まずスタメンはニュースなんかで取り上げられている通り、シリア戦そのまま行く予定のようです。
対する北朝鮮は、一次予選時の3-3-2-2から4-3-1-2へシステムを移行させる可能性が有るとの事。恐らく3バックだと両サイドにスペースが生まれ、三都主、加地に突破される危険が有る為だと思うのですが、これだと相手がボールホルダーに対するアクションを起こすエリアがよりゴール前に近くなるので、いい位置でフリーキックをする機会が増えるはず。
加えて中澤、福西、鈴木と空中戦に強いメンツが揃っているので、得点はセットプレーからの空中戦で生まれる可能性が高いと読みます(大抵の人もそう思っているでしょう)
もし開始15分までに得点する事が出来れば、後はそんなに必要に攻め上がる必要は無いと思っています。ボールをできる限りキープしてスタミナの温存を図るほうが得策かと。なにせ北朝鮮が一次予選であげた得点11のうち、実に9点が後半にあげたもの、というデータが有りますから。後半に足が止まらないように、また相手に焦燥感を与える為に、ボールポゼッションを上げる事を念頭に。
逆に得点できなかった場合は、まず落ち着く事。ゲームプランが外れた時でも混乱する事が無いように、宮本のキャプテンシーに期待。
後半注意するのは布陣をいかにコンパクトに保つかという点。北朝鮮が得意とするカウンターはスペースが空けば空くほど効果的になりますから。まあエメルソンを止めた中澤がいるのですから心配はしていませんが。
中村、高原に出場機会が有るとすれば、後半15分までに同点以下だった場合でしょう。北朝鮮から見ればこれほど嫌な「ジョーカー」は無いと思います。ゴール前でファウルをする度に大ピンチなのですから。それで相手のチャージが緩めばなおの事好都合というものです。
最悪残り10分程でリードを奪えないという事態が起きた時は、田中を外して本山を入れ、シリア戦のような2-4-4のスタイルを採るはず。今になって思えばあの時この布陣のテストができたというのは大きいです。
ただこんな展開になる確立はほぼ0だと踏んでいます。前半セットプレーで1点、後半相手をつり出して裏を突き1点、2-0が最低ノルマだと思っています。それくらいの試合をホームで出来ないなら以降の試合を勝ち進むのはかなり厳しい。相手は北朝鮮だけでは有りません。油断は禁物ですが、冷静に、確実に勝ち点3をとってほしい。