Blog Restart!
O lunatico amou futebol RSS(新しいブログはこちらから)
Mon 29 Nov 2004
嘉人、嘉人、嘉人。
今朝のスポーツ新聞大阪版の一面はどれも大久保でした(さすがにスポーツ報知は清原でしたが)
なんだかいつもそばにいたやんちゃ坊主が、一旗上げて手に届かない程の遠くに行ってしまった様で、嬉しくもあり、寂しくもあります。
「メッセージを届けたい」
という想いを抱いたのは私だけではないようで、メッセージがびっちりと書き込まれたTシャツや横断幕が送られたそうです。嘉人の事が好きな人達全員のメッセージを身につけてしまったら、きっと耳なし法一みたいになってしまうんでしょうね。
嘉人がもしあれ程やんちゃでなかったら、同じ成績をあげたとしても、きっと今ほど皆に愛されることは無かったと思います。嘉人は嘉人だからこそ、セレッソのアイドルたりえたのでしょう。
セレッソの降格を自らのゴールで阻止した嘉人。嘉人の助けを求めるチームが、遥か彼方にも有ります。「残留請負人」として、スペインに旅立ってほしいですね。
なんだかいつもそばにいたやんちゃ坊主が、一旗上げて手に届かない程の遠くに行ってしまった様で、嬉しくもあり、寂しくもあります。
「メッセージを届けたい」
という想いを抱いたのは私だけではないようで、メッセージがびっちりと書き込まれたTシャツや横断幕が送られたそうです。嘉人の事が好きな人達全員のメッセージを身につけてしまったら、きっと耳なし法一みたいになってしまうんでしょうね。
嘉人がもしあれ程やんちゃでなかったら、同じ成績をあげたとしても、きっと今ほど皆に愛されることは無かったと思います。嘉人は嘉人だからこそ、セレッソのアイドルたりえたのでしょう。
セレッソの降格を自らのゴールで阻止した嘉人。嘉人の助けを求めるチームが、遥か彼方にも有ります。「残留請負人」として、スペインに旅立ってほしいですね。
東心斎橋の小さな奇跡。
新潟戦は前述のとおり、東心斎橋のアイリッシュパブ「マーフィーズ」で観戦していました。試合開始30分前には別室も含めて満員状態。アルコールも入ってテンションはかなりハイでした。
かくいう私もゲンを担いでギネスビールを注文。下戸なんですが、ビールを飲んだ試合は負けなし。スポーツバーでの観戦も負けなし。ニッポンハムのレンジで出来るお弁当を食べた時は必ず勝ちだったので、担げるものは全て担いでおきました。ギネスは生よりも柔らかなのみ心地、意外とおいしく頂けました。
試合展開の変わるたびに、大分対柏戦の経過が表示されるたびに、みな一喜一憂。大久保の先制点の時は「俺達の誇り」の大合唱でした。喜びも悲しみも、皆で分け合う事の素晴らしさ!
途中柏先制の報が流れた時や、新潟に同点にされたシーンでは、重苦しい空気がただよっていましたが、誰かが携帯で大分の同点弾を確認した時など、バーは大歓声に包まれました。
そして大久保のがむしゃらな突進から生まれたPK。皆「決めてくれ!」の願いを600キロ彼方の新潟に送ります。大久保が放ったシュートがゴールに突き刺さった瞬間はもう歓声と拍手とコールとが入り混じって、バーの床が抜けてしまうのではと思うほどでした。
そして残留を決める長い笛。バーはさらにお祭り騒ぎ。陽気なアイリッシュの店員さんが「カンパーイ!」と音戸を取ると、皆グラスを高々と掲げ、喜びを共有していました。
この日がこの日になる為には、様々な要素が揃う必要が有りました。「店に交渉してみる」と言ってくださった108さん。それを快諾してくださったマーフィーズの方たち。集まった居残り組のサポーター。新潟で声援を送りつづけた遠征組のサポーター。そして奮闘してくれたセレッソの選手達。一つでも欠けてしまったら、奇跡は起きなかっただろうと思います。
この日ほどセレサポであった事を嬉しく思った事は有りませんでした。この日ほどセレッソを誇りに感じた事は有りませんでした。この日ほど大久保がセレッソに来た事は決して間違いじゃなかったと思えた日も、また有りませんでした。
この日あの場にいた全ての人に感謝します。ステキなバーを見つける事も出来ました。もしできるのなら、セレサポみんなで、今度はゆっくりとギネスを片手にサッカー談義などしたいですね。
追記)狼里ちゃんはソフトドリンクしかダメですよ。
かくいう私もゲンを担いでギネスビールを注文。下戸なんですが、ビールを飲んだ試合は負けなし。スポーツバーでの観戦も負けなし。ニッポンハムのレンジで出来るお弁当を食べた時は必ず勝ちだったので、担げるものは全て担いでおきました。ギネスは生よりも柔らかなのみ心地、意外とおいしく頂けました。
試合展開の変わるたびに、大分対柏戦の経過が表示されるたびに、みな一喜一憂。大久保の先制点の時は「俺達の誇り」の大合唱でした。喜びも悲しみも、皆で分け合う事の素晴らしさ!
途中柏先制の報が流れた時や、新潟に同点にされたシーンでは、重苦しい空気がただよっていましたが、誰かが携帯で大分の同点弾を確認した時など、バーは大歓声に包まれました。
そして大久保のがむしゃらな突進から生まれたPK。皆「決めてくれ!」の願いを600キロ彼方の新潟に送ります。大久保が放ったシュートがゴールに突き刺さった瞬間はもう歓声と拍手とコールとが入り混じって、バーの床が抜けてしまうのではと思うほどでした。
そして残留を決める長い笛。バーはさらにお祭り騒ぎ。陽気なアイリッシュの店員さんが「カンパーイ!」と音戸を取ると、皆グラスを高々と掲げ、喜びを共有していました。
この日がこの日になる為には、様々な要素が揃う必要が有りました。「店に交渉してみる」と言ってくださった108さん。それを快諾してくださったマーフィーズの方たち。集まった居残り組のサポーター。新潟で声援を送りつづけた遠征組のサポーター。そして奮闘してくれたセレッソの選手達。一つでも欠けてしまったら、奇跡は起きなかっただろうと思います。
この日ほどセレサポであった事を嬉しく思った事は有りませんでした。この日ほどセレッソを誇りに感じた事は有りませんでした。この日ほど大久保がセレッソに来た事は決して間違いじゃなかったと思えた日も、また有りませんでした。
この日あの場にいた全ての人に感謝します。ステキなバーを見つける事も出来ました。もしできるのなら、セレサポみんなで、今度はゆっくりとギネスを片手にサッカー談義などしたいですね。
追記)狼里ちゃんはソフトドリンクしかダメですよ。
新潟1VS2C大阪 大脱走。
今日のセレッソは、今までのセレッソとは全く別物の「戦う集団」になっていました。約1名いつも通りの人もいましたけれど。
スタメン布陣は予想通り。久藤、布部は怪我をおしての強行出場。久藤のテーピングでがちがちに固められた足が痛々しかった。
そして何より4万人のサポーターの大歓声!!新潟も勝利すれば最大3位まで順位を上げられる可能性があり、しかも震災後のビッグスワンでは負け無し。試合開始前には「これは引き分けすら難しいかも」という感覚に陥りました。
しかし、前半立ち上がりのイニシアチブはセレッソ。懸念されていたサイド攻撃は酒本、古橋の両翼が完全に勝利。特に酒本は守備でも貢献し、一年間の成長を見せ付ける形になりました。「ミナツモのフィーゴ」なんて言われていましたけれど、なんのなんの。少なくとも「浪花のフィーゴ」ぐらいの活躍はしていました。
ただ、守備はメンツが変わったからか終始不安定でした。上野、エジミウソンに裏を取られる場面も有りました。キーパーが伊藤でなければ、シュートの精度が良ければ、勝負事にIFは禁句ですが、今思うと本当に助かったシーンでした。
両サイドを駆け上がる古橋、酒本のクロスを防ごうと新潟のディフェンスが付きますが、コーナーキックに逃げるのがやっと。反町監督からすればセレッソのセットプレイの精度の無さを読んでの指示が有ったのかも知れません。
35分、この日何度目のコーナーだったか。右サイドからのコーナーキックに西澤がファーへと移動。しかしこれはフェイク。ボールは低い弾道でニアへ、そこに合わせる影が一つ。新潟のマークを振り切ったのは、今日一番ゴールに飢えていた男、大久保。ヘディングシュートがゴールネットに突き刺さります。1-0、待ちに待った先制点。
ゴールも嬉しいものでしたが、より嬉しかったのはこの点でひきこもる事無く、さらにアグレッシブなプレーを続けてくれたこと。テレビ画面で見ていると、いったい何人の選手がピッチにいるのか、と感じるほど分厚い攻撃を見せていました。
結局1点リードで後半戦へ。両チーム交代は無し。しかしここで新潟は布部に狙いを集中。タテへの攻撃参加、パスが無いと判ると、布部にボールが収まった時には2、3人のプレーヤーがチェックに駆けつけ、横パスは全て読まれてカット。新潟の攻撃の起点は皮肉にもことごとく布部からでした。
そして、失点の起点もハーフウェーライン辺りでボールを持った布部の軽率なキープからでした。囲まれ、奪われたボールは素早くエジミウソンへ、高速ドリブルは、止められない。素晴らしいシュートが低い弾道でゴールに。同点…。
ここで小林監督は布部を切り、苔口を投入。古橋をセンターに置き、久藤ワンボランチというリスク覚悟の攻撃的交代。完全に勝負に出ました。
久藤はワンボランチになっても、怪我を押してフル回転。守備の要として、攻撃の起点として精力的に動いていました。連敗中の久藤とは全く違うプレーが、セレッソのチーム力をワンランク上げたように思います。
交代した苔口もスピードある攻撃で左サイドを侵食。酒本も前半と同じく精力的な働き。どれだけスタミナが有るのか、という貢献を見せます。
攻撃陣の分厚い組織的プレーと伊藤の素晴らしいセービングによって、同点になった際の新潟ペースの攻撃も僅かの時間でやり過ごす事が出来ました。
小林監督の次の一手は森島を下げて徳重。そのままトップ下へ。2トップ、2シャドーに両翼からの攻撃も加わってまさに攻めダルマ状態。しかし、シュートまで行けない。守備陣の体を張ってのディフェンスに、攻め手を封じられていきます。
残り時間5分。もうダメか…。必死の攻撃は、しかし、奇跡を呼びます。ボールを持った大久保はペナルティエリアで相手を振り切ろうとドリブル。倒されても、諦めずボールを追います。放たれた折り返しを新潟ディフェンスがハンド、PK。
キッカーは志願した大久保。心なしかいつもより神経質な面持ちでボールをセット。相手キーパーは横浜戦でPKを止めている野澤。大久保のキックは、4年間の想いを込めてゴール右サイドへ。野澤も右と読んでいました。それでも大久保の渾身のシュートは野澤の手から僅か数センチ先を通過し、ゴール。勝ち越し!
この一点さえあれば、後はボールキープ。清水戦のリプレイを見るように、大久保、古橋、苔口がボールを相手陣内でキープ。ロスタイムの3分間がやけに長く感じられましたが、ついに勝利の笛。この瞬間、ベンチに柏引き分けの一報が。残留の報を聞き、歓喜がチームを包みました。
この試合のMOMは間違いなく大久保です。しかし、伊藤も、久藤も、酒本も、古橋も、西澤も、みんなが今年一番のポテンシャルでした。今年の苦しい一年間を最高のプレーで締めくくってくれたセレッソに感謝します。
スタメン布陣は予想通り。久藤、布部は怪我をおしての強行出場。久藤のテーピングでがちがちに固められた足が痛々しかった。
そして何より4万人のサポーターの大歓声!!新潟も勝利すれば最大3位まで順位を上げられる可能性があり、しかも震災後のビッグスワンでは負け無し。試合開始前には「これは引き分けすら難しいかも」という感覚に陥りました。
しかし、前半立ち上がりのイニシアチブはセレッソ。懸念されていたサイド攻撃は酒本、古橋の両翼が完全に勝利。特に酒本は守備でも貢献し、一年間の成長を見せ付ける形になりました。「ミナツモのフィーゴ」なんて言われていましたけれど、なんのなんの。少なくとも「浪花のフィーゴ」ぐらいの活躍はしていました。
ただ、守備はメンツが変わったからか終始不安定でした。上野、エジミウソンに裏を取られる場面も有りました。キーパーが伊藤でなければ、シュートの精度が良ければ、勝負事にIFは禁句ですが、今思うと本当に助かったシーンでした。
両サイドを駆け上がる古橋、酒本のクロスを防ごうと新潟のディフェンスが付きますが、コーナーキックに逃げるのがやっと。反町監督からすればセレッソのセットプレイの精度の無さを読んでの指示が有ったのかも知れません。
35分、この日何度目のコーナーだったか。右サイドからのコーナーキックに西澤がファーへと移動。しかしこれはフェイク。ボールは低い弾道でニアへ、そこに合わせる影が一つ。新潟のマークを振り切ったのは、今日一番ゴールに飢えていた男、大久保。ヘディングシュートがゴールネットに突き刺さります。1-0、待ちに待った先制点。
ゴールも嬉しいものでしたが、より嬉しかったのはこの点でひきこもる事無く、さらにアグレッシブなプレーを続けてくれたこと。テレビ画面で見ていると、いったい何人の選手がピッチにいるのか、と感じるほど分厚い攻撃を見せていました。
結局1点リードで後半戦へ。両チーム交代は無し。しかしここで新潟は布部に狙いを集中。タテへの攻撃参加、パスが無いと判ると、布部にボールが収まった時には2、3人のプレーヤーがチェックに駆けつけ、横パスは全て読まれてカット。新潟の攻撃の起点は皮肉にもことごとく布部からでした。
そして、失点の起点もハーフウェーライン辺りでボールを持った布部の軽率なキープからでした。囲まれ、奪われたボールは素早くエジミウソンへ、高速ドリブルは、止められない。素晴らしいシュートが低い弾道でゴールに。同点…。
ここで小林監督は布部を切り、苔口を投入。古橋をセンターに置き、久藤ワンボランチというリスク覚悟の攻撃的交代。完全に勝負に出ました。
久藤はワンボランチになっても、怪我を押してフル回転。守備の要として、攻撃の起点として精力的に動いていました。連敗中の久藤とは全く違うプレーが、セレッソのチーム力をワンランク上げたように思います。
交代した苔口もスピードある攻撃で左サイドを侵食。酒本も前半と同じく精力的な働き。どれだけスタミナが有るのか、という貢献を見せます。
攻撃陣の分厚い組織的プレーと伊藤の素晴らしいセービングによって、同点になった際の新潟ペースの攻撃も僅かの時間でやり過ごす事が出来ました。
小林監督の次の一手は森島を下げて徳重。そのままトップ下へ。2トップ、2シャドーに両翼からの攻撃も加わってまさに攻めダルマ状態。しかし、シュートまで行けない。守備陣の体を張ってのディフェンスに、攻め手を封じられていきます。
残り時間5分。もうダメか…。必死の攻撃は、しかし、奇跡を呼びます。ボールを持った大久保はペナルティエリアで相手を振り切ろうとドリブル。倒されても、諦めずボールを追います。放たれた折り返しを新潟ディフェンスがハンド、PK。
キッカーは志願した大久保。心なしかいつもより神経質な面持ちでボールをセット。相手キーパーは横浜戦でPKを止めている野澤。大久保のキックは、4年間の想いを込めてゴール右サイドへ。野澤も右と読んでいました。それでも大久保の渾身のシュートは野澤の手から僅か数センチ先を通過し、ゴール。勝ち越し!
この一点さえあれば、後はボールキープ。清水戦のリプレイを見るように、大久保、古橋、苔口がボールを相手陣内でキープ。ロスタイムの3分間がやけに長く感じられましたが、ついに勝利の笛。この瞬間、ベンチに柏引き分けの一報が。残留の報を聞き、歓喜がチームを包みました。
この試合のMOMは間違いなく大久保です。しかし、伊藤も、久藤も、酒本も、古橋も、西澤も、みんなが今年一番のポテンシャルでした。今年の苦しい一年間を最高のプレーで締めくくってくれたセレッソに感謝します。