head

▲PAGE TOP

Blog Restart!
bn_hikkoshi.jpg
O lunatico amou futebol RSS(新しいブログはこちらから)

Tue 30 Nov 2004

逆永久欠番希望。

 ストーブリーグの季節になりました。各チームで続々と移籍や解雇のニュースがリリースされています。

 一年でJ1復帰という目標が果せなかった京都は大粛清が待っていて、チェ・ヨンスや黒部、熱田といったチームの主軸大半が移籍、ないしは解雇されるといいます。他チームからすればチーム強化の絶好の機会でしょうが、京都サポーターとしてはつらい冬になりそうです。

 そんな中、仙台が公表した解雇選手リストの中に西谷の名前を見つけました。J1にこだわり、2002年に神戸に移籍。その後仙台に活躍の場を求めたものの、トラブルが絶えなかったようです。


 西谷正也は1997年にセレッソに入団。貴重なレフティーで、ドリブルにも力が有り、プレスキックも蹴れました。同世代に本山、中村俊輔がいなければ間違いなくシドニーのピッチに立っていたと思います。

 1999年には左ウイングとしてレギュラーに定着。2000年ファーストステージ躍進の原動力になりました。低迷した2001年シーズンにあっても奮闘。岡山と息が合っていた数少ないプレーヤーでした。


 いつもこの時期になると感じるのですが、セレッソにはつけてはいけない「魔数」とも言うべき番号が有るように思います。この背番号を付けると、必ずよくないことになるという数字。

 まず「1」正ゴールキーパーの番号なのですが、ジルマール以外にあまり評価の高い選手がいない印象があります。武田治郎は神戸に、下川は川崎に移籍。下川に至っては移籍先でも控えに甘んじている有様です。多田の怪我も背番号のせいにするのはこじつけでしょうか。

 次に「7」原田はともかく、その前の米倉は元祖ラフプレー王。キム・ドクンは問題外、鈴木悟はJ2でもファンタジックなプレーを続け、今は久藤がつけています。

 そして「11」この数字を付ける選手は前の二つと違い、「努力しているのに報われない」選手がつけることが多いです。スーパーサブ山橋、セレッソ韓国路線の草分けコ・ジョンウン、二代目スーパーサブ横山、そして西谷。今は今年散々苦労した徳重がつけています。


 森島が引退する時、ひょっとしたら「8」は永久欠番になってしまうかも知れません。けれどこれらの「魔数」も、何とか早いうちに欠番にしていただけないかな、なんて想いをめぐらす初冬の夜でした。


posted by 西中島南方 at 21:45 | Comment(0) | TrackBack(2) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

来期を睨んで。

 セレッソの今季全日程が終了しました。本当なら天皇杯で盛り上がっているころなんでしょうけれど、あの時はチーム状態が底の底でしたし、何より残留が最重要課題だったわけで、仕方が無いのかな、という気もします。


 チームのリーグ戦での成績は6勝8分16敗、年間順位15位、いつもなら自動降格のところを悪運で乗り切った形になりました。得点は42(リーグ10位)失点は64(リーグワースト)いつもながら守備に課題が残る結果になりました。ホント毎年のことなんですけれどもね。


 チームのトップスコアラーは大久保で15点。実にチーム全得点の1/3以上が彼の得点です。チームが大久保にボールを集めたのでそうなったのか、はたまた結果としてたまたまだったのか。彼がいなければチーム総得点は27、これはリーグワースト得点の柏にも劣る数字です。


 さて、来期に向けてチームはどのような補強をしなければいけないのでしょうか?

 まず目が行くのは大久保の穴をどう埋めるかですが、大久保の15点を誰か他の選手一人で補う事は難しいです。そういう選手がおいそれといるわけではありません。

 得点ランキングで大久保よりも上の選手は5人だけ、日本人では大黒(20得点)と播戸(17得点)しかいません。


 ではどうすればいいのか?極端な話になりますが、失点を15減らしても、チームとしては同じ価値があるわけです。そういう意味でも、来期こそ安定した守備陣を構築する必要が有ります。

 幸いというべきか、国内でも海外でも、セレッソなら即スタメンというレベルの選手はたくさんいます。特に今年は神戸の土屋やガンバの宮本、木場、京都の手島など、ハイレベルな選手の移籍話がたくさん出ています。

 また、今年使わなかったに等しい外国人枠を割くのもいいでしょう。ハズレが怖いなら国内の外国籍選手を当ってみるのも手です。大分のサンドロは戦力外通告を受けましたが、ストッパーとしてはまだまだできるのでは。

 さらに残留が決まった事で関西大学サッカーNo.1DF江添を獲得する可能性も残っています。今はやや神戸よりですが、「残留ならセレッソ」との明言を信じたいところです。


 少し前に目を移せば今年最も苦心したボランチのポジション。久藤は終盤名誉挽回の働きを見せましたし、下村の台頭も嬉しい事ですが、まだまだ不安。

 こちらもガンバの遠藤が移籍騒動を起こしています。西野監督って人に愛されない性格なのでしょうか?

 さらに藤本が新加入。まだまだフィジカルに不安を残すものの年代別の代表に名を連ねる逸材。大事に育てて田坂2世になってもらいましょう。


 全てが上手くいくわけではないと思いますが、少なくともそうした試みを中、長期的に続ける事で、失点は少しずつでも減っていくはずです。


 大久保以外の攻撃陣に目を移せば、ある程度収穫の有った一年だったと思います。特に苔口、酒本の成長と古橋の加入は数少ない良いニュースでした。

 酒本は右ウイングとして攻守に安定したプレーを見せ、終盤戦の驚異的な追い上げの原動力となりました。

 苔口は左足の精度に課題を残すものの、圧倒的なスピードで左サイドに君臨。終盤こそリザーブにまわったものの、来期の編成を考えれば絶対に必要なアタッカーです。

 また古橋は、今までのセレッソの攻撃には無かったミドルレンジからのシュートとプレスキックを武器にする貴重な存在です。森島、徳重などと並列に並べてもお互いを殺しあう事無く共存できる稀有なプレーヤーでもあります。


 こうしてみると全て順調なように見えるのですが、唯一気がかりなのは西澤のサブ、後継者の不在です。

 前述の3人や森島、徳重といったアタッカー陣がゴールに向かってプレー出来るのは西沢のポストプレーが安定しているから。逆に言えばどれだけシャドーストライカーを集めても、トップが機能しなければ攻撃のパターンは激減してしまうのです。

 この問題を解決する方法は二つ。攻撃陣の編成を根底からてこ入れし、パサーを中盤に入れたオーソドックスなスタイルを取るか。西澤に匹敵するトップを見つけ出すか。

 どちらの方法も難しいですが、西澤も必ずプレーに衰えの出る時が来ます。今のうちから手を打たなければ、2001年の二の舞になりかねません。

 日本人プレーヤーで西澤クラスのポストプレーが出来る人間、それに匹敵する構築力を持ったパサーはそういません。ここにも外人枠を使わざるを得ないでしょう。


 こうして見てみると、外国籍選手はトップ(またはパサー)、ボランチ、ディフェンダーで埋まります。財政的な問題を考えると、更なるチーム力アップには、若手の成長が不可欠になります。

 関西のユースチームはガンバ大阪が傑出しており、残り3チームはこの後塵を拝しているのが実情です。それを補うには高校、大学サッカー界に目を向けなければいけないでしょう。


 正直なところ、セレッソは決してビッグクラブと言える存在ではありません。一つ舵取りを間違えれば即降格の危機が待っています。限られた予算の中から上位を狙う為には、はっきりとした強化ビジョンと、それに沿った継続的な補強策が必要なのです。



posted by 西中島南方 at 20:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mon 29 Nov 2004

ホントはこうだったらしい。

 日刊スポーツの一面で、こんな記事が有ったのでマンガにしてみました。

PK


posted by 西中島南方 at 22:30 | Comment(3) | TrackBack(2) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

嘉人、嘉人、嘉人。

 今朝のスポーツ新聞大阪版の一面はどれも大久保でした(さすがにスポーツ報知は清原でしたが)

各誌一面


 なんだかいつもそばにいたやんちゃ坊主が、一旗上げて手に届かない程の遠くに行ってしまった様で、嬉しくもあり、寂しくもあります。

「メッセージを届けたい」

 という想いを抱いたのは私だけではないようで、メッセージがびっちりと書き込まれたTシャツや横断幕が送られたそうです。嘉人の事が好きな人達全員のメッセージを身につけてしまったら、きっと耳なし法一みたいになってしまうんでしょうね。

 嘉人がもしあれ程やんちゃでなかったら、同じ成績をあげたとしても、きっと今ほど皆に愛されることは無かったと思います。嘉人は嘉人だからこそ、セレッソのアイドルたりえたのでしょう。


 セレッソの降格を自らのゴールで阻止した嘉人。嘉人の助けを求めるチームが、遥か彼方にも有ります。「残留請負人」として、スペインに旅立ってほしいですね。
posted by 西中島南方 at 19:29 | Comment(2) | TrackBack(4) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東心斎橋の小さな奇跡。

 新潟戦は前述のとおり、東心斎橋のアイリッシュパブ「マーフィーズ」で観戦していました。試合開始30分前には別室も含めて満員状態。アルコールも入ってテンションはかなりハイでした。

 かくいう私もゲンを担いでギネスビールを注文。下戸なんですが、ビールを飲んだ試合は負けなし。スポーツバーでの観戦も負けなし。ニッポンハムのレンジで出来るお弁当を食べた時は必ず勝ちだったので、担げるものは全て担いでおきました。ギネスは生よりも柔らかなのみ心地、意外とおいしく頂けました。

 試合展開の変わるたびに、大分対柏戦の経過が表示されるたびに、みな一喜一憂。大久保の先制点の時は「俺達の誇り」の大合唱でした。喜びも悲しみも、皆で分け合う事の素晴らしさ!


 途中柏先制の報が流れた時や、新潟に同点にされたシーンでは、重苦しい空気がただよっていましたが、誰かが携帯で大分の同点弾を確認した時など、バーは大歓声に包まれました。

 そして大久保のがむしゃらな突進から生まれたPK。皆「決めてくれ!」の願いを600キロ彼方の新潟に送ります。大久保が放ったシュートがゴールに突き刺さった瞬間はもう歓声と拍手とコールとが入り混じって、バーの床が抜けてしまうのではと思うほどでした。


 そして残留を決める長い笛。バーはさらにお祭り騒ぎ。陽気なアイリッシュの店員さんが「カンパーイ!」と音戸を取ると、皆グラスを高々と掲げ、喜びを共有していました。


 この日がこの日になる為には、様々な要素が揃う必要が有りました。「店に交渉してみる」と言ってくださった108さん。それを快諾してくださったマーフィーズの方たち。集まった居残り組のサポーター。新潟で声援を送りつづけた遠征組のサポーター。そして奮闘してくれたセレッソの選手達。一つでも欠けてしまったら、奇跡は起きなかっただろうと思います。


 この日ほどセレサポであった事を嬉しく思った事は有りませんでした。この日ほどセレッソを誇りに感じた事は有りませんでした。この日ほど大久保がセレッソに来た事は決して間違いじゃなかったと思えた日も、また有りませんでした。


 この日あの場にいた全ての人に感謝します。ステキなバーを見つける事も出来ました。もしできるのなら、セレサポみんなで、今度はゆっくりとギネスを片手にサッカー談義などしたいですね。

追記)狼里ちゃんはソフトドリンクしかダメですよ。
posted by 西中島南方 at 13:29 | Comment(0) | TrackBack(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新潟1VS2C大阪 大脱走。

 今日のセレッソは、今までのセレッソとは全く別物の「戦う集団」になっていました。約1名いつも通りの人もいましたけれど。

 スタメン布陣は予想通り。久藤、布部は怪我をおしての強行出場。久藤のテーピングでがちがちに固められた足が痛々しかった。

新潟戦スタメン


 そして何より4万人のサポーターの大歓声!!新潟も勝利すれば最大3位まで順位を上げられる可能性があり、しかも震災後のビッグスワンでは負け無し。試合開始前には「これは引き分けすら難しいかも」という感覚に陥りました。

 しかし、前半立ち上がりのイニシアチブはセレッソ。懸念されていたサイド攻撃は酒本、古橋の両翼が完全に勝利。特に酒本は守備でも貢献し、一年間の成長を見せ付ける形になりました。「ミナツモのフィーゴ」なんて言われていましたけれど、なんのなんの。少なくとも「浪花のフィーゴ」ぐらいの活躍はしていました。


 ただ、守備はメンツが変わったからか終始不安定でした。上野、エジミウソンに裏を取られる場面も有りました。キーパーが伊藤でなければ、シュートの精度が良ければ、勝負事にIFは禁句ですが、今思うと本当に助かったシーンでした。


 両サイドを駆け上がる古橋、酒本のクロスを防ごうと新潟のディフェンスが付きますが、コーナーキックに逃げるのがやっと。反町監督からすればセレッソのセットプレイの精度の無さを読んでの指示が有ったのかも知れません。

 35分、この日何度目のコーナーだったか。右サイドからのコーナーキックに西澤がファーへと移動。しかしこれはフェイク。ボールは低い弾道でニアへ、そこに合わせる影が一つ。新潟のマークを振り切ったのは、今日一番ゴールに飢えていた男、大久保。ヘディングシュートがゴールネットに突き刺さります。1-0、待ちに待った先制点。

 ゴールも嬉しいものでしたが、より嬉しかったのはこの点でひきこもる事無く、さらにアグレッシブなプレーを続けてくれたこと。テレビ画面で見ていると、いったい何人の選手がピッチにいるのか、と感じるほど分厚い攻撃を見せていました。


 結局1点リードで後半戦へ。両チーム交代は無し。しかしここで新潟は布部に狙いを集中。タテへの攻撃参加、パスが無いと判ると、布部にボールが収まった時には2、3人のプレーヤーがチェックに駆けつけ、横パスは全て読まれてカット。新潟の攻撃の起点は皮肉にもことごとく布部からでした。

 そして、失点の起点もハーフウェーライン辺りでボールを持った布部の軽率なキープからでした。囲まれ、奪われたボールは素早くエジミウソンへ、高速ドリブルは、止められない。素晴らしいシュートが低い弾道でゴールに。同点…。


 ここで小林監督は布部を切り、苔口を投入。古橋をセンターに置き、久藤ワンボランチというリスク覚悟の攻撃的交代。完全に勝負に出ました。

新潟戦  苔口投入


 久藤はワンボランチになっても、怪我を押してフル回転。守備の要として、攻撃の起点として精力的に動いていました。連敗中の久藤とは全く違うプレーが、セレッソのチーム力をワンランク上げたように思います。

 交代した苔口もスピードある攻撃で左サイドを侵食。酒本も前半と同じく精力的な働き。どれだけスタミナが有るのか、という貢献を見せます。

 攻撃陣の分厚い組織的プレーと伊藤の素晴らしいセービングによって、同点になった際の新潟ペースの攻撃も僅かの時間でやり過ごす事が出来ました。


 小林監督の次の一手は森島を下げて徳重。そのままトップ下へ。2トップ、2シャドーに両翼からの攻撃も加わってまさに攻めダルマ状態。しかし、シュートまで行けない。守備陣の体を張ってのディフェンスに、攻め手を封じられていきます。

新潟戦 徳重投入


 残り時間5分。もうダメか…。必死の攻撃は、しかし、奇跡を呼びます。ボールを持った大久保はペナルティエリアで相手を振り切ろうとドリブル。倒されても、諦めずボールを追います。放たれた折り返しを新潟ディフェンスがハンド、PK。

 キッカーは志願した大久保。心なしかいつもより神経質な面持ちでボールをセット。相手キーパーは横浜戦でPKを止めている野澤。大久保のキックは、4年間の想いを込めてゴール右サイドへ。野澤も右と読んでいました。それでも大久保の渾身のシュートは野澤の手から僅か数センチ先を通過し、ゴール。勝ち越し!


 この一点さえあれば、後はボールキープ。清水戦のリプレイを見るように、大久保、古橋、苔口がボールを相手陣内でキープ。ロスタイムの3分間がやけに長く感じられましたが、ついに勝利の笛。この瞬間、ベンチに柏引き分けの一報が。残留の報を聞き、歓喜がチームを包みました。


 この試合のMOMは間違いなく大久保です。しかし、伊藤も、久藤も、酒本も、古橋も、西澤も、みんなが今年一番のポテンシャルでした。今年の苦しい一年間を最高のプレーで締めくくってくれたセレッソに感謝します。


posted by 西中島南方 at 12:57 | Comment(3) | TrackBack(1) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sun 28 Nov 2004

新潟VSC大阪 スタメン発表

 スタメンが発表されました。前節の余勢をかってシステム変更は無し。布部、久藤の強行出場を見ると小林監督はこの試合で残留を決める腹づもりのようです。


新潟戦スタメン


リザーブ

GK 32 徳重健太
DF 16 齋藤竜
MF 13 佐藤悠介
MF 27 苔口卓也
FW 11 徳重隆明

 リザーブに攻撃のカードを3枚用意している点も注目すべきでしょう。では、マーフィーズで!
posted by 西中島南方 at 11:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新潟VSC大阪 試合展望

 ついにこの日が来ましたね。セレッソとしてはこの試合を本当の最終節にしたいところだと思いますが、相手は現在好調の新潟、ただでは勝たせてもらえないでしょう。

 前述のように小林監督が「サプライズ」を用意していた場合、激しい点の取り合いになるような気がします。

 前はいつもの仕事をすればいいわけですが、4バックのチームからはあまり点がとれていないのが不安材料でしょうか。

 守備に関しては0点は期待していません。試合が終わったときに、セレッソが奪った得点より1点少なければいくらでもとられて結構。主力4人が抜けている実情を考えれば、それくらいの気持ちを持っておいたほうがいいでしょう。


 柏が勝ってしまえば全てがムダになってしまいますが、負けて入れ替え戦にまわるのと、連勝で挑むのとは気分が違うでしょう。


 今から5時間半後に全てが決まります。どんな結末が待っていようとも、サポーターとしてそれを真摯に受け取ることにします。
posted by 西中島南方 at 09:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sat 27 Nov 2004

混迷の前夜。

 新潟はセカンドステージの頭から数試合、ブラジル人3トップの3-4-3を採用していたので、その印象がとても強かったのですが、ここ何試合かは4バックで戦っている様子。

 特に目に付くのが山口のポジション。本来ならボランチに入るところを、気持ちもう一列上がり目に入れて、鈴木慎をサイド攻撃に徹底させているようです。

 さらにFWの一人(恐らくエジミウソン)がやや下がり目に入り、分厚い2列目を形成。いわば4-1-4-1という変則的な布陣を敷き、連勝中なのだとか。


 これで2002world.comに寄せたぼへみあん氏の4バックを採用するかも、というレポートの意味を読み取る事が出来ました。

 一言で言えば、3バックの際に生まれる両サイドのスペースを消す為の予防線を張りたいのだと思います。

 本来ならダブルボランチで、サイドにボールが展開される一歩手前のプレーを潰しておくのがベストなのですが、セレッソのボランチはそれほどのプレーを90分間維持できる程タフなわけではありません。特に今は久藤、布部が負傷中。

 かと言って、今まで順調に来ている前五枚を変えたくない。それなら多少中盤の主導権を握られても、4バックで行きたい、ということでしょう。


 正直この策が有効なのか、監督自身も悩んでいるところだと思います。本来なら右サイドで使いたかった下村は、布部の怪我でボランチにまわるでしょうから、左は大森が苔口というメドが立っていても、右サイドに誰を入れるのかが本当に難しくなって来るからです。

 徳重に我慢してもらって…、という考えも有りますが、それをするとリザーブの攻撃的なカードを失うことになります。マリオなどは全くの未知数。センターでスイーパー役をこなしている柳本をまわすのは論外。本当に人がいないのです。


 今までのシステムで何とかやりくりしていくのか。それとも新潟戦に取って置きの秘策を持って臨むのか。はたまた、「よりにもよって…。」で予想した入れ替え戦にウエイトを置いた采配を振るうのか。残留請負人としてセレッソの監督を受けた小林監督の実力を見せる時が、今まさに来ているのかも知れません。


posted by 西中島南方 at 21:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | セレッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仁義無き戦い。

 デイリースポーツの記事を見ていたらこんな妄想が…。

ここは九州大分県。夜更けの鳥煮田組事務所に一本の電話が・・・。

ジリリリリン・・・。ジリリリリン・・・。

松橋

「だれじゃいこげん夜中に」

ガチャ、

「あー、鳥煮田組じゃが」

嘉人じゃけんのう。

「おう、その声は松橋か、久しぶりじゃのう」

松橋

「そ、その声は大久保さん、ひ、久しぶりです!(滝汗」

高松

「なにガタガタ言うとるんじゃい、おちおち寝とられんがな」

松橋

「た、高松のアニキ!大久保さんからお電話が!」

高松

「な、なにぃ!それをはよう言わんかい!受話器かしたれいや!お、大久保さん、お元気そうで(滝汗」

嘉人じゃけんのう。

「おう、高松も元気そうじゃのう。ところで、最近おまえらのシマに柏組のモンが来とるそうやないか」

高松

「は、はぁ確かに。何でも、昼日中に大の大人が『だるまさんがころんだ』やっとるいうて、えらいウワサですわ」

嘉人じゃけんのう。

「今わしら長居組と柏組が争うちょるのはしっとるやろうが。わしはしばらく海外に高飛びする予定なんじゃが、それまでにケリつけんと西澤の親分と森島の親父にわしの面目が立たんっちゅうわけじゃ。言うとる意味はわかっとるな?

高松松橋

「は、はい!!(大滝汗」


次の日、腹に銃弾を受ける柏組早野組長。

組長

「な、なんで何の恨みも無い鳥煮田組がワシのタマ取るんじゃい・・・。ごふっ」

高松

「悪う思わんでくれよ…。これも大久保さんの為や。大久保さんに逆ろうたら、何されるかわからんきにのう!!」

パラパーン、パラパーン

なんて事に、ならないかなぁ…。


posted by 西中島南方 at 20:30 | Comment(2) | TrackBack(0) | スポーツお笑い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする