head

▲PAGE TOP

Blog Restart!
bn_hikkoshi.jpg
O lunatico amou futebol RSS(新しいブログはこちらから)

Sat 08 Jan 2005

経営者にモノ申す。

 天下のサポティスタさんのところから面白いコラムを拾ってきました。

日本刷新会議 : 第6回 「愛媛FC“落選”の真相」<前編>

 タイトルのとおり、愛媛FCの事がメインの記事なんですが、何故草津がJ2入りできて、愛媛FCができなかったのか。という話題がとても目につきました。以下一部抜粋。

草津の場合は、そういったクラブの体制面を背水の陣で取り組んできました。36歳の若社長は精力的に多方面に動き回り、スポーツ界のエリート街道を歩んできた元三菱の大西ゼネラルマネジャーはいろんな戦略を立てコントロールしました。現場にもJリーグの指導経験もある植木監督を迎え、必勝体制で臨みました。今年昇格できなければ解散か、というぐらい草津は必死でクラブの強化に努めたんです。


 これを読んで、昨年の天皇杯で、草津があれだけ活躍できた理由の一端を知ったような気になりました。

草津


 草津には元セレッソの籾谷、小川、宮川が所属しています。(今日、御給も草津入りが決まったようですね)

 セレッソに所属していた頃、練習場で彼等の様子を何度か見た事が有ったのですが、正直線も細く、御世辞にも真摯な姿勢でサッカーに打ち込んでいるようには見えませんでした。練習も強制のもののみで、早々にタニマチの女性と立ち話をしていました。

 しかし、昨年見た彼らは、まるで別人のようでした。体もいくらか出来ていましたし、何よりプレーの一つ一つに魂が込められているように感じました。横浜戦で退場宣告を受けた籾谷が、悔しさのあまり涙を流したのは驚きでした。

 彼らの「変化」の裏側には、経営陣のサッカーにかける熱い想いが有ったのです。トップが自ら汗を流し、自分達が少しでもサッカーに打ち込めるような基盤を作ってくれている。それを意気に感じない選手がいるでしょうか。


 逆の例も有ります。サガン鳥栖などは、残念ながら経営陣に熱意を感じる事が出来ません。当然、チームも強くはなりませんし、スタジアム(折角の素晴らしいスタジアムなのに)も閑古鳥です。悪循環が続き、今年も大量解雇という事になりました。


 仮に潤沢な資金が有ったとしても、情熱の無い経営者のチームは決して強くなりません。サッカーを見る目が無いのですから、どんどんとお金をドブに捨ててしまうなんて事が有り得るのです。


 もしあなたの好きなチームの経営陣が、情熱を持って球団を運営していないと感じたなら、どうか出来る限り早く、サッカーの素晴らしさ、サッカーの喜びを伝えて下さい。それが強豪への一番の近道なのです。


posted by 西中島南方 at 20:48 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アキ残留、複雑な想い。

スポニチアネックスOSAKA

西沢、正式に残留決まる 西村GMの説得で決断

 去就が注目されたFW西沢の残留が正式に決まった。午後に西村GMが直接会談。一度は移籍を決意した西沢も「FWとして必要な戦力と考えている」という同GMの説得に折れた。


デイリースポーツ

西沢&黒部 05年2トップだ

 今季の契約を更新していなかったJ1・C大阪のFW西沢明訓(28)が7日、西村昭宏チーム統括GMと大阪市内で会談し、残留が決定。J2京都から移籍した元日本代表FW黒部光昭(26)もこの日、大阪市内のクラブハウスで入団会見を行い、ともにチームでの活躍を誓った。


 ようやっと安心する事ができます。西村GMも説得ご苦労様でした。でもすこし心にわだかまりのようなものが残ってしまったのは私だけかな?


 最終的には西村さんの「戦力として考えている」っていう熱い説得に折れた形になりましたけれど、一度は移籍するつもりだったのは事実、原因の根本を正さなければ、いずれ対処療法も効かなくなってしまうかもしれませんよね。


 今年はアキだけだったけれど、もし複数の主力が同じように移籍志願なんて事になったら、もうそれだけでものすごい時間と労力がかかってしまいますし、アキとはもう少しチームの方向性なりを話し込んでもいいように感じます。


 確かにチーム低迷と混乱の原因となってしまった東欧勢や、彼等を呼び込んだ大倉氏はラデリッチを残してチームを去りましたし、ラデリッチも構想外のようですが、もともと「この路線で行こう」となったのは、もっと上のほうの意思決定によるものです。

 「かくてアキレスは残った。」でもくどくどと書きましたが、そこと現場の間に何かしらのコミニュケーションが無ければ、名物のお家騒動は無くならないと思うんですよ。


 猜疑心のフィルターがかかっているからかもしれませんが、セレッソに入団、移籍してくる選手の定着率みたいなものも、年々低下しているように思えてなりません。スカウトの質の低下みたいなものが有るのでしょうか。ここのあたりもチームの印象を悪くしている原因の一つです。

 仮に契約していても、着実に成長している選手はごく僅か。古橋や徳重のような成功例が無いわけではないですが、もっと若手や移籍選手の突き上げがほしいところ。

 それに外人選手もちゃんと労を惜しまず、キッチリとチェックした上で契約をしてほしいです。今年はジルマールの推薦がありましたから、少し期待はしていますが。


 またサポーターも、選手がプレーしやすいように、もっとしっかりサポートをしてもいいんじゃないですかね。

 ブーイングやヤジをするな、というわけではなくて、長居に時折やってくる何とも言えない「間延びした空気」を何とかしたいんです。90分間フル回転で応援をするのってすごくキツイですけれど、一緒に戦っている「12番目の選手」なんですから、やっぱりがんばらないと。


 そういうところをちょっとずつでも良くすることが出来たら、セレッソは選手にとってもサポーターにとっても、もっと魅力的なチームになれると思うんです。今回の一件は風化させず、ずっと心に留め置いたほうがいいでしょう。ちょっとツライですけれどね。


posted by 西中島南方 at 13:12 | Comment(0) | TrackBack(4) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする