C大阪「大久保の代役」京都・黒部獲得へ
C大阪が来季の新戦力として、元日本代表の京都FW黒部光昭(26)の獲得に乗り出したことが22日、分かった。スペインリーグのマジョルカに移籍したFW大久保嘉人(22)に代わるエース候補して、白羽の矢を立てた。レンタルでの獲得が濃厚で、近日中に正式オファーを出す見込み。
以前からウワサの有った黒部へのオファーですが、いよいよ正式に獲得に乗り出すようです。
こんな画像しかなかった…。ごめんなさい。
C大阪は大久保の流出に加え、西沢も清水への移籍が濃厚でFW2枚看板が抜ける危機にある。即戦力FWの獲得は絶対条件で、近日中に京都側に正式オファーを出すことになる
どのソースを持って西澤の移籍が濃厚となっているのかは判りませんが、攻撃的な選手が多いセレッソにあって、センターフォワードだけは手薄。いいコンディションに有るならば、3トップのセンターをしていた黒部は確かに食指の伸びる選手です。
西村GMが今シーズン京都の監督を務めていた時はチームの核として機能していたようですが、西村更迭のあおりをうけ、怪我もあってか、終盤戦は本人にとってとても消化不良だったようです。
また京都が一年でのJ1復帰を果せなかった事から、分配金が減額され、多くの選手を放出したり、減俸提示をするなどして予算の圧縮をしなくてはいけなくなった事情も有ります。このあたりはスポーツナビに詳しい経緯が書かれています。
ただサポーターとして、黒部獲得には複雑な心境です。黒部の実力は知っていますし、チームに加わってくれるのなら有り難いことだと思います。
でも黒部は京都の顔とも言える選手。松井が移籍し、チェ・ヨンスも放出の方向。黒部だけは残ってほしいと思う京都サポの気持ちが今の私には痛いほど判るのです。
私は毎朝スポーツ新聞のweb欄をナナメ読みするのが日課になっているのですが、そこに「西澤」という名前が有っただけで不安になります。残留なのか、移籍なのか、本人はどうなるのがベストだと思っているのか。いろいろな想いがめぐります。
それは西澤がその成績以上にチームに貢献し、森島、大久保とともにチームの顔として活躍をしたからです。
仮に西澤以上の選手が来たとしても、私は悲しい気持ちになるでしょう。私や多くのサポーターは、「ポストプレーヤーとしての西澤」ではなくて「人間としての西澤」が好きなのですから。
おそらく黒部を応援しているサポーターの方たちも、同じように「京都の黒部」を愛しているはずです。それを奪い去る事がどれほど残酷な事か。
この「悲しみの連鎖」に、いったいなんの意味があるのでしょうか。浅はかな私には、それを見出す事はできません。