彼自身四国(愛媛)出身ということで、四国初のプロサッカーチームに入団する事に強い思い入れがあるようです。彼のファンサイトである健作研究室に、メッセージが届いています。
四国といえば、最近までプロスポーツ不毛の土地というイメージが有りましたが、近年になって、野球界からは元西武の石毛氏が発起人となった「四国独立リーグ」構想、サッカー界ではヴォルティスのJ参加と、今までにない活発な動きが見られるようになりました。
元々アマチュアスポーツでは、池田、明徳義塾など高校野球の名門があり、決してスポーツ熱の低い地域では有りませんでした。そこへ松山の坊ちゃんスタジアム、香川のオリーブスタジアム、高知の春野陸上競技場など、プロの公式戦に耐えうる施設が次々と整備され、これらの運動を誘発させることになりました。
まだ経済的な問題が残っていますし、なにより今までにない試みですので、これらの運動が成功するかどうかは判りません、しかし
「俺達の町にはプロチームがあるんだ」
と、胸を張って言える喜びは、それらの不安を払拭して尚余るものが有ります。
また、地域密着型の経営により、既存のプロ野球の球団が入り込めないような小さな規模の都市圏で、スポーツ文化を根付かせる事は、Jリーグの理念とも合致します。徳島ヴォルティスに与えられた役割は、非常に大きなものなのです。
大森選手にかかる地元サポーターの期待は、決して低いものではないでしょう。彼が活躍すれば、ヴォルティスが新潟や仙台のような人気チームになる可能性は俄然高まってきます。
セレッソでは怪我などもあり満足なプレーが出来ませんでしたが、本来のプレーが出来れば、きっとその期待に応えられるはずです。