head

▲PAGE TOP

Blog Restart!
bn_hikkoshi.jpg
O lunatico amou futebol RSS(新しいブログはこちらから)

Tue 14 Dec 2004

年パスハガキがやって来た。

 ようやく我が家にも年間パスポートの案内ハガキがやってきました。

パスハガキ01


 毎年A席だったんですが、来年はどうしようか思案しておりました。100%rosadoの桜狩さんもおっしゃっていますけれど、やっぱりSBの方が見やすいですし、気がむけばA席にもいけますしね。

 今年は動員やら招待券なんかであまり居心地がよくなかったようですけれど、来年はSBにお邪魔する事にします!あー、西中島が来たらもっと居心地が悪くなるよ、とお嘆きのアナタ!そんなアナタはオーナーズシートがオススメですよ!何せ貧乏なモンで絶対にそっちにはいけませんから '`,、'`,、('∀`) '`,、 '`,、・・・。


 それにしても今からこんな注釈入れない方がいいような・・・。

パスハガキ02


 来年も入れ替え戦なんかいかへんからなー!

 ・・・自動降格だったらどうしよう orz


posted by 西中島南方 at 20:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

閑話休題3

中沢MVP!J&CS史上初2冠だ

 横浜DF中沢佑二(26)にまた1つ勲章が加わった。04年度のJリーグ・アウォーズが13日、横浜アリーナで行われ、最優秀選手に選出された。チャンピオンシップ(CS)に続くMVP獲得で、史上初の同一年のダブル受賞を果たした。歴代新人王のMVP獲得も初めてで、記録ずくめとなった。


 今年の中澤〈沢じゃないよね〉のプレーはずっと高いレベルで安定していたし、受賞も殆どみんな納得したのでは。

 中澤ってシドニー五輪の時は普通の身体能力系DFだった記憶がありますが、今は1対1の駆け引きやらラインコントロールやらDFが要求される全ての要素が揃っている上にどんな過酷なコンディションでもそれなりに活躍してくれる頼りになる存在になりましたね。

 新人王は森本君が受賞。正装とイガグリ頭が印象的でした。素朴な疑問なんですが髪型はこのままでいくのでしょうか?ロナウドが好きと聞いた事がありますけれど風貌は別に似せなくてもいいような…。


来季の過密日程に異論続出 Jリーグ監督会議で

 Jリーグは13日、横浜市内で監督会議を開き、来季の日程の概要をクラブ側に説明したが、過密日程に異論が相次いだ。


 サッカー選手は選手寿命が比較的短いですから一つ怪我すると本当にたいへんです。選手を預かるクラブチームの監督からこういう声が出るのは至極当然でしょう。

マリノスは坂田も負傷離脱、天皇杯・草津戦は8人いない

15日には天皇杯5回戦・草津戦(仙台)を控えるが、坂田のほかDF河合らの故障者、DF松田、中沢が日本代表に合流するため、大量8人がメンバーから外れる。腰痛のFW久保も年内復帰は絶望で、控え中心で挑むことになる。


 今年のマリノスはさながら野戦病院でしたね。アン・ジョンファンの骨折なんか見ていると呪いでもかけられているのかなと思うぐらい。

 今年のスケジュールをこなしただけでこれだけ怪我人が出たとなると、来年は一体どうなる事か…。岡田監督が「(ACL辞退を)口にしちゃったら社長に首にされるかもしれないので、日本を代表してやれと言われればやります」などと言っちゃったのも理解できないことはないです。

宮本恒靖が代表辞退

松田、玉田は合流見合わせ サッカー日本代表=差替


 代表レベルでも怪我人続出中。宮本がダメ、松田もダメならまた4バックなんて事になるかも。玉田の胃腸炎っていうのはやっぱりストレスなんでしょうね。辛かったんだろうなあ。


 こうしてみると怪我人情報ばっかりですね。フル代表ではW杯アジア一次予選、アジアカップ。クラブチームではチャンピオンップや入れ替え戦と、心身ともにストレスの溜まる試合が目白押しだった一年でしたから、今の時期にそのツケがまわってきたといえなくも無いですが、来年は2月からW杯最終予選ですから、何とかそれまでに持ち直してほしいです。


posted by 西中島南方 at 13:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mon 13 Dec 2004

気分は「電車男」。

Cerezo official

江添 建次郎選手加入内定のお知らせ

題記の件、セレッソ大阪では2005年度シーズン新加入選手として桃山学院大学の江添 建次郎選手(22)が内定しましたのでお知らせいたします。


 江添君、ミキティの誘惑(嫌な表現だな)にも負けず、よく義を貫いてくれました。お父ちゃんは嬉しいよ、ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!!

 これでセレッソの守備も少しは安定してくれるんでしょうか、期待していいよね?いいんだよね?


 ちょっと嬉しすぎるので、5年後ぐらいのセレッソの布陣でも予想しちゃいましょうかね。ワル乗りはご勘弁。

2009年度開幕スタメン予想(希望)


夢くらい見せてくれよ!

監督 「帰ってきたセレッソの魂」ノ・ジョンユン
ヘッドコーチ 「守備戦術の生き字引」 田坂和昭
コーチ 「永遠の大砲」 西澤明訓
GKコーチ 「ブラジルの鉄壁」 ジルマール
GM 「名伯楽」 塚田雄二
ユース監督 「人徳の結晶体」 森島寛晃


 特にノ・ジョンユンさんには絶対一度は監督になってほしい。少なくとも求心力は有る人だし、選手を人間としても育ててくれそうなので。コーチ陣は一癖ある人ばっかりになりましたけれど、ノさんが監督なら大丈夫(まさか下川復帰っていうわけには…)

 GMはやっぱりみんなが安心して仕事が出来る人じゃないと。それ思うと塚田さん以外に考えられませんでした。

 ユース監督もモリシだったら「ウチの子も習わせようかしら」なんて奥さんも増えるはず。こちらもしつけのしっかりした子に育ててくれそうという期待込みで。人間性重視ならセレッソユース、学力も、という方は宮本率いるガンバユースとか。

 ああ、たった一人の新人君でこれだけ夢を膨らませてしまう西中島は、やっぱりもう少し投薬治療が必要かも…。でも、まあいいや。


posted by 西中島南方 at 21:43 | Comment(4) | TrackBack(2) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あの話はどうなったんだろう?

 チャンピオンシップも入れ替え戦も終わり。天皇杯もベスト8が出揃いました。つまり殆どのサポーターはもうオフモードに入っていたりするわけで。選手も選手で早速つかの間の休息を楽しんでいる模様。中にはこんな選手までいるらしい。まさか本当にそんなことするか?と思っていたら、こんな日記が…。ふおおぉぉぉ。orz〈言葉にならないやるせなさ〉


 でも何か忘れているなー、と思っていたのですが、そうそう、この話はいったいどうなったんだろう?

そういうわけで、サイトの命運をかけた勝負をふっかけることにしました。


1.横浜F.マリノスが優勝した場合

(1)サイト閉鎖
浦和レッズを議論するページを閉鎖し、そのサイトを一週間にわたりマリサポに自由に使わせること。

(2)恥ずかしい画像うp浦議管理人は、酒蔵力(浦和本店)にFマリノスのトリコのユニを着て、 豚生しろをつまみにレッズサワー飲んでいる画像を提供し、それをUGにアップし、さらに永遠にその画像をトップページのバナーに入れることを承諾する。

--------------------------------------------------------------------------------
2.レッズが間違って優勝してしまう天文学的な奇跡が生じた場合
(1)サイト閉鎖
横浜御用牙とフットボールは未来の兵器であるを閉鎖し、そこを一週間レッズに明け渡す。

(2).(*´Д`)ハァハァ画像ギャルサポ一名をレッズに提供する。
レッズユニ着た(*´Д`)ハァハァするあられもない女子画像を浦議管理人に個人的に委ねる。使い方は自由。

(3)モーヲタに謝罪するスレを2ch狼板に立てる土下座してやるよ、クソボケ!!

そういうわけで、浦議つぶすよ、よろぴく!


 気になって浦議に行ってみたものの、とりわけ何か有ったわけでは無さそう。まあ、当たり前か。

 浦和のサポーターも熱いとはいえ、この条件はあまりに偏っているし、そもそもマスタロウ氏は他のサポーターにもいろいろとふっかけている「問題児〈出典UG FILES〉」のようで、インファイトともあまりいい関係ではない様子だし、UG FILESではこんな記事まで出ています。浦和サポとしてはここは大人の対応というところなんでしょうか。


 以前は対戦するサポ同士で自サイトの壁紙をかけて対決なんて事もやっていましたけれど、それはお互いが「友好関係」を結んだ上での事。一方的に「やんのかコラ!」と言われてもどう対応していいか分かりませんしね。


 などと高みの見物をしていたら、こっちまで何かふっかけられそうだ。今日はここまで。





追記

 こんな記事書いていたら早速いろんな方に迷惑をかけてしまいました。関係した皆様にはこの場をお借りいたしまして、深く陳謝致します。

 今回の一件は偏に私、西中島南方が起こした行動が原因であります。今後このような事が起きませんよう。反省する次第です。


 また、コメントを寄せていただきました方にメッセージをお送りいたします。件のページでも書き込ませていただきましたが、もうこちらへの書き込みが出来る状態になっているかと存じます。

 何分若輩でございますので、今後ともコメント等頂けますと幸いです。もしよろしければ、いつか「マーフィーズ」でギネスなどかたむけながら、サッカー談義など出来れば、これ以上の喜びはありません。それでは。


さらに追記

294 :U-名無しさん :04/12/13 22:29:56 ID:2ViAMS2Q
他サポなんだけど
南方といいうブログの中の人は、ここの有名な人?
かなりむかついたんだけど。


295 :U-名無しさん :04/12/13 22:48:17 ID:ZiOLY3QS
>>294
二度と見なければいいのでは?


296 :U-名無しさん :04/12/13 22:53:31 ID:XhmGKSoB
>>294
なんか他サポにもムカつかれとるね。
ここではほとんどの人間がムカつくorスルーしてる。


297 :U-名無しさん :04/12/13 22:54:21 ID:XhmGKSoB
って他サポの書き込みか。
あれはうちのサポの恥さらしだから非礼はわびます。
ごめんなさい。
今後は無視してスルーしてください。

 おう、嫌われてる嫌われてる(笑 実はあのスレと本スレにたまに名無しで書き込みしたりしてるんですが、どれがそれだかわかりますか?ブログとたいして変わんない内容を書いてるんだけれど、大体フツーにスレが続いてるでしょ。やっぱり第一印象って大事なんだな。とか書くとスレの住人はみんな疑心暗鬼になりそうだけれど。

 まあ人間ですから、嫌われていい気分ではないですが、なにせ「狂人」ですからね。あまり気が合う人は少ないでしょ。むかついたらメールでも送って下さい。
posted by 西中島南方 at 13:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

試合だけが冬景色。

 今日の大阪は冬を飛ばして春模様。非常に過ごしやすかった。娘との散歩を楽しむ。さすが我が娘、アイスクリームを美味しそうにほおばっている。でも汚れた口元を父の服で拭うのはやめてほしい。


 この日は昼からサッカー三昧の予定だった。13時からは天皇杯5回戦。15時からは別の意味で注目の入れ替え戦。そして夜は最後のトヨタカップ。

 まず天皇杯、


観てません。


 後々のダイジェストなどを見ると、やはり鹿島、磐田の凋落振りを感じずにはいられない。解雇予定のファビオ・ジュニオールや怪我明けの中山を出してひやひやの勝利。

 特に人間力は肝心のチーム力が落ちている。川口、金珍圭ら新戦力がどれだけチームにフィット出来るかで多少変わってくるかも知れないが、全体的なスケールダウンは明らか。世代交代が上手く行かないとこうも変わってしまうものなのだろうか。


 次に入れ替え戦。試合の展開よりもネット中継が上手く行くのかというポイントに注目が集まった、ある意味特殊な試合だったが、筆者が選んだスポーツナビは3チャンネルを用意して汚名返上に務めており、無事満足できるだけのクオリティで配信を受ける事ができた。

 試合は柏が上手く「つまらない試合」にまとめた印象。同じシステム、特徴を持つチーム同士のマッチはレベル差がもろに出る場合が多い。もし相手がセレッソであったなら、少しは違った試合になったかも知れないが、福岡に与えられたチャンスは少なかった。


 しめは今年ラストのトヨタカップであったが、いろんな意味でラストにふさわしい試合だったろうと思う。


 そもそもトヨタカップが始まった25年前、日本人にとって世界のサッカーはあまりに遠い存在だった。年に一度、南米、欧州のトップチームが国立で雌雄を決する。それはまるで夢のような事だった。


 しかし、25年の歳月は日本の、世界のサッカー事情を大きく変えていく。今や数多くの日本人プレーヤーが欧州リーグで活躍し、フリークはリアルタイムでお気に入りの海外クラブチームのゲームを楽しむ事が出来るようになった。


 だから日本のサッカーファンは、来日した欧州代表FCポルトが、モウリーニョ監督や多くの選手が入れ替わった全くの「別物」である事を知っていたし、南米代表のオンセ・カルタスが、かつての南米代表のように華々しい個人技を披露してはくれないチームである事も分かっていた。


 今日の横浜国際競技場が、一週間前に7万人の観衆の熱気で渦巻いていたのがウソのように閑散としていたのは、サッカーに対する無知が原因ではなく、むしろ日本人の目がシビアになってきた証拠なのだ。日本テレビが必死に盛り上げようとしていたが、それが逆に痛々しかった。


 さて、天皇杯に敗れたセレサポとしては、年内に残った楽しみはドイツ戦だけになった。クリンスマン監督は早くも国内サポーターの心を掴んだと聞く。新生ドイツと手負いの日本の間にどれだけのレベル差が有るのか、この試合はじっくりと観てみたい。


posted by 西中島南方 at 00:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sun 12 Dec 2004

腹が立つ事、立った事。

 極々個人的な事なのですが、昨日のチャンピオンシップ第二戦、全くゲームと関係ないところで、西中島を苛立たせる存在がいました。

 それは


清水エスパルス次期監督長谷川健太


このやろー!!


こいつだ!!


 くそう、お前がアキをたぶらかしたりしなければ、セレサポはこんなに辛い想いをせずにいられたものを!!

 ともかく解説が入る度に、理性では分かっているのだけれど、本能がむかついているのだ。

 今までは「ちびまるこちゃん」を見ていて「ああ、けんたくんよかったね、がんばったね」って気持ちでいたのに!ムキーッ!!




 あと5時ぐらいになったらあちこちのブログで書かれると思うので今のうちに書いておきますが。


日本でネット中継は10年早いだろ


 というかやる側の見込みが甘すぎ、その意識のズレを1週間で埋められるとは思えない。しばらくは極々マイナーな試合を試験的に中継して経験値をためた方がいいと思う。期待してるけれど、ホントに10年かかりそうだ。
posted by 西中島南方 at 10:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

浦和1(2PK4)0横浜F 赤い心臓、青い棘。

 床屋の前にある赤白青の螺旋模様のスタンドは、動脈、包帯、静脈を表しているらしい。昔医療も行っていた名残りなのだそうだ。

 テレビ画面に映る、膨大な赤と僅かな青。そうだ、ここは赤い軍団の本拠地、さいたまスタジアムなのだ。

 サポーターが叫ぶ、飛ぶ。太鼓の音が、胸の鼓動とシンクロする。さながら地上に現れた巨大な心臓。その心臓が、脈打つように揺れている。


 試合の様相も、さながら血流の如く。レッズが第一戦のビハインドを追うべく、攻める、攻める。ドリブルで、セットプレーで、マリノスゴールに襲い掛かる。表面上は一方的なレッズペース。前回不調だった田中をベンチに入れ、平川を右サイドハーフにした「カンフル剤」が、赤い心臓を突き動かす。


 しかし、その「動脈流」の下に隠れて、青い「静脈流」が、したたかにゴールに忍び寄る。奥、清水、坂田が、少ないタッチでスピード良くカウンターを仕掛ける。出場停止空けのネネが入った事でベストメンバーを組んだはずのレッズディフェンス、その両サイドにスペースを見つけ、着実に前進。

 そして守備では前節と同じく松田、中澤、河合の3バックと、上野、中西のダブルボランチが高いラインでエメルソンを封じる。ベストコンディションではなくともエメルソン。やはり脅威なのだ。

 河合はプレーが途切れると、自分にカツを入れるように髪を両手で何度もかきむしる。第一戦の決勝点を叩き込んだ男、気分が悪いはずが無い。


 さらに試合のちょっとしたシーンで、マリノスは試合巧者ぶりを見せ付ける。サイドラインで、競り合いで、ゴールキックで、僅かずつでも時間を稼ぐ。試合が始まった時から、もう残り5分のような様相。


 前半ボールポゼッションは圧倒的にレッズ。しかし、プラン通りに終えたのはマリノス。135分間を終えて、まだマリノスの牙城は崩れない。


 後半開始、だが、まだブッフバルトは動かない。少しずつ、選手間のスペースが開いていく。タイミングを計る。時計の針との我慢勝負。田中のウォームアップはとっくに終わっているが、まだ耐える。

 後半18分、ようやく動く。平川OUT、田中IN。田中は解き放たれた天馬が如く、ピッチに駆け込んでいく。「本当の俺を見せてやる」背番号11を背負ったエースが、6万の細胞を激しく刺激する。


 効果は、31分に現れた。レッズ陣内からこぼれたボールは、ハーフライン上にいる田中の足元にこぼれる。前には、僚友エメルソン。相手DFは2枚。そして、広大なスペース。「エメタツ」の力を見せるには、これ以上無い舞台。

 トップスピードに乗った二人に、マリノスディフェンスは僅かな綻びを見せる。ボールを持ったエメルソンを、中西がファウルでしか止められない。主審上川が示したカードは、赤。守備で貢献していたベテランは、ここでピッチを去った。


 このファウルでもらったフリーキック、蹴るのは三都主。清水エスパルスの一員として戦った99年のチャンピオンシップ。まだ若かった彼は自制が効かず、退場を宣告された。エスパルスが敗れた時、もっとも責任を感じていただろう。

 今度は、そうはいかない。

 渾身の左足から放たれたボールは美しい回転で壁の左端を巻き、キーパーの鼻先をかすめ、ゴールへ。


同点!


 さいたまスタジアムは素晴らしい建築物だ。あの振動に耐えたのだから。レッズサポーターの躍動がスタンドを容赦なく叩きつける。鼓膜をつんざく様な歓声。

 10対11、絶対的ホーム。流れは完全にレッズに傾く。自慢の攻撃陣だけに留まらず。アルパイ、ネネまで攻撃参加。ネネのロングレンジのシュートは、榎本のファンブルを誘う。


 しかし、レッズの攻撃は、実らない。マリノスディフェンスは、すんでの所で踏ん張り、前線の坂田までが積極的なチェイシングで守備に参加。マリノスとて、勝負をあきらめてはいない。まだ同点になっただけなのだから。このまま引き下がるわけにはいかない。

 終了間際のコーナーキック。闘莉王のヘディングが榎本の真正面になるという幸運は、それまでの奮闘を見た勝利の女神の気まぐれか。


 後半終了。両雄相譲らず、勝負は5年ぶりニ度目の延長戦へ。


  マリノスは10人になってなお、冷静。ディフェンスラインは浅く、コンタクトは激しく。カウンターは速やかに。後半投入された山崎が、隙あらばの姿勢を崩さず、圧倒的劣勢をくつがえさんと奔走する。

 レッズもまたレッズ。圧倒的にゲームを支配し、タテ、タテ、タテ。ドリブル、ドリブル、ドリブル…。消耗戦はレッズの大好物のスペースをそこかしこに産み落とす。三都主、田中、永井が、技を見せ付けるように舞う。しかし、フィニッシュに繋がらない。


 延長後半になって、勝負を急ぐレッズに焦りがつのりだす。誰もがナビスコカップ決勝を思い出しただろう。二の轍を踏むわけにはいかない。そしてその焦りは、若きエースに過ちを犯させてしまう。

 エメルソンがボールを競り合う中で、相手DFをストンピング。歓声をかき消すホイッスル。そして、差し出されたカードはレッド。マルシオ・エメルソン・バッソスのチャンピオンシップは、残り一分を残して、終わった。

金的ヒット


 マリノスは延長を逃げ切った時点で、精神的優位に立った。10人で戦った46分間、同点に追いつかれこそすれ、勝ち越し点は許さなかった。PK戦なら、人数は関係ない。ホーム側ゴールでのPKを指示されても、臆する事は無かった。

 レッズ最初のキッカーは、闘莉王。恐らく志願したのだろう。極限に身を置く事で、自身を輝かせていた若きディフェンスリーダーにとって、絶好の舞台。しかし、ここで気の迷い。コースを狙った丁寧なキックは、威力を欠く。榎本はこれを完璧にブロック。PK失敗。重苦しい空気が、スタジアムを包む。

 「悲劇」はさらに沈黙を呼ぶ。獅子奮迅の活躍で守備と攻撃のリンクマン役をこなしていた若きコンダクター、長谷部のキックは、またしても榎本にはじかれる。

 最後のキッカーとなったドゥトラは、レッズサポーターの微かな願いを、あざ笑うかのような軽いキックで打ち砕いてみせた。僅かに陣取っていたマリノスサポーターの歓声。闘いが、ようやく終わりを告げたのだ。赤い心臓は、その鼓動を止めた。


 思い返せば、終始マリノスのプランの中で進んだチャンピオンシップだった。退場者こそ出したが、それが誤差の範囲内であるかのように、終始冷静だった。素直に拍手を送りたい。

 レッズは問題点こそ浮かんだが、一年でここまでチームのクオリティを引き上げたブッフバルト、エンゲルス両者は評価されてしかるべきだろう。このチームは若い。殆どの選手に、今日の汚名を返上するチャンスがある。


 他チームのサポーターである私でさえ、十分に堪能した二試合だった。ラストとなるチャンピオンシップとして、これ以上ふさわしいゲームは無かっただろう。


posted by 西中島南方 at 01:05 | Comment(3) | TrackBack(6) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sat 11 Dec 2004

チャンピオンシップ第二戦 戦前予想。

 レッズとレッズサポーターにとっては忘れてしまいたい第一戦だっただろう。繋がらない攻撃と、相手カウンターに手を焼く守備。レッズの特徴を全て押さえ込まれてしまった。

 第二戦も、旗色が悪い。大黒柱のエメルソンが膝を痛め、万全ではない。さらにマリノスは松田、中澤、中西らスピード勝負にも対応できるメンツが揃っている。万全の状態でも拮抗するこの勝負に勝たないと、横浜の奥襟は掴めない。


 マリノスはアン・ジョンファン、久保、ユ・サンチョル、遠藤とけが人だけ見れば浦和よりも酷い有様だが、逆にそれが守備意識、カウンターの徹底に繋がっている。ナビスコ決勝のFC東京と似た図式。

 さらに1点のアドバンテージも持っている。海千山千の岡田監督は「イーブンだと思っている」と発言したが、このアドバンテージを生かさないはずはない。

 皆が知っている通り、アルパイ、闘莉王、ネネの3バックは前と高さに強く、後ろとスピードに弱い。多くのチームがそこを突こうとしていたが、その前に味方守備陣がズタズタにされ、ついぞ実践する事はできなかった。名古屋、そして横浜以外は。

 恐らくマリノスとすれば、点を取りに前がかりになるレッズの裏をひたすら狙いにくるだろう。例え何度オフサイドになったとしても、一度通れば決定機になる。坂田というスピードスターが残っていたのは幸い。


 しかしそれでもレッズは攻めなくてはいけない。以前にも書いたが、浦和のサッカーはサッカーであってサッカーではない。タテ、ドリブル、シュート。攻撃に留まらず、守備においても果敢にアタックしていく、その姿勢がレッズを初のステージ王座へと押し上げたのだから。迷いはその切れ味を鈍くするだけだろう。

 もしそれで1-0(トータル1-1)になれば横浜のプランは崩れる。一気に押し切る事も出来る。初戦では仕事をさせてもらえなかった攻撃陣、特に田中は汚名返上の機会を逃さないでほしい。また長谷部には冷静にタクトを振るってもらいたい、彼からの攻撃が一番破壊力が高い。


 この時点でもスコア予想は難しいがマリノスが勝つとすれば2-0、レッズが勝つとすれば1-0から延長戦での2-0と読む。得点はマリノスが坂田、清水、奥の中の誰か、レッズは以外にセットプレーからの空中戦で点が入りそうな予感がする。タテ、スピードを意識する事は空中戦への意識を希薄にするからだ。

 チャンピオンシップ最後のキックオフまで、あと3時間。


posted by 西中島南方 at 16:05 | Comment(0) | TrackBack(1) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トラックバック快不快。

 トラックバック、便利な機能ですよね。同じ出来事を記事にしてるブログを見て「うんうん、俺もそう思った」とか「あ、そういうことか」とか、自分だけではわからないことが判る。

 それに、トラックバックしてもらえたりすると嬉しい。なぜかははっきりと判らないけれど、多分自分の記事が「認められた」ような気がするからだと思う。

 アキの移籍騒動について「アキ。」を書いたころ、みんなの気持ちが一つになって、互いにトラックバックの連鎖が起きた。新着トラックバックを見たら「アキ。」、「アキ。」、「アキ。」
、「アキ。」、「アキ。」になっていて、まるでみんなでアキコールをしてるみたいだった。

アキコール


 でも、どんなシステムにも欠点が有る。


トラックバックスパム


 何者かがある意図を持って、本来なんの因果もない不特定多数のブログに向かって何度もトラックバックをするというこの行為は、正直ブログというものを作った人々が信じていた「利用者の善意」を踏みにじるもので、決して歓迎されるものではない。


 で、もっと性質が悪いのは


善意のトラックバックスパム


 確かに因果は有るけれどそれほどでもないよ、という記事でも無理やりにpingを飛ばす。繋がれた方は微妙なトラックバックなので消すにも残すにも困ってしまう。


 で、今日のバーチャルネットサポーター・狼里8歳ちゃんの記事。

 うーん、そうか、ウチは確かにトラックバックされた回数よりもトラックバックした回数の方が多い。一年間にすればイチローが打ったヒットぐらい多い。布部のパスミスなみに多い。

 その中には私が気がつかないだけの「善意のトラックバックスパム」みたいなのもたくさん有るのだろうな。と自戒。


 そもそも小さなころからちょっと浮いているな、という人間だった。


 まず打たれ弱い、ちょっと匿名の非難コメントを見るだけで三日はへこむ。

 それから「こうすればみんなが喜ぶかも」という事をしてみても、往々にして「ありがた迷惑」になる。

 さらにちょっと喜ばれたら「もういいよ」というまで突き進む。

 自分でも思うのだが、実に扱いに困る人間なのだ。


 そんな人間の運営するブログが、常識的なものになるはずもない。それを今の今まで、気がつかなかったのも、私が非常識だったからだろう。ちょっとブログの方向性を考えなければいけない時期なのかも知れない。
posted by 西中島南方 at 15:19 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

嘉人の義侠心。

 アキはアキらしく、嘉人は嘉人らしく。

ニッカンスポーツなにわweb

C大阪大久保、現役最後は“セレッソ”

 スペインリーグ・マジョルカに移籍する日本代表FW大久保嘉人(22)が10日、C大阪での最後の練習を行った。01年の入団から慣れ親しんだ大阪・南津守練習場には「4年間ありがとう」の横断幕が掲げられ、約200人のサポーターが集結。大久保は「(現役)最後にはメンバーとして、またここに戻って来たいっス」とキッパリ。現役最後はサッカー選手としての礎を築いたC大阪で終える決意を見せた。


 別に「戻ってきたいです」と書けばいいのに、わざわざ「戻ってきたいっス」と書かれてしまうあたりに嘉人のキャラクターの浸透度を感じてしまうのですが、本当に嬉しい発言です。

 以前にも

「長居のサポーターは最高」

 なんて、本人達も思ってもみないようなことを自身のサイトにのっけてくれたりしましたね。やっぱり九州男児なんですよ。


 私の親父も長崎の生まれ、何度か実家に行ったことが有りますが、大阪とのギャップに驚く事しきりでした。

 関西人に比べて九州人は「血」や「義理」の繋がりを本当に大事にするのです。例え会った事が無くても、親類縁者は親類縁者、何か有った時はしっかりサポートするんです。関西人が自身の目利きで人を判断するのとは随分と違います。

 そして例え何年も昔の事でも、恩の貸し借りはしっかりする。決して一方的に恩義を受けるのをよしとしない。ここらへんはプライドみたいなものも関係有るのかも知れませんが。


 だから嘉人の今回の発言、本気と受け取っていいと思います。例えその場で言ってしまったリップサービスであったとしても、言ってしまった以上は実行するのが九州男児。期待しています。


posted by 西中島南方 at 11:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。