head

▲PAGE TOP

Blog Restart!
bn_hikkoshi.jpg
O lunatico amou futebol RSS(新しいブログはこちらから)

Fri 24 Dec 2004

小野伸二 悲運の果てに。

 「小野が左足首を傷め、W杯アジア最終予選の初戦、北朝鮮戦への出場が絶望となった」このニュースを聞いたとき、多くのサッカーファンが「ああ、またか」と感じたことでしょう。

 ジーコ言うところの「黄金の中盤」にあって、小野の「ツキの無さ」はとりわけ目につきます。

 98年フランスW杯、ジャマイカ戦に登場した彼のプレーは、3戦全敗に終わった日本代表の、数少ない収穫でした。新時代の到来を予感したサポーターも多かったでしょう。

 しかし、その後の選手生活は、苦難との戦いの連続でもありました。


「もし小野にもう少し運があれば、日本のサッカーは変わっていたかも知れない」



 そんな想いを持つ人もいるでしょう。


 W杯の前年、97年の12月に浦和レッズと契約。プロ選手としてのスタートを切ります。それからサポーター達を魅了するようになるまで、それほど時間はかかりませんでした。98年の新人王ほど選考の余地が無いタイトルもなかったでしょう。

 しかし99年、最初の試練。浦和レッズの新監督に就任した原博美は、同年に入団した大学ナンバーワンFW、盛田をポスト役にロングフィードを多用するサッカーを展開。

小野がボールに触れる機会は激減し、それに付随するように、チームは崩壊を始めます。

Ono01


 同年にナイジェリアで開かれたワールドユース選手権では、クラブチームでの鬱憤をはらすかの様な大活躍。高原、中村、稲本、本山、遠藤。後にフル代表として活躍する事になる「黄金世代」の中にあっても、その才能は傑出していました。そして日本ユースは初の決勝進出を果します。

 しかしそのピッチに、小野の姿はありませんでした。累積警告による出場停止。スペインの前になすすべなく失点を重ねるチームを、彼はどんな想いで見ていたのでしょう。

 さらなる不幸が、小野を襲います。シドニーオリンピックアジア地区一次予選最終戦。フィリピン代表選手の劣悪なバックチャージにより足を負傷。苦痛に顔を歪ませ、ピッチをのたうつ小野の姿に、楽勝ムードだった国立競技場が凍りつきます。オーストラリアの地を踏む事無く、彼のオリンピックは終わったのです。

 追い討ちは続きます。レッズが最終戦、あと僅かのところで残留に失敗。J2降格が決定したのです。

 しかし、彼はレッズを見捨てる事も、自身の運命を悲観する事もありませんでした。

 「J2でレベルの低いサッカーを続けるのはもったいない」そんな雑音を振り払い、怪我あけの体をおして一年でのJ1復帰に尽力。5年前のJ2は、今よりもさらに劣悪な環境でしたが、不平不満を漏らす事はありませんでした。

 その後の活躍はご存知の通り。オランダ、エールディビジでは名門フェイエノールトの中心としてプレー。代表においても母国開催となった韓日W杯ベルギー戦にて鈴木隆行の「つま先シュート」を演出するなど、無くてはならない存在になりました。ジーコジャパンのオープニングゴールを決めたのも彼。アテネオリンピックでは不本意な結果に終わりましたが、小野個人のポテンシャルの高さに疑いの余地は無いでしょう。

Ono02



「もし小野にもう少し運があれば、日本のサッカーは変わっていたかも知れない」



 そういう見方もあるでしょう。しかし、こう捉える事は出来ないでしょうか。


「小野が苦難を乗り越えてきたからこそ、今の日本サッカーがある」



 確かにここ来ての怪我は代表にとって大きなダメージ、初戦は厳しい闘いになるでしょう。しかし、小野はきっとピッチに帰ってくるはずです。苦難を乗り越えて、以前よりさらに大きくなって。


posted by 西中島南方 at 21:21 | Comment(0) | TrackBack(1) | 代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

その名はゼ・カルロス。

 2ちゃんからの情報では新外人の一人が決まった模様。名前はゼ・カルロス。長いストライドと豪快なプレースタイルを持つ左サイドバックとの事。

 あまりよくわからないのですが、どうやら今回はジルマールの紹介が有ったようで、彼のサイトではゼ・カルロスの動画(なんと27分もある!)を見ることができます。

ジルマールスポーツ


 で、早速その動画を拝見。どうやらガンガン前に上がって攻撃参加をする超攻撃的なサイドバックのようで、ミドルレンジからも豪快に蹴りこんできますし、スペースに飛び込んでいくスピードも抜群。これでもかとばかりにビューティフルゴールの映像が続きます。

 しかし、ディフェンダーなら当然あるはずの守備をしているシーンが全くない!本当に終始攻撃参加しているシーンしかないのです!

703 :U-名無しさん :04/12/24 09:01:26 ID:UIs+9/l3
梶野・勝矢:「やぁジルマール、(守備を再構築しなきゃ、守備で期待できる)左SBを探してるんだ。イイ選手いたら頼むよ。」
ジルマール:「OK!(今のセレッソは攻撃が持ち味か、じゃあ超攻撃的な)左SBだな。まかせとけ!」

  ↓

ゼ・カルロス来日

  ↓

梶野・勝矢:「ア、アレ?(;´Д`)」


…こんなとこかな?(´・ω・`)


 という書き込みがまんざら嘘ではないように感じてしまうのは、私だけでしょうか?こりゃ来年も守備は苦しいのかな…。orz



posted by 西中島南方 at 12:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

忘れたくない忘年会。

 関西ではまだまだサッカーはマイナースポーツで、ガンバがいくら勝っても、セレッソがどれだけ負けても、一面は「今岡どうした?ノーヒット!」とかだったりします。

 当然サッカーが好きなんて人間が周りにいるなんて事はまれで、公言したところで

「へぇー。じゃ、西中島くんってフーリガンなんだー」

 なんて言われてしまうのが関の山なんです。

 だから今日、たった数人とはいえ、同好の士と話をする事が出来たのは、本当に幸せでした。時間の経つのを忘れてしまいそうになりましたよ。


 三週間ぶりに訪れたMURPHY'Sはあの頃の賑わいが幻であったかのように、静かで穏やかな「大人の空間」になっていました。まあ、これが本来の雰囲気なのでしょうが。

 ドリンクはもちろん、「あの日」と同じギネスビール。思い出の味は少しほろ苦いものでしたが、何故だか、美味しいと感じられました。

まいう〜。


 今日はおつまみ代わりにフィッシュ・アンド・チップスとクリスマス用のスペシャルメニューだった七面鳥のローストを注文。でも出てきたのはフィッシュ・アンド・大量のチップスと、付け合せが主役の五倍ぐらい盛られているローストでした。

 最初は足りないかな、なんて思っていましたけれど、たくさん頼まず正解でした。そういえばイギリスとかアイルランドの食卓ってジャガイモがたくさんあったな。美味しいけど、量が…。


 サッカーの話になると、みんなやっぱりこだわりがあるみたいで、「日本で一番見やすいスタジアムは?」とか「今までのサッカー観戦歴は?」なんて話題で盛り上がりました(ちなみに見やすいスタは神戸ウィングという事で落ち着きました)

 こういう話が出来る場所や集まりが、もっとたくさん出来るようになったらいいなぁ。それが出来るようになったら、関西のサカオタも、もう少しは居心地がよくなるのに。


 忘年会に参加された方々、今日は西中島の突飛な発案に賛同していただき、有難うございました。また来年、開幕戦で会いましょう!


posted by 西中島南方 at 00:04 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする