やっぱりアクセス集中したんでしょうね。ちょっと観ただけですが、雨にうたれて本当に「死闘」って感じでした。
やむなく、ってわけではないですが、チャリティーマッチの新潟VSジーコジャパンドリームスをテレビ観戦をする事に。
まずアナウンサーが「"功労者"と聞いて木村さんもウォーミングアップをしたのでは?」と解説の木村和司にジャブ。木村さん「ぬふふっ」っといつものニヒル笑いではぐらかしてましたが、本当に呼ばれたらきっと行ったんだろうなぁ。
それからゲストに新潟在住ということでシドニーオリンピック女子水泳代表の中村真衣選手が招かれていたのですが、新潟のサッカー熱みたいなものが中村選手を通じで伝わってきてかなり面白かった。
いきなり何のためらいもなくアルビレックスを「アルビ」と発言。ちょっと知ってるぞ、って空気を作ると、新潟のチャンスでは観戦に必死になってアナウンサーがコメントを振れない状態に。特にオゼアスが好きみたいで
「中村さんはオゼアス選手にボールが入ると思わず反応しています」
なんて言われてました。オゼアスが好きっていう女性もなかなかおらんでしょう。
ジーコジャパンドリームチームはかなりクラシックな3-4-1-2。ジーコにアピールがしたい駒野は右サイドでかなり激しいプレー。また3バックの森岡、小村、秋田という華もへったくれも無い岩石のようなディフェンスは、逆にいい空気を作っていました。
前半は「カズまたぎ」「中山の突進」「名波のロングパス」「山口のチームコントロール」などなど往年の必殺技が惜しげも無く披露されます。無かったのは「本田の大人気ないマーク」ぐらいでしょうか
両軍ともにチャリティーマッチでありながら「勝利を新潟にプレゼントしたい」「自分がまだ錆付いていないことを証明したい」「活躍してジーコに認められて代表に入りたい」という目的が各自にちゃんと有ったのと、審判の公式戦クラスの厳しいジャッジの為に、試合は終始締まった展開でした。
ドリームチームはやはり年齢的なものか足元へのパスをもらいたがる選手が多め。でも繋がるとそれなりに形になっていました。即席といっても長い間一緒にプレーしたメンツですからね。
新潟は前半は岩石ラインの裏を突くパスが主体、間延びした後半はファビーニョ、エジミウソンらのドリブルを起点にと、かなり勝ちにこだわったプレーをしていました。実に反町監督らしい指示。
さらにゲームの格を上げたのが新潟サポの途切れることの無い声援とコール。あれはかなり選手のやる気を引き出していたのではないでしょうか。
見せ場もちゃんと有りました。エジミウソン、ファビーニョの破壊力はなかなかのもの、ファビーニョがセレッソ戦で出ていたら、西中島は今頃福岡にいたかも知れません。後半ロスタイムの野澤が上がっていったシーンもわきましたね。
さすがにドリームチームは後半足が止まっていましたけれど、ピンチの際はすんでの所で老獪にはぐらかしていました。
全体的にはこの手の試合にしてはかなりいいゲームだったと思います。新潟の方達がこのゲームをどう評価されるのかはわかりませんが、個人的には満足しています。