみたいので。

 まずスタメンはニュースなんかで取り上げられている通り、シリア戦そのまま行く予定のようです。

北朝鮮戦先発予定メンバー


 対する北朝鮮は、一次予選時の3-3-2-2から4-3-1-2へシステムを移行させる可能性が有るとの事。恐らく3バックだと両サイドにスペースが生まれ、三都主、加地に突破される危険が有る為だと思うのですが、これだと相手がボールホルダーに対するアクションを起こすエリアがよりゴール前に近くなるので、いい位置でフリーキックをする機会が増えるはず。

 加えて中澤、福西、鈴木と空中戦に強いメンツが揃っているので、得点はセットプレーからの空中戦で生まれる可能性が高いと読みます(大抵の人もそう思っているでしょう)


 もし開始15分までに得点する事が出来れば、後はそんなに必要に攻め上がる必要は無いと思っています。ボールをできる限りキープしてスタミナの温存を図るほうが得策かと。なにせ北朝鮮が一次予選であげた得点11のうち、実に9点が後半にあげたもの、というデータが有りますから。後半に足が止まらないように、また相手に焦燥感を与える為に、ボールポゼッションを上げる事を念頭に。

 逆に得点できなかった場合は、まず落ち着く事。ゲームプランが外れた時でも混乱する事が無いように、宮本のキャプテンシーに期待。


 後半注意するのは布陣をいかにコンパクトに保つかという点。北朝鮮が得意とするカウンターはスペースが空けば空くほど効果的になりますから。まあエメルソンを止めた中澤がいるのですから心配はしていませんが。


 中村、高原に出場機会が有るとすれば、後半15分までに同点以下だった場合でしょう。北朝鮮から見ればこれほど嫌な「ジョーカー」は無いと思います。ゴール前でファウルをする度に大ピンチなのですから。それで相手のチャージが緩めばなおの事好都合というものです。


 最悪残り10分程でリードを奪えないという事態が起きた時は、田中を外して本山を入れ、シリア戦のような2-4-4のスタイルを採るはず。今になって思えばあの時この布陣のテストができたというのは大きいです。


 ただこんな展開になる確立はほぼ0だと踏んでいます。前半セットプレーで1点、後半相手をつり出して裏を突き1点、2-0が最低ノルマだと思っています。それくらいの試合をホームで出来ないなら以降の試合を勝ち進むのはかなり厳しい。相手は北朝鮮だけでは有りません。油断は禁物ですが、冷静に、確実に勝ち点3をとってほしい。



posted by 西中島南方 at 13:04 | Comment(0) | TrackBack(3) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Tue 08 Feb 2005

サポーターズコンベンション

 セレッソブログのくせに最近代表関係の記事ばっかりでしたが、今回は今日行われたサポーターズコンベンションのお話。といっても「うわっ、こんな事書けねーよ」という部分や、後でオフィシャルが掲載するだろう部分ははしょります。そもそもコンベンション自体書いちゃいけないんですが、雰囲気だけでも。

阿倍野区民センター


 会場になった阿倍野区民センター、新しくてさすがに綺麗でした。阿倍野区民としては嬉しいような、こんなたいそうなもんに税金使わんでほしかったような。

 私は開演(司会進行のおねえさんが開演って言ってたの!)15分くらい前についたのですが、600人収容のホールは4割方くらい埋まっていたかな?結局参加者は2、300人くらいでした。


 コンベンション前半は社長の挨拶に始まって、現場担当の西村GM、運営担当者が各ポジションから今期の目標などを説明。その後質疑応答という進行でした。

 社長の挨拶はいたって淡白なものでしたが、西村さんのチーム編成などに関するトークが熱い!長い!!内容濃い!!!

 改めて西村さんのセレッソに対する情熱というか、愛情みたいなものを感じました。こういう気持ちを持っている人がチーム強化に携わってくれているから、アキも残ったんだろうし、これだけ補強が出来たんだろうな。

 そして、「攻め」に対するこだわりもすごいものが有りました。私のような凡人は守備と攻撃は両輪と捉えるんですが、西村さんの考える守備とは、攻撃の為に相手からボールを奪う行為なんです、つまり攻撃というカテゴリーの一部なんですよ。


 後半は新加入選手の紹介、モリシキャプテン、小林監督の決意表明が有ったのですが、凄まじかったのは新加入選手の発表。

 最初は一人ずつ呼ばれて演壇に、程度だろうなと思っていたのですが、いきなりホールの照明が落とされ、フルボリュームで選手入場時のBGMが流れはじめます。

 皆「何事!?」と混乱していると、演壇の後ろにあった黒い幕がゆっくりと開き、そこからバックライトに照らされた新加入選手が登場!しかも全員腕組みして微動だにしない!かっこいい!!確かにかっこいいんだが、何故だか笑が止まらない!!ゴメンよ!!残念だけれどこれセレッソのチームカラーにあってねーっ!!(でもゼ・カルロスと江添君はちょっとかっこよかったかも知れない。ゼ・カルロスは明るくて応援したくなる選手ですね)

 どっちかっていうと後にあったモリシと小林監督の立ち位置漫談(最後に会場にいた全員でパワグロを歌ったんだけれど、モリシと小林監督で立ち位置の認識に違いがあって「こっちだよ」「こっちですって」とお互いのスーツのすそを引っ張り合いだす有様に。もちろん会場全体大爆笑)の方がセレッソらしかったかな。


 会場を出る際には小林監督、西村GM、モリシ、新加入選手がサポーター一人一人に握手でお見送り。江添君を元気付けようと「お父ちゃんがんばって!」と言ったら「えっ」と引かれてしまいました。ゴメンよ、そんなつもりじゃなかったんだよう。 


 総括すると、思っていたよりもずっと内容の濃い2時間でした。もう少し質疑応答の時間が有れば良かったんですが、その分西村さんがかなり微細に説明をしていたんで、その辺は目をつぶるべきなのかな。ともかく悪い会合では無かったですよ。




posted by 西中島南方 at 23:44 | Comment(0) | TrackBack(1) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

代表応援 文殊43,000,000人分の知恵を!

 今日はサポーターズコンペンション、明日はいよいよ北朝鮮戦ということで、個人的に精神がラリらりになってまいりました。薬を飲んでもそわそわするのが治らないよ。

 昨日北朝鮮代表が北京空港に到着した時の様子がテレビで流れてましたけれど、空港で待ち構える報道陣の山を見て、代表の一人が「おい!すでに情報戦は始まっているぞ!」と興奮している様子を「おお、相手も相当カリカリしてるな」と、少し安心して見ていたりしたんですけれど、今朝からどうもラリラリ。


 情報を求めてネットを彷徨ったりしていたんですが、どうも日本中にテンパってる人たちがいるようで、2ちゃんねるのワールドカップ板や日本代表蹴球板なんかは殺伐としております(特にこことか)

 一方の北朝鮮応援団は在日の人を中心に朝鮮学校の生徒達の伴奏やらを用意して、かなり気合入れた応援を展開するようです。数では5万5千人対4千人ですけれど、それくらいハンデがあっても、親善試合並みの応援しか出来ないようだと、コールのでかさで負けちゃうなんて事も有るかも、悪夢だ。


 去年国立で行われた女子サッカー日本代表対北朝鮮代表の時なんかはかなりいい感じに感じたのですが、あれも熱い気持ちを持ったサポーターがゴール裏に陣取れたからなんですよね。今の代表戦のチケット販売方法ではそれも難しい。


 ただ一つ救いが有るとするなら、こういう議論がネットやオフを問わず、あちらこちらで起こっていることでしょうか。「今のままではダメだ」と感じている人間がいるうちは、まだ何とかなる。明日にまにあわなくても次のホームで何かアクションがとれるかもしれない。みんなが「もうダメだなこりゃ」って感じるとこまで行っちゃうと、本当にどうしようもないんですれど。


 明日さいたまスタジアムに集まるサポーターの皆さん。本当に気合入れて代表をサポートして下さい。ドイツへと続く大事な初戦、勝利が絶対条件ですから!!



posted by 西中島南方 at 14:53 | Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mon 07 Feb 2005

メディアコントロールその2。

 俊輔も高原ももう少し大人かと思っていたんですが…。

ニッカンスポーツ

高原「先発でなければ帰りたくない」

 【ハンブルク(ドイツ)5日=西村友通信員】アウエーのニュルンベルク戦で2ゴールを挙げた日本代表FW高原直泰(25=ハンブルガーSV)が、今日7日に帰国する。9日のアジア最終予選初戦の北朝鮮戦(埼玉スタジアム)ではベンチスタートとなるが、先発を外されれば帰国を拒否するぐらいの覚悟を見せた。


同じくニッカンスポーツ

俊輔1アシストも代表では控え/セリエA

 中村「うーん、何でこんな時期に言うんだろうね。モチベーションのこととかあるしね。それはそれで、監督が決めることだから。出たら自分の力を出したい。呼ばれるだけでも光栄だから。ただ、自分は途中から流れを変えるような選手じゃないし…。これから、関係者と連絡を取りたい」。



うわあ、思いっきり釣られてるよ!!



 まあこのニュースにしたって日刊スポーツというフィルターを通してこちらに届いたものですから、真偽の程、程度の程は定かではないですけれどもね。俊輔は「関係者と連絡を取りたい」と言っていますから、とうの昔に話し合いで解決済みなんてことも有り得る話です。

俊輔

<それにしてもへこみやすいな…>



 ただこの一件が代表にとってあまり好まざるものである事は確かでしょう。


 マスコミは刺激的なニュースを好みます。それ故に不必要な情報を当事者達にリークし、事象を混乱させる事があります。

 私は、そんな不協和音が聞きたくてニュースを見ているわけではありません。多くのサッカーを愛する人達もまた、同じ気持ちでいると思います。

 ただ日本には、こうしたゴシップの需要が有るのです。スポーツの本質を見ず、その傍で起こるスキャンダルやトラブルを好む人達が、確かにいるのです。そんなものから素晴らしいものなど何も生まれることなど無いというのにね。


 こちらの記事でも書きましたけれど、サポーターも選手も、こうした「煽り」に、もっと冷静に対応するべきなんだと思います(さんざっぱら2ちゃんねるに釣られてる私が言うのもなんですけれど)

 「そんなニュースはいらない」という人が増えていけば、おのずとゴシップ記事は減ります。その時私たちがスポーツに対して深い造詣を持っていれば、そのスペースはスポーツの本質を伝える良質な記事が埋めてくれるはずです。サッカーを本当に文化として根付かせる為にも、サッカーを愛する人達一人一人の意識付けが必要なのでは。



posted by 西中島南方 at 20:25 | Comment(0) | TrackBack(3) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メディアコントロール。

 ちょっと話題になってる「中村、高原控え発言」について一考。

デイリースポーツ

ジーコ監督決意 先発全員国内組

 日本代表が6日、午前と午後の2度にわたり、さいたま市内の練習場で9日のW杯アジア最終予選・北朝鮮戦(埼玉ス)へ向けた最終合宿3日目の練習を行った。ジーコ監督(51)は、これまで海外組で招集したFW高原直泰(25)とMF中村俊輔(26)の北朝鮮戦への先発起用を示唆していたが、ここにきて国内組を先発させることを決断。高原、中村はスーパーサブとして決戦に臨む。


 先発を国内組重視で行くのはまったく異論なしです。むしろよく決断したな、ホントにあなたはジーコですか?という感じ。どうして話題になったりするのかが判らない。

 調整試合であれだけ結果を残した国内組に、これ以上「おあずけ」をすれば、士気が下がるのは必至。がんばった者にはがんばった分だけのチャンスを与える。本当に当たり前の事。


 で、ここがポイントなのですが、今回の発言をよく見ているとジーコは「海外組を控えにする」とは言っていません。ただ「国内組で行く」と言ったのです。つまりこの発言は中村、高原に向けてのものではなく「ここまでよくがんばった、本番も頼む」という国内組に対するメッセージなわけです。

 ところが「北朝鮮戦は国内組で」ではメディアとしてはパンチが無い。だからあえて見方を変えて「中村、高原はベンチスタート!?」と来たわけです。

ジーコ決断!高原&俊輔はベンチ(スポニチアネッツクス)

ジーコ監督明言、俊輔も高原も先発で使わない(スポーツ報知)

ジーコさん


 ジーコを見ていてたまに思うのは「マスコミへの対応が下手かも」ということ、その時感じた事をそのまま言ってしまうから、面白く曲解されてしまう。

 今回の一件も、きっと真意を捻じ曲げられて中村、高原の耳に届くはずです。二人とも代表歴も長いですし、メディアがどんな存在であるか判っている筈ですから、それほど心配はしていませんが、本番直前になって不協和音を奏でようとする国内のメディアには正直不快感を持っています。あんたら自分の国の代表がW杯に出られなくてもいいのか?


 それから素朴な疑問なんですが、代表のスタッフの中に広報担当の方っていらっしゃらないんですかね。情報というものは仲介する人間の数や傾向によって、あらぬ方向に意外な影響を与える、というのはずっと前から判っているはずだと思うんですが。


 サポーターとしては、情報の質を見極めた上で、質が低いと判断したものは放置というのがベストなのだと思います。毎日実に様々なニュースが飛び交いますが、狼狽する事無く、毅然と対応していれば、何れそういう記事は確実に減っていくはずですから。



posted by 西中島南方 at 13:03 | Comment(0) | TrackBack(1) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sun 06 Feb 2005

教え上手なコインブラさん。





 2ちゃんねるやっててしばらく経つけれど、スレタイだけで笑い死にしそうになったのはこれがはじめて、あーハラいてー。

 でもこんな書き込みが有って、ちょっと考えるところが有りました。

78 :名無しさん@恐縮です :05/02/06 11:35:12 ID:K/PnB/ZL
ジーコはこの辺が上手いね
「お前は下手だから今日は居残り練習だ」と言われたら誰だって腐る
「お前を世界一にするために今日は居残り練習だ」と言われたら思わずまじめにやっちゃう
(私は地してパではないです)


 確かにそうですよね。こういうのを人身掌握術って言うんでしょうね。やる事が同じでも、言葉次第で相手への伝わり方が変わってくる。当然結果も変わりますもん。

加地さん.jpg


 他のスポーツの話になるんですが、昔ある野球雑誌で「ピッチャー攻略方の伝え方」について面白い事を書いていたのを思い出しました。

 ピッチャーの球が「キレている」時は高めのボールが伸びてきます。で、ついつい目線に近い高めのボール球に手を出すことが増えるんです。

 そういう時に、打撃コーチはどんなアドバイスをするべきか。一番ダメなのは「高めのボール球を振ってはいけない」というアドバイス。そんな事はもう選手は身をもって分かっているわけで、何の足しにもならない。

 この場合は「低めの球を狙っていけ」とアドバイスするのが正解なんだそうです。そう言えば少なくとも高めの球は振らなくなりますよね。


 どちらもアドバイスする側は、相手に「真意」を伝える為にあえて違う事を言うというところが同じですね。

実はこのアドバイス術、ずっとずっと昔のある日本人が既に知っていたという事を御存知でしょうか。


 それは誰かと言いますと、観阿弥、能を芸術として成立させた、歴史やら国語の教科書に出てくる、あの観阿弥です。

 彼は(700年前の偉人に偉そうな)能の台本を書く際の禁忌として「本意をそのまま伝えること」を上げています。本意はあえて奥底に隠す事で、逆に伝わりやすくなる。剥き出しのメッセージは、逆に建前と思われてしまう、と。


 ジーコが観阿弥を知っているかは判りませんが、どこに住んでいる人間でも、その本質はあまり変わりが無いようです。加地にはその真意が、ちゃんと伝わるのかな?




posted by 西中島南方 at 20:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

代表2トップ。あなたなら?

 なんか魚フライがスシに戻ったようです。

ニッカンスポーツ

高原2発!3カ月ぶり決めた/ブンデス
<ブンデスリーガ:ハンブルガーSV3−1ニュルンベルク>◇5日◇ニュルンベルク

 【ニュルンベルク(ドイツ)5日=西村友通信員】日本の決定力、高原が決めた。ハンブルガーSVの日本代表FW高原直泰(25)が、9日のアジア最終予選初戦の北朝鮮戦(埼玉スタジアム)を前に、2ゴールを決めた。


 これでまたジーコに嬉しい悩みが増えましたね。北朝鮮戦、ジーコはどんな布陣で臨むのでしょうか。


 現実的に考えて、候補は3人。

まず高原

高原.jpg

最近好調の玉田

玉田.jpg

さらに前線で貴重なポストプレー役になっている鈴木

鈴木.jpg

 組み合わせとしては

1.鈴木-玉田

2.鈴木-高原

3.玉田-高原


 の3パターン有るんですが、実際には3.はテストもしていないので除外。つまり鈴木のパートナーとしてベストなのは玉田なのか高原なのか。という話ですね。

 どちらも最近ゴールをあげていますから、調子で選ぶのは難しいです。ただ二人のタイプが全く違うので、そこら辺から考えてみましょうか。

 まず高原になった場合。

上背が有るので比較的身長の低い北朝鮮DFから制空権を握れる

シュートの威力が強いので遠目から打っていける

というのがメリットでしょうか。

北朝鮮のページ.JPG


在日コリアンの方が作っている選手紹介のページで見ても170センチ代の選手が殆どですから、空中戦は期待できます。フィジカルで押したいなら高原というところでしょうか。


 もう一方の玉田、メリットというと

スピードが有るのでDFの裏に出る勝負が出来る

長い間鈴木と組んでいるので役割分担がはっきりしている


 といったところ。正直北朝鮮はベタ引きで来るはずなので、裏に出る機械なんて殆ど無いと思うんですが、鈴木と長く組んでいた、というのはすごいアドバンテージだと思うんです。成熟度でいうならば玉田でしょうね。


 個人的にはスタートは鈴木-玉田のコンビで、パワープレーが必要になった時には鈴木-高原へスイッチ、というのが一番リスクが少ないかなと踏んでいます。

 確かに高原の高さは魅力なんですけれど、連携を考えると不安が残ります。それなら最初は玉田を出しておいて相手守備陣のスタミナを削ぎ、その後に高原でトドメ。これが無難じゃないかなあ。


 まあ私はジーコではないですから、彼がどのような価値観を持っているのか推し量る事など出来ませんけれど。もし私がジーコなら鈴木-玉田です。あなたがジーコなら、2トップどれでいきますか?



posted by 西中島南方 at 12:10 | Comment(1) | TrackBack(1) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sat 05 Feb 2005

嘉人の特番。

 今見終わったばかりで、推敲もせずに書き連ねようかなと思っています。嘉人の特番、面白かったというより、有り難かったという感じ。ここまでちゃんと裏側を見られる機会ってなかなか無いですからね。


 最初に感じたのは「嘉人は『縁』に恵まれているな」ってこと。莉瑛さんも、マネージャーの後藤さんも、通訳のモイセスさんも、もちろんサポーターも。いろんな人が嘉人ががんばれるように尽力しているし、嘉人もそれに応えたいから、がんばってる。それがよく判りました。

 ここで引き合いに出すのは失礼かも知れないけれど、中田浩二の移籍問題(クリアされたようですが)なんかを考えると、本人が心地よくサッカーに専念できる環境がちゃんと用意されているって恵まれていることなんだなあって思います。

 その意味で、サポーターの一人として嘉人を支えてくださっている方達に有り難うと言いたい。試合前日風邪をひいた嘉人の為にドクターに状態を言うか言うまいか迷っている後藤さんの悩みに悩んだ顔を見て、この人がいたから今の嘉人がいるんだろうなあと、ちょっとグッとくるものが有りました。


 あとチームメイトのルイス・ガルシアとはうまくやっているようですね。二人で崩す場面が多いのは、やっぱり嘉人のことを考えてくれているからかな。嘉人のゴールの時も真っ先に来てくれたし、ルイス・ガルシアのゴールの時は嘉人が真っ先に来る。

 クーペル監督もなんか嘉人を厚遇しているようです。何故なのか理由はわかりませんけれど。早くチームに、スペインに馴染もうという姿勢が評価されているのかな。いろんな選手との確執みたいなのを聞いていたんで、わりとアットホームな雰囲気を持っていることが驚きでした。


 それから奥さんの話。避けては通れないんだろうけれど、あんなに出ちゃって大丈夫なのかな?すこし心配だったり。

 以前スポーツ新聞にこれ以上写り悪く写真に撮れないだろ、というくらいひどい一枚を載せられていましたけれど、美人の奥さんですよね。

 電話やらの様子を伺うと、亭主関白とかかかあ天下とかじゃなくて「ケンカ友達の延長」みたいなコミュニケーションのとり方ですね(笑 縁起物の「年越しぶどう」を食べてる最中に奥さんからの電話があって、急に必死になっている嘉人を見て心が和みましたよ。


涙.JPG



 でも一番ホロリときたのは、やっぱり「涙のお別れ」、「俺、泣かんけん」ってずっと言ってたのが、スピーチ初めて二言目にもう涙が止まらないんですよ。

 そんなの見たらこっちも泣くでしょ。精神安定剤なんか全然効かないですよ。何度見ても涙が出る。単に好きなチームに来たやんちゃな選手ってだけなのに、どうしてこんなに泣けるのか、今でも不思議です。でもまた泣きます。


 1時間の特番でしたけれど、思っていたよりも中身が濃かったし、誇張された表現が無くって、「等身大の嘉人」が見られました。ABC、やればできるじゃん。もう「虎バン」やめて関西のJチーム情報流す番組とか作っちゃえよ!!




posted by 西中島南方 at 17:39 | Comment(1) | TrackBack(0) | マジョルカの嘉人さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

世界変人祭。

 世の中には奇人変人の類が溢れかえっております。私もその一人なわけですが(涙 サッカー界ではその濃度が、一般の方たちよりほんの少しばかり多いような気がします。

 カントナ、ジョージ・ベスト、イギータ、ガリンシャ、ガットゥーゾ、ロマーリオ、エジムンド、マラドーナ。浅い知識しか持っていない私でもこれくらいは出てくる。そういえばブラジルでやった第一回クラブ世界選手権の時にバスコ・ダ・ガマかどっかがエジムンドとロマーリオの2トップだったような…。何考えてんだろ。


 そんで私が好きな選手も、ちょっと変わってる人が多いんですよね。チラベルトなんかすごく好きだし。まあ好きになる全員が変ってわけじゃないんですけれど。

 ただこの人も好きな選手の一人です。イランが誇るドリブラー、中東の都並ホダダット・アジジ

アジジ.jpg


<うーん、憎めない顔>


 まあ、知らない人はいないと思いますけれど、あれですよ、ジョホールバルで車椅子に乗ってた人です。

 車椅子に乗っているアジジを見て「ベタな芝居しているな」と思っていた人も多いはず。でもあれ、アジジみたいな人だから許せたんですよね。

 もしアレがアリ・ダエイとかで「骨には異常がないようだが、まともに歩く事すら出来ない、イラン国民に申し訳ない」とかコメントして、次の日にいけしゃあしゃあと試合でゴールを決めて「アラーの為にウソをついた」なんて言われたらすごくむかついてたと思う。

 このアジジ、もう随分歳のはずなんですが、日本戦に向けて闘志むき出しの様子。

ニッカンスポーツ

イランFWアジジ、日本戦に照準

 イラン代表のベテランFWアジジ(33)が、早くも3月のW杯最終予選日本戦(テヘラン)を視野に調整を始めた。同代表は4日、最終予選初戦バーレーン戦(9日、マナーマ)に向けてイラン南部のキシュ島で2次合宿入り。右アキレス腱(けん)痛をかかえながら帯同したアジジは「予選では日本戦が最も重要になるので、今は無理しない。バーレーン戦は出場しないと思う」と話した。

(後略)

 さてさて、今度はどんなことをしてくるやら、タンカに乗って包帯グルグル巻きとかしてきたら吉本がスカウトしてもいいと思う。


 北朝鮮の場合はアジジのようなウイットは無いですね。本気で変、というのか、必死だから滑稽というか。「もうテンパってるんだからこれ以上追い込まないでくれよ」って姿勢かありありです。多分本国でもこんなに大量に過熱したマスコミに囲まれるなんて機会なんて無いんでしょうね。

スポニチアネックス

北朝鮮 日本の報道陣を強制排除

 中国・河北省の香河国家足球訓練基地で合宿中の北朝鮮が4日、日本の報道陣を強制排除した。

 練習開始10分後、ユン・ジョンス監督が、日本の報道陣に「戦術練習をするので練習を撮るな。隠れて撮ったらカメラを取り上げる」と声を荒らげ、自ら敷地の外へ出て脚立を撤去した。

(後略)



 多分北の人たちは「マスコミとか言ってるけれど、あんなにマスコミがいるわけが無い。あの中には絶対日本のスパイがまぎれているぞ、気をつけろ!!」とか思ってたはず。

 アン・ヨンハとリ・ハンジェが来てから少しずつマスコミにコメントをくれるようになったのは、二人が他の選手に日本のマスコミに関して何かしら説明をしたからでしょう。急に気さくになりましたから。私たちも彼等を知らないし、彼らだって私たちを知らないんですよ。

 ただ監督ともなると将軍様から大事な命を授かっているわけですから、そんな事は言ってられないんでしょうね。


 はてさて、トリを務めるのはこの人しかいないでしょう。九州生まれ長居育ち。我らが嘉人君。

スポニチアネックス

大久保 FKキッカーに名乗り

 マジョルカFW大久保がFKキッカーに名乗りを上げた。アウエーのマラガ戦(6日)に向けた4日の練習の締めくくりに全選手がFK練習を行ったが、ゴールを決めたのはFWルイス・ガルシアら数人だけ。ペナルティーエリアのわずかに外の位置にもかかわらず、成功率は10%以下にとどまった。ふがいないチームメートを見兼ねた大久保は自身が4回すべてを失敗したことを棚に上げ「みんなうまくない」とばっさり。



大久保は自身が4回すべてを失敗したことを棚に上げ
「みんなうまくない」とばっさり。



自身が4回すべてを失敗したことを棚に上げ



 …。と、とりあえずがんばれ!!



posted by 西中島南方 at 12:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Fri 04 Feb 2005

狼の集う島。

 無事(? 北朝鮮戦への召集が見送られた嘉人。これでリーグ戦に集中する事が出来ます。ジーコは「リーグで5点とったら(召集を)考える」と言っていますが、それくらい活躍できれば完全移籍も見えてくるでしょう。今は目の前の仕事をコツコツとこなすだけ。

 幸い怪我の経過も良好なようで、ミニゲームで活躍していたようです。

サンケイスポーツ

マジョルカ、大久保はつらつ!練習で技あり弾

 スペインリーグ・マジョルカFW大久保も2・9の招集は見送られた。2日の練習は2−2で引き分けたミニゲームで2得点を挙げ、6日のマラガ戦(アウエー)に向けて順調な仕上がりをみせた。後半に相手GKの頭を越える技あり弾を決めると、GKアルベルトが「ヨッシャ、オオクボ!」と絶叫。大久保ら5選手を獲得して予算オーバーのクラブで、当面の目標は1月30日のヘタフェ戦に続く連勝だ。


 うーん、大久保がスペイン語をマスターするより他の選手が日本語をマスターする方が早いのでは?なんて思うのは邪推ですかねぇ。モイセスさんがんばって!!


 そんなマジョルカに、また新たな戦力が加わりました。ブラジル人MFフェリペ・メロです。この選手なかなかの豪傑のようで、自分と同じ匂いをかぎつけたか早速嘉人が興味を示しています。

デイリースポーツ

大久保“暴れん坊”の相棒大歓迎

 スペイン1部・マジョルカのFW大久保嘉人(22)が2日、新加入したブラジル人の“暴れん坊”MFフェリペ・メロ(22)を大歓迎した。

 練習を終えた大久保は「メロはどこでやってたんですか?」と珍しくチームメートに関心を示した。メロはブラジルU―21代表経験があり、名門フラメンゴ、クルゼイロ、グレミオを渡り歩くなど将来性は折り紙付きだ。

 武勇伝もある。1月にブラジルでいとこが暴漢グループに襲われたとき、ナイフを持った相手に敢然と立ち向かっていったという。幸いケガはなかったが、気性の激しさは半端ではない。

 経歴を伝え聞いた大久保は「だからか。(ピッチでも)全然、ビビんないもん。すごいね」と目を輝かせた。チームの覇気のなさを嘆いていた和製突貫小僧に、頼もしい“援軍”が加わりそうだ。


 嘉人が逆取材をするくらいの男っていったいどんなんやねんと、マジョルカの選手紹介ページへ。で、見た写真がこれ。

怪我するぜ



こっ、こええぇぇっ!!


 これで嘉人と同じ22歳ですか。嘉人が82年生まれ、メロが83年生まれだから嘉人の方が年上?ありえねぇよ! このツラで183cmも上背が有るのか…。


怪我するぜ

メロ「お前なにメンチきっとんじゃい。しばくぞ」

こ、怖えーっ。

嘉人「あ、いや、なにも見てないっス」

 なんてことにならなきゃいいけれど。どっちかっていうと意気投合しちゃって「マジョルカの極悪コンビ」になる可能性の方が高いか。それはそれでイヤなんですけれど。



posted by 西中島南方 at 21:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | マジョルカの嘉人さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする